東浩紀のレビュー一覧

  • ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2

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    学びについて
    ・文章の透明性という概念。2010年以降のラノベ(なろう)史はこの概念なしでは語れないかも、という風に思う。
    ・データベースから設定を組み合わせた世界線の地続きの中で、メタの概念は"一瞬"盛り上がりを見せたように感じるが今は当時のそのままのメタ概念はほぼ死滅状態にあるように感じる。生き残ったのはマーダーミステリーやTRPGだなあと。
    ・なぜマダミスやTRPGが生き残ったのか?についてメタ的知見から考えるのは重要なように感じるが、この本が生まれたのはそれらに翳りがあり、むしろ現代翳っている美少女ゲームが勃興している時代なので言及はなし。
    ・今に生きる部分は前作・

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    2025年06月09日
  • ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2

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    本書で、著者東浩紀は大塚の議論を参照しながら、近代文学を、現実を「透明な」言語で表現するリアリズム小説に代表させ、それに対してキャラクター小説を「不透明な記号」が現実を乱反射するものとして捉えている。キャラクター小説を、近代以前の神話や民話が形を変えて復活したものと見ている。
    しかし現実を非現実的に異化したり、非現実的なものを逆にリアルに表現するような小説なら、近代文学にありふれているし、オタクたちのキャラクター小説など及ばないレベルで既にやられているのである。ここでは二項対立そのものが不適切で、後者を不当に高評価することにしかならない。
    オタク的な文化を近代を越えるものとして考えるのはまった

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    2025年05月14日
  • 忘却にあらがう 平成から令和へ

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    東浩紀って今何してるの?と思ったら時評だった。平成から令和に変わる時のを集めてるのだけれど、コロナ前が遥か昔に感じる。菅さんってそんなに短かったんだっけか……。

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    2025年04月29日
  • 日本の歪み

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    もう少し踏み込んだり、解の提示があるかと思ったけど、対談という形のレベル感だった。とはいえ、日本人や日本のあるあるには共感したし、それを持つ私はどうするか?という気持ちにはさせてくれた。

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    2025年04月15日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    ・大きな物語のない時代における、避けられない動物化(=生きる意味を考え、社会の調和に背くような人間らしい行動が必要がなく、社会の流れの中で自分の欲求に従って生きることが人間の潮流的な行動になること)のメカニズムをオタク文化で紐解いた本
    ・1番最後の章が難解。理解できなかった
    ・初版が2000年代初頭なので"現代でもそうか?"という疑念を持ちながら見た方がいい
    ・一方で70年代から00年代に至るまでのオタク文化の変遷は非常にわかりやすく理解できる
    ・設定を物語という切り口で味わっている感覚は自分の中にもあったので、それはそうだなとシンプルに思った
    ・個人的に面白かったのは「模

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    2025年03月26日
  • 忘却にあらがう 平成から令和へ

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    トランプの大統領就任(1st)から始まる6年間。そして今、再びトランプの大統領就任(2nd)。意図したわけではないが、今後の予測の為に今この本で回想しておくのは正解。

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    2025年02月15日
  • 日本の歪み

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    明治維新後の日本史を紐解きながら、日本社会のさまざまな矛盾を指摘して、現代社会の「生きづらさ」の原因に迫る対談集。
    天皇・戦争・憲法などのトピックは、学校の授業で「歴史はこういうものだ」と習って、機械的に「そういうものだ」と覚えたため、議論することも無ければ、問題にすら感じていなかった。そのため、私はいろいろな矛盾に気づくことができない。また、複雑に絡み合う事情に正面から向き合う知力が無いので、何となく「生きづらさ」だけを感じてしまうのだろうか。一方で、単純化して発信されるような情報に飛びつきやすい(イチイチ反応しやすい)のかも知れない。
    教養があり、ウィットに富んでいる3人の対談がスピード感

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    2025年01月26日
  • 訂正可能性の哲学

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    ネタバレ

    家族、制作について興味があり手に取った。

    第一部は興味深かった。
    ちょうど「M-1の審査員を、その大会で実績を残した人たちで構成するのは不健全ではないか」というコメントがあり、訂正可能性と持続可能性について言っていたのかなと考えていた。

    p61 外部からの参加を排除したままだと滅びる

    p84 当事者ではない問題についても、訂正されるとわかっていても関わる勇気を持つ

    p88 誤配と訂正の連鎖こそ人生

    p105-108 同じ人間だからという概念は大きすぎて、わたしたちという共感は持てない。でも「わたしたち」の範囲は修正し拡張できる。
    →希望を感じた。

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    2025年01月02日
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講

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    全体的に横文字が広く多く使われていた印象。
    それなのに文学代表の平野啓一郎さんの文章はスッと入るし、本人の半生を知れてファンとして棚ぼたでした。
    最後の人類学代表の山極寿一さんの話は為になった。猿になる前に村に定住しようかなと思った

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    2024年09月27日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    個人的に未来予測ものには目がないです。

    特に4名中3名(エマニエルトッド、マルクスガブリエル、ジャックアタリ)が好きな方でもあり、読まない訳にはいかないと思い、手にとりました。

    正直、インタビュー形式の為、特に目新しい情報がなく、ちょっと残念なところです。

    総じて、中国は↓ インドは↑日本はリップサービスで気持ち↑ という内容でした。





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    2024年08月09日
  • ゲンロン16

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    ウクライナとイスラエルの現地の様子の文章があった。戦争と日常が混ざり合う、インターネット社会で戦争もファッションとして消費の対象になる。普通の人たちも相手の国家や民族を受容できなくなる。

