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Posted by ブクログ 2017年08月11日
【あらすじ】
神社の境内にある曰くつきの杉の前で、刺殺体が発見される。容疑者はすぐに見つかったものの、彼の供述と被害者の致命傷が一致しない。これは樹の呪いなのか…。真実を求め、もう一度現場に戻った後藤刑事は、そこで死者の魂を見ることができる大学生・斉藤八雲に会う。どうやら彼は、別件で神社を訪れていた...続きを読むらしい。奇妙に重なり合った2つの事件の先に見えるものとは…。大人気スピリチュアル・ミステリー、新シリーズ始動!
【感想】
Posted by ブクログ 2014年03月30日
心がそういうものを求めているのか、何故かいつも八雲の話には共感し泣かされる。
今回もなんとも切ない気持ちでいっぱいで、最後はきっちり泣かせてくれた・・・
幸せは、最も不幸を味わった者こそ最高に感じることができる。 最高の不幸はこの世との離別(死)、でも死してはこの世の幸せを感じるにあらず・・・最高の...続きを読む幸せ・・・これは足るを知るということだろうか・・・なんとも難しい
Posted by ブクログ 2013年11月18日
舞台版「心霊探偵八雲 いつわりの樹」の文庫を読破。
これは何年も前から作品名だけは知っていて。
でも舞台の演目なので観劇しに行くことも叶わず。
どんなお話なのかとても気になっていました。
巻末見たら連載掲載新聞に地元の新聞が乗っていました。
あー、このことだったのか……。
残念ながら、私...続きを読むが取っていたタイプの地元紙には掲載されてませんでした(>_<)
うぬう。
さて、このANOTHER FILESは八雲を取り巻く人物たちに焦点を当てた作りになっています。
今回はドジっ子メガネ属性の石井さんがキーパーソンとなっていて。
これが女の子ならば萌えキャラになるんだろうなwww
なんて思いつつ読んでいました。
ただ、内容は決して笑いごとではなくて。
石井さんの高校時代に秘められた出来事。
それは、石井さんの同級生が殺害されたことから始まったのでした。
捜査が進むごとに石井さんと縁のある人物たちが現れて。
石井さんはどんどん心の闇に捕われていってしまう。
その闇は深く、同じ境遇にいた真琴さんの言葉も届かないくらい。
同じ境遇と言ったけれど、そこから先の心の持ちようはまったく違っていましたね。
真琴さんは前向きに捉え、そして向き合って生きてきて。
石井さんはずっと忘れようと抑えつけ、目をそむけてきて。
今回は事件云々より、石井さんを闇から解放する、そんな感じでしたね。
後藤刑事も相変わらずまっすぐ過ぎる刑事っぷり。
みんな不器用なんだよな。
まあ、器用な人間なんていないだろうな。
不器用なりに生きて、がんばって。
それが他人の目に「器用に」生きている、と思われているのかもしれない。
読み終わった直後は、
だからと言って、彼らがやったことは絶対許せない。
そう思っていました。
でも時間がたって、こうやって感想を書いていてふとそう思いました。
でも――
やっぱりやっちゃダメだし、私はそれを正当化しちゃダメだと思う。
Posted by ブクログ 2024年03月25日
心霊探偵八雲シリーズは、ナンバリングされているもの・SECRET FILES・ANOTHER FILESがあり、リアルタイムで追っているのではない私からすると、読む順番が非常に分かりにくいなぁと思っていた(刊行順だとナンバリングの間にSECRET FILESやANOTHER FILESが色々挟まって...続きを読むいるので)。
こちらのあとがきを読むに、ナンバリングのものは八雲とその父親をメインとして進行するシリーズ、SECRET FILESは八雲が晴香と出会う前を描いた作品、ANOTHER FILESは八雲が晴香と出会った後の時間軸で本編では描かれなかった物語、とのこと。
この「いつわりの樹」は元々舞台用に作られたもので、その後新聞連載を経て加筆修正したものだそう。事件を通して、今まで他では出てこなかった石井の意外な学生時代が明らかになる。
「人間の記憶は主観的で、都合のいい部分だけ切り貼りしている。時間が経過するとその記憶は想いとともにさらに捻じ曲げられ記憶の改竄が行われる」「憎しみを抱いても、誰も幸せにならない」といった八雲の言葉が印象に残った。
Posted by ブクログ 2024年01月06日
今回も面白かった〜!
八雲と赤目の男のシリーズは全て読んだので、最新版から言えば過去編みたいな感じ。
取り憑いて、人を殺すとかちょっと無しちゃう?と思ったけどそれ以外は楽しかった。
今回は石井の過去にも焦点が当てられたので、他のキャラのも読みたい。
Posted by ブクログ 2022年09月23日
八雲シリーズ 新シリーズ1
石井刑事の高校時代のトラウマもでてきて
もつれもつれた謎が一気に解決するところは
爽快!
