金井壽宏のレビュー一覧

  • どうやって社員が会社を変えたのか

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    『なぜ会社は変われないのか』の元になった企業関係者のドキュメンタリー。ある事象に対して異なった視点の3者の意見は面白い。
    読み物としては『なぜ会社は変われないのか』の方が読みやすく面白いが、実際に自社で風土改革をしようとしている人にとっては、こちらの本の方が役に立つはず。
    ただ、実際に風土を変えるとなると中々うまくいかないのですよね…会社を変えたいなぁ。。。

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    2014年08月12日
  • コーチング・リーダーシップ

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    まさにCOACH Aのビジネスコーチングとは?を
    すっきりとわかりやすくまとめた一冊。

    感覚的には、知識という点でとても基礎的な印象であるが、
    改めて、コーチングはその基礎が基本であり、
    それがほぼすべてであるといえるほどの根幹ではないかと感じる。

    ここで、1つ考えたい視点として、
    「プロセス」というキーワード。

    プロセスとコーチングを共に考えるとき、
    プロセスに働きかけることがコーチングであり、
    結果を出すことにコミットするが、
    結果にコミットしないということだとわかる。

    そして、
    そのコミットは現在だけにコミットするのではなく、
    むしろ未来にコミットしているのだということも。

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    2014年07月25日
  • どうやって社員が会社を変えたのか

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    1990年代に行われたいすづの企業改革について、その中心人物であるコンサルタントといすづ社員が当時を振り返ったドキュメンタリー。

    トップダウンの「やらされる改革」ではなく、社員個々人が自分事と考えて「自発的に進める改革」について綴られた一冊。

    21世紀に入った現在でも職場風土の改革は、企業にとって重要な問題であり、一朝一夕に進まない問題。いかにして、個々の自発性を引き出すかについて、とても参考になった。

    まずは、事実と自分に誠実に向き合うこと。職場の信頼関係を醸成して、本音で物事が言い合える環境を整えること。

    実感していることだが、人間はつくづく感情的な生き物だと感じる。

    それぞれの

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    2014年06月02日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントリーダーシップは「引っ張るリーダー」とは異なった「支えるリーダー」というリーダーシップ像で、アメリカ・AT&Tの経営者であったロバート・K・グリーンリーフ氏が提唱した哲学。長期継続的に存在する(ゴーイングコンサーン)ことを前提とする企業経営において重視すべき考え方で、従来型の権限主導のリーダーシップを否定するものではないと感じました。危機的な状況や緊急事態などはむしろ権限主導のリーダーシップの迅速性が求められる場合もあり、相互補完的なものと捉えるのが良いと思います。また「サーバント」という言葉から「顧客や部下の召使いのように働けばいい」との誤解が想起されかねないが、「イニシア

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    2014年03月30日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    Serendipity
    Career drift
    Realistic job previews
    Minimum effort requirement
    Trying twenties, tryout twenties

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    2014年02月22日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    大学の先生らしい、哲学的な、高尚な文章もまた読みごたえあり。
    キャリアについて、節目ではしっかりと考えたいと思った。それ以外は、ドリフトして、思わぬ偶然も楽しみたい。

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    2014年01月26日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    ネタバレ

    自身のキャリアについて考えるための切り口を求めて本書を手に取った。
    心理学や社会学の学説を豊富に引用し、著者独自の解説を加えている。正直もう少しページを絞れたのではないかと感じたが、初めて触れる理論も多く、楽しめた。
    以下、自分のためのまとめ。

    キャリア発達は準備、遭遇、順応、安定化というサイクルを回る。サイクルをより深く回ること、前のサイクルと今のサイクルの関連性を見出し消化することが、キャリア発達のために大切である。

    夢、岐路の選択、がんばり、遊び、の流れを繰り返す。岐路の選択には自己決定出来るだけのリアルな情報が必要(RJP)。

    まず信じて進むことで、元気良く頑張れる。だから成功す

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    2014年01月18日
  • 組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト

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    読んでいて楽しく、OBに関する知識だけでなく、理論のあり方なども書かれていて、ためになった。悦ばしき知識であるべきなど。

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    2013年11月30日
  • どうやって社員が会社を変えたのか

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    いすゞの企業改革の成功事例のその仕掛人のキーマン達から観た振り返りをしている本です。「やらせない改革」を標榜し、企業の風土をいかに変えるかを考え、強い組織を作っていくことを失敗を繰り返しながら築き上げた成功事例は、本に書かれている以上の不断の努力と情熱がないと成し得なかっただろうということが、容易に想像できます。強い会社を作るということは、こういうことだろうと共感できます。トップが会社を変えることは、一時的には可能でも、長期的には続かないのだろうということがわかる気がします。

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    2013年11月18日
  • どうやって社員が会社を変えたのか

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    会社を変えるってことは相当なパワーが必要なんだなぁと思った。付け焼刃でも駄目だし、トップと現場のビジョンが違ってもうまくいかないんだなぁと思う。
    現状、自分の会社でもまさに会社を変えるための活動をやっているが、活動内容を報告するための活動になっているように思う。まだまだやり方が定まっていないところではあるが、これからどう変えていけるのか、もがきながら考え、実行していきたい。

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    2013年11月01日
  • 源泉――知を創造するリーダーシップ

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    前作、シンクロニシティが面白かったので
    その続きとなる、本書である源泉を読みました。


