東浩紀のレビュー一覧

  • 訂正する力

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    訂正という一本の導線でさまざまなことを拾い集め、各要素にそれらを適用させて説明していた。政治的立場についての言及が多く、今まで自分の中で言語化されていなかった違和感や意見が明らかになっていくのが面白い体験だった。自然を作為するというのは一つの学びになった。

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    2026年04月03日
  • 訂正する力

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    ネタバレ

    訂正する力とは、一貫性を持ちながら変化する力のこと。しかし、日本には変化=訂正を嫌う文化があり、かつての自分の意見とわずかにでも異なる意見を述べると、「以前の発言と矛盾する」と指摘され、集中砲火を浴びて炎上する。また、すぐにゼロかイチか、過去を否定するか肯定するか、リセットするかなにも変えないかの対立の議論になってしまう。少しでも動こうとすると両方の勢力から批判される。

    このような状況を変えるには、相手が意見を変える可能性をたがいに認めあわなくてはいけない。「ひとの意見は変わるもので、われわれも意見が変わるし、あなたがたも意見が変わる」という認識をみなで共有すし、相手の意見を受けて自分の意見

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    2026年03月29日
  • ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2

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    動物化するポストモダンの続編として書かれた本である。文学おけるリアリティ(現実の解釈)がマンガ/アニメ的リアリズム(一回性の死/物語)から0年代以降ゲーム的リアリズム(並行世界/メタ物語)へと変化していった事を明示している。

    昨今の文学のみならずゲームやアニメ、漫画、SNSなどあらゆるコンテンツがゲーム的リアリズムになったであろう。ゲームをプレイする主体と、そこに存在するゲームシステム、何度も繰り返す物語の分岐とはじまり。あらゆるものがカオスに、そして再生産され消費される。最近だと異世界転生物が流行っているが、あれも世界系からの新たなるライトノベルの系譜であり、現代社会の表層が現れていると常

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    2026年02月26日
  • 観光客の哲学 増補版

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    毎朝の通勤時間の読書とするには、量がハードだったかな。この手の本は、つまり哲学的なテーマの本は、あるまとまった時間を確保して、カッコつければ思索的に読んでみないとなかなか理解は難しいのかれない。そもそもそんなことが自分にできるのか分からないけれど。
    その中でも東さんの本は、何とか最後まで読める書き方を、テーマを提供してくれている。

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    2026年02月13日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    読解力が足りなく、内容を半分も理解できていない。
    ベストセラーになるほどこの本は評価されているため、また改めて読みたい。

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    2026年02月10日
  • ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2

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    かなり難解だった
    終わり方が唐突に感じたので、難しかった人向けにわかりやすいまとめがあれば幸せになれたと思う
    時折り着いていけないほど難しかったが、それも含めて妙にクセになる感じで、次回作に期待していないと言えば嘘になるかも

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    2026年02月10日
  • 訂正する力

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    ネタバレ

    訂正することは弱さではなく、発見のチャンスだ。
    「実は……だった」という一言が、過去の経験の意味を更新し、人生を豊かにする。
    一方で、日本では訂正がなぜここまで嫌われるのか。
    その背景を考えさせられる一冊。
    変化の判断を求められる経営者にこそ読んでほしい。

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    2026年02月08日
  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

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    いま心に残った。
    ・言葉は貧しい。
    →言葉で語られたものを観客として体験し、解像度を上げることが大事。手触りの情報の大事さ。

    ・誤配が大事。
    →偶然のことか。自分好みの情報に最適化されないことが大事なのかも。

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    2025年12月26日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    「大きな物語」「小さな物語」「大きな悲物語」「データベース」「シミュラークル」、様々な言葉で当時の文化を言い換えて、思考遊戯をしている、そういった本。
     2025年の現在においては、今を読み解くためのツールとしての意味は当然のことながら喪失していて、今も活動されている著者の思索の源泉を読み解くための原典、という立ち位置だと思う。
     2001年の発刊当初に出会っていれば、また全然違った感想になっただろうな。

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    2025年12月06日
  • 訂正する力

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    著者の訂正する力の定義。
    過去との一貫性を主張しながら過去の解釈を変え、現実に合わせて変化する力の事。
    自分の形を変えて行く力。
    繋ぎ直す力。

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    2025年11月26日
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会

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    國分功一郎『暇と退屈の倫理学』の注でも紹介されている本書。初版は2001年なので、もはや23年前の本になるが、今年は東浩紀氏の本をたくさん読んでみたいと思っているので、彼の思考を辿る意味でも読んでみることに。

    本書はオタク分析からアプローチしているので、サブカルチャーやアニメ、プログラミングなどオタクの世界の読み解きについていくのは正直大変。
    したがって、一度全体を読んでから哲学的な考察を拾いながら振り返った。

