あらすじ
神社の境内にある樹齢千年を越える木の前で、刺殺体が発見される。被害者は、高校時代に石井をいじめていた望月だった。この事件をきっかけに、過去と向き合うことになった石井。彼の隠された秘密とは…。
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
神社の境内にある曰くつきの杉の前で、刺殺体が発見される。容疑者はすぐに見つかったものの、彼の供述と被害者の致命傷が一致しない。これは樹の呪いなのか…。真実を求め、もう一度現場に戻った後藤刑事は、そこで死者の魂を見ることができる大学生・斉藤八雲に会う。どうやら彼は、別件で神社を訪れていたらしい。奇妙に重なり合った2つの事件の先に見えるものとは…。大人気スピリチュアル・ミステリー、新シリーズ始動!
【感想】
Posted by ブクログ
今回も面白かった〜!
八雲と赤目の男のシリーズは全て読んだので、最新版から言えば過去編みたいな感じ。
取り憑いて、人を殺すとかちょっと無しちゃう?と思ったけどそれ以外は楽しかった。
今回は石井の過去にも焦点が当てられたので、他のキャラのも読みたい。
Posted by ブクログ
舞台化をきっかけに読み始めました。このシリーズは、さらさら読めるテンポ感と、キャラが際立っているところが魅力だと思ってきましたが、舞台脚本が元のこの外伝でもそれは変わらず。読みやすいです。
一つ気になったのは、晴香ちゃんのお友達さん。ただ憑かれただけで、特にメインの事件とも関係なかったのが、なんだかなぁ…という感じでした。
Posted by ブクログ
今回は石井さんメインかな。今後の石井&真琴カップルの展開が気になる(笑)スピーディーな展開でサクサク読める。ちょっとしたすれ違いで他人との関わり方というのはかわるものなんだな。
Posted by ブクログ
憑依現象が簡単に起こりすぎじゃない?この「憑依現象」が八雲シリーズで一番納得いってない。今回に至っては、憑依した幽霊が人を物理的に殺害しちゃってるじゃん。幽霊は人間に対して(物理的に)何もできない理論はどこにいったんだ。
Posted by ブクログ
んーまぁなんというか胸くそだった。
憑依された状態で殺人とか迷惑すぎる。
でも死んだ姉が付き合ってた男性と婚約する神経も不思議。そりゃ死後も恨まれる。
Posted by ブクログ
番外編。石井刑事の過去編。陰湿ないじめを石井にしていた相手が殺され、いじめられていた石井刑事の高校時代が明らかに。
いじめのきっかけなんて本当に些細なことなんだなと痛感する事件。
Posted by ブクログ
いわくつきの木の前で殺された死体が発見された。
容疑者はすぐ捕まったものの、死者を含む全員の発言に矛盾ばかり。
一体どれが嘘で、どれが本当なのか。
そして何かに取りつかれた友人は助かるのか。
本編と関係ない状態で事件が進むので
毎度おなじみ赤い目の人は出てきません。
それはもう複線もないですし、かけらもなし。
なので、刑事さんは刑事職業のまま。
うっかり普通のミステリーと思って読んでいては
まったくからくりが分かりません。
この人達の前提を忘れてはいけません。
というよりも、最初でその前提使い終わったかと。
むしろ、友人の事忘れてた?w
しかし腹が立つ男です。
自分のプライドが傷つけられたからと言って
相手を傷つけてはいけません。
最後の最後で何だか氷解してますけど
叩き倒したい気持ちです。
そしてそれを見ていたからこそ、なのか。
確かに身近な人物だからこそ許せない、というのはありますし
大人でもないですから心の整理もできないでしょうが
攻撃するべきはそっちではなくて、あっち。
Posted by ブクログ
八雲シリーズの外伝。今回は石井刑事の過去が深く関わり、話の鍵を握る。
相変わらずスピード感があって読みやすい。ただ、少々ご都合主義な部分も。確かに“心霊探偵”だし、今までも憑依という現象は出てきたけれど、それによる殺人となると、何でもアリという気になる。
そこは抜きにして、登場人物それぞれの心情なんかが丁寧に描かれていて、本編からずっと読んでいる読者としては、皆それぞれに成長していく姿が見て取れて好感が持てる。
“人間関係において、どちらか一方ってことはあり得ませんから…” かつて一心が言ったのと同じ言葉で、八雲が石井刑事を諭している様子からも八雲の成長がうかがえて、ちょっと心が温かくなる。