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    2024年07月21日
  • 訂正可能性の哲学

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    ネタバレ

    正義も真理も愛もない。自我も美も自由も国家もない。すべては幻想。そして過去の哲学を「訂正」するのが哲学。
    本書では家族葬と訂正可能性、一般意志再考という大きなテーマについていくつかの文献にあたりながら論じている。
    現在を正しく読み解くにはそれを構成する要素を正しく知る。改めて読書が大切と思うことになった。ほんと若いうちにスラスラ読めるようになっておくべき。

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    2024年07月13日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    【きっかけ】
    キャストチャンネルにて認識して以来、ずっと頭にはあった作品。
    そんな中、最近著者の東さんが経済メディアのNews Picks の動画番組に出演しており、そこでの話ぶりが面白くて、本書をこのタイミングで読んでみたくなった。

    【感想】
    いくつかの楽しみ方がある
    一つは著者の苦悩を疑似体験することだ。
    ・小さな出版社を経営する苦悩
    ・スタートアップではない会社ならではの、会社を大きくする
    苦悩
    ・哲学者が会社経営を行う苦悩

    著者があとがきにて、「それでも出版を止めていないのは、「私小説的」で「露出狂的」な著作こそが、もしかしたらいまの哲学全体にとって必要になっているのではないかとの

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    2024年05月06日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    オタクたちは自分の好む萌え要素や自分の好む演出を単純に求めている。そうした個別の事柄に対する自分の意見や主張(好み)は、他人と共有されることなく、自分の欲求を孤独に満たすものでしかない。彼らは情報交換や作品評価については掲示板やオフ会で積極的に他人とつながるが、それは親族や地域共同体のような現実に基盤をもつものではなく、ある作品(情報)への関心だけで支えられている表面的なもの。自分にとって有益な情報が得られなければ、他人とのかかわりから離れてしまう。いまや、生きる意味や欲求は人間関係の中で生まれるものではなくなり、他人とのかかわりなしに、ひとりで孤独に満たされるようになっている。

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    2024年05月02日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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     モダンは大きな物語があった。この大きな物語とは技術的革新による科学や工学の信仰、社会的イデオロギーの信仰などのことを指し、簡単にいえば万人に共有された思想や観念のようなものである。
     その大きな物語が上手く機能しなくなり、社会全体としてまとまりが無くなる。この大きな物語の凋落後をポストモダン(近代の後)と定義し、ポストモダンでは、どのような社会の形が残っているのか。オタク系文化に共通する事柄から、ポストモダンに残った社会の形、そして今後の社会の姿をを紐解いていく本。

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    2024年03月26日
  • 日本の歪み

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    歪みは相対的なものなのか絶対的なものなのかよくわからなくなってしまった。「矛盾」=「歪み」なのか、ただ矛盾を孕んだ状態というのは必ずしも歪みではない気もする。
    この様な批評家的な方々いるのは否定しないものの、全体的に漂うペシミスティックな感じが、自分には合わない気がした。

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    2024年02月23日
  • 観光客の哲学 増補版

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    リベラリズムが力を失い、グローバリズムすなわち市場経済で動物化している思考とナショナリズムすなわちコミュニティにあって自我を確立する思考とが同時に成立する中で、観光客的に無責任に個がつながって信頼関係を作るのが分断を乗り越えるのに大事という話、と理解した。話がいろいろ広がるので他のポイントは掴みきれてないけど、上記の話は納得する。これから読む訂正可能性の方が気になっているので楽しみ。

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    2024年02月23日
  • 訂正可能性の哲学

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    訂正可能性自体は可謬主義的なこととの違いがはっきりとは理解できなかった。

    ヴィトケンシュタインの言語ゲームやクリプキの議論から原理的な訂正不可避性については新鮮さを感じたが、そこから導かれることは、可謬主義や批判的思考の重要性、脱構築の正義など既存の思想との違いがよくわからなかった。

    一般意思が独裁などにつながる危険性も他書でも見られる主張に思った。人工知能民主主義とう概念は私は意識していなかったので、ルソーの思想とのつながりもふくめ、その発想や概念はなるほどとおもった。

    私自身も、人工知能民主主義については、人間の理性の限界は、ほぼ原理(HW限界)におもうので、人間による政治では「加速

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    2024年02月17日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    トッドさんが好きなので買いました。以下引用ではないのですが、
    「第一次世界大戦、第二次世界大戦と現在起きている紛争は違う。前者は人口が増え、成長している世界で起きた。現在は衰退国の戦争である。本質的に全然違うものである。現在は国民の意思と乖離し、政府が戦争をしている。」
    納得。だからどうなる、というところまでは落とし込めていません。歴史学者のトッドさんでさえも未知の領域なのである。そのうち考えをまとめてくれないかな。

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    2024年02月05日
  • 日本の歪み

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    日本社会での生きづらさや居心地の悪さについて論じていた。言葉と現象が違うものになっているのではという話は面白いと思った。一生懸命になれるものを見つけるというところは一つ救いになっていた。

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    2024年02月05日