金井壽宏のレビュー一覧

  • リーダーシップ入門

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    リーダーシップについては、悩みはつきない。いろいろな試しては、うまくいったり、うまくいかなかったりである。

    で、一応本もいろいろ読むのだが、リーダーシップ関係の理論書は概して退屈である。が、リーダーの自伝なんかを読むのも面倒だし、自分と違うスタイルの人の話しを読んでも、簡単に真似できるものでもない。

    というときに結構便利なのは、金井先生が、翻訳や解説を担当されている本である。金井じるしを目安に何冊か読んでいるうちに、金井先生の考えも分かったような気がしていた。

    で、改めてご本人による「リーダーシップ入門」である。

    簡単にまとめると、リーダーシップは、「鑑賞」するようには学べない

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    2017年05月02日
  • サーバントリーダーシップ

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    版されたときに買ったのだが、なんだか難しくて、途中で挫折していた。が、ちょっとまた気になって、読んでみた。やはり難しい。リーダーシップ論というより、なんかコーポレートガバナンス論とか、CSR論みたいな印象かな。本文より、コビィーやセンゲの文章のほうが分かりやすく、よかったかな。まだまだ、この本の良さがわかるには、修行がたりないということか。

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    2017年04月30日
  • 源泉――知を創造するリーダーシップ

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    U理論といえば、オットー・シャーマーというイメージだけど、もともとは、ジャウォスキーが、シャーマーと一緒に始めたインタビューのプロジェクトから始まったもの。それもとくに複雑系の研究者ブライアン・アーサーのインタビューの影響が強い。という意味では、この3人がU理論の生みの親ですね。
    で、ジャウォスキーは、その後、Uの底にあるものを探究していた。その報告というか、ストーリーがこの本です。

    前作の「シンクロニシティ」や「出現する未来」での発言もそうだけど、かなり神秘主義に行っちゃてますね〜。でも、それは量子力学の世界観、というかボームの世界観の延長にあるもので、今回も、その辺、物理学者たちとの対話

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    2017年04月30日
  • 新1分間マネジャー

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    チームメンバーに対するマネジメントの方法が、わかりやすくストーリーに沿って語られています。

    “1分間”というのは、その手法の実践に要する時間を指していて、部下との目標設定や褒めること、軌道修正の指示などを1分間でするよう求めています。
    1分にこだわる必要性は必ずしもないかと思いますが、短時間で実践できることが明らかにされています。

    “新”や“1分間”というワードからくるうさんくさいイメージがなんとももったいないですね。薄い本だということもあって、最近に刊行されたキャッチーだけど内容のない本、という印象を与えかねません。もちろんそんなことはなくて、長い間読み継がれてきた古典ともいえる名著の加

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    2017年04月08日
  • 完全なる経営

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    教科書的な断片の知識として知ったつもりになっていたマズローの考えに触れられる良書。
    小宮先生おすすめシリーズ。
    あとがきを読んで初めて知ったが、この方の著書は箇条書き的な書き方が多いようです。
    たしかに読んでいて、箇条書き的なイメージを覚えました。
    でも、随所に考えさせられたり、納得の出来るところがあり、いつか再読してみたいと思いました。
    ピラミッドを書いて分った気にならずに済みそうです。

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    2016年06月30日
  • 新1分間マネジャー

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    ストーリー仕立てで30分かからずさらっと読めるが、マネジメントの基礎的な要素が入っている。古典的な内容なのもわかる。マネジメント的な経験をした後に読んだ方が納得性は高いかもしれない。(いしの)

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    2016年06月30日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

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    傾聴の派生。「謙虚に問いかける」humble inquiry ことをテーマに、幾つかの角度から解説した本。具体的な事例も多く、わかりやすい

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    2016年06月03日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

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    「謙虚に問いかける」はその人のことを理解したいという純粋な気持ちをもって関係を築くための流儀であり、質問する技術である。
    目的を共有し、お互いを理解し、尊重することを意識し、自ら「謙虚に問いかけ」内省していきたい。

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    2016年04月28日
  • 新1分間マネジャー

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    とっても簡潔。
    さらっと読めるが、足りないのではなく無駄がない。
    単純に思えることが、マネジャーの根本であることが十分に理解できた。

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    2016年02月27日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

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    支援を受ける側と支援を与える側の両面から価値のある支援のかたちを探る。本書で提案されるプロセスコンサルテーションはまさに自分自身の関心分野に近く明快に言語化された感覚である。

    支援には役割が必要でありながら、相手の信頼を得られていない関係性では機能しない。専門家的な役割が決してダメなのではなく、適切な切り替えが必要である。相手が本質的に求めることを時間をかけて探る。などなど、多くの発見があった。

    また対話型ファシリテーションの共有する価値観も多い。両者ともプロセスに視点を当て、相手の自己尊厳を高めたうえで、事実に基づいた問いを重ね、課題と解決策を自己発見させる。改めてこれまでの支援のあり方

