東浩紀のレビュー一覧

  • 訂正する力

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    訂正する力ってなんだろうと思い読んでみた
    実は、、だったんだってそういえばそうだなと歴史を振り返ってみるとそう思うし実際そうして歴史は語られてきていると実感した
    自分を振り返ってみて実は、、だったんだってどんな時にそうなんだろうって思うと過去の失敗とか振り返る時、前に進む時とかに考えてるかもとか思ったり
    喧騒が必要って本当
    良い視点に気づけた本でした

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    2025年11月16日
  • 日本の歪み

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    ネタバレ

    現代社会は様々なことが複雑に絡み合った歴史的必然。境目に災害。今日は先の大戦の記憶が薄まってきている。加害者と被害者を分けることが有利な世界。凡庸な悪。宗教と習俗は切り離さず、完全な政教分離は無理。追悼は常に二人称、普遍的な追悼はなく、宗教色のない追悼もない。本当に公のことは私でやらなければならないねじれ。日本のリベラルは世論に叩かれることを言わない。謝っても改善しないのはよくあること。歴史過剰。子どもが生まれないのと虫が減るのは原因同じ。余るくらい大量に餌をあげることが繁殖のトリガー。

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    2025年11月08日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    哲学者東浩紀の人間らしさが垣間見える書籍であった。最近YouTubeに投稿された街録chの東浩紀回を一緒に見ることでより東浩紀という人間が見えてくる。ゲンロンという場自体が世間を大きく変えるということはできないし、本人も望んではいない。しかし、こういう場を提供し続けることで、信者ではなく観客を産み出していくことで、ゆっくりではあるが、1ミリでも1センチでも世の中が良い方向へと向かっていくのではないかと期待させられた。

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    2025年10月05日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    ポストモダンの大きな物語の終焉の後に残るものとはなんだろう。2000年までのオタク文化を批評しながらより大きな文化全体の変化を冷静に見つめている。本書に示されているパッチワーク的な小さな物語と、それを構成するデータベースの世界、それを乗り越えて現代で息づく物語の存在意義に興味が湧いた。

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    2025年10月05日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    3年ほど前に半分ぐらいまで貪るように読んで、そこからなぜか積ん読。ようやく再読したものの、前回読んだあたりまでが一番面白かったなという感想。なんだかな。

    議論の中心となる概念は2つ、「データベース消費」と「動物の時代」。それぞれ大塚英志の「物語消費」と大澤真幸の「理想の時代」「虚構の時代」を発展的に継承し、現代(95年以降のこと)版にアップデートしたもの。
    どちらも非常に使い勝手のよい概念で、思考ツールとして極めて有用。
    特にデータベース・モデルに関しては、少なくともこれだけでこの本を読んだ元は取れた、と思うほど。

    読みながら現代はどうだろうと考えるのも楽しかった。艦これやFGOは恐ろしいほどデータベース消費そのものだし、異世界転生ものほど分かりやすいシミュラークルもそう無い。

    一方で、2001年刊行のオタク文化批評、という性質上避けられない困難さも。
    アニメやノベルゲーム、ギャルゲーをはじめ数多くの「古の」オタク系コンテンツが引き合いに出されるわけだが、分かったのはエヴァ、でじこ、Airくらいで他は本当に知らない。
    文化批評というもの自体、必ずしもその文化の代表的な作品だけで編まれる必要はなく、いわば端の方の作品も射程に含んでいいとは思う。ただ本書の分析対象(80年前後生まれの男性オタク)であれば、誰しも名前ぐらいは聞いたことのある作品ではあってほしい。詳しい人がいればその辺聞いてみたいけれども。

    それと、現在では独特の世界観やコアなファンの考察のイメージが強いエヴァをもっぱら「キャラ萌え」の代表例に挙げていたのもささやかながら驚きだった。
    当時は実際にそういう扱いで、新劇とかを経て認められていったのか、東浩紀が過小評価しすぎなだけか。たんにエヴァは結局キャラ萌えという意見もありうるとは思う。

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    2025年12月09日
  • 訂正する力

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    白黒はっきりつけすぎじゃない?
    考え変わったらそれを受け止めようよ(過去をひっくり返すのはどうなのよ)

    って話。視点が新しく感じれて面白かった

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    2025年09月18日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    オタク文化から見た日本文化論。
    日本のオタクたちは、七〇年代に大きな物語を失い、八〇年代にその失われた大きな物語を捏造する段階(物語消費)を迎え、続く九〇年代、その捏造の必要性すら放棄し、単純にデータベースを欲望する段階(データベース消費)を迎えたというのが心に残った。

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    2025年09月10日
  • 日本の歪み

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    日本の独特さ、を幅広い知識を元に対談。
    豪華な3人が、歴史も紐解きながら話し込む内容は濃密。また読みたい。

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    2025年09月06日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    株式会社ゲンロンの東浩紀による伝記的書籍。
    波瀾万丈の社史を介して社会の在り方や価値観について考えさせられる一冊。
    笑うところではないが思わず噴き出してしまうエピソードも多数収録されていて軽い気持ちで読み進めることができた。

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    2025年08月22日
  • 訂正可能性の哲学

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    こだわりがあるのだろうが、タイトルが勿体無い。

    あるルールの世界で動いているものに、後から違うルールだといちゃもんをつけられても、それが間違いだと論理的に説明することは難しいという話をもとに、我々はなんのゲームをプレイしているかわからない、ゲームが成立するには観客や評価を必要とする、評価されて初めてそのプレイの価値が定まる、すなわち物事の意味や価値は後から訂正されうるとする。

