金井壽宏のレビュー一覧

  • ビジネスパーソンのためのアサーション入門

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    「非主張的自己表現」で『安眠ガイド』とリンク。日本人特有の「自分の気持ちを抑えて言わなくても伝わるだろう」ではなく、でも怒ったり感情的になったりするのでもなく、ちゃんと気持ちを伝えることが重要。女性で出世するタイプの一つとして挙げられている「男性を凌駕しようとする女性」、いわゆる「男性化」は、朱野帰子『わた定』や碧野圭『駒子さんは~』にも同じような主題があったような。日本人のビジネスパーソンは感情を伝えるのが苦手で、奥さんにすらありがとうが言えない男性社員もいるとの話に驚き。たしかにいそうだけど、そういう人は一体どこで安らぎを得るのだろう。

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    2019年09月04日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    最近読んだ本でいうと、「ナナメの夕暮れ」と「四千万歩の男」と「子どものころ、自分がほしかった親になる」の3冊を掛け合わせたような人生のエッセンスが詰まった本でした。

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    2019年06月11日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    チームのアウトプットを最大限に高めるために、リーダーは何をしたら良いか?

    その答えの一つが「サーバントリーダーシップ」である。

    組織で動く以上、自分だけではなく個々のメンバーのアウトプットの総量が重要であり、それを最大限に高めるための方法として、こちらを選択したい。

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    2019年05月19日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    「新卒入社時」と「ミドルのキャリア開発時」という人生の2箇所でのキャリア転機をターゲットとして書かれた指南書。
    著者の長年の経験に基づいた研究の成果が本書で読める!
    エクササイズ付きなので、自分のことを考えながら読み進めることができる。

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    2019年05月04日
  • 新1分間マネジャー

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    マネジメントの本。ヒントは多い、書かれている事はシンプル。でも、なかなか実践は難しいそう。やり方を指示するのではなく、質問する。担当が、決められることは担当に決めさせる。安易にマネージャーが巻き取らない。
    結果に対するフィードバックが働く人の動機になる。フィードバックは早く、また、多くを一度にフィードバックしない。そして、厳しく、優しいの順でする。
    ちゃんと終わった作業にスポットライトを当ててみたら。問題ではなくできている事に着目する。
    まずはできている事に着目してフィードバックすることをやってみよう

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    2019年04月11日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

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    支援とは信頼のやり取り

    効果的な支援の原則
    ・支援する側もされる側も用意ができている
    ・支援関係が公平なものだとみなされている
    - 支援を必要とする側が「一段低い位置」にいることを忘れさせることが必要
    - まず「控えめな問いかけ」によってお互いの無知を取り除き、立場上の格差を縮める
    - どうすれば最高の支援ができるか必ず尋ねるべき
    - クライアントは、なにが役に立ち、なにが役に立たないかというフィードバックをする機会を探すべき
    ・支援者が以下三つから適切な支援の形を選択し、その役割を果たしている
    - 具体的知識やサービスを与える専門家
    - 診断し、処方箋を

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    2019年03月10日
  • 戦略人事のビジョン~制度で縛るな、ストーリーを語れ~

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    <感想・要約>
    人事の基礎のキを知りたくて読書。著者の八木さんのNKKやGEでのキャリアに沿って話は展開されるが、人事の役割や組織の強さの元について考察があり、勉強になった。

    <一番よかった点>
    「勝ちの定義がしっかりしている組織は強い」「リーダーがリーダーを育てる」「人事はビジネスパートナー・チェンジリーダーとしての役割をもつ」という主張が、自己組織化のための第一歩としてミニマムマネジメントが必要だと感じている私の想いと符合しており、背中を教えてもらえた気分。

    <疑問点>
    内省によって「自分の軸」を明確にし、それに沿って生きることで確固たる持論を持てるようになり、リーダーとしてのエンジン

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    2019年02月20日
  • 新1分間マネジャー

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    目標設定、称賛、修正をそれぞれ1分間という短い時間を軸にして部下をマネジメントしていく方法を記した本。
    1分間修正は今の自分が覚えたいと思う内容であり、なるべく早く行い、最初に行動に対して指摘し、自分が感じることをつたえ、後半は人間として評価していることを伝えること。部下を成長させるための1分間修正ができるように実践していきたい内容。

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    2019年01月11日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    キャリアは「節目」で考えよ、というメッセージ、
    とてもよい。

    しかし、これだけ非正規労働者が増えると、
    いつもいつもキャリアを考えていなければならない国に
    なりつつあるようには思う。

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    2019年01月10日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

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    支援についての考察。
    キャリアコンサルタントの勉強中もよく言われたけど、相手の話をよく聞いて、困っていること、助けを求めていることは何か、そもそも支援は必要なのか確かめることが大事なのだ。
    言っていることにすぐ反応するんじゃなくて、何でそう言ったのかな?って視点を持つこと。
    また、何かを達成したい、やってもらいたい時は強制するのではなく、(できていない・やらない)妨げになっているものは何かという視点も重要。
    さらには目の前のクライエントだけではなく、その先への影響についても考える必要がある。

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    2018年12月12日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

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    「人を助けるとはどういうことか」という同著者の本をわかりやすく、より実用的、一般向けにまとめた一冊。謙虚に問いかけることの大切さや有用性がわかる。

