金井壽宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以下の考え方が大変参考になった。
◯キャリアは歩んでみなければわからないモノであり、
アップもダウンも無い
◯キャリアに方向感覚(現実味のある夢)を持つ
◯節目だけはキャリアをデザイン
◯デザインしたらその方向に力強くアクションをとる
◯節目間ではキャリアのことを深く考えすぎず、
ドリフト(流れに身を任せること)や偶然の機会を
楽しみながらキャリアに取り込む
おそらくこのレビューを読まれている方は、
キャリアの節目に立っていると思います。
この書籍を読むことで、
過去のキャリアや未来のキャリアを見つめ直し、
『キャリア・デザイン』してみてください。 -
Posted by ブクログ
ネタバレクライアントを支援するとはどういうことか気づかされた。
コンサルタント(自分) の手助けによって、クライアント(相手) が、 (1)問題の複雑さと厄介さを理解し、 (2)その場しのぎの対応や反射的な行動をやめて、 (3)本当の現実に対処すること が、本当の支援なのである。
支援者としての私自身の経験から言えば、重要なのはおそらく、どんな問題に悩まされているかをクライアントが隠さず話せること、それも遠慮なく安心して話せることだった。
新たなスキルのうち最も重要なのは、これまでとは違うタイプの「聴き方」である。このスキルの向上をテーマとする書籍やプログラムを検討してわかったのだが、新たなタイプのコンサルティングを行うには、一般に推奨されるのとは別の聴き方を身につける必要があり、さらに言えばその聴き方は対応の仕方を知るためにも欠かせなかった。また、二種類の共感力を伸ばす必要もあった。一つは、クライアントが話している現況や問題について、好奇心をもって傾聴する共感力である。もう一つは、クライアントが状況や問題を説明しているまさにそのときに、クライアントを本当に悩ませている問題が何かを見きわめようとして、好奇心をもって傾聴する共感力である。
概念に関する質問 基本的に「なぜ」と問う。この問いによって、クライアントは、コンサルタントに話した内容のさまざまな面について考察・検討し、原因について考えをめぐらせるようになる。 感情に関する質問 クライアントが話した出来事に関して、「それについてどのように感じたか」を基本に、質問をする。 行動に関する質問 クライアントの話にあったいくつかの分岐点について、「どんな行動をとったか」を基本に、質問をする。
謙虚なコンサルティングが最も役に立つのは、クライアントの「思考プロセス」を、次の一つ以上の方法によって再構築する場合である。(一)問題をもう一度、説明する。(二)クライアント自身の役割が何かを再考する。(三)コンサルタントがすべきことは何かを再考する。これらのプロセス領域でこそ、たとえ初めて会話をしているときであっても、驚くほどすぐに支援できる場合がある。再構築によって、自分が今何を知っているかということに、クライアントが気づくからである。コンサルタントは、クライアントが最初に考えた、あるいは提案したことを上回る、コンサルタントを活用するメリットを示して支援するのだ。
中心にあるのは常に、クライアントがどんなことを懸念しているのか、本当に欲しいものは何か、どんな問題に取り組む必要があるか、という問いに対する答えの見つけ方だ。
アダプティブ」と呼ぶことによって強調しているのは、それが「問題」に対する解決策ではなく、状況を改善したり、次のムーヴへつながるより診断的なデータを引き出したりすることを目的とした行動だということである。「ムーヴ」と呼ぶことによって伝えたいのは、それが壮大な計画でも大規模な介入でもなく、状況を改善するためのちょっとした取り組みだということである。
組織という生き物がいよいよ複雑さを増し、今起きているあらゆるものごとがスピードアップしている現実を考えると、これぞアダプティブ・ムーヴだと思うのは、即興劇である。計画と仕組み、法則、型があれば安心はできるが、結局のところは役に立たないかもしれない。むしろ、率直に話をして、たしかな人間関係を築き、力を合わせて即興で行動を生み出すほうが、本当の支援をすばやく行ううえで効果が高いのである。
