あらすじ
「地獄の業火で焼かれるがいい」女の口から漏れた赤い炎が、男の全身を包んだ――。時は幕末。川崎の宿場町で妖怪・火車が次々と人を焼き殺すという怪異が発生。人に憑いた霊を払うことができる憑きもの落としの浮雲と薬の行商・土方歳三は、道中で知り合った才谷梅太郎(実は坂本龍馬)とともに調べを進めると、そこには若く美しい女の悲しく切ない物語が秘められていた。点と点が繋がったとき、明らかになった衝撃の真相とは? 圧倒的な読み心地と猛スピードの展開、驚くべき結末が快感の新時代幕末ホラーミステリ!
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
川崎の宿場町で。妖怪・火車が人を焼き殺すという怪異が発生。
京の都に向かう途中だった憑きもの落としの浮雲と薬の行商・土方歳三は成り行き上、その怪異を調べることになる———。
【感想】
新刊のお知らせを新聞の広告欄で見かけて、購入。
シリーズものと知らずに読み始めてしまいましたが、シリーズの7冊目でした。
途中に過去の経緯などが書いてあるので、抵抗なく読み進めることは出来ましたが、やはり登場人物の背景をちゃんと理解するのには、1冊目から読まないとダメそうですね。
赤い眼で霊を見ることが出来るという部分や、主人公の名前が浮雲であったりと、きっと八雲シリーズに繋がって行くのかな?という印象です。
時代小説も八雲シリーズも好きなので、どっぷりとのめり込んでもおかしくない設定なのですが、今は最初から読む時間が取れなさそうなので、またの機会に挑戦しようと思います。
Posted by ブクログ
いやぁ〜、久しぶりの浮雲さんで、
今までの流れどうだったっけ?って感じでしたけど
やっぱり、スーッと戻ってくるもんですねぇ〜
序盤の定番の流れで、感覚を取り戻して、
後半はグイグイ引き込まれ、そして明かされる真実
そしてもういっちょ本筋の種明かし。
にしてもみんな策略すごすぎでしょ・・・っていう感じでしたね
まぁ、私は酒のんでガハハハしてるのがいいなと
しみじみ思った今回の浮雲さんでした!!
まだまだ、目的地までは遠いですねぇ〜
ちゃんと目的果たせるんでしょうか?
期待してまってます。
Posted by ブクログ
久しぶりの神永学さん、浮雲シリーズ
今回は神永さんの好きな坂本龍馬も出てきます
名前は才谷梅太郎になってますがw
イノセント・ブルーでも出てました
浮雲と才谷が意気投合して、酒盛りするのってなんか男臭いというか、ホッとするシーンかな
土方歳三が今回の主役でした
孤高の狼の本領を隠して、火車の事件を追います
実は表紙のイラストと見て衝動買いした後に
浮雲とわかりましたwww
雰囲気ある素敵な表紙です
Posted by ブクログ
シリーズが進み第ニ章突入という感じ。歴史幕末という時代を背景に物語の世界が広がっていき、歴史上の登場人物が活躍する醍醐味を楽しませていただく。著書では才谷梅太郎(龍)の存在がこの後にどう繋がるか、また他の人物が現れるのではないかという期待を匂わせてくれた。
浮雲と歳三、梅太郎(龍)の3人の掛け合いも非常に物語を盛り上げた、ある時はQ & Aであったり、剣劇であったり心踊らされる要素充分であった。確実に物語の核心へ進んでいることを実感でき、これからの展開が楽しみで仕方ない。著書の最後に書かれた著者の言葉
「待て‼︎ しかして 期待せよ‼︎」
期待して待とう!