【感想・ネタバレ】動物化するポストモダン オタクから見た日本社会のレビュー

あらすじ

注目の批評家による画期的論考!! 物語からデータベースへ。オタクたちの消費行動の変化が社会に与える大きな影響とは? 気鋭の批評家が鋭く論じる画期的な現代日本文化論!

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Posted by ブクログ

オタク文化の分析を通してポストモダンの本質を探る一冊。90年代の話だけど、面倒なコミュニケーション不要な社会、感情的な満足を効率良く求める個人など、思い当たる現在。
オタク文化の根底にアメリカがあること、戦後復興期、国家という大きな物語が日本を支えていたことも考えてこなかったので、敗戦についてきちんと向き合う必要を感じた。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

ポストモダンをオタク文化の側面から解釈している点が面白い。ツリー型からデータベース型のモデルに変化したことから、現在は大きな非物語と小さな物語で構成されたという説明が良かった。シュミュラークルの水準(小さな物語への欲求)でドラマを楽しむか、データベースの水準で生じるシステム(大きな非物語への欲望)で、二次創作や考察の方向へと深くするかの視聴形態というところでしょうか。ノベルゲームの二層構造の話は興味深かったなと。

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

 1980年生まれの私だが、エヴァンゲリオンはみたものの、そこから先に映画芸術の方にのめり込んでしまい、オタク的文化にはまったく踏み込まなかった。
 しかし、エヴァンゲリオンについての市場化について持っていた困惑は、本書を読むことでかなり解消された。
 少しでも批評的な視点を持ちたいので、次は母性のディストピアに行きやす。完全に三宅香帆路線や。ちょっとオタク路線から離れたいなという気持ちもあるが笑

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

「欲求」と「欲望」の違いを知った。

欲求は動物的で、欲望が人間的で他者を必要とするかどうか

「大人の道徳」の本にも書かれていたが、やはり現代人はやりたい事をする動物的になってきている、と再認識した。

オタク分析から始まり、ポストモダンへの考察を知る事ができた。

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2025年11月29日

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内容が難しいので完全に理解できていないが、大きな物語からデータベース化された要素を楽しむという変遷について納得できた。

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2025年07月28日

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読みやすさ★★★★☆

データベースモデルの話がめちゃおもしろい。というか、文章が流れるように読める。
すごい本だ。

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2025年05月01日

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これを就職活動前に読んでいたら、やりたい事がもうちょいばかしクリアになってたかもしれん。消費行動って、こういう風に学問されてきたわけね。思想や構造と、それのアクションとして個々が行う消費行動。それを勉強する上で外せない一冊である事は間違いないようだ。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

久々にYU-NOとか思い出した。
哲学的な要素は難しい部分もあるものの、具体的な例が沢山あり、なんとなく分かったような気になれる。
2001年頃の本なので、現在はどうか、というのを考えながら読んだ。より動物化が進んだ所が多いような気がしている。よりインスタントに得られるものが多くなっているというか。

ギャルゲーの主人公は色んな女性を落とすけど、分岐によりそれぞれで純愛をするので、主人公のキャラとしては浮気者ではなく一途なキャラになりがち、という違和感、はあまり感じてなかったのでなるほどと思った。
これがラブコメ漫画だと、一つの物語になるので、主人公のキャラ付けが大事になる(叩かれがち)が、ギャルゲーの主人公はあくまで読み手の選択により物語が分岐するので、主人公のキャラで叩かれる事が少ない(キャラが薄い事が多い気もする)。

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2026年08月06日

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 オタク系文化が生まれた背景には、時代の変化による必然性があり、それは「大きな物語の凋落」という現象だった。
 自分自身、本著に見られるようなオタク系文化には疎いが、それでもなんとなく理解することができた。20世紀の間に、物語消費からデータベース消費へと移行していく過程や理由、具体例が、哲学者かつオタクである著者独自の視点から説明される。これまでなんとなく「オタク的」だと考えていたモノや現象の背景に潜む、様々な歴史やからくりが知れる点で、非常に興味深い一冊だった。

