東浩紀のレビュー一覧

  • リアルのゆくえ おたく/オタクはどう生きるか

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    対談の起し本だが、大塚氏と東氏とのやりとりの臨場感が、ものすごい迫力を持って感じられ、引き込まれるように読んだ。

    サブタイトルの「おたく/オタクはどう生きるか」の「おたく」と「オタク」は、大塚氏と東氏の暗喩であろうか。

    両氏の差異が鮮明に現れるのは、書き手(知識人)として、公共性というものに対してにどう向き合っているか、という点であり、大塚氏が自身の文章や発言が公共に対して影響を与えることに自覚的である種の責任を追うべきと考えるのに対して、東氏は公共に対する影響は認めつつもそのような責任は追いきれるものではないとする。

    公共に対する東氏の考えは自分自身の感覚としても理解できるが、最後のと

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    2010年04月04日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    ⭐️要約⭐️
    「今と昔では、何を欲望して生きているのかが違う」というお話。

    昔は、「いい大学→いい会社→結婚→幸せな家庭」のように、社会全体で共有された「大きな物語」があった。だから人は、「自分は何を目指して生きるべきか」を、その物語に当てはめて考えることができた。

    ところが現代では、そうした共通の人生の目標が弱くなった。「別に会社員にならなくてもいいし、結婚しなくてもいい。自分の好きなように生きればいい」。これは自由になったとも言える。

    しかし、その代わりに「じゃあ、自分は何を目指せばいいの?」という問いが現れる。

    そこで現代人は、壮大な人生の意味よりも、「自分が今欲しいもの」を満た

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    2026年08月20日
  • 訂正する力

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    とっつきやすい本。古典哲学への参照はあるものの、詳細な議論はなくシンプルに伝わってくる。訂正する力のじつは••••••だったも非常にわかりやすく入ってくる。

    アンチとメタの違いなのかもと思ったりした。

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    2026年08月14日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    久々にYU-NOとか思い出した。
    哲学的な要素は難しい部分もあるものの、具体的な例が沢山あり、なんとなく分かったような気になれる。
    2001年頃の本なので、現在はどうか、というのを考えながら読んだ。より動物化が進んだ所が多いような気がしている。よりインスタントに得られるものが多くなっているというか。

    ギャルゲーの主人公は色んな女性を落とすけど、分岐によりそれぞれで純愛をするので、主人公のキャラとしては浮気者ではなく一途なキャラになりがち、という違和感、はあまり感じてなかったのでなるほどと思った。
    これがラブコメ漫画だと、一つの物語になるので、主人公のキャラ付けが大事になる(叩かれがち)が、ギ

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    2026年08月06日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    天才のような思想家も、会社経営には手続きとか形をしっかり持っとかないと存続が難しいとか、ビジネスで大事なことを学んだというところが印象的。今結構ペーパーレスとか形を持たないことが良しとされているけど、やりたいことだけをするのではなくて、実体のあるものも使うことが大切なんだなぁと感じてみたり。

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    2026年06月29日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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     オタク系文化が生まれた背景には、時代の変化による必然性があり、それは「大きな物語の凋落」という現象だった。
     自分自身、本著に見られるようなオタク系文化には疎いが、それでもなんとなく理解することができた。20世紀の間に、物語消費からデータベース消費へと移行していく過程や理由、具体例が、哲学者かつオタクである著者独自の視点から説明される。これまでなんとなく「オタク的」だと考えていたモノや現象の背景に潜む、様々な歴史やからくりが知れる点で、非常に興味深い一冊だった。

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    2026年06月21日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    哲学者 批評家というよりも自分にとって 東浩紀はSF作家なのである。クォンタムファミリーは未読だがNOVAに掲載されている今になっても未完のSFがあまりにもファンタジックで素敵なのでそのことで認めてしまっている。語り下ろしということで 珍しくデスマス調になっているところが啓蒙という目標にとても沿っている。
    反体制 反資本主義であるならば反スケールでなければならないというのは至言。

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    2026年06月10日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    当時のインターネットはこういう評価を受けていたのか、と思いながら読んだ。生成AIが検索を代替した今の状況を著者ならどう評価するのかが気になる。

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    2026年05月31日
  • 訂正する力

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    人も社会も時間と共に常に変化し続けている。物事を前に進めるために、訂正する力が必要。

    だからいつまでも過去を遡って、「あの時はこうだったじゃないか…!」と意見を固執しては、議論は停滞して、日本は衰退していくだけ。「実は…だった」と再発見することが豊かな人生を作る。

    訂正する力について様々な例と定義を挙げていたけれど、私自身は本書全般を深く理解できなかった気がする。ただ、時代は変化するもので、その時、その状況次第で、柔軟に意見を変えていくことが自己や社会の成長のために必要であることは分かった。

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    2026年05月12日
  • 弱いつながり 検索ワードを探す旅