すべての項目に共通しているのは、それらが、役に立ちたいという積極的な気持ちと、好奇心と、思いやりから生まれるものであることだ。そして、その根本には、尊重され大切にされたいと願うクライアントを前にしてなお、クライアントが直面している状況の複雑さと厄介さを前にしてなお、変わることのない謙虚な姿勢がある。これまでと、どんな点が全く違うのだろう。それは、 個人的な関係になる 必要があることと、プロセス全体の最大の原動力として 好奇心 を重視していることである。 -
Posted by ブクログ
成功のメルクマールであった課長の椅子も、仕事のスピード化、管理業務の煩雑化、プレイヤー要素の拡大に伴い、場当たり的問題解決屋としての悲哀が蓄積、お金を積まれても拒否したいポジションとなった。
ミドルマネジャーには、かのアルフレッドチャンドラーも、野中郁次郎も、連結ピンをつなぐ変革マネジャーの役割は大きいとの期待が寄せられてきたが、仕事の断片化は進むばかり。それでも、忙しいから大きな絵が書けないのではなく、絵が書けないから振り回されて忙しいとジョン•P•コッター先生に指摘されるのだから、ぐうの音も出ない。
茹でガエルになるな!とも言われたが、「ミドルが活力の源泉ではあるが、多忙で余裕を失い、仕事を通じて知的蓄積がされてないとしたら由々しき問題」と野中氏が助け舟を出してくれたときには救われた。
それでも著者のお二人は、中年には世代継承性という発達課題がある、これに応えるのが人生の宿題であるからには、このプロセスを再定義して、ミドルの悲哀を人生の意味に転換しようと試みる。 -
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「非主張的自己表現」で『安眠ガイド』とリンク。日本人特有の「自分の気持ちを抑えて言わなくても伝わるだろう」ではなく、でも怒ったり感情的になったりするのでもなく、ちゃんと気持ちを伝えることが重要。女性で出世するタイプの一つとして挙げられている「男性を凌駕しようとする女性」、いわゆる「男性化」は、朱野帰子『わた定』や碧野圭『駒子さんは~』にも同じような主題があったような。日本人のビジネスパーソンは感情を伝えるのが苦手で、奥さんにすらありがとうが言えない男性社員もいるとの話に驚き。たしかにいそうだけど、そういう人は一体どこで安らぎを得るのだろう。
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Posted by ブクログ
支援とは信頼のやり取り
効果的な支援の原則
・支援する側もされる側も用意ができている
・支援関係が公平なものだとみなされている
- 支援を必要とする側が「一段低い位置」にいることを忘れさせることが必要
- まず「控えめな問いかけ」によってお互いの無知を取り除き、立場上の格差を縮める
- どうすれば最高の支援ができるか必ず尋ねるべき
- クライアントは、なにが役に立ち、なにが役に立たないかというフィードバックをする機会を探すべき
・支援者が以下三つから適切な支援の形を選択し、その役割を果たしている
- 具体的知識やサービスを与える専門家
- 診断し、処方箋を与える医師
- クライアント参加によって信頼関係を築き、情報をもらうプロセスコンサルタント
・言動すべてが人間関係の将来を決定付ける介入だと認識する
・効果的な支援は純粋な問いかけとともに始まる
・問題のオーナーはクライアントだと認識する
・すべての答えを得ることはできない -
Posted by ブクログ
<感想・要約>
人事の基礎のキを知りたくて読書。著者の八木さんのNKKやGEでのキャリアに沿って話は展開されるが、人事の役割や組織の強さの元について考察があり、勉強になった。
<一番よかった点>
「勝ちの定義がしっかりしている組織は強い」「リーダーがリーダーを育てる」「人事はビジネスパートナー・チェンジリーダーとしての役割をもつ」という主張が、自己組織化のための第一歩としてミニマムマネジメントが必要だと感じている私の想いと符合しており、背中を教えてもらえた気分。
<疑問点>
内省によって「自分の軸」を明確にし、それに沿って生きることで確固たる持論を持てるようになり、リーダーとしてのエンジンができる。という著者の主張がある。しかし、リーダーのエンジンと「自分の軸」が私の中で直結しない。「自分の軸」を持つことで、周囲に流されずに主体的に行動・発言できるようになるとは思うが、リーダーのエンジンにはもう一つか二つの、周りを巻き込めるような力が必要な気がする。