いつわりの樹、って本当にどこかにありそうだよね…
Posted by ブクログ 2014年03月16日
舞台化をきっかけに読み始めました。このシリーズは、さらさら読めるテンポ感と、キャラが際立っているところが魅力だと思ってきましたが、舞台脚本が元のこの外伝でもそれは変わらず。読みやすいです。
一つ気になったのは、晴香ちゃんのお友達さん。ただ憑かれただけで、特にメインの事件とも関係なかったのが、なんだか...続きを読むなぁ…という感じでした。
Posted by ブクログ 2013年11月10日
数時間で完読出来るのが、作者の筆の力。
内容は現実感がないけど、それが八雲ですから。
そして後藤さんには、刑事であって欲しいと、改めて思いました。
Posted by ブクログ 2013年09月16日
八雲クン、あいかわらず(笑)
今回は、石井刑事の意外な過去が明らかになる。
あんなにつらい過去を抱えていたのね。
まことの過去も驚いた。
これは、スピンオフ的なお話なので、時系列的には
本編9作目よりも前のお話。
本編の続きも早く読みたい。
Posted by ブクログ 2013年09月02日
今回は石井さんメインかな。今後の石井&真琴カップルの展開が気になる(笑)スピーディーな展開でサクサク読める。ちょっとしたすれ違いで他人との関わり方というのはかわるものなんだな。
Posted by ブクログ 2013年08月18日
Podcast「新刊ラジオ」で紹介されていた本。
ミステリーと心霊ものということで、どんなものか期待して読んだんですが、面白いですよ!
あまり内容を書くとネタバレになるので控えますが、最後まで目が離せないです!
起承転転転結結結みたいな!!
ストーリーの大筋とは関係無いのですが、印象に残った箇...続きを読む所を引用。
「『失敗することで、気持ちの切り替えができるだろ。場合によっては、想いを伝えることで、相手は君を意識して、恋愛感情を抱くようになるかもしれない。言葉の力で、関係を変える。呪いだよ』(p.115)
これは、主人公の八雲が恋愛について話した箇所ですが、そうかもな〜って思います。
言葉の力は思った以上に衝撃が強く、ある意味、「呪い」と言えるかもしれません。
Posted by ブクログ 2024年03月11日
お久しぶりの八雲シリーズ!にしても、ここまでよく話しが続くなぁ〜(⊙ө⊙)
私的に今回のはスラスラ読めちゃいました!
本編よりアナザーファイルシリーズのがおもしろいかも(^.^)笑
Posted by ブクログ 2022年07月04日
「この樹の前で嘘をつくと、呪われる」
そんな言い伝えがある神社の樹の下で
ひとりの男が無残に刺し殺されていた。
警察が検分している最中に
遺体にとりすがった婚約者の女性は
現場にいたヤジ馬の中にいた男を
殺人犯だと名指しする。
捉えられた男はあっさり自供するが
担当した後藤刑事は
なにか釈然としない...続きを読むものを感じるのだった。
そのころ、八雲のもとに
またしても晴香が「トラブル」を持ち込む。
級友が何かに取り憑かれたようになって
怯えているから助けてくれというのだ。
その現象は彼女がいつわりの樹の下で
待ち合わせをした日から起きているらしい。
事件現場で後藤刑事と鉢合わせした八雲は
そこで殺された被害者の霊を見て
ふたつの事件がつながっているのではと
疑いを抱くのだが…。
私のお気に入りの石井刑事
今回は被害者や関係者が知人だったこともあり
なんだかつらい巻でした。
でも、これで大きく成長するのかなぁ。
Posted by ブクログ 2022年04月24日
04月-15。3.0点。
心霊探偵八雲、石井刑事の物語。
ある樹の下で刺殺体が。一方、晴香の友人が同じ樹の下で霊のようなものを見て。。。
石井刑事の過去が明らかになる。何故石井は自信なさげなのか、よくわかる。
Posted by ブクログ 2022年04月01日
んーまぁなんというか胸くそだった。
憑依された状態で殺人とか迷惑すぎる。
でも死んだ姉が付き合ってた男性と婚約する神経も不思議。そりゃ死後も恨まれる。
Posted by ブクログ 2021年06月19日
石井さんの話はとても面白かったけど、後藤さんがいい加減しつこいっていうかワンパターンな感じが鼻につき始めたなぁ。
石井さんの「おそらくあの言葉の意味は」の真意が知りたい。
Posted by ブクログ 2017年04月08日
このシリーズを読んだのは久しぶり。読まない間に、何冊か出たらしい。
最後はやや強引なハッピーエンド?だけど、人間の気持ち悪さが出てたと思う。あと、警察の心証が悪くなるなぁ。