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    2016年01月09日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    ●サーバント・リーダーシップの定義
    リーダーである人は、「まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という実践哲学をサーバント・リーダーシップといいます。サーバント・リーダーは相手に対し奉仕する人です。相手への奉仕を通じて、相手を導きたいという気持ちになり、その後リーダーとして相手を導く役割を受け入れる人なのです。サーバント・リーダーはつねに他者がいちばん必要としているものを提供しようと努めます。

    ●サーバント・リーダーシップの考え方
    リーダーシップはとてもシンプルな現象。信じてついていってもいいと思える人に、フォロワーたちが喜んでついていっている状態がリーダーシップという社会現象であり

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    2015年10月27日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントとリーダーシップ。一見相反する概念に思えるが、この本ではサーバント・リーダーシップの理論と実践を学べる。理論は神戸大の金井壽宏先生から、実践は元資生堂相談役の池田守男さんから。
    ミドルとして、職場はもちろん、「サーバント・リーダーシップは企業経営や組織運営といった大きな場面だけで必要とされるものではなく、われわれの日々の生活のなかにも多く見られる現象である」(p83)ということで、家庭や地域でのサーバントも心がけたい。

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    2015年08月11日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    節目をしっかりとデザインすることさえできれば、節目と節目の間は多少流れに身を任せる(キャリアドリフト)のもいい。人生全体が節目というわけではないから、いつも張り詰めている必要はない。「キャリアデザイン」ということにちょっと違和感を感じていたけれど、状況に応じて使い分けたらよい、と思ったら、気持ちが軽くなった。

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    2015年05月29日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    私の敬愛する講師にキャリア相談していた時のことから、改めてPlaned happenstance theoryについて学びたいと思った。

    ・キャリアについて毎朝自問自答している日が長らく続いている人も調子が良くない。
    →このままでいんだろうか?というのは、3カ月に1度考える時間と、考えるためのFWを作ることが大切。

    ・自分は何が得意か?いったい何をやりたいのか?結局は自分が得意、これをやりたい、と思うものが大切。アドバイスはもちろん大切だが最終的には自己決定。
    →志なんて言うと途端に難しくなる。内向きにベクトルを向けて、今のは楽しかった、昨日は●●に腹が立った、と感情を問うところから始める

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    2015年06月16日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

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    この本は、人との繋がりを持つ場合、気を付けるポイントを明確に示している。
    こんなことも助ける行為なのだなと、あらためて認識する。
    コンサルって確かに失敗する事がある。
    もう少し早く知りたかった。

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    2015年02月21日
  • シンクロニシティ[増補改訂版] ― 未来をつくるリーダーシップ

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    著者の自伝形式で進む。
    「How to」型のリーダーシップ本ではなく
    リーダーとしての「あり方」と伝える型でとてもよかった。
    特にパート3から展開される「英雄の旅」は走り始めた躍動感を伝えるストーリーで面白かったが、ちょうどその章くらいから抽象度の高い表現が増えてくるので何度も読み返す必要があるかもしれない。
    サーバント・リーダーシップを包括的に捉えたようなあり方にすごく共感!

    サーバント・リーダーシップを包括的に捉えたようなあり方にはすごく共感できる。

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    2015年02月13日
  • シンクロニシティ[増補改訂版] ― 未来をつくるリーダーシップ

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    「なんとなくは理解できる」というのが今の感想です。

    私にはまだしっくりこない部分があるというか、理解できない未熟さがあるのだと思いました。

    手にとった理由は、ピーター・センゲ氏による序文、金井壽宏氏による解説である点です。
    センゲ氏にいたっては、「リーダーシップを本気で学ぼうとしている人が読むべきものはただ一冊、ロバート・K・グリーンリーフの『サーバントリーダーシップ』だけだと述べてきた」にこの一冊を加えているのだから、尚更読まずにはいられなかったのです。

    内容はオカルト、とまでは言わないまでも、精神的な記述・エピソードも含まれており、また自伝的な物語になっていますが、「How to」的

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    2015年01月25日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    ケアギバーであることが前面に出た女のキャリアって本当にドリフトしまくっているよなあ。くらげの推進力、と冗談で言っていたが、選べるときって本当に少ない。そこで選ぶしかないんだろう、というのをしみじみ思う。

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    2015年01月18日
  • 働くひとのためのキャリア・デザイン

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    「人生の節目節目ではじっくり考えて"デザイン"し、
    そうでない時は"ドリフト"(流される)」という考え方に魅せられた。
    本当にその通り、そのくらいがちょうどよい。

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    2015年01月21日
  • リーダーシップ入門

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    金井教授の著書は好き。膨大な文献の読み込みに裏づけられた信頼性があるだけでなく、自分の言葉でも語られているからだ。彼でもまだまだわからないリーダーシップの分野だからこそ、持論の持ち方や磨き方が本書では提示されている。私にも持論があるがそれを深掘りしてみるのも良いかもしれない。

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    2014年12月18日