【感想・ネタバレ】ゲンロン0 観光客の哲学 のレビュー

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ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年05月13日

いま現代社会に感じている違和感を明快に解き明かしてくれる。それだけではなく、そんな社会とどう向き合っていけば良いのかまでも、ヒントを与えてくれる、そんな本だった。

第一部終盤、ローティの考えに対する著者の考察が面白かった。
「たまたま目の前に苦しんでいる人間がいる。ぼくたちはどうしようもなくそのひ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年02月17日

これは、哲學書というよりそれ以前に、批評である。
それは著者の『存在論的郵便的』『動物化するポストモダン』『一般意志2.0』の自注と(內容だけをみると)言えなくはない。これは、自著の単なる「解題」ではないか、と。
しかし解題という言葉には、強靭な自己批判といういみも含まれるとすれば、東氏ほど「現在」...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年03月10日

最の高。哲学とか思想とか興味ないって人も、読むべき教養書。
このよくわかんない世の中と、自分の生き方との接点って何なのか?を、意外な切り口からグイグイ掘っていって、示唆をくれる。
もっと、偶然を楽しんで生きていこう。
哲学や思想って、こんなダイナミックでおもろー!なのか、と気付かせてくれる一冊。

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Posted by ブクログ 2017年06月24日

偽善で空想的だったリベラルはもはや存在しないが、政治と経済、国民国家と帝国、ナショナリズムとグローバリズム、コミュニタリアニズムとリバタリアニズム、この対立のどこかに身を置く、のではなく、「第4の道」を見出すための本。
その道は、連帯しないのが連帯、と言うただデモするだけの否定神学的なマルチチュード...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年05月01日

わかりやすさがすごい。
ラカンの解説ではじめていっている意味がわかった文に出会った。
論理が明確。

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Posted by ブクログ 2017年04月20日

哲学=まじめというこれまでのイメージを覆そうという野心作。そのために欠かせないスパイスが「偶然性」。
ドストエフスキー論がいちばんスリリングだった。
重い主題については軽く語るのがいいと書くミラン・クンデラともつながった。
九鬼周造の「偶然性の哲学」とも。
ジャック・デリダの「散種」についてもいずれ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年04月14日

 ゲンロンカフェ主催の東浩紀の書きおろし哲学書。

 丁寧に書かれていて、哲学書として格段に読みやすい。もちろんだからといってよく分かるわけではないが、考えることを後押ししてくれる。東浩紀の思想を読む本ではあるが、そこに様々な哲学者の思想が絡んできて、広く哲学の勉強にもなる。
 観光とはその地の人で...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年04月09日

確かに過去のどのゲンロンよりも読みやすい(カラマーゾフの兄弟は再読しないといけないけど)。観光客という響き、家族という言葉に対して扱う内容は深い。2017年の、いま、この環境において、いかに他者と関わることができるのか、世界とどうつながることができるのか、社会をつくることができるのか。それが「観光客...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年04月29日

不思議な本である。そして同時に傑作である。

本書のテーマは重い。極めて重い。今の世界が直面する困難の構造を析出し、それを突破する主体を構想する。それが本書の目的である。ところが、その重すぎるテーマを前にして本書の叙述スタイルはなんだかとっても妙だ。文章はわかりやす過ぎるほどに明快であり、哲学書・思...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年04月02日

あずまんのゲンロン0最高だった。なぜリベラルは崩壊しつつあるのか。ナショナリズム(国家・政治・人間)とグローバリズム(帝国・経済・動物)という二層構造の時代を生きる我々に、新たな視座を与えてくれる観光客の原理を指し示す希望の書。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年02月11日

難しかった。頭がいいとは、こういうことを考えられることだと思った。世に交通整理屋は多いけども。再読が必要。

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Posted by ブクログ 2019年01月06日

読後の率直な感想として、哲学の限界と弱点に対して徹底的に向き合って、哲学書として哲学的なアプローチで真っ向から乗り越えようとしている姿勢を強く感じた。20年以上も人文・哲学のジャンルで戦ってきたから東さんだからこその、使命を感じた。

本書の中でも触れられている通り、しばしば人文・哲学の言葉は抽象的...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年01月02日

「最初に人間=人格への愛があり、それがときに例外的に種の壁を越えるわけではない。最初から憐れみ=誤配が種の壁を越えてしまっているからこそ、ぼくたちは家族をつくることができるのである。」

「人間とは何か?」を考えていたわけではなく、「人間とは何であるべきか?」を考えてきたのが哲学で、大衆化に応じて語...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年09月13日

「観光客は大衆である。労働者であり消費者である。観光客は私的な存在であり、公共的な役割を担わない。観光客は匿名であり、訪問先の住民と議論しない。訪問先の歴史にも関わらない。政治にも関わらない。観光客はただお金を使う。そして国境を無視して惑星上を飛びまわる。友もつくらなければ敵もつくらない。そこには、...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年06月17日

内容は難しいのだけれど、「そうか!」と視界が開ける瞬間が多々ある。著者はたくさんの文献にあたってそれらをきちんと把握し、その延長線上にこれまでの著者自身の思索との結晶として、この哲学を出現させている。とはいえ、延長線上でありながら、その行き詰まりゆえにオルタナティブなものになっています。持続的イノベ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年03月25日

"Author mentioned that we were separated in globalism - Libertarian - and nationalism - Communitarianism, and we lost concrete ties in our world....続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年01月25日

難しいが、読者に振り返ってくれて親切な文章。観光客が世界を変えられるか?まだまだこの理論は発展途上です。

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Posted by ブクログ 2018年01月21日

東浩紀は『弱いつながり』以来2冊目だったので、弱い~の続編的な目線で読んだ。2017年の人文書としてはかなり読まれた1冊で、目を通してみると著者の熱量がうかがえる。わかりやすく丁寧な文体で書かれながらも、今の時代を憂い行動を起こそうというような焦りを感じる。これがゲンロンカフェなどを精力的に展開しよ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年12月30日

ゲンロン0 観光客の哲学 東浩紀 genron

読み始めは屁理屈かと思いきや
終わりに近づくほど面白くなる

始めの内は進まず何度かバカバカしくなりながらの
二章の終わり頃までの感想は
混沌の中のリアリティーと言うプロセスを明確に見せてくれる内容であった
哲学が根源性を追求するものだとすればこの物...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年10月20日

SNSや観光、テロ、二次創作など現代に溢れている内容に哲学的な視点で書かれているところが斬新で、本書の魅力だと思う。哲学初心者の私にもとても分かりやすい内容で、その辺の難しそうな哲学本より、スラスラと内容が頭に入っていきやすかった。この本をきっかけに、哲学について勉強しようと思った。

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