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2026年06月21日

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当時のインターネットはこういう評価を受けていたのか、と思いながら読んだ。生成AIが検索を代替した今の状況を著者ならどう評価するのかが気になる。

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2026年05月31日

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三宅香帆さんのYouTubeから

本書は「批評」とはいかなるものかという文脈の中で紹介された一冊で、三宅香帆さんが影響を受けた批評家として名前を挙げられた東浩紀さんの代表作とのことだったように思う

2001年に発刊され、当時の西郷隆盛違うわ!テクニカルな間違え方すな!隆盛(りゅうせい)を誇ったオタク文化についての論評である
そして今読んでもぜんぜん古さを感じないという評価をよく耳にするが、いやめちゃくちゃ古いやないかい!っていう
懐かしさしか感じないわ!っていうね

待て
待て待て
分かってます
そういう表面的なことじゃなくてね
出てくる作品がうわー懐かしーっていうような表面的な話じゃなくてね

筆者が定義する「データベース消費」ってのがすごいよく分かって、納得感しかなかったです
中身は本書を読むか、字面から想像して下さい
まぁ、ど真ん中世代やからな
オタク文化ど真ん中世代やからな

そして肝心の「批評」ですよ

AIに聞いてみた
〜批評(ひひょう)とは、文学、芸術、映画、あるいはアイデアなどの対象について、その是非、善悪、美醜を論じ、洞察ある判断を下して価値を決める行為です。単なる感想や非難とは異なり、根拠に基づいた論理的分析により、新しい見方や問いを提示する知的活動です。〜

なるほど〜
そういうことなら本書はすんばらしい「批評」でした

東浩紀さん他のも読んでみよ!

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2026年03月15日

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オタクから見た日本社会論。
2001年の出版であるが、今からみても、古くない。
具体例に出てくる、ガンダムとエヴァンゲリオンの違いなど面白い。

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2026年03月04日

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言わずと知れた?、名著らしいが、コンテンツが多く出てくるので、その辺がよくわからなかった。まあでも、これをキッカケにCLANNADをやったので、それなりに影響は受けたのだろう。

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2026年01月28日

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内容として事前知識が無いので読み進めるのには時間がかかったけど、なんとか読めた。オタク文化について詳しく考察していたような気はする。自分自身も動物化しているなあと思いつつ、次の本も読みたい

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2025年12月30日

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動物的とは欲求、人間的は欲望で駆動すること、そしていわゆるオタクの消費行動は動物的であると言われていて納得感があった。
全体的には難しくてもう1回読み返したいと思った。
そして、時代が進んで昨今、著者の思惑通り、ハイカルチャーやサブカルなど区別なしに自由に批評できる時代になってきているように感じた。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

 刊行から20年以上が経過し、オタクという言葉が大衆化した現在に、過去の状況を振り返る上で興味深い内容だった。
 オタクとポストモダンの相関性をもとに当時の社会を読み解く内容。
 読んでいる途中で、この頃はニコニコ動画も初音ミクもないのかと気づき、現代ではまた違った論を展開できるかもしれないと感じた。今や古のオタクが好むものといった印象の強いノベルゲームやエロゲーをオタクカルチャーのメインストリームとして引き合いに出しているのも新鮮だった。

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2025年12月04日

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ポストモダンの大きな物語の終焉の後に残るものとはなんだろう。2000年までのオタク文化を批評しながらより大きな文化全体の変化を冷静に見つめている。本書に示されているパッチワーク的な小さな物語と、それを構成するデータベースの世界、それを乗り越えて現代で息づく物語の存在意義に興味が湧いた。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

3年ほど前に半分ぐらいまで貪るように読んで、そこからなぜか積ん読。ようやく再読したものの、前回読んだあたりまでが一番面白かったなという感想。なんだかな。

議論の中心となる概念は2つ、「データベース消費」と「動物の時代」。それぞれ大塚英志の「物語消費」と大澤真幸の「理想の時代」「虚構の時代」を発展的に継承し、現代(95年以降のこと)版にアップデートしたもの。
どちらも非常に使い勝手のよい概念で、思考ツールとして極めて有用。
特にデータベース・モデルに関しては、少なくともこれだけでこの本を読んだ元は取れた、と思うほど。