    『暇と退屈の倫理学』でも「動物になること」はキーワードとして出てきているが、改めて「動物化とはどういう状態か」に注目。

    本書はアレクサンドル・コジェーブの考え方を参考にしていて、

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    2025年11月24日
  • 一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

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    いつだか積読に入れていた本。さすがに読むのが遅すぎたか。
    ミクシィやUstreamやニコニコ動画といった懐かしい単語がちらほら。

    ルソーの社会契約論に着想を得て、オンライン上のデータから得られる人々の意思を「一般意志2.0」と呼ぶ。
    「熟議型」の政治だけではなく、人々が日常的に発信している情報(欲望)を掬い上げ、政策的な指標にしようとする提案だと理解した。

    エッセイだからか、自分の教養不足のせいか、寄り道と蛇足が多いと感じる。
    5章から12章を中心にコンパクトにして新書サイズにしてもらえるとありがたいのだが。

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    2025年11月23日
  • 訂正する力

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    東浩紀の本は「動物化するポストモダン」「一般意志2.0」「弱いつながり」「ゲンロン戦記」など面白く読んでいて、今回久々に手にとった本。新書なので内容は入門編で、わかりやすい語り口。語り下ろしなので余計にスラスラと読める。訂正力高めていきましょう。

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    2025年11月17日
  • ゲンロン18

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    「反時代的なブックガイド」が実に面白い。
    熱狂=政治から距離を取るために、手に取りたい。
    特に「風と共に去りぬ」「大いなる遺産」「細雪」あたり。

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    2025年11月06日
  • 訂正する力

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    変化が激しく、ちょっと目を離すと善悪が反転していく世の中で、矛盾なく生きていくことは不可能でそのために訂正し続ける力が必要となる。といった表面的な題材は分かったが、中身が難しすぎて、本質は理解できていないと思う。また、いろんな本を読んで再読したい。

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    2025年09月15日
  • ゆるく考える

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    最近の糸井重里さんとの対談が面白くて拝読しました。そうだな、と思うところもありましたが、ほとんどは自分の人生と交わらなさそうな言説でした。批評とはそういうものなのだろうか。

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    2025年09月13日
  • 訂正する力

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    2025/08/9
    第二章 じつは‥‥‥だったのダイナミズム が良かった。未来の可能性は過去の訂正によって開かれる。文系不要論に悲しくなることがあったが、東さんの言葉に少し安心した。

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    2025年08月09日
  • 訂正可能性の哲学

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    正しさが求められる現代社会における誤りを見直し、訂正することの重要性を説いている。プラトン、ウィトゲンシュタイン、ルソー、フーリエ、エマニュエル・トッド、ドストエフスキー、アーレント等の歴史上の哲学者・思想家を批判しつつ、そこに訂正可能性の考えを加えると…を論じている。特にルソーはコミュ障とか言ってることが人生の各フェーズで変わるとか「告白」についてとか結構ディスっている。ユヴァル・ノア・ハラリ、落合陽一、成田悠輔らの言説を「人工知能民主主義」として、AIで正解を出して、不正解を排除する思想社会の危険性に警鐘を鳴らしている。とはいえ、やはりあくまで批評家であり、AI関連技術への解像度は低いよう

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    2025年07月28日
  • 日本の歪み

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    明治維新、戦後の日本の歪み・矛盾について鼎談という形で3人で掘り下げている。言葉の曖昧さと、言葉の解釈の話が多かった。日本あるある、日本人の傾向みたいな話がよく書かれていて面白い。
    憲法に限る話ではないが、言葉と現実が1対1で対応することはなく、いかようにも解釈できるという話が印象に残った。
    養老先生は達観されていて、まあ自然にゆだねるしかないし、起きた事象も自然現象にすぎないよね、という考え方で、むしろZ世代のような現代的な若者の考え方に近いような、年齢が離れているのに一巡りしている感じがしていて面白かった。

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    2025年06月22日
  • 訂正する力

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    現代日本に必要なのは、一貫性をもちながら変わっていくこと。これを「訂正する力」と名付けて、色々と論じた本。1章は現代日本の問題点をうまく言語化していて良かった。でも、2章以降は観念的な話になっていって、イマイチよく分からなかった。

    第1章で、日本で訂正する力が働かないのは、「ぶれないこと」をアイデンティティにしている勢力がいて、議論が硬直し、社会の停滞を招いているから。その背景は、日本人は対話において信頼関係を築く訓練を受けておらず、いたずらに意見を変えると攻撃の対象になるかもしれないという不安を強く抱えているから。
    これは現代日本SNSの状況なんかを、よく現している気がする。

    でも、それ

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    2025年06月14日