金井壽宏のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
対談形式ならではの読みやすさ
アサーションではドラえもんのしずかちゃんの話はよく出てくるようですが、金井先生との対談型式での平木先生のお話のオチが大変興味深かったです。
対談だからこそ、読者は一歩踏み込んだところまで知ることができるのかもと感じました。シロートがすみません。 -
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元GEの人事で、現在LIXILの副社長である八木洋介氏のお話を中心に、金井先生が解説を加える形で、人事の在り方について述べられている。正直火傷するくらい熱い八木氏の筆致に、私自身感激し、読後の興奮冷めやらぬ中で、感想を書いている。
八木氏ははじめ日系企業であるNKKで人事を経験した後に、GEに転職し、最終的にはGEの日本法人のトップとして人事部門を率いてきた。そうして経験の中で、日本企業の人事が「継続性のマネジメント」により、目的を失った前年踏襲的な運用を行っていることと対置し、本来あるべき人事の姿として、目的を明確にし、時には覚悟をもって制度を改廃する「戦略性のマネジメント」を提唱している。 -
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マネジメントとリーダーシップの違いを教えてくれた良書だと思った
気にいったフレーズには赤線を引きなが読むが、かなり赤線を引いた。(書き出せないぐらい)
マネジメントを勉強する機会も研修も数多有るが、リーダーシップを気付かせてくれる機会は少ない
人生に影響を与えてくれた。
■気付き
リーダーシップとは「見えないもの」を見る旅
その人が実現に向けて行動を起こす
旅はたった一人で始まる(桃太郎は鬼退治をやってみようと一人で決断した)
リーダーシップはフォロワーを前提とするものではない、フォロワーを生み出すプロセス
フォロワーは旅の途中で現れる。リーダーと出会い、一緒に旅をする
いつしか、フォロワー -
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マネージャーに昇格してから、なかなか上手くいかない。というモヤモヤ感を持っている中で上司に紹介されて読んでみました。
他の人も書いていますが、あくまでもリーダーは生まれながらにしてリーダーなのではなく旅を経てリーダーになるのだということ。
この旅というメタファーが秀逸で、何かにチャレンジして、達成して、生還して来るということが必要だと言う意味を含んでいます。(逃げちゃダメだということですね、反省です。)
また、リーダーとマネージャーとは何が違うのか、リーダーにはどのような成長段階があるのか、リーダーの要件(構想力·実現力·意志力·基軸力)とは何か、リーダーになった際に気をつけるべきことは何か -
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リーダーはすごいという先入観がリーダーシップから遠ざける諸悪の根源になるため良くない。リーダーになろうとしてなる人はおらず、見えないものを見ようとしてあるビジョンを信じて突き進んだ結果、フォロワーがついてリーダーになっている。リーダーシップ論は後付け要素も多い。リーダーはインナーボイスに従順に動く一人称視点が原動力。フォレスト・ガンプの例えは分かりやすかった。(映画の結果としては、突然ガンプは疲れたと言ってフォロワーを置き去りにして家に帰ってしまうのだが…まあそこはリーダーになっていく像の例えとして、納得。)リーダーシップ(見えないものを見ようとし創造と変革を扱う)とマネジメント(見えるものを
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大好きな先輩に教えてもらい読んだ本。新しくない本だけれど、リーダーシップの本質に触れられて、心が熱くなった。
学びがとても多く詰まっていて書ききれないけれど、一番大事なのは誰しもがリーダーになれる素質をもっていことだと感じた。
社会は複雑性が高く、マックスウェーバーも示唆してたように高度に複雑化した社会では歯車となる人間が必要であるが、それは「脱個人」であり、いわゆるマネージメント機能が高く求められる。
そんなマネージャーに求められる能力とは一線を画している力がリーダーで、いわば会社に必要な人材というよりも、会社の理念とは無関係に内発的なエネルギーをもっている。
そのリーダーの成長は
①リー -
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エマージェントリーダーの観点から
1. リードザセフル
2. リードザピープル
3. リードザソサエティ
へとつながっていくリーダーシップの旅の紹介
リーダーは「結果として「なるものであるということがこの本の一番言いたいことである。
またリーダーとマネージャーの違いが言語化されており、霧が晴れるような感覚になった。
マネージャー
- 見えるものを扱う
- 地位に基づいて働きかける
- モティベートする
→現状維持
リーダー
- 見えないものを扱う
- 人として働きかける
- シンクロする
→創造と変革
アクティブノンアクションに陥ってしまうリーダーは多いと思うが、ぜひ人をマネジメント -
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マネジメントとリーダーシップは違う。選ばれたリーダー、任命されたリーダーは程度は異なれどトランザクショナルなリーダーで、それよりエマージェントリーダーを1つの理念型として分析することも重要。リーダーはマネジャーが見えるものを見るのに対して見えないものを見て、地位に基づいて働きかけるのに対して人として働きかけ、モチベートするのに対してシンクロする。リーダーは創造と変革を扱う。組織の論理に埋もれてしまった人は個の論理に立ち返り、自立した個が社会へと大きく目を向けた時にリーダーシップの旅の第一歩が始まる。現実に向き合いながら初心、夢、志を抱き続けることができるか。毎日忙しいが真に意義があり充足感をも
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今読んでる
■過去からの継続性にとらわれず、現在の自分が正しいと信じることを実行に移すことです。そうすれば自ずと努力と学習につながっていきます。時代は変わる、人も変わる、だからこそ、努力と学習を怠らないように。
■経営の目線で人事をし、人事の目線で経営をするのが真の人事担当者です。そういう人事のプロがどんどん日本に現れることを願ってやみません。
■「人事は人事なのだから、現場のことは知らないよ」という態度をとりがちです。
■毎晩遅くまで残って働いていました。人生にはそういう働き方が必要な時期もあります。しかし、そればかりやっていると、仕事だけの、自分が経験したことを浅く理解しているにすぎない -
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ネタバレ★5つです!! 文句なしの★5つです。今の自分に最もしみわたるわたるというタイミングもあろうけれど、「物事をシンプルにして他人が理解しやすいようにする」という手法の極みとでもいいたくなるぐらい、すごい本。たった140ページもない、実際に読みだしてしまったら一日どころか一時間でも読めてしまう内容に、本当に伝えたいポイント3点のみに絞り込んだ、とにかくすごい本。
自分はビジネスマンとして20年やってきてマネジャーになりきれていないステータスの人間ですが、会社で技術顧問として参画いただいている方からの推薦本を紹介いただき、なるほどさすがだ、と感銘しました。読んでよかったです。確かにこの内容であ -