東浩紀のレビュー一覧

  • ゲンロン12

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    『SFの書き方』の代わり

    ・現実の記憶や感覚、いま見えている世界といったものに対する疑いを持つ。

    ・塀の上にいる猫に「なぜそこにいるのか」という問いを立てるのがミステリの楽しませ方で、「あの猫は何者か」という問いを立てるのがSFの楽しませ方。

    ・変な世界を短編で設定するなら、よく知ってる現実からパラメーターをひとつだけ変えるぐらいがちょうどいい。
    → 『夜来たる』アシモフ

    ・読者は読みながらどんどん忘れていくので設定の説明から始めてはいけない。


    ・ストーリーに関係ない限り、あらすじには登場人物の外見は書かない。3行以内で、ひとまとまりの一貫した何かということを意識する。

    ・あらす

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    2022年02月17日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    詳細なレビューは他のかたがたに譲るとして、
    個人的には起業家東社長より、思想家東さんの本を読みたい。もちろん起業家の苦労話として面白く読めるが、観光客の哲学増補版の方が楽しみでばらない。

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    2022年02月01日
  • 弱いつながり 検索ワードを探す旅

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    「テーマパーク化する地球」を先に読んでいたので、内容はやや重複気味。それでも東さんの批評は自然と体内に入ってきて、消化しやすくて、吸収した先でどことなく自世界が拡張したような感覚が得られるので、好き。

    以下、はじめにより一部抜粋
    > ぼくたちは環境に規定されています。「かけがえのない個人」などというものは存在しません。思いつくこと、欲望することは、たいてい環境から予測可能なことでしかない。あなたは、あなたの環境から予想されるパラメータの集合でしかない。
    (中略)
    しかしそれでも、多くの人は、たった一度の人生を、かけがえのないものとして生きたいと願っているはずです。環境から統計的に予測さ

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    2022年01月10日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    金原ひとみさんと阿川佐和子さんの箇所が印象に残った。
    人との関わりや、孤独や苦しみは永遠には続かない事を改めて考えさせられた。

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    2021年12月19日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    著者の批評家、哲学者から転身して経営者として奮闘した10年間が描かれている。経営を通じてこれまでの自身の思想の学びを体現している。

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    2021年11月21日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    新型コロナで経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく変わった。歴史の転換期とどう向き合えばよいのか。各界で活躍する精鋭たちが「変化」の本質に迫る。『朝日新聞デジタル』連載を書籍化。

    それぞれの話をじっくり読みたい。

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    2021年11月16日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    全部が◎ではないけれど、示唆に富む意見を読むことができる。
    旦那→ロバートキャンベルさん「「見つめ合わない」日本は貧困が見えにくい」が1番腑に落ちた。
    私→多和田葉子さん「日本の不思議はダメ政府と良心的な市民かもしれません。」メルケルさんと比べられちゃうとなあ…とトホホな気持ちになる。
      パオロジョルダーノさん「複雑な問題には単純な解決策は存在しない」まったくその通りというほかない。その逆をいく多数派の意見に、静かに抵抗する日々。

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    2021年09月26日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    コロナによって浮き彫りにされてきた、日本(人)の弱点や、今まで当たり前だったこと、生死観、人同士の距離感などについての、国内外20人の著名人によるインタビュー・寄稿。
    柳田邦夫さんの、コロナによる死は「あいまいな喪失」(生きているのか死んでいるのか分からない別れ)による残されたものたちの葛藤だという見方が印象的でした。

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    2021年09月14日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    東さんは本当に最近知って興味本位で読んでみた。
    「誤配」という言葉に尽きる、素晴らしく面白い。
    観光の考えも共感。

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    2021年08月30日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    経営についての内容だけでなく、ゲンロンという会社、東さんの考え方や生き方が表れていた。

    哲学というように知ることをとことん追求する姿勢が魅力的で、登壇者が納得するまでとことん議論するゲンロンカフェ。
    東京に住んでいないので、リアルには行けないけれど、オンラインで一度参加してみたい。

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    2021年08月10日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    タイトルからしたら言論する場をどう作るのか
    と受け取れるけどゲンロンで失敗したことのクロニクル
    失敗をあけすけに晒すのは素晴らしいけど題名に偽りありだと思う

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    2021年07月30日
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島

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    かつて厳しく対立しあった過去をもちながら、その後急接近することになった小林よしのりと宮台真司の二人に、司会役の東浩紀を加えた三者が、現代の日本が直面する諸問題について論じあった鼎談です。

    小林は、『ゴーマニズム宣言』シリーズで「サヨク」を批判し「保守」の立場を標榜してきました。他方宮台は、右翼を主意主義、左翼を主知主義とみなしています。そのうえで、カール・ポパーのピースミール社会工学のような漸進主義を評価し、たうえで、「ネトウヨ」が「知性の劣化」ではなく「感情の劣化」として位置づけることで、小林の立場に歩み寄りを見せています。こうした漸進主義には同意をおぼえますが、日本のポパリアンである鶴見

