金井壽宏のレビュー一覧

  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

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    真に問題を解決するには、コンサルタントは問題に対する解決策を提示することではなく、クライアント自身が実行可能なように動いてあげること(アダプティブムーブ)が重要であると説いている。
    途中エピソードが多く流し読みしてしまったが、コンサルティングだけでなくあらゆる場面で使える話で示唆に富んでいると思う。
    次回作は謙虚なリーダーシップというのも頷ける。

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    2018年02月02日
  • クリエイティブ人事~個人を伸ばす、チームを活かす~

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    目標力、役割力、評価力
    経営陣と現場の間の通訳、コミュニケーションエンジン。
    意見が出たときに、他に同意する人をファシリテーターが探す→少数意見が出やすくなる

    読みやすい
    人事では無いけれど、他部署との接し方、部下の評価、コーチングのヒントを得られた

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    2018年01月31日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

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    プロコンとしてのバイブル。少なくとも現在自分が持っている仕事観と最もマッチする考え方。こういう議論を仲間内でしたことはないが、おそらくこれまでの同業他者が、このような感覚と価値観をもって業務に取り組んでいるとは聞いたことがないので、それだけでも差別化になると言える。
    いずれにせよ、今後もこのスタイルでやり続けられるのか(していくのか)、検証(実験)しながら貴美を目指したい。

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    2018年01月17日
  • リーダーシップの旅~見えないものを見る~

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    リーダーはなろうとしてなるものではなく、気付いたらなっているもの。フォロワーがいなくても自分が動き出すこと。

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    2023年06月10日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

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    ネタバレ

    「謙虚に問いかける」とはその人のことを理解したいという純粋な気持ちをもって関係を築いていくための流儀。ほんの少し、自分が変わることでうまくいくということが凍ろに響きました。

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    2017年09月25日
  • リーダーは自然体~無理せず、飾らず、ありのまま~

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    influence without authority 権威なき影響力
    会社員である前に人間である。

    RICOHでのキャリアの話の部分は飛躍しているような印象をうけたので、もう少し詳し説明が読みたかったかな。
    ただ、全体としては、対談形式・時系列でやわらかい文調の中でいたるところに重要なtipsが散りばめられていて非常に勉強になる。特に印象に残ったのが文頭の2つ。

    日本の慣行制度では、家族的に、(与えられた)役割・役職をまっとうするのが今まで良しとされてきたけど、今、それは確実にくずれている。そこで必要になるのは、与えられた権威ではなく組織の中の1人(=会社員)としてではなく、個としてのリ

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    2017年08月27日
  • 戦略人事のビジョン~制度で縛るな、ストーリーを語れ~

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    ネタバレ

    「おすすめする人」
    ”人事とは綺麗事を通す仕事である”
    この言葉に「なるほど。」となる人が恐らくこの本のメインターゲット。笑
    つまり、広い意味で人事の仕事に関わりながらも、理想と現実とのギャップを感じているビジネスマン〜30歳くらいまで?が対象。日本GEでのHRリーダー経験を元に、人が企業にとって価値を返せるような仕組み、運用を考えている。

    「学び」
    個人的には上述した表現がドンピシャで刺さった。人事は経営の考えを理解しつつ現場の声もちゃんと拾った案を考えつつ、その他多くの総務的な仕事もこなしているが現場からも経営からもコストセンターだと認識されているというなかなか難しい立場。芯を持たなけれ

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    2017年08月19日
  • 組織変革のビジョン

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    著者は神戸大学教授。組織変革にはビジョンやパッションが重要といったところか。読みやすくまとまっていて良い本です。

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    2019年05月12日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

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    「謙虚なコンサルティング」を読んで、著者の考えをもっと知りたくなり、読んだ本。

    が、組織開発の権威である著者であるからこその理想を描いた本。なんとかお客を集めて稼がなければならない一般的なコンサルタント業は、私はすべてを知っている、という顔をしなければならない。

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    自分が私人として生きていることと、経営コンサルタントであることは、今まで切り離して考えていたが、この本によってそれが統合された。

    私は、クライアントに親切にしなければいけない。クライアントを助けなければいけない。

    それは、必ず相手の望む成果を出す、という文脈において。

    そのために、どのような態度が必要か、教えて

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    2019年03月22日
  • 新1分間マネジャー

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    人との関わり合いで仕事が成り立っていることを忘れず、この本に書いていることを実行していきたい。

    けど、人を褒めるのは難しい。。

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    2017年06月09日
  • 新1分間マネジャー

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    1分間がさすものとは、こまめにフィードバックを与えるということである。行為に対して、間髪入れずに、個別に具体的にフィードバックをすることである。賞賛も指摘もわけ隔たりなく瞬時に行う。
    そうすることでいいことが褒められ、改善点が指摘を受ける、当たり前の習慣を身につけさせることができるのだ。

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    2017年05月18日
  • 戦略人事のビジョン~制度で縛るな、ストーリーを語れ~

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    タイトルの様に、"戦略" "人事" "経営" "リーダーシップ"というキーワードで構成されている。
    八木さんのご経験に対して、金井先生が解説している形で展開されている。
    八木さんは、NKK、GEで実務経験を積んでおり、主としてGEの人事システムについて詳細に解説している。
    面白いなと思ったのは、主観的な人事評価という視点。
    日本だとよく客観視というけど、あえて評価者は主観的に評価するという。
    そのためには、わかりやすい経営方針や"ナインブロック"といった簡素だがポイント思考の評価システムなどの

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    2017年05月07日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

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    コーチングとか、コンサルティングとか、サーバント・リーダーシップとか、ビジネスにおいて人を支援するという概念が注目されているが、この本は、そういうことも含みつつ、そもそも「人を助けること」ということを、例えば道を尋ねる人に道を教える、というところまで戻って考える本。

    という意味では、とても根源的である。

    一見、分かりやすそうでありつつ、あまりにも日常的なシチュエーションで議論が進むので、かえって当たり前のことをいっているのか、深淵なことを言っているのか、分からなくなる印象。

    「支援」という行為がなぜうまく行かないかということを徹底的に考えていて、大変勉強になる反面、そんなにいろいろ

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    2017年05月03日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

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    「人を助けるとはどういうことか?」につづく、組織行動論の大家シャイン先生の「人助け」シリーズの2冊目。

    「人を助ける・・・」を読んだときには、なるほどと思いつつも、なんて、人間って、面倒くさいんだろう。そんなに相手に気を使わずに、率直に話せばいいじゃん的に思った。

    今回の「問いかける技術」(humble inquiry: the gentle art of asking instead of telling)は、さらに面倒くさい感が高まった感じです。

    たしかに、人間って、社会的な関係性のなかにあって、言いにくいこと、聞きにくいことがいろいろあったり、立場や言葉が作り出す微妙な上下関係みた

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    2017年05月03日
  • リーダーシップ入門

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    リーダーシップについては、悩みはつきない。いろいろな試しては、うまくいったり、うまくいかなかったりである。

    で、一応本もいろいろ読むのだが、リーダーシップ関係の理論書は概して退屈である。が、リーダーの自伝なんかを読むのも面倒だし、自分と違うスタイルの人の話しを読んでも、簡単に真似できるものでもない。

    というときに結構便利なのは、金井先生が、翻訳や解説を担当されている本である。金井じるしを目安に何冊か読んでいるうちに、金井先生の考