神永学のレビュー一覧

  • 悪魔の審判

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    ネタバレ

    面白かった。
    悪魔シリーズ3作目とのことですが、一作目と二作目は未読でも読めました。(でも絶対読んでた方が楽しめたに違いない)
    警察の特殊犯罪捜査室の室長である永瀬を中心として、今作では三章に別れて三件の事件が描かれる。その事件を通して元警察官で、(過去作で描かれているようですが)殺人犯でもある阿久津が登場。阿久津は法で裁けない悪人を罰していた。その阿久津は人や物に触れるとその人の記憶を追体験することができる能力を持っている。この能力があれば、犯人がわかったりと便利だけど追体験だから死体に触れれば、殺された時の状況を追体験することになる。肉体的な痛みはなくても、そんなの心がやられてしまいそう…

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    2024年06月01日
  • ラザロの迷宮

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    神永学さん作家デビュー20周年記念作の『ラザロの迷宮』の概要と感想になります。

    概要です。
    新人賞を獲った若きミステリ作家の月島は、友人の永門と湖畔に建つ洋館で開催される謎解きイベントに向かっていた。一方で行方不明になった女性の事情を訊いていた刑事の美波紗和は、署に突然現れた血塗れの男性の「助けて」という呟きに困惑する。まったく異なる出来事は次第に1つの結末へ導かれていく。

    感想です。
    『心霊探偵八雲』シリーズが話題の神永学さんは今作が初読みですが、何回転したか分からなくなるほどの想像を超えた作品でした。ミステリ愛好家の読者さんは賛否両論あるかもしれませんが、夕木春央さんの『方舟』の作風が

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    2024年05月09日
  • ラザロの迷宮

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    面白かった。続きが気になって、どんどん読み進められました。ラストは衝撃で、驚きました。
    読み応えのある小説でした。

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    2024年05月08日
  • 心霊探偵八雲 INITIAL FILE 幽霊の定理

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    あらあら、結構いいコンビじゃないですか
    んでもって、八雲が成長していくさまがなかなか楽しい
    本編行き着くところまで行ってからのこちらなので
    なんか、「うんうん、良いぞ良いぞ〜八雲く〜ん」って感じで
    とっても優しい気持ちで読める今回の内容でした。

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    2024年04月25日
  • 心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数

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    八雲と御子柴のタッグストーリー。晴香に出会う前の。数学的な考えを持つ事に憧れを抱く人は数知れず。私もその一人。それでも、この世には理論で説明のつかない事柄もある。そんな世界で生きていると事象への理解や説明もそれぞれ違うのは当たり前だと気づかされる。

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    2024年04月21日
  • 心霊探偵八雲 INITIAL FILE 幽霊の定理

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    個性の強い二人、八雲と御子柴が協力しながら心霊現象を解明していく。第二弾になるが、流石の八雲も御子柴には逆らえないため、コミカルに感じられる。

    0
    2024年04月21日
  • 悪魔の審判

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    シリーズものと知らずにいきなり最新刊から読んでしまった。それでも内容は理解できたけど、ちゃんとシリーズ通して読んだほうが絶対にいい!サイコメトラーな男の話。証拠が男が読んだ記憶だけだから、なかなか現実世界で逮捕するのは難しそう。必殺仕掛け人的な面白さがあり、他の話も読んでみたい。

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    2024年04月18日
  • 悪魔の審判

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    初めて読む作家の本だった
    読み易かったしストーリーも面白かったと思う
    続編でぜひ黒幕を明かして欲しい

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    2024年04月04日
  • 心霊探偵八雲 INITIAL FILE 幽霊の定理

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    八雲の本編はね、全部読んだ上で、そうは言っても八雲はかなり苦手なタイプなのですがwそしてやっぱり御子柴がいいね。
    性格とかは最悪ですがwその万能感が好みです。

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    2024年04月03日
  • 確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム

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    神永先生の書かれるものは読みやすい!!
    数学者が主人公だから知らない単語や理論が出てきて?マークいっぱいだけれどちゃんと説明もしてくれてありがたい笑
    話の内容も理屈や理論だけじゃなくて感情もちゃんと込められてて好きです。
    しかも八雲と世界線が一緒なのがまた良い!!
    しれっと八雲くんと晴香ちゃんの可愛いやり取り入ってて嬉しい(*^^*)
    続きも読みたいと思える1冊。

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    2024年03月29日
  • ラザロの迷宮

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    初めて読むタイプのミステリーでした
    「まさかそうなっていたとは…」と感じさせられる本でしたね
    読みながら物語の流れを予想して読むのですが、今回は見事に全て外れましたよ
    (せめて一部だけでも当たっていて欲しかったな)

    あまりこのようなトリックのミステリーは無いのではないでしょうか?
    ミステリ好きなら私は読んでみることを
    オススメします

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    2024年03月21日
  • 心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数

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    久々の神永先生の作品で、やっぱり素晴らしい作家さんだと改めて思わされる作品でした。
    八雲はそうでもないけど、御子柴は好きなキャラなのでそれも良かったよね。
    そして、あの女刑事が出てこないことも、ノンストレスで最高でした!
    御子柴が楽しそうだからいいけど、八雲は全然いなくても問題なかったので。。。つまりは、御子柴の新作を出してくれれば万事解決です!

