金井壽宏のレビュー一覧
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『自分の夢を振り返る
いろんな年代における自分の夢を振り返ってメモしてみてください。
1.子供のころのあなたの夢はなんだったのか。
2.会社を選んだとき、会社に入った当初の夢や抱負はなんだっのか。
3.実現された夢はなにか。
4.実現されなかった夢で、人生の残りの時期に実現できそうな夢はなにか。
5.そのためにはなにをなすべきか。
6.もう一生かかっても残りの年数では実現できそうにない夢はなにか。
7.それにどう折り合いをつけるべきか。
8.実現できないと気づいた当時の夢と馴れ合うのはやめて折り合いをつけた後、夢をどのように修正したか。あるいは、どのような新しい夢をもつようになったか。
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ネタバレ非常に参考になるネタが豊富。とくに、曽山さんが営業からまったく何もないところから試行錯誤の末に現在の人事のポジションを確立し、哲学まで生み出していった過程が参考になる。
以下メモ
コミュニケーションエンジンを体現するために、曽山さん自身CA社員と月100人(週2回のランチ&週2回の飲み×5名)と会って課題や現場感覚を掴む。
人事幹部を育てる 五つの習慣と16の行動指針
リーダーとしての習慣
①目標力、役割力、評価力を身につける
②ボード視点を持つ 当事者意識 部門横断と経営層の目線
③壮大な野心を持つ
勝ちにこだわる習慣
④ニュースには即レス スピード感醸成
⑤競合へのアンテ -
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若手風土改革PJの参考になればと思って読んでみた。
いすゞの経営再建をかけた風土改革の取り組みに携わった当事者の話を中心に構成。風土改革の考え方、実際に行なったことが詳しく記載されており、2・6・2の法則、オフサイトミーティング、100人委員会など役に立つ内容が多々あった。
最も目から鱗だったのは、風土改革が人材育成の一面を備えているという点。
社内の中でトップである経営者に指示をする人はいない。だから経営者は自分で考えて動いて決めていく。
それと同じで、指示待ちではなく、当事者意識を持つことは経営感覚を磨くことで、問題解決能力を磨くこと。
このことが一番の盲点で驚きだった。
会社に限らず -
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「私なりに別のたとえ方をすれば、人事には、会社が曖昧な状況に置かれているときに、進むべき方向性を示すアンバサダー(大使)の役割、トップが言うことを社員にわかるように伝え、社員が抱いている思いをトップに正しく伝えるトランスレーター(通訳)の役割、それから、社員のやる気を引き出して集団のパワーを最大化するために、会社の戦略をストーリーとして語るストーリーテラー(語り手)の役割、社員の悩みやフラストレーションを、言葉によって前向きの考えに変えていくエンライター(啓蒙者)の役割があります。まとめて言うと、人や組織を最大限に活用し、その会社の「勝ち」を実現するのが人事の役割だと私は考えています。」
「 -
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幅広い実例、文献、研究をとりあげながらも、著者の一貫した視点で自分の言葉で整理・説明されているので、初心者でもリーダーシップの概念を整理することができる、本当に優れた本だと思いました。
組織目標(課題:P)の軸と、組織維持(人間:M)の軸が非常に多くの研究で研究された、ロバストなものなのだということがよくわかりました。PM理論は聞いたことはありましたが、これほど安定していると理解できると、実際の仕事のときでも意識できそうな気がしました。また、
行動理論(三隅、ミシガン、オハイオ)
↓
状況適応理論(フィードラーなど)
↓
変革型(コッターなど)
と発展するリーダーシップ理論においても -
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ネタバレセオリーではなく、いすゞの実例を元にした会社の変革について、当事者が振り返ると言う形でまとめられていて、とてもわかり易かった。
何がうまく行ったのかだけでなく、何が失敗だったのかという実例を知ることができたのは、とても参考になった。
「やらせる改革」では会社は変わらないということは皆わかっていながらも、何かやらせなければ変わらないのではという焦りから起こすアクションが、変革を妨げているかもしれないと感じた。
また、TQCがうまくいく企業とうまくいかない企業についても触れられている部分、同じく推進者という立場にいる自分には非常に身につまされた。
以下気になった点抜粋
P27・彼は、日本の組織を -
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ネタバレリフレクション(内省)をキーワードにした書籍です。
著者の主な指摘等は、以下のとおりです。
・リフレクションを生かすには、
①アクションとつながっていること
②節目に大きく深く考えて、対話の相手を持ちながら議論の中で行うこと
・仕事と学びを分けて考えないこと
・上司がなすべきこと
①人が育つ職場をつくること、職場のメンバーが成長するような社会的環境や職場の風土をデザインすること
②上司自らが学び続ける存在として、成長を目指すこと
・会社の理念が本当に「浸透した」と言えるのは、社員が自分の仕事と自分の仕事のやり方と組織の在り方に適合を見出し、自分の仕事のやり方を「変えた」とき。 -
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機会があって増田弥生さんのお話は聞いたことがあるし、リアルに対面しているので普通に受け入れられるのだけど、この本だけ読むとちょっとびっくりしてしまう人のほうが多いんじゃないか、とは思った。
もちろんそうならないようにうまく工夫されて作られた一冊ではあるのだけど…
日本人だから、とか、女性だから、とかいうExcuseはまったくゼロでこういう結果を残してきている彼女は、生まれ持ったリーダーシップはかならずあるはずで、それを伸ばせる環境に巡り会えたということなんだと思う。
僕は、誰にでもリーダーシップがあるというのは幻想でしかないと思うので。 -
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法人(組織)勤務者で,学習者である,というのが私の文脈とすると,これはそのど真ん中の問題を扱った本.非常に啓発的な内容で,読んでいて楽しかった.
・ダイアローグと組み合わさったリフレクションが今ほど、求められている時代はないのでは。
・Hidden curriculum:教えたい内容とは別に学習者に伝わってしまう価値観、行動様式
・マネージャーの仕事の断片化。そこにつながりを見いだすのが一流。
・問題には個人の力で乗り越えられるものと、そうでないものがる。往々にして、組織は「組織が組織として取り組まなければならない課題」を「個人が乗り越えなければならない課題」にすり替えがちである。
・三つの -
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リーダーシップ論は、ビジネススクールで最もよく研究されたテーマの一つである。しかし、まだわかっていないことも多いという。リーダーシップを巡っては様々な理論が存在するが、「理論はリーダーシップをとろうとする人の持論に翻案され、それがその人の経験に根付くときに初めて大きなパワーをもたらす」。「リーダーシップ入門」と銘打った本書で、著者はことさらこのことを強調している。
それゆえ、前段に「リーダーシップの学び方」を詳しく述べ、その後で優れた実践家としてペプシコのR.エンリコや、GEのJ.ウェルチ、ヤマト運輸の小倉昌男などの実例を紹介し、最後にリーダーシップを巡るこれまでの理論を俯瞰する。
特徴的な