読みながら現代はどうだろうと考えるのも楽しかった。艦これやFGOは恐ろしいほどデータベース消費そのものだし、異世界転生ものほど分かりやすいシミュラークルもそう無い。

一方で、2001年刊行のオタク文化批評、という性質上避けられない困難さも。
アニメやノベルゲーム、ギャルゲーをはじめ数多くの「古の」オタク系コンテンツが引き合いに出されるわけだが、分かったのはエヴァ、でじこ、Airくらいで他は本当に知らない。
文化批評というもの自体、必ずしもその文化の代表的な作品だけで編まれる必要はなく、いわば端の方の作品も射程に含んでいいとは思う。ただ本書の分析対象(80年前後生まれの男性オタク)であれば、誰しも名前ぐらいは聞いたことのある作品ではあってほしい。詳しい人がいればその辺聞いてみたいけれども。

それと、現在では独特の世界観やコアなファンの考察のイメージが強いエヴァをもっぱら「キャラ萌え」の代表例に挙げていたのもささやかながら驚きだった。
当時は実際にそういう扱いで、新劇とかを経て認められていったのか、東浩紀が過小評価しすぎなだけか。たんにエヴァは結局キャラ萌えという意見もありうるとは思う。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

オタク文化から見た日本文化論。
日本のオタクたちは、七〇年代に大きな物語を失い、八〇年代にその失われた大きな物語を捏造する段階(物語消費)を迎え、続く九〇年代、その捏造の必要性すら放棄し、単純にデータベースを欲望する段階(データベース消費)を迎えたというのが心に残った。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

ポストモダンで読み解くオタク文化の本。「大きな物語」に支えられた時代が終わり、「物語消費」から「データベース消費」に移行していくと指摘している。

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

東さんが自分の中でトレンドになりつつあるので、初期の代表作を手に取る。90年代のオタクの閉塞的な空気と何となくネガティブな印象とポストモダン的な社会を結びつけて論じられている。人間関係の希薄さがとやかく騒がれてた時代の雰囲気をおおよそマッチしてるかな。

2023年のオタクはどうなのか、結構オタクの障壁はだいぶ優しくなって日本人の大部分がオタク的要素は持ち合わせているのではないでしょうか。しかし、90年代とは違いもっとライトな日常生活に溶け込んだ印象を受けます。昨今の小さい物語消費への動物的消費傾向は続いていると思うし、インターネットやSNSによる拡散効果でその餌食となる人数が昔に比べてはるかに多いように感じる。あとは、データーベース構造からのシュミラークルなんてものは、今はYouTube台頭の時代もあってそういった作品群が溢れかえっている。そこには〈萌え要素〉の流用による動物的消費の過剰摂取が見て取れる。

筆者の主張は現代加速している面と、より広範な人々が対象になっていてもはや気にもしないレベルに浸透しているのでは、そこには少なからず危惧すべき点があるのではと悶々としちゃう。

擬似社会でのいつでも降りられる関係性における社会性をオタクは築いており、本来の社会的な営みには参加していないといった主旨があるかと受け取ったが、それこそツイッターやらLINEやらの似非社会であったものが本当の社会生活で大きなウェイトを占めはじめて久しいし、この点では次のステージに移行してる感もある。

少し前の作品ですが、だからこそ当時の社会のあり方、現代のあり方を比べながら読み進めてみると今読んでも中々刺激的だなと。

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2023年04月26日

Posted by ブクログ

コミック、アニメ、ゲーム、パソコン、SF、特撮、フィギュアなどに耽溺する
人々の総称をオタクとして、いわゆるオタク系文化がポストモダン(70年代以降の
文化的世界)とどう関係しているかを論じた本。