    神の啓示と、人のひらめきは何が違うのか?
    という疑問を追求するべく、世界中の学問の権威を訪ねたり
    自身の人生での出来事を内省したり、とにかく奔走する著者。
    それに関して、今作で結論が出ていませんが、
    著者の源泉に対する調査と追求の、記録のような本です。

    前作のシンクロニシティでは、自分の行動と世界の出来事が
    どうしてうまく結び付くのか? という疑問が切り口でした。
    今回の源泉では、世界やそこでの出来事における自分が、
    時として神の啓示を受けたかのように、すいすいと行動する、
    その理由を切り口にしています

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    2013年08月20日
  • シンクロニシティ[増補改訂版] ― 未来をつくるリーダーシップ

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    リーダーシップを学び、自分のものとして培いたい、と
    思って読んだ本。ビジネス書というか、著者の自伝本といった印象。


    弁護士としてのキャリアを中心に、人生を猛進した著者。
    しかし、壮年になってからの離婚をきっかけに、
    その人生とキャリアは一変します。

    そもそも、著者の原動力というか、その核となる出来事は
    同じく弁護士である父の仕事である、と思います。
    著者は、その父の仕事を垣間見たことで、強烈な思いを抱きます。
    「なぜ、人は、同じ人に対して、極めて残酷になれるのか?
    二度と悲惨な出来事を起こしてはいけない。
    そのために、人はリーダーシップを学び、発揮しなければならない」
    原文ママではありま

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    2013年08月09日
  • シンクロニシティ[増補改訂版] ― 未来をつくるリーダーシップ

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    毎日毎日、自分は一体、何をやってるんだろうか、
    せっかく生まれてきたからには、自分にしかできない何かを
    成し遂げたい、時々そういう気分になるときがある。

    たいていの場合、目の前のことを一生懸命やってやり過ごすか、
    あるいは少し手を止めて考えても、すぐに考える暇もなくなるほど
    忙しくなるか、そうやってちゃんと考える時間はなかなかできない。

    この本は、そういう人には痛烈だ。

    作者は、突然使命感を持って、それを天命だと信じて、
    未知の世界に飛び込むと、なぜか良い出会いに恵まれて、
    いろいろ勉強しながら大成功する。
    で、本当のリーダーとは、人知を超えた意思と通じ合って、
    その意思を実現しようと一

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    2013年05月17日
  • どうやって社員が会社を変えたのか

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    柴田昌治さんの本は、「なぜ会社は変われないのか」に始まり、多数読ませていただきました。当時、組織における様々な問題は、個々人の能力アップによって解決できるものだと思っていた自分にとって、人間同士の関係性、組織風土にフォーカスした作品に、衝撃を受けた記憶があります。それだけインパクトがありました。

    一方、金井教授は、キャリア論・組織論を中心に、こちらも多数の本を読みました。

    このお二人による作品読まないわけにはいきません。

    この著書は「なぜ会社は変われないのか」で語られているストーリーを、実際のモデルとなった人物の証言を交え、実態に迫るという、興味深いものでした。現実は、以前の著書で書かれ

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    2013年04月16日
  • 経営組織

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    組織を多様な視点で捉えつつ、研究と実務がバランス良く書かれている。制度的な観点よりは、心理やダイナミック性の観点での記述が多い。

    また、マネージャーとリーダーについて大きく区別、というか、ほとんど対立的に記述されている。この2つは一般的には混同されていると思う。
    ただ、「変革リーダーシップの特徴」という研究テーマの一覧が出ているが、結論、共通点はないんじゃないの、という気がする。

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    2013年04月06日
  • どうやって社員が会社を変えたのか

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    いすゞの改革に携わった重要人物3名の回顧録。トップダウン型ではなく、社員が当事者となり、改革を進めて行く姿が描けれている。改革の途中には、軋轢や混乱が必ず生まれるが、それに動じないトップの胆力が現場社員をやる気にさせ、壁を乗り越える原動力になる、考えさせられる一冊となった。

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    2013年03月22日
  • サーバントリーダーシップ

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    私にとって大切な本の著者である「七つの習慣」のコーヴィー博士や「学習する組織」のゼンゲ博士が推薦しているので読みました。が、正直に言うと、消化しきれなかった、というところです。おそらくいまの自分が、この本の内容を消化できるレベルにない、と感じました。10年後に再度読んでみたい。

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    2013年03月20日
  • 組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト

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    組織行動(Organization Behavior)を概観。人と組織が学び、成長していくこと、その動機付けとデザインについて考える。

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    2013年02月13日
  • リーダーシップ入門

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    理論だけを学んでも身につかない。実践してこそ理論の理解も深まり身につく。リーダーシップ論をいろんな研究者の考えを紹介しつつ、エクササイズを用いている本。
    大小はあれど誰しもが持っているリーダーシップ。どのようなタイプでどこを目指すのか。ここでも軸をもつことが重要。俺のTPOVは?再読すべき本。

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    2013年01月30日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントリーダーシップは、自らの信じるビジョン、ミッションがあり、その目標感に共感してくれる人に尽くす。というよりも、自分のビジョンやミッションにひたすらに尽くす。
    池田守男さんも金井としひろさんも、使命感の大切さを何度も説いている。「命を使ってでも尽くしたいこと」を周囲に言葉で、行動で示し続けてこそ、サーバントとして尽くすことが人を動かす。
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    働くことは「人に向けて動く」ことだと定義する。
    その感覚ととても近しい。
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    2012年10月20日