Posted by ブクログ 2015年10月25日
神社の境内にある曰くつきの杉の前で、刺殺体が発見される。容疑者はすぐに見つかったものの、彼の供述と被害者の致命傷が一致しない。これは樹の呪いなのか…。真実を求め、もう一度現場に戻った後藤刑事は、そこで死者の魂を見ることができる大学生・斉藤八雲に会う。どうやら彼は、別件で神社を訪れていたらしい。奇妙に...続きを読む重なり合った2つの事件の先に見えるものとは…。
Posted by ブクログ 2015年01月06日
八雲シリーズ(文庫化した分)は全部読んでるんだけど、すっごい久しぶりに新しいのを読んだ気がする。このシリーズとは中学生ぐらいからの付き合い。
確かに読みやすいし、スピーディーな展開はいつも面白い。だけど大学生になった今、一文一文は淡々としてて文に読み応えを感じなくなってしまった。
ANOTHER...続きを読む FILES、八雲シリーズは広がるなぁ。
Posted by ブクログ 2014年05月04日
短編で一冊。
変わらず、警察と心霊が普通に両立してて…というか、後藤さん方の半端ない苦労と引き換えに解決。
短編ゆえに、皆さんの距離、立ち位置も変わらないという安心感。石井さんはがんばったようだが。
本編読みたいなぁ。
Posted by ブクログ 2014年01月01日
いわくつきの木の前で殺された死体が発見された。
容疑者はすぐ捕まったものの、死者を含む全員の発言に矛盾ばかり。
一体どれが嘘で、どれが本当なのか。
そして何かに取りつかれた友人は助かるのか。
本編と関係ない状態で事件が進むので
毎度おなじみ赤い目の人は出てきません。
それはもう複線もないですし、か...続きを読むけらもなし。
なので、刑事さんは刑事職業のまま。
うっかり普通のミステリーと思って読んでいては
まったくからくりが分かりません。
この人達の前提を忘れてはいけません。
というよりも、最初でその前提使い終わったかと。
むしろ、友人の事忘れてた?w
しかし腹が立つ男です。
自分のプライドが傷つけられたからと言って
相手を傷つけてはいけません。
最後の最後で何だか氷解してますけど
叩き倒したい気持ちです。
そしてそれを見ていたからこそ、なのか。
確かに身近な人物だからこそ許せない、というのはありますし
大人でもないですから心の整理もできないでしょうが
攻撃するべきはそっちではなくて、あっち。
Posted by ブクログ 2013年09月28日
八雲シリーズの外伝。今回は石井刑事の過去が深く関わり、話の鍵を握る。
相変わらずスピード感があって読みやすい。ただ、少々ご都合主義な部分も。確かに“心霊探偵”だし、今までも憑依という現象は出てきたけれど、それによる殺人となると、何でもアリという気になる。
そこは抜きにして、登場人物それぞれの心情なん...続きを読むかが丁寧に描かれていて、本編からずっと読んでいる読者としては、皆それぞれに成長していく姿が見て取れて好感が持てる。
“人間関係において、どちらか一方ってことはあり得ませんから…” かつて一心が言ったのと同じ言葉で、八雲が石井刑事を諭している様子からも八雲の成長がうかがえて、ちょっと心が温かくなる。
Posted by ブクログ 2013年08月31日
みんな虐められ経験者みたいになってるが、何とかここまでやってきた、という所は作品にするとなんか良いけどもやもやはしてしまう。この題材はどんな作品にしてももやもやする。
後藤さん好き。愛のある喧嘩っ早いキャラはイイ!
Posted by ブクログ 2013年08月30日
刑事の描き方にライトっぽさというか、ややも嘘臭さを
感じてしまうのだけど、それは自分がスレてしまっている
せいもあるので、普通に面白いと思います。
Posted by ブクログ 2013年08月21日
Anotherfile いつわりの樹
本編とは別に書かれたAnotherstory
神永学さんの八雲シリーズ
シリーズ本編の例にもれず、この作品も裁くもの、裁かれるもの、それぞれに思い思いのドラマがありどうすれば一番良かったのか?考えさせられる作品でした
が、本編シリーズを楽しみに読んでいる...続きを読むものとしては少し物足りなかったです(´д⊂)
もともとこの作品は舞台用の脚本を書き換えられたものだとか…
それだからでしょうか?
舞台展開のイロイロや、新聞掲載の文字制限等いろいろな過程を経て加筆修正されて発行されたとありますが私の中では内容が薄い気がしました
本編を読んでいなくてこの本だけを読まれた場合は十分楽しめるのでは?という感じです
はやく本編シリーズ、発行されないかなー