金井壽宏のレビュー一覧
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まさにCOACH Aのビジネスコーチングとは?を
すっきりとわかりやすくまとめた一冊。
感覚的には、知識という点でとても基礎的な印象であるが、
改めて、コーチングはその基礎が基本であり、
それがほぼすべてであるといえるほどの根幹ではないかと感じる。
ここで、1つ考えたい視点として、
「プロセス」というキーワード。
プロセスとコーチングを共に考えるとき、
プロセスに働きかけることがコーチングであり、
結果を出すことにコミットするが、
結果にコミットしないということだとわかる。
そして、
そのコミットは現在だけにコミットするのではなく、
むしろ未来にコミットしているのだということも。 -
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■メモ
戦略性のマネジメント
環境の変化を読み、環境の変化に合わせて人事戦略を考え、実行する。
過去の制度という前提を持たない。会社のSTRと人事戦略が一致する。
継続性のマネジメント
過去からの継続を意識する。環境の変化に合わせた会社のSTRと齟齬が生まれる
場合もある。人事制度の中には、合理性において説明できない制度も過去からの
継続によって維持される。
■学び
家族手当、通勤手当が継続性によるものなのか・・。戦略的に導入を検討すれば、
十分に導入に値すると思う。例えば出産手当などは、仕事のアウトプットに直結
するインセンティブとはいえないが、従業員満足、ロイヤリティ、企業 -
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人事のプロによる人事に必要な考え方を、著者の平易でわかりやすい文章で書いている。人事の本ではあるが、経営の視点で書かれていて、リーダーを志す人一般にもそのまま通じる。
個人では、自分の軸を持て、とアドバイスしている。何事にもぶれない自分の信念がリーダーには必要だという。軸を持つ、気がつくのは難しいことではあるが、これを持てる人はさすがに強いだろうと思う。
また、著者の経歴もあり、グローバルな視点で、日本企業と比較して書かれている。USは強い企業をめざし、日本はいい企業をめざしているが、これからは強くていい企業をめざすべきと主張する。自分が外資系にいるので、グローバル企業の考え方は理解できる。 -
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1990年代に行われたいすづの企業改革について、その中心人物であるコンサルタントといすづ社員が当時を振り返ったドキュメンタリー。
トップダウンの「やらされる改革」ではなく、社員個々人が自分事と考えて「自発的に進める改革」について綴られた一冊。
21世紀に入った現在でも職場風土の改革は、企業にとって重要な問題であり、一朝一夕に進まない問題。いかにして、個々の自発性を引き出すかについて、とても参考になった。
まずは、事実と自分に誠実に向き合うこと。職場の信頼関係を醸成して、本音で物事が言い合える環境を整えること。
実感していることだが、人間はつくづく感情的な生き物だと感じる。
それぞれの -
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増田弥生さんというリーバイス、ナイキで人事の幹部になった女性と、「リーダーシップの旅」という自分が大好きな本を書いた神戸大学の金井教授の共著。
リコーでファイル整理とかお茶くみとかやっていた女性が、外資系のリーバイス、ナイキで幹事になるという
増田さんの輝かしいキャリアを増田さん自身が、振り返っていくスタイル。
ジャンルとしては、リーダーシップの本。
でも単純にキャリア開発の視点からもめちゃくちゃ面白いです。
なんといっても、リーバイスからナイキへ転職する際に、約3年間のフリーター期間があるところ。
金井先生が「キャリアの空白期間」が呼んだのに対して、はっきりと「自分にとって必要な時間だっ -
