金井壽宏のレビュー一覧
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タイトルの通り、問いかけることについて深く掘り下げた一冊。
問いかける(質問する)ことが相手よりも下の立場に降りることになる、だから多くの人は自分が話をする方にまわろうとする…という価値観がベースになっているのだけど、そこはあまり共感できなかった。けれども、確かに質問をしているふりをして自分の考えを主張しようとしたり、相手の間違いを指摘しようとしたりしていることは、確かにあるなと思った。
謙虚に問いかけること、純粋に相手に興味を持ち、相手との関係性や相手自身の学び・気づきを促すために行うことはかなり難しく訓練が必要。そのために今、ここに意識を向ける、というマインドフルネスや、問いかけることで生 -
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リーダーシップ研修の課題図書だったため、読みました。
グローバル企業の人事トップである著者と自分の所属している小さな組織とは余りにかけ離れていて、参考にはならないと思ったのが最初の感想ですが、コミュニケーションの考え方に、なるほどと思うところがありました。
コミュニケーションは相手に動いて貰えて初めて伝わったと言えるという考え方が、そのとおりだと思いました。チームを動かす、組織を動かすことの難しさに日々直面していますが、どうすればよいのか、ひとつのロールモデルを知ることが出来ましたので、読んで良かったです。身近にメンター的な存在がいない女性リーダーには一読を勧めます。 -
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人事とはという話から、どんどん話が深まり会社を変えるにはどうすればいいか真のリーダーとは何かという話にまで行き着く熱い本。
人事とは人のやる気を最大化すること
公平性はコミュニケーションの取り方やチャンスの与え方にもとめるべき
チェンジを起こしたかったら、賛成してくれる人を増やすより、反対する人を減らせ
シャイン先生の言葉
リーダーとはビジョンを描き、コミュニケーションによって人々を巻き込み、フォロワーとともに、ビジョンの達成に向けさまざまなことを実行できる人。その過程では、フォロワーとの間に信頼を築きあげなくてはならない。そして、自ら問題を発見して、自ら意思決定をして、自らチャレンジ -
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ネタバレ聖書の一節に「受けるよりは与える方が幸いである」とある。与えられることよりも与えること、愛されるより愛すること、尽くされるより尽くすこと。ここにサーバント(奉仕)の心を基盤にした「サーバント・リーダーシップ」の精神を見いだすことができる。
サーバント(奉仕者)リーダーにとって大事なことは「①ミッションの名のもとに(共通の目的に向かって)、②フォロワーが自発的についてくる風土作り。そのためリーダーは③「大きな夢やビジョナリーなコンセプトをもち、④「信頼性」(credibility)を得つつ、⑤フォロワーが話しやすい状況を作り積極的に傾聴する」ことである。
サーバントリーダーシップは、キリスト教的 -
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こういう素晴らしい経歴の人もいるのかと感じた。
帰国子女でもない。
最初から海外で働いた訳ではない。
大学を卒業し、新卒でリコーに入社。
ここから社会人生活がスタートして、どういう運命の巡り合わせでこのようなキャリアにつながっていったのか。
一瞬羨ましいと思いながら、ただの運だけで掴んだ訳ではないことは当然に想像できる。
本書では「自然体」という言葉だが、相当な努力を重ねたに違いない。
よくもこのキャリアをつかみ取ったものだと感心してしまう。
本人はあくまでも謙遜しているようだが、先々での出会いの中で、彼女の魅力に引き込まれた人々が彼女を必要としていったのだろう。
本書はリーダーシップ論である -
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支援者の役割には3種類あり、支援者は、その時々の状況に応じて、それらの役割を選択しないといけない。
1) 専門家の役割; 必要に応じて専門的な情報やスキルを提供する
2) 医師の役割; 患者の状態を診断し、診断結果に応じた処方箋をつくる
3) プロセス・コンサルタント; プロセスに着目し、プロセスに働きかけることにより、クライアントが問題を解決していくことを支援する
専門家の役割がうまく機能するのは、クライアントの側が、どのような支援が必要なのかが分かっている場合。
医師の役割がうまくいくのは、クライアント、すなわち患者が診断結果に信頼を置いている場合。
そのような場合ではなく、例えば、ク -
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組織変革に関わる様々な要素(個人のモチベーション、コミュニケーションや人間関係、リーダーのあり方、ビジョンの描き方や伝え方、実行の仕方など)について、理論や実例が紹介されています。唯一の正解があるというスタンスではなく複数の考えとそれぞれの利点と欠点が紹介されるので信頼できるし参考にしやすいです。
特に印象的だったのは(強調もされてたと思います)、↓です。
・組織変革において重要なのは組織図に限らないネットワークづくりであること(時に、弱連結という弱いつながりが刺激を与えてくれることも含め)
・自分の価値観に根付いたビジョンや、それを誰と巻き込みどのように実現するかの道筋(アジェンダ)を描 -
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以下の考え方が大変参考になった。
◯キャリアは歩んでみなければわからないモノであり、
アップもダウンも無い
◯キャリアに方向感覚(現実味のある夢)を持つ
◯節目だけはキャリアをデザイン
◯デザインしたらその方向に力強くアクションをとる
◯節目間ではキャリアのことを深く考えすぎず、
ドリフト(流れに身を任せること)や偶然の機会を
楽しみながらキャリアに取り込む
おそらくこのレビューを読まれている方は、
キャリアの節目に立っていると思います。
この書籍を読むことで、
過去のキャリアや未来のキャリアを見つめ直し、
『キャリア・デザイン』してみてください。 -
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ネタバレクライアントを支援するとはどういうことか気づかされた。
コンサルタント(自分) の手助けによって、クライアント(相手) が、 (1)問題の複雑さと厄介さを理解し、 (2)その場しのぎの対応や反射的な行動をやめて、 (3)本当の現実に対処すること が、本当の支援なのである。
支援者としての私自身の経験から言えば、重要なのはおそらく、どんな問題に悩まされているかをクライアントが隠さず話せること、それも遠慮なく安心して話せることだった。
新たなスキルのうち最も重要なのは、これまでとは違うタイプの「聴き方」である。このスキルの向上をテーマとする書籍やプログラムを検討してわかったのだが、新たなタ -
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成功のメルクマールであった課長の椅子も、仕事のスピード化、管理業務の煩雑化、プレイヤー要素の拡大に伴い、場当たり的問題解決屋としての悲哀が蓄積、お金を積まれても拒否したいポジションとなった。
ミドルマネジャーには、かのアルフレッドチャンドラーも、野中郁次郎も、連結ピンをつなぐ変革マネジャーの役割は大きいとの期待が寄せられてきたが、仕事の断片化は進むばかり。それでも、忙しいから大きな絵が書けないのではなく、絵が書けないから振り回されて忙しいとジョン•P•コッター先生に指摘されるのだから、ぐうの音も出ない。
茹でガエルになるな!とも言われたが、「ミドルが活力の源泉ではあるが、多忙で余裕を失い、 -