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    「偶然でやってきたたったひとりの『この娘』を愛すること。その『弱さ』こそが強い絆よりも強いものなのだ。」➡︎ほんまそう

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    2026年05月10日
  • 訂正する力

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    論破を目的としたディベートと議論は似て非なるもの。
    議論が成立するためには、自分も相手も意見は変わるものという認識が必要。
    訂正とは、自分に都合よく現実を見ることではない。
    現実を直視して、少しずつ変化させながら続けていく。
    すべてが交換できる世界(その場が嫌ならば転職や転校をすればいい)というのは、人を自由にしてくれる。最近は、この交換可能性を高めることが善として語られることが多い。でも肝心の自分の心身は交換できない。環境を交換しただけでは対応できないケースが起きたとき、本当に自分を自由にしてくれるのは「訂正する力」だ。

    物事を単純に友と敵に二分して対立するのではなく、両儀的に考える。両者

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    2026年04月11日
  • ゆるく考える

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    「ゲンロンと祖父」で泣いた。
    ゲンロン忘年会の途中、会場を抜け出して事務所に戻ると、子供たちがゲンロン関係者の大人たちとはしゃいで遊んでいるのを目にした時、そこがまるで幼い頃に自らが遊んでいた祖父の家のようであると感じ、自分がゲンロンを作って経営し続けてきたのは祖父の影響だと気づいた、というくだりが素晴らしい。
    私も、幼い頃に見た、もう一度見てみたい素晴らしい景色を追い求めて今を生きているような気がする。今はまだそれがどんな景色で、どんなことをすれば再び出会えるのかは分かっていない。

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    2026年04月05日
  • 訂正する力

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    結局、日本人の問題は他人(あるいは組織内の人)は自分と全く同じ考え方をするのが当然だという前提に立っていることだ。このため、訂正するということは、考慮の対象外となっていることが多い。
    本書は問題提起は良いが、著者の専門である哲学に気を取られすぎて、本質的問題の解明に至っていない印象だ。

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    2026年03月22日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    三宅香帆さんのYouTubeから

    本書は「批評」とはいかなるものかという文脈の中で紹介された一冊で、三宅香帆さんが影響を受けた批評家として名前を挙げられた東浩紀さんの代表作とのことだったように思う

    2001年に発刊され、当時の西郷隆盛違うわ!テクニカルな間違え方すな!隆盛(りゅうせい)を誇ったオタク文化についての論評である
    そして今読んでもぜんぜん古さを感じないという評価をよく耳にするが、いやめちゃくちゃ古いやないかい!っていう
    懐かしさしか感じないわ!っていうね

    待て
    待て待て
    分かってます
    そういう表面的なことじゃなくてね
    出てくる作品がうわー懐かしーっていうような表面的な話じゃなく

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    2026年03月15日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    オタクから見た日本社会論。
    2001年の出版であるが、今からみても、古くない。
    具体例に出てくる、ガンダムとエヴァンゲリオンの違いなど面白い。

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    2026年03月04日
  • 日本の歪み

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    自分がいかに浅い知識で物事を考えていたかと思い知らされる。今はとても何かを断定する気分になれない。いっぱい付箋はったけど、振り返るにもちょっと時間が必要だ。

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    2026年02月17日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    言わずと知れた?、名著らしいが、コンテンツが多く出てくるので、その辺がよくわからなかった。まあでも、これをキッカケにCLANNADをやったので、それなりに影響は受けたのだろう。

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    2026年01月28日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    内容として事前知識が無いので読み進めるのには時間がかかったけど、なんとか読めた。オタク文化について詳しく考察していたような気はする。自分自身も動物化しているなあと思いつつ、次の本も読みたい

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    2025年12月30日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    動物的とは欲求、人間的は欲望で駆動すること、そしていわゆるオタクの消費行動は動物的であると言われていて納得感があった。
    全体的には難しくてもう1回読み返したいと思った。
    そして、時代が進んで昨今、著者の思惑通り、ハイカルチャーやサブカルなど区別なしに自由に批評できる時代になってきているように感じた。

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    2025年12月20日
  • 訂正する力

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    過去の間違いを認め、正しく訂正していくことが大切。そういう話かと思ったが、もう少し深い話でした。
    この本では、間違いをただ訂正するだけではなく過去との整合性を保ちながら訂正していく力が大切だと言っています。
    また、興味深い言葉として、「反証可能性と訂正可能性」がでてきました。
    「反証可能性」は現在正しいとされているものは常に反証される可能性にさらされ、反証されるまでは暫定的に正しいものとして扱われるという自然科学の考え方です。
    一方で作者の述べる「訂正可能性」は、一度反証された論を打ち消さないという点で反証可能性とは異なっているというのです。
    この反証可能性と訂正可能性という考え方は今まで自分

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    2025年12月17日