とくに、コミック、アニメ、ゲームの類に熱中する人々をオタクと呼んでいます。
アイドルオタクは本書では扱われていません。

そこで語られるオタクによるアニメキャラの萌え要素への分解、
材料化がポストモダンの世界の構造と一緒で、
オタク系文化はポストモダンそのものみたいに言われている。
言われているというか、看破して論理づけて説明してくれているので、
それを読む限り、ほぼ間違いなく、オタク系文化はポストモダンを色濃く反映しています。
反映しているというよりも、ポストモダンの構造そのものです。

本書を読んでもらわないと、僕があーだこーだ書いたところで、
何を言っているのかわからないと思います。
それでも、あえて書いていきましょう。

アニメキャラの萌え要素への分解、材料化、
そしてそれをデータベース化して二次使用するというシステムは、
オタク系文化の中でそのような特徴が出来あがる以前に、
僕が知っている限り、80年代初頭の世界の音楽シーンで見られたことじゃないでしょうか。
『音楽機械論』で坂本龍一さんがそれとなくそんなことを言ってたような。
坂本さんは、誰がこんな音やフレーズを使ったというのもみんな知っていて、
それを確信的にパクったり発展させたりしているのが今の音楽だって、
80年代の初頭に言っている。
つまり、データベース型での世界の捉え方は、
アニメオタクよりもミュージシャンのほうが早かったんじゃないのかな。

と、読んでいる途中で感じたら、
「ハリウッド映画やテクノミュージックでも言えるのではないか」と
一言添えられている部分を後に読みました。

まぁ、なによりも、こうやってオタク系文化をひも解いて分析していくことで
ポストモダンという世界の特徴がわかりやすくなっていきます。
そして、ポストモダンを知るということにより、もはやその渦中というか、
どっぷりとポストモダンの世界に浸かっている僕ら、人間を知るということに
繋がっていきます。
つまり、本書は、現代人理解の本だと言えるでしょう。
友達のA君はほんと、オタク型のポストモダン人間だな、とか、
B君は、すぐに「降りる」ところがポストモダン人間の特徴として強いな、とか、
そういう観点がもたらされるでしょう。

そして、僕の直観からいうと、「ポストモダン」という世界と人間ができあがったのは、
産業革命が起こり、情報伝達技術が発達し、新聞、ラジオ、テレビ、とマスメディアが
発展し、人口が増え、多様化し、さまざまな価値が林立していく中で、
それに対してそれまでの生き方、
「世界の捉え方」ではその世界で適応ができなくなったためでしょう。
世界を人間が複雑にし、その複雑化した世界が人間をポストモダン化させたのです、おそらく。

昔と今の区別をつけるのに、そして、また言いますが現代人理解のために
必読の本と僕は言いきってしまいます。
2001年発刊ですから、もう10年も前になりますが、今読んでも勉強になります。

もうちょっとクリアに世界を認識したいなという欲求を持つ人は、
年末年始のお休みに読んでみると良いかもしれないです。

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

現代(2000年代)は物語が喪失した時代であった。オタクたち、たとえばエヴァのおたくは、エヴァンゲリオンの世界観が好きというよりは綾波レイが好きで、彼女起点で勝手に世界観無視の二次創作が始まる。これは世界観が大切にされたガンダムマニアには考えられないことである。「大きな物語の喪失」が現代なのである。。。とはいうものの、最近の世界では「強い中国」「強国ロシア」といった大きな物語が巡り巡って復活しているように思える。一方で「自由で平等で誰にもチャンスが与えられる国、アメリカ」といった大きな物語の喪失に直面している国もある。現代は複雑さが増している。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

2020年代ともなるとまた様相は変わっているだろう。アニメを観る人は珍しくなくなっているし、2次創作もないほうが珍しい。何かの焼き直しのような異世界転生アニメがたくさんあるのは、まさしく大きな物語の消滅の表れなのかもしれない。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

難しそうだと思ってたけどパラ見したら萌え絵(死語?)が随所に差し込まれていてまんまと手に取った笑 世代的にドンピシャであの頃に感じてた謎の真相が説明され言語化されていて興味深く読めた部分と、難しくてなんとなくで読んだ部分と…。