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    2021年03月05日
  • ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2

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    「動物化するポストモダン」の続編にあたる本書は、さらにライトノベル、そして美少女ゲームにまで範囲を広げ、オタク文化を考察している。
    しかしこれまでサブカルチャーとされてきたアニメやゲームの世界が、最早マスカルチャーになったと言っていい状況は、どのように分析をするのかさらなる続編が期待される。

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    2020年11月10日
  • 父として考える

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    東と北田暁大が編集を担当している『思想地図』(NHK出版)に収録された対談に、あらたにおこなわれた対談を増補した本です。

    最初のほうでは、ともに幼い娘をさずかった両者が、それぞれの子育てにおける体験などを語りあっていますが、しだいに日本社会の現状を批判し、あるべき共同体のかたちについての議論へとシフトしていきます。ただし、基本的には宮台が議論をリードしており、『一般意志2.0―ルソー、フロイト、グーグル』(講談社文庫)で社会思想を展開した東は、最初のほうでショッピング・モールの意義についてすこし独自の見解を語っているほかには、あまり踏み込んだ議論を展開していません。

    宮台の議論は、「コミュ

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    2019年09月18日
  • リアルのゆくえ おたく/オタクはどう生きるか

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    2019.9.9
    今更ながら読むが、現在でも有用な話なんじゃないかしら。僕自身が会社勤めをしつつも社会から隔絶して生きているので(消費者としては繋がっているが)、この10年の両氏の仕事ぶりなどはわからないが、十年前の現実も現状とさほど変わりない。むしろ体感としては問題は尖鋭化してるんじゃないのかなー。
    2人の会話が噛み合わないのはお互い倫理について話ているからだろう。

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    2019年09月10日
  • ゲンロン0 観光客の哲学

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    朝日新聞が発表した平成の30冊で何と4位に選ばれた著書。読んでみたが、以下の下り以外は、教養のない自分にはまったく意味が分からなかった。

     けれども、その起源がギリシア哲学に遡ることからわかるように、最善説の本質は、神の有無以前に、ぼくたちが生きるいまここのこの現実、その唯一性や一回性に対する態度にあるからである。最善説の支持者はこの現実に「まちがい」はないと考える。すべての苦しみや悲しみに意味があると考える。批判者はそうではないと考える。なんの意味もなく、無駄に苦しめられ殺されるひともいると考える。重要なのはその対立である。


     したがって、その訪問権の概念の射程は、国家意志と結びつく外

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    2019年03月23日
  • ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2

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    「物語は何処に行ったのか?」

    ライトノベルや美少女ゲームを通じてオタクとこの社会との関係性を見ていく。

    大きな物語が力を失うなかで、文学の一つの可能性としてのライトノベル。コミュニケーションの効率化としてのキャラクターを使った伝達。

    第一章は 理論 第二章は 作品論

    ライトノベル→キャラクター小説

    ライトノベルというものが市場の中でも大きなインパクトを持ち出してきている昨今、文学というものを考える上でも無視できない。また普通の文学小説とライトノベルの境界にあるような小説も最近では見られる。

    そういったものを考えていくうえで一つ参考になる論考であろう。

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    2018年10月09日
  • 弱いつながり 検索ワードを探す旅

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    思想家・東浩紀氏が旅についてとインターネットの検索ワードについての思索を交差させて書いたエッセイです。ネット社会と呼ばれる現代において検索ワードを考えて情報を得ることが自らの世界観を構築するうえで重要な要因といえます。しかし、普段と変わらぬ日常に身を置いていると検索ワードは凡庸になりがちです。そこで旅をして自身を普段と異なる環境を置くことで新たな着想を得、今までになかった世界観を見出すことができるとしています。また、言葉によって世界観は支配されていますが、現物を見聞きして得られるものは言葉以上のちからがあり、言葉重視からモノ重視へとシフトすべきという持論を展開しています。平易な文章で読みやすか

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    2018年09月22日
  • ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2

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    インパク知5・5
    かかった時間180分くらい

    『動物化するポストモダン』の続編。前著?がオタク文化の分析を通じてなされた社会批評だとすると、本作はオタク文化の分析を通じてなされた文学(可能性)批評だという。

    大きな物語を喪失した私たちは、等価値的な、すなわち多様性が認められるかわりにとことん無価値的にも思える生を生きている。「ゲーム的小説」は、そんな時代を反映する、リセット可能で攻略対象化されたいくつもの現実と向き合う(または向き合わない)プレイヤー的登場人物と、リセット可能で攻略対象化されたいくつもの虚構と向き合う(または向き合わない)読書の関係が重ね合わされて描かれている「文学」だとい

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    2018年07月24日
  • 現代日本の批評 2001-2016

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    2000年代以降の批評空間を斜めに切った感じ。東浩紀の立ち位置が今まで以上によくわかった。浅田、中沢、柄谷、蓮見、宮台、東。大体こんなかんじでしょ。

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    2018年05月24日