    ・ああしろこうしろではなく協力を求める
    ・文化的差異の可能性を考慮する
    例えばフィリピン人は偉い人の目を見ない
    ・4種の問いかけ
    1.謙虚 自分の無知を認め、興味を持って聞く
    2.診断的 相手の思考に影響する
    感情、理由や動機、実際の行為やったことやろうとしていること、体系的、他者は?
    3.対決的 自分の考えを挟み込む
    4.プロセス指向 会話そのもの
    気を悪くされましたか?など

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    2018年12月12日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

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    最初は翻訳のせいもあり、極めて読みにくく感じたが、先に読んだ知人の'第3章を過ぎたところから面白くなるよ'という言葉を信じて何とか読み進めたところ、確かにその通りだった。

    この本のポイントは、第3章「成功する支援関係」に書かれている簡単な原理、「支援を求める立場は、心理的に一段低い位置(ワンダウン)に置かれ、支援を求められる立場は、逆に高い位置(ワンアップ)に立つ」ということだと感じた。一見簡単なことのようだが、この心理的な'あや'の部分をあえて言葉にして意識することが、スムーズに支援を進めていく上で極めて重要だという。

    特に、支援を求める側はワンダ

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    2018年11月19日
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~

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    経営学者の金井さんと、教育学の立場から「大人の
    学び」について研究している中原さんが、往復書簡の
    ような形で綴っている一冊。

    内省することの意義と、効果のある内省の仕方に
    ついて、それぞれの立場で語っている。
    現場のことを丹念に調べてあげていることが随所に
    伺われ、示唆に富んでいて、説得力も十分。

    マネージャ・クラスだけの本にしておくのはもったい
    ない。
    むしろ、これから管理職になる中堅社員が読むのが
    いいかもしれない。


    以下、気になった箇所を抜粋:

    "他者からの「内省支援」を受けていればいるほど
    成長感が高くなる傾向がある。"

    &q

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    2018年11月18日
  • 戦略人事のビジョン~制度で縛るな、ストーリーを語れ~

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    NKK、GE日本法人を経て現在はLIXIL(住生活グループ)執行役副社長となった八木と、リーダーシップを中心とした経営学教授の金井のコラボ。八木が人事の現場経験から抽出された要諦を熱く語り、読者にスムーズに伝わるように金井が編集者+αの役割を果たして体系的な解説を挟みこんでいく構成。GEウェルチの「わが経営」を焼き直したようにも思えるが、日本人が、それも現在注目を集めるLIXILのキーマンが語るという点で、読みやすいものとなっている。

    人事部門、人事マンは、もっとアグレッシブに経営戦略にコミットし、リーダーを産み出すためのダイナミックな発想と行動を心がけなくてはならない、と呼びかける。あらか

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    2018年10月31日
  • クリエイティブ人事~個人を伸ばす、チームを活かす~

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    サイバーエージェントの人事制度に関する本。ユニークな制度が多く、注目に値するが、人事は戦略の要だと考えると、そことの関連性に欠けるのが物足りない。人事本部長という立場上、限界があるが、当該企業に関する他書との併読によって、全体像が見えてくるものと思われる。いずれにしろ、素直に書かれた良著である。

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    2018年10月11日
  • クリエイティブ人事~個人を伸ばす、チームを活かす~

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    人事だけなく、社長をはじめとするリーダーの人には、
    こんな風に働いて欲しいという願いがあると思う。

    一人ひとりが異なる個性を持っている。
    その上、人にも会社にもチームにも、その前後間での状態がある。
    あるところではうまくいったとしても、
    それはあるところであって、他でうまくいくとは限らない。

    何かの理想を軸として、人と対峙して制度を作り、少しずつ改善していく。
    軸があるから、悪いところは悪いことだときちんと指摘できる。
    この道にも一発回答はなく、ただ一歩ずつ進めることしかないのかなと思いました。

    (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
    ○「経営と現場の間に一貫性をもたせる」という言い方

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    2018年09月07日
  • 新1分間マネジャー

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    ネタバレ

    シンプルかつ端的にリーダーに必要な行動を示している良書である。完璧を求めるよりも回数を増やすほうが効果が高いということを「1分間でできること」と置いたところに妙がある。

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    2018年08月16日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

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    ネタバレ

    「謙虚に問いかける」という態度の重要性とその実践方法について理論と具体例を用いて表現されている。課題思考の関係、人間思考の関係、リーダーとしてはどちらの関係も構築する必要があると自身は感じた。その為には相手を知る(あるいは属する文化を知る)という謙虚な態度が必要である。昨今の複雑化する環境の中、「話し方」にフォーカスされつつある現状に、問いかけるという忘れかけていた姿勢を思い出し、正してくれる。そんな一冊だった。

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    2018年08月14日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

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    ■「謙虚に問いかける」は、
    ・相手の警戒心を解くことができる手法であり、
    ・自分では答えが見いだせないことについて質問する技術であり、
    ・その人のことを理解したいという純粋な気持ちを持って関係を築いていくための流儀、
    である

    一方で、現代では「尋ねること」よりも「自分が話すこと」が優先されてしまっている。
    しかし人間関係を築くのは謙虚な質問によってこそ。
    その態度を持たなかったがゆえに、信頼関係が築かれず、大組織では大きな事故が発生している現実もある。

    ■質問をすることで信頼関係が築かれる
    自分が話す:知らないから教えてあげる、という上からの示唆が含まれる。
    質問をする:会話の主導権を相手

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    2018年06月16日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

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    自分でもよくある、そんなつもりで言ったわけではないのに、相手に不快な思いをさせることの防止法を示唆してくれる。ただし、これを実行するための前提として、自分自身にゆとりを確保する必要があると実感した。

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    2018年03月19日