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2026年05月26日

Posted by ブクログ

読解力が足りなく、内容を半分も理解できていない。
ベストセラーになるほどこの本は評価されているため、また改めて読みたい。

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2026年02月10日

Posted by ブクログ

「大きな物語」「小さな物語」「大きな悲物語」「データベース」「シミュラークル」、様々な言葉で当時の文化を言い換えて、思考遊戯をしている、そういった本。
 2025年の現在においては、今を読み解くためのツールとしての意味は当然のことながら喪失していて、今も活動されている著者の思索の源泉を読み解くための原典、という立ち位置だと思う。
 2001年の発刊当初に出会っていれば、また全然違った感想になっただろうな。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

國分功一郎『暇と退屈の倫理学』の注でも紹介されている本書。初版は2001年なので、もはや23年前の本になるが、今年は東浩紀氏の本をたくさん読んでみたいと思っているので、彼の思考を辿る意味でも読んでみることに。

本書はオタク分析からアプローチしているので、サブカルチャーやアニメ、プログラミングなどオタクの世界の読み解きについていくのは正直大変。
したがって、一度全体を読んでから哲学的な考察を拾いながら振り返った。

『暇と退屈の倫理学』でも「動物になること」はキーワードとして出てきているが、改めて「動物化とはどういう状態か」に注目。

本書はアレクサンドル・コジェーブの考え方を参考にしていて、どうやら動物は欲求しか持たないのに対し、人間は欲望を持つらしい。

どういうことか。

欲望は羨望や嫉妬などのように他者の欲望を欲望する。つまり欲望は他者を必要とする。つまり関係を必要とする。

それに対して、欲求は自らの欠乏さえ満たせればよいから孤独に生きられる。動物はただ単に自分の食欲を満たして生きている。確かにそうかもしれない。

つまり、ポストモダンの人間は、自分の欠乏を満たしながら孤独に生きているということ。東氏は嘆きや憂いというよりも冷静にその時代性を俯瞰しているよう感じた。

人間はつながりを生むが、欲望は消えることがなく自然と調和できない。
動物は欲求を満たせばいいから自然と調和するけど、孤独。

果たして、人間がいいのか、動物がいいのか?
そして、今の自分は人間か動物か?

考えさせられる一冊です。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

・大きな物語のない時代における、避けられない動物化(=生きる意味を考え、社会の調和に背くような人間らしい行動が必要がなく、社会の流れの中で自分の欲求に従って生きることが人間の潮流的な行動になること)のメカニズムをオタク文化で紐解いた本
・1番最後の章が難解。理解できなかった
・初版が2000年代初頭なので"現代でもそうか?"という疑念を持ちながら見た方がいい
・一方で70年代から00年代に至るまでのオタク文化の変遷は非常にわかりやすく理解できる
・設定を物語という切り口で味わっている感覚は自分の中にもあったので、それはそうだなとシンプルに思った
・個人的に面白かったのは「模倣が模倣を呼ぶのが当たり前の文化だからオリジナルとコピーの境界線からそもそも曖昧」の下り
・大きな物語のない時代において、設定を愛すようになったのは動物化してるから?
・体系論ではあるものの、それはそうだねという内容も多いので、70年代〜90年代くらいの日本社会の様相に疎い(30代前半くらいの)人たちで、かつそこの変遷から消費行動を紐解きたいニーズが特段なければ読まなくてもいいとは思う

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2025年03月26日

Posted by ブクログ

オタクたちは自分の好む萌え要素や自分の好む演出を単純に求めている。そうした個別の事柄に対する自分の意見や主張(好み)は、他人と共有されることなく、自分の欲求を孤独に満たすものでしかない。彼らは情報交換や作品評価については掲示板やオフ会で積極的に他人とつながるが、それは親族や地域共同体のような現実に基盤をもつものではなく、ある作品(情報)への関心だけで支えられている表面的なもの。自分にとって有益な情報が得られなければ、他人とのかかわりから離れてしまう。いまや、生きる意味や欲求は人間関係の中で生まれるものではなくなり、他人とのかかわりなしに、ひとりで孤独に満たされるようになっている。

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2024年05月02日

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