金井壽宏のレビュー一覧

  • どうやって社員が会社を変えたのか

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    ネタバレ

    セオリーではなく、いすゞの実例を元にした会社の変革について、当事者が振り返ると言う形でまとめられていて、とてもわかり易かった。
    何がうまく行ったのかだけでなく、何が失敗だったのかという実例を知ることができたのは、とても参考になった。
    「やらせる改革」では会社は変わらないということは皆わかっていながらも、何かやらせなければ変わらないのではという焦りから起こすアクションが、変革を妨げているかもしれないと感じた。
    また、TQCがうまくいく企業とうまくいかない企業についても触れられている部分、同じく推進者という立場にいる自分には非常に身につまされた。

    以下気になった点抜粋
    P27・彼は、日本の組織を

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    2013年03月17日
  • どうやって社員が会社を変えたのか

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    実際に20年前にあった企業文化の変革の事例を
    時代を超えて当事者たちが語るドキュメンタリー。
    日本企業に”チーム”を復活させるためのヒントが
    詰まっています。

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    2013年02月07日
  • リーダーシップ入門

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    この本は、実にいい。

    リーダーシップ論を学ぶにあたり、全体の基礎となるような座標軸を与えてくれる本。この考え方のもとに、様々な論を位置づけて、自分独自の持論を作るベースに使えるだろう。

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    2012年05月22日
  • リーダーシップ入門

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    リーダーシップ論は、ビジネススクールで最もよく研究されたテーマの一つである。しかし、まだわかっていないことも多いという。リーダーシップを巡っては様々な理論が存在するが、「理論はリーダーシップをとろうとする人の持論に翻案され、それがその人の経験に根付くときに初めて大きなパワーをもたらす」。「リーダーシップ入門」と銘打った本書で、著者はことさらこのことを強調している。

    それゆえ、前段に「リーダーシップの学び方」を詳しく述べ、その後で優れた実践家としてペプシコのR.エンリコや、GEのJ.ウェルチ、ヤマト運輸の小倉昌男などの実例を紹介し、最後にリーダーシップを巡るこれまでの理論を俯瞰する。
    特徴的な

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    2012年04月08日
  • 完全なる経営

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    シナジーを促進するためのベースとなるマインドセット。
    「いいことの量は限られている」と思うか?「いいことは相互に開くことで増える」と思うか?
    前者で捉えているとどんどん視野が狭くなっていく。

    語彙が豊富な人ほど学習能力が高まる。
    世の中に対する認識を高められるから。

    企業秘密は何もない。いい経営管理手法や製造法は継続的に改善が加えられている。他社が模倣しても完成した頃には自社はさらに先に行っている。

    責任をもって与えられたミッションをやりきる、そのことには全身全霊で取り組む。
    ミッションが達成される、とは何かを履き違えないこと。自分が納得するまで考え尽くす、自分の納得する答

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    2012年02月16日
  • 完全なる経営

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    ネタバレ

    マズローというと、「自己実現」という概念や「欲求5段階説」が
    有名です。人間の欲求は、生理、安全、所属、承認、自己実現とい
    う5段階からなっており、それらの欲求は低次から高次のものに進
    化する、というものです。自己実現を頂点にしたピラミッドの図で
    描かれ、色々な場面で引用されるので、聞いたことのある方も多い
    ことでしょう。マズローがいなければ、「自己実現」という言葉は
    これほどまでに広まらなかったと思います。

    しかし、マズローその人の著書となるとほとんど知られていません。
    広く名前が知られているのに、原典は読まれていない。古典と呼ば
    れるものはたいがいそういうものですが、マズローの場合、その

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    2011年12月29日
  • 完全なる経営

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    ピーター・F・ドラッカー、またスティーブン・コヴィーらの考えを基礎に置き、またさらに発展させ経営のあるべきすがたを問う一冊。特に上記2冊は日本でもかなり有名であり、多くの人が呼んでいると思われるが、読んでいる人にこの本はふさわしい。また現在の日本的会社風習を打ち破り、個々の人間の自己実現を最大限高める経営が長期的な会社、また地域、そして地球全体に利益と幸福をもたらす信条の持ち主には一読の価値あると思われる。

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    2011年05月19日
  • サーバントリーダーシップ

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    表面だけのリーダシップ論やHowToレベルのもっともらしいトンドモ論が多いこの手のテーマ。そのような状況の中、リーダシップの本質に見事に焦点をあてた貴重な一冊です。
    サーバント・リーダシップは、日本人の性質にとてもあっており(もっと言うと、日本人に受け継がれてきている感覚そのものに近い)、日本が国際社会でいかに振舞うべきかのヒントも与えてくれている。
    リーダシップとは何かをこれ一冊で十分に理解できる良書です。

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    2010年11月07日
  • 完全なる経営

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    「個々のセラピストの力ではどうすることもできないような問題でも、良き共同体、良き組織、良きチームが解決してくれるのである。(『完全なる経営』P6)」
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    うーん、共同体はともかくとしてマズローは組織にそういうものを求めているのか。それは間違いな気がするな。組織は従業員の人格には関与しない。重要なのは成果をあげられるかどうか。企業は、慣れ合うために存在しているのではなく、成果をあげるために存在しているのであって、マズローが期待しているものを求めるのならそれはプライベートで求めるのが妥当のように思う。パーソナリティ障害は、よい組織によって少しは改善されるかもしれないが、それ以上に企業に

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    2010年08月15日
  • リーダーシップ入門

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    リーダーシップの実践のための入門書というより、リーダーシップを研究するための人の入門書という印象。
    リーダーシップを研究しようとする人は、ぜひ目を通すべき。
    これまでの実践家のリーダーシップ、学者の研究内容がコンパクトにまとまっています。