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サーバントリーダーシップは「引っ張るリーダー」とは異なった「支えるリーダー」というリーダーシップ像で、アメリカ・AT&Tの経営者であったロバート・K・グリーンリーフ氏が提唱した哲学。長期継続的に存在する(ゴーイングコンサーン)ことを前提とする企業経営において重視すべき考え方で、従来型の権限主導のリーダーシップを否定するものではないと感じました。危機的な状況や緊急事態などはむしろ権限主導のリーダーシップの迅速性が求められる場合もあり、相互補完的なものと捉えるのが良いと思います。また「サーバント」という言葉から「顧客や部下の召使いのように働けばいい」との誤解が想起されかねないが、「イニシア
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ネタバレ自身のキャリアについて考えるための切り口を求めて本書を手に取った。
心理学や社会学の学説を豊富に引用し、著者独自の解説を加えている。正直もう少しページを絞れたのではないかと感じたが、初めて触れる理論も多く、楽しめた。
以下、自分のためのまとめ。
キャリア発達は準備、遭遇、順応、安定化というサイクルを回る。サイクルをより深く回ること、前のサイクルと今のサイクルの関連性を見出し消化することが、キャリア発達のために大切である。
夢、岐路の選択、がんばり、遊び、の流れを繰り返す。岐路の選択には自己決定出来るだけのリアルな情報が必要(RJP)。
まず信じて進むことで、元気良く頑張れる。だから成功す -
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ネタバレ既読本の棚卸し。
こちらは人事に関する一冊。
人事、評価、組織などについて考えている人には、良い参考書になると思います。
以下、赤線を引いた部分です。
マネジメントには「戦略性のマネジメント」と「継続性のマネジメント」がある
「戦略性のマネジメント」は、「現在」を見て、勝つための戦略を立て、それを企業内の各機能に一貫性をもって反映させるマネジメントです。
「継続性のマネジメント」とは、「過去」を見て、企業における歴史的連続性を重視するマネジメントです。
日本的経営がもてはやされた(中略)時代に、米国の経営学者ジェームズ・アベグレンらが日本企業の強みとして見出したのが、年功序列、 -
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前作、シンクロニシティが面白かったので
その続きとなる、本書である源泉を読みました。
神の啓示と、人のひらめきは何が違うのか?
という疑問を追求するべく、世界中の学問の権威を訪ねたり
自身の人生での出来事を内省したり、とにかく奔走する著者。
それに関して、今作で結論が出ていませんが、
著者の源泉に対する調査と追求の、記録のような本です。
前作のシンクロニシティでは、自分の行動と世界の出来事が
どうしてうまく結び付くのか? という疑問が切り口でした。
今回の源泉では、世界やそこでの出来事における自分が、
時として神の啓示を受けたかのように、すいすいと行動する、
その理由を切り口にしています -
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リーダーシップを学び、自分のものとして培いたい、と
思って読んだ本。ビジネス書というか、著者の自伝本といった印象。
弁護士としてのキャリアを中心に、人生を猛進した著者。
しかし、壮年になってからの離婚をきっかけに、
その人生とキャリアは一変します。
そもそも、著者の原動力というか、その核となる出来事は
同じく弁護士である父の仕事である、と思います。
著者は、その父の仕事を垣間見たことで、強烈な思いを抱きます。
「なぜ、人は、同じ人に対して、極めて残酷になれるのか?
二度と悲惨な出来事を起こしてはいけない。
そのために、人はリーダーシップを学び、発揮しなければならない」
原文ママではありま -
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毎日毎日、自分は一体、何をやってるんだろうか、
せっかく生まれてきたからには、自分にしかできない何かを
成し遂げたい、時々そういう気分になるときがある。
たいていの場合、目の前のことを一生懸命やってやり過ごすか、
あるいは少し手を止めて考えても、すぐに考える暇もなくなるほど
忙しくなるか、そうやってちゃんと考える時間はなかなかできない。
この本は、そういう人には痛烈だ。
作者は、突然使命感を持って、それを天命だと信じて、
未知の世界に飛び込むと、なぜか良い出会いに恵まれて、
いろいろ勉強しながら大成功する。
で、本当のリーダーとは、人知を超えた意思と通じ合って、
その意思を実現しようと一