神永学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
楽しい読書時間だった
心霊探偵八雲から好きな作家さんだったので
面白さは間違いない。と思っていたけど
最後の最後まで
楽しませてくれた!
読者に真相を誘導させるような書き方
やっぱり そうだよね。。。と思うけど
それだけで終わらない所が!
さすがです。。。
単行本カバーの 美麗なイラストも良い
幻想的で危うい雰囲気に
想像力が掻き立てられた
物語のテーマも深い
翻弄される月島…そのひとそのものを思うと
怒りと哀しさが。。。苦しい
月島に気持ちが寄ってしまって
あのひとの事が 私は素直に
応援出来ない気持ちに…
複雑…
久賀が とても魅力的で印象深かったなぁ
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Posted by ブクログ
バラバラ死体を箱に収めるという都市伝説の襤褸女が目撃される中、実際に遺棄された遺体の一部が発見される。その一方で列車事故で亡くなった少女の霊と関わり合った蘇芳と八雲は、彼女の未練を解くための行動に出る。やがてそれらの事件は一つに繋がり、さらに蘇芳の過去にも繋がっていくことになる。ますます目が離せない展開のホラーミステリです。
相変わらず楽しいシリーズなのですが、事件はあまりに凄惨。宗教全てが悪いものではありませんが、何も考えずにどっぷりと浸ってしまうことの恐ろしさを痛感します。この「儀式」なんて、到底まともなら受け入れられるはずがないのに……! そしてようやく姿を見せた敵もまた、旧作の二重写し -
Posted by ブクログ
ネタバレお久しぶりに本腰入れて読んだ小説がまさかのホラー。まだ暑いから……。
最初よくあるホラーパターンかな?お珍しく???と思ってたら、最後の最後に全部が絡んでいて、戻って読み返しまた震える。全部がバラバラの事象かと思いきや全ての要素が繋がっているすごいな。
特に今回は心霊現象だと思っていたものが、ほぼ全て科学的に論理的に説明できてしまうのは珍しいなと。霊的なものは全て人間の解釈で生み出したものに過ぎないのでは……。柳を幽霊と見間違えたように、どのような事象も<現実>であり、全て説明が出来てしまうのでは……。非現実だとわらっていられるのは果たしていつまで? -
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり八雲くんシリーズは面白い。
今回は晴香ちゃんが教育実習生として着任した小学校が舞台。晴香が担当しているクラスには真人くんという男の子がおり、その子は自分が呪われているという。またその学校のプールに突然発火する幽霊の目撃情報があり…。
ある日八雲と学校を訪れた晴香はプールの更衣室で、焼死体を発見する。その死体は身元の確認ができないほどに灰となるまで焼けていた。その近くに、手首だけ残して。
以下ネタバレ
真人くんが僕に関わると呪われるというからこの子は何なんだと思っていたけど、そういうことかー!そして、過去に小学校で発生した火事、その事故で亡くなった男の子、牛島敦。その子 -
Posted by ブクログ
ひぇぇ1巻よりちょっと怖めでしたが、ホラーの怖さというよりも人間の狂気やおぞましさの方の怖さですね。。。
本当に怖いのは幽霊や目に見えない存在よりも人間の方なんじゃないかと今回のお話を読むとそう思いました。悪気がある訳ではなく、自分の考えと思いに基づいて大切なものを取り戻すために心の底からそれが最善だと思って行動している部分が余計狂気じみていて背筋がひんやりしました:(っ'ヮ'c):
それにしても晴香は本当に巻き込まれ体質ですよね、、、1度そういう問題に関与したからか、呼び寄せる訳ではないけれど近しくなってしまったようなそんな感じがしました。晴香なりに八雲を利用しているの