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    2010年05月17日
  • リーダーシップ入門

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    『リーダーシップの旅』という共著が意外によかった金井さんのリーダーシップ論。この人の文章には独特の「文体」があります。好き嫌いはあるかもしれませんが、その独特さも含めて私は割りと好きです。

    目立つ論旨をいくつか挙げると、フォロワーの能動的な役割の強調している点や、多数の研究との比較を通して三隅二不二(じゅうじ、と読みますが読み仮名がなかったのは不親切)のPM理論に多かれ少なかれ集約できると主張している点が挙げられます。あとはTPOV (Teacheable Point of View)という言葉を通して、リーダーシップの言語化を促しているところでしょうか。この点については、優れた会社の社内

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    2009年12月26日
  • サーバントリーダーシップ

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    ゲラを読んでくれた書店さんのコメントです。


    「私はまさに今、人の心をひとつにまとめる必要に迫られているが、何故そんな状況になっているのか考えていなかった。ただ自分にその能力が無い、もっと能力を磨かなければと、まるで見当違いの問題を解こうとしていたのかもしれない。
    本書は「リーダーシップを身につけるための本」ではなく、それを必要とする人間の性質がどんなものなのかを理解するための本だ。ピーター・センゲ氏の「多くの人はリーダーという言葉は上司をさすものだと思っていて、変革を起こせるのも上層部の人間のみだと思っている」という言葉は、私たちを鋭く貫いていると感じる。それは私たちが抱える、一番の問

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    2009年12月06日
  • 完全なる経営

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    あなたが知っている(と思っている)「自己実現」は本当の「自己実現」とは違うかもしれません。

    この本には、マズロー本人が本当に世の中に伝えたかった「自己実現」とはどういうものなのか、ということが詰まっています。

    タイトルからもわかるように、経営に活かせることができる経営書でもありますが、人間のあり方を説き、よき人間が作る組織・社会がよき経営のあり方につながる事を人間性心理学の観点から、非常に重みを持って伝えてくれる良書です。

    現在、私たちが生きる社会に「健康な人」は何人いるのでしょうか。
    なぜ、「健康な人」として成長できないでいるのでしょうか。

    このような問いについて考えるよいキッカケと

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    2009年10月28日
  • 組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト

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    前回のコメが08年1月でした。そこからHRMを専門にするようになって1年半。
    この本に書かれている組織における個人、評価、力の活かし方を体系的に学べるところ、最新の理論とその構築される過程が丁寧に書かれている本です。
    現場で働いていて組織のそもそも。。。を知りたくなった人、HRMを中心にMBAや経営学を専攻したい人の足がかりにおすすめ!

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    2009年10月04日
  • リーダーシップ入門

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    現代のリーダーシップの体系的な理論を学ぶことができ、なおかつ自分なりのリーダーシップを身につけることができる。

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    2009年10月04日
  • 組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト

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    組織を動かしていくのは人で、それを支えるための仕組みがある。もはや人事部署だけではなく(そんなことは幻想だと思っているので)、自分がどうしたいのかを考える上で参考になる一冊。とても分かりやすい言葉で書かれているのも、専門家に向けてかかれているわけではなくて、働く人一人ひとりに向けたものだからなんだと思う。

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    2009年10月04日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    キャリアの転機が迫るので、ようやく手に取った。まさに「節目」のタイミング。

    ・トランジションのモデル
    “転機は終わりから始まる”。次に進めないのは、終わらせられていないから…という指摘が刺さった。

    ・ミドルのキャリア
    中年期は「第二段ロケットの噴射時」。踊り場のようで、でも黄金期でもあるという視点にワクワクできた。

    ・章ごとのエクササイズ
    キャリア棚卸しに役立ちそう。

    社会も自分も変化のさなか。
    読み返したくなる「キャリアのヒント」が詰まっていた。
    大学教授の視点、回りくどさも面白かった。

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    2025年11月30日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

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    「謙虚に問いかける」ことがなぜ大切なのか、どう有効なのか具体的な場面ごとに丁寧に説明していました。
    謙虚に問いかけることで相手の事情や思っていることを理解でき、それを元にどのように対処するかを決めることができるのはそのとおりだと思いました。
    「謙虚な問いかけ」「診断的な問いかけ」「対決的な問いかけ」の例はとても参考になりました。謙虚に問いかけるつもりでいても、自分が心から謙虚になっていなければ、相手に寄り添わなければ、「謙虚な問いかけ」のつもりが「対決的な問いかけ」になりかねない。これは気を付けていきたいと思いました。
    一方、この本はおそらくアメリカ人に向けて書かれたもののようで、冒頭からアメ

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    2025年11月24日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

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    ちゃんと読み返して深く理解したい一冊。

    謙虚なコンサンルティングには、診断的なアドバイスではなく
    ・謙虚な問いかけをとおした
    ・アダプティブムーブの実行
    ・それを行うための、積極的な気持ちと好奇心
    ・そしてそれを実行するための個人的な関係をクライアントときづく事
    が大切だと学んだ。

    まずは自己開示などから、関係を構築するところを実践したい。

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    2025年09月07日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    公務員の昇任試験対策として読んでみた。サーバントとリーダーシップは相反するものと考えていたが、日常的にはフォロワーの奉仕者として支え、ここぞというと時には先頭に立って舵をとるという姿勢で臨むという。また、資生堂の元社長である故池田守男氏との対談はサーバントリーダーシップを実践するのには有益である。

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    2025年08月17日