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    2024年03月14日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    加藤さんの「青と赤の物語」と千早さんの「あかがね色の本」が好きでした。

    何度も出てくるテーマ、
    「物語がなくなったら?」。
    自然といつも以上に大事に読みましたとさ。笑

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    2024年03月06日
  • シリーズ最新刊『浮雲心霊奇譚 血縁の理』刊行記念小冊子

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    これは無料で良いのか?

    シリーズものの刊行記念冊子だから、シリーズやキャラ紹介があるのは分かる。
    それ以外に、インタビュー記事がしっかりあって、これは販促の為とは言え無料だとは……ありがたいな。

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    2024年02月27日
  • 悪魔の審判

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    正義と悪

    正義が何か、悪とは何か。人の心は、いつの時にも正しい事を選べるとは限らない。悲しく、苦しい選択に迫られる心は冷静に考える事ができるのか。ハラハラ、ドキドキ、冷や汗も…。シリーズ3で切ない想い、また離れてしまった2人の次の物語はもう始まっている…のかも知れない。

    #怖い #ドキドキハラハラ #ドロドロ

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    2024年02月24日
  • 心霊探偵八雲 COMPLETE FILES

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    ネタバレ

     一日に三冊も本が読める。天国だ。京極夏彦先生との対談とか色々魅力はあるけれど、やっぱり最高なのは「それぞれの明日」。正当な後日談が読めるのは願福としか言いようがない。特に、八雲の告白シーン!どうなるかと思ったけどさすが神永先生!完璧なシーンを用意してくれた。
     さて、これで八雲シリーズも一区切り。22冊にも及ぶシリーズを読破できた。いやぁ長かった。でも幸せだった。だが、八雲はまだ終わらない!一旦八雲からは離れるけれど、またいつか。次は講談社文庫でお会いしましょう。

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    2024年01月26日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 沈黙の予言

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    ネタバレ

     八雲の中で一番ミステリーしてるかもしれない小説。クローズドサークルが出てくる時点でもう大満足。登場人物が残らず事件に関与しているのが嬉しいね。工藤ありさを死に追いやった高部、吉田、珠理奈を糾弾するために手を組んだ赤松、奈津美、光恵、桂木。しかし、その裏で孫と娘の恨みを晴らすべく暗躍する光恵。「仕方ない」の言葉がどれだけおぞましい言葉か。僕にもよくわかる。「仕方ない」なんて言葉は自分自身にしか使っちゃいけないんだよ。それも、最後の最後まで。

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    2024年01月26日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 嘆きの人形

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    ネタバレ

    亡霊の呻き
     どっちかっていうと人情話に近い。でも、それもそのはず。幽霊は何かを伝えたくて出るんだから、伝えたいことが善性によることならそれは人情話になるのは当然だ。

    亡霊の影
     晴香の成長を感じる話。ヒロインらしく泣き虫で弱い晴香だけど、今回は空回りとは言え幽霊の思いに近づこうとした。これもシリーズが続くがゆえのたまものだ。

    嘆きの人形
     ほうとうが食べたくなった。やっぱり晴香はヒロインだなぁ。

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    2024年01月25日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 亡霊の願い

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    ネタバレ

    劇場の亡霊
     八雲の初の短編集。短いだけにそこまで幽霊が絡むことはないと思ってたから犯人の予想は立てやすかった。演出家ってのはつくづく難儀な生き物だなぁなんて思う。

    背後霊の呪い
     やはり短編集は話の筋が読みやすい。その分ぐいぐい読める。父親の愛情は時に呪いとなってしまう。人間の心はやっかいなものだ。八雲は時折人の気持ちの不思議さをわかったようなふうに語るときがある。今回で言えば父親の愛情がそうだ。普段は人の善性を信じてないくせに、どうしてこうもわかったような口をきけるのか。それは八雲が心の底では人の善性を信じているからなのだろう。

    魂の願い
     ナツキが共犯ってことまではわからなかった。八

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    2024年01月24日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 裁きの塔

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    ネタバレ

     色々な思惑の絡み合った事件だった。ややこしいのでまとめてみる。3年前、西澤、桜井、水原、瀬尾の4人が乗った車が恩田先生、そして花苗の親族を轢き殺してしまう。唯一記憶のない瀬尾はその交通事故の犯人にされ、水原は自殺してしまう。水原からの遺言を受け取った恩田先生は西澤、桜井に贖罪の意志がないことを確認した後に復讐を決意する。花苗は西澤に水原の幽霊を見せたが、西澤は水原の死の原因が桜井の盗作にあると誤信し桜井の殺人を決意し、止めに入った花苗を殺してしまう。これは、恩田先生、花苗、瀬尾が共謀して行った復讐の物語。
     八雲はずっと人を信じることができていなかったけれど、今回は特に苦しむことになる。これ

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    2024年01月24日