神永学のレビュー一覧
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ネタバレ「物件」に関する怪談小説のアンソロジー。おすすめ作品
神永学『妹の部屋』死んだはずの妹の部屋がいつしか復元されている。おかしいのは自分か、家族か。ミステリ要素のあるホラー。
澤村伊智『笛を吹く家』一番おすすめの作品。ラストにどんでん返しがあるホラーミステリー。
郷内心瞳『トガハラミ』人間に取り憑いて人を喰らう物の怪、トガハラミの話。ラストシーンの伏線回収が美しい。語り手は美佐子に憑いたトガハラミで、「姉」はトガハラミが見せていた幻覚ではないか。
芦花公園『終の棲家』最後の一文にゾッとする。怪異は話を聞いた者に取り憑き、伝染する。
平山夢明『ろろるいの家』実話怪談風の作品。短編集の中で一番怖かっ -
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ネタバレシリーズ初の長編でそこそこ長かったのですが、読む手が止まらず…ほぼ一気読みでした( 途中でお風呂の順番来ちゃったんですが、気が付かなくて看護師さんが来ました )
近藤さんがやっとまともに登場したのですが、無双してて笑ってしまいました。土方さんは相変わらずの、宗次郎も大活躍で試衛館組がやっと揃った感がありました。
浮雲の出自が少し判明した巻でもありました。小出しにされてるのかな?とは思いましたが、やんごとなき血筋って気になりすぎますよ…!それをなんで土方さんや玉藻さんが知っているのかを知りたいところです。笑
次の巻で浮雲の正体わかるんですかね。気になっちゃうのでこのまま読んでしまう気がしま -
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ネタバレずっと気になっていた作品で、とうとう手を出してしまいました…。そして、予想通り面白かったです。
江戸時代のお話で、しかも幕末のお話だなんて…設定からもう好きになる要素しかないです。
八雲はカラコンでしたが、「浮雲は赤い布なんだなぁ」とか。八雲はそこまで笑わなかったり、人と関わらないようにしてたけど、「浮雲は違うなぁ」とか。その違いがわかるのも楽しかったです。( 違う人間だから当たり前なんですけどね… )逆に同じところもあって、それもまた楽しいです。
幽霊はもちろんのこと、時代設定が存分に活かされていて『花街』や『武家と町人の身分差』などなど…そんなのこれから楽しくなるの決定じゃないですか… -
Posted by ブクログ
ネタバレ中学生の頃から追いかけてきた、大好きなシリーズの最終巻。
11巻で八雲と晴香がどうなってしまうのか、ハラハラしたまま文庫版が出るのをずっと待っていました!
そのハラハラを終わりの終わりの最後まで引きずる事になるとは思いませんでしたが…。
今までのなかで1番シリアスな展開の中、いつものお約束なシーンもあってそのおかげで最後まで読めたような気がします。
後藤さんや石井さん、真琴さん達が必死に頑張っているのを読みながら「大丈夫だよね、きっと大丈夫」と何回思ったかわかりません。
結果、八雲と晴香が最後に笑い合えていて、これから2人は幸せになるんだなあと思えて本当に良かったです!
どのキャラにも救いのあ