    我々の人生もすべて思いがけないものの連続で、その意味は常に訂正されうる。人間万事塞翁が馬を哲学的に言っているようにも思えた。

    例示としてとても興味深かったのは、エマニュエルトッドさんの家族形態と社会体制の因果。これはまた別途ゆっくり読んでみたい。あと、宇野重則さんの引用による保守とリベラルの整理とリベラルの危機も興味深い。いずれも弱者保護を述べるが保守は仲間内に限定、リベラルは開かれていると思っているが、じつはリベラルという似たような信条を理解する限られた仲間内のみで閉じているのではないか?という批判は、トランプや極右政党が伸びている今、見過ごせない意見だと思う。

    ルソーさんの人生や小説込みの社会契約論の話は斬新で面白かった。

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    2025年08月15日
  • 訂正する力

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    根拠の明確さ、論理の明快さに軽率に騙されず、よく考え、よく話し、連続性をもって変化し続ける社会の構成員でありたい。

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    2025年08月12日
  • 訂正する力

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    暫定的に最も正しい答えを有する自然科学と異なり、人文系の学問はつねに新たな視点から再解釈(=訂正)することを目指す。
    それが常に古典を研究し続けられる理由である。

    人文系の学問が何をやっているのかということについて、自分の学生自体に説明をつけられた気がしてよかった。

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    2025年07月29日
  • 訂正する力

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    変わること、持続する力。併存を認め変わっていくこと、凝り固まらないこと。この柔軟さが未来を作ることもあること。自分で自分を縛り上げないこと。取り替えのきかない「固有性」を持つこと。かわいげ。意味のない二項対立は幼稚。

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    2025年06月26日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    いまだ20世紀と変わらない西洋の独善を体現したようなアタリは論外としても、4名の「西洋」知識人達の議論には特に目新しい視点がみられない(トッドもこの時点では露ウ戦争へのスタンスを明確にしていない)。唯一ミラノビッチにはやや未来に開かれた現実主義のようなものが感じられたくらいか。
    一方で、その後を受けた日本の論者達の議論には共感する部分が多かった。特に小川さやか氏の途上国やインフォーマル経済に視点を置いた議論には、世界の広さや本当の多様性について考えさせられる。

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    2025年06月18日
  • 観光客の哲学 増補版

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    普段哲学書を読まないせいか、1回一通り読んだだけでは理解できないことばかりだった

    ルソーやロシアのドフトエスキーなど、著名な思想家や作家を引き合いに出して解説してた

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    2025年05月05日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    事業をやっていると身につまされるような話ばかり。観客を育てるということ、大変ハッとした。文化の総体として捉えることの大切さ。

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    2025年05月03日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    ゲンロン創業からの紆余曲折を隠すことなく、東浩紀氏の代表としての反省を含めて赤裸々に綴った一冊。
    様々な組織に共通するようなエピソードがここでもなんだな。
    人との関わり方も、オルタネイティブであるというスタンスでいるためにも、苦渋の決断もあったりと生々しい。
    東氏含めて存在自体は知っていたが、これまであまりゲンロンの活動を見てきてなかったので、ちょっとこれからフォローしてみたい。

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    2025年04月17日
  • 観光客の哲学 増補版

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    たいへんおもしろく、そして難しい本だった。政治と経済の両方に行き詰まりがある中でこれからは興味本位でものごとを知るような、観光客の概念がヒントになる。

    日常から切り離されたところに移動し、そこで偶然出会った何かを日常に持ち帰るような流れが生じることで、既存社会への抵抗ができるのではないか。それをやるには、今の世の中はあまりにも偶然性からかけ離れたところにいると思った。

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    2025年03月13日
  • 訂正可能性の哲学

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    2011年の『一般意志2.0』の訂正。
    一般意志は「小さな社会」、その対話で補われる。

    ・クリプキによるウィトゲンシュタインの言語論の読みなおし:あらゆる規則、意味の一貫性は、それを生み出した行為に依存して、未来の他者に遡行的に産出されるものに過ぎない。
    →規則や意味の一貫性なるものが、人が誰を仲間だと思うか、それぞれの共同体の境界を決める判断と不可分に結びついている。

    ※「家族」を、ウィトゲンシュタインの言語ゲームに参加するプレーヤーの共同体と定義するには、参加と排除のハードルが異なるのでは。

    ・固有名は、その定義を遡行的に訂正することができる。

    ・人間はそもそも、理想社会の到来にそれが理想社会だというだけの理由で反抗することができる、そういう厄介な存在だということである。

    ・アルゴリズム的統治性は個人の固有性を認めない。

    ・真実と嘘の境界をなくすことで、はじめて自然は「訂正」される。そして自然が人工的かつ遡行的に発見される。
     「悲しい気持ちでそれを喜」ぶ

    ・完結不可能性こそが人間の自由を保証する。

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    2025年02月09日
  • 訂正する力

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    ネタバレ

    訂正する力という観点で社会課題に切り込んでいくのが面白い。
    政治、メディアのあり方などよくよく考えてみると非を認めない、変わってはいけない、貫き通さなくては。という姿勢が停滞を生んでいる。
    テーマ自体は政治など非常に大きいところを扱っているが、私自身も変化に対応しながら訂正できる人でいたい。

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    2025年10月13日