あらすじ
赤眼の憑きもの落とし・浮雲。絵師の卵・八十八。大ヒットシリーズ『心霊探偵八雲』のルーツを描く、幕末ミステリー。赤眼の憑きもの落とし・浮雲と絵師の卵・八十八のもとには、今日も怪異にまつわる不可思議な事件が舞い込んでくる。八十八が好意を寄せる伊織が、武家に嫁ぐことになった。想いを押し殺して彼女の縁談を祝福する八十八だが、その頃から伊織が雀の群れに襲われる心霊現象に悩まされるようになる――(コトリの理)。小間物屋のせがれが、夜な夜な怨霊を祀る神社へ通っている。相談を受けた浮雲は、別の心霊事件との接点を見出し――(御霊の理)。遊女を襲い、その血で絵を描こうとしたという絵師。常軌を逸した男が次に狙うのは!?――(血縁の理)。
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Posted by ブクログ
気がついたら6作目、面白すぎてすぐに終わっちゃいました。本当に面白すぎました。
八雲の出自が分かりましたが、過去はまだまだなので気になります。まぁ前巻で匂わされていましたが、やっぱり皇族の血筋なのですね。
それにしても、蘆屋道雪が従姉妹なのにはびっくりしました。てことは浮雲は皇族と陰陽師一族のハイブリッド…?なんて考えたり。
近藤さんの強さは見れましたが、今回は思ったより試衛館組が活躍しませんでした。どちらかと言うと、八十八と伊織の恋に決着が着いたり、八十八と浮雲の関係が少し変化したり…。八十八が次巻から出ないのは寂しいですが、恋に決着が着いたのは嬉しいです。伊織ちゃん身分捨ててもいいって言えるくらいのいい子で、家族もそれを提案するいい人過ぎました。
『コトリの理』にコトリバコが出てきて、「都市伝説じゃん!」って思わず叫んでしまいました。
次の巻からは新章に突入するそうなので、暫くは八雲読んでようかなと思います。
Posted by ブクログ
八十八が好意を寄せる伊織が、武家に嫁ぐことになった。想いを押し殺して彼女の縁談を祝福する八十八だが、その頃から伊織が雀の群れに襲われる心霊現象に悩まされるようになってしまい…。シリーズの第1部が終わったと言う感じなのかな。とはいえ八十八と伊織の気持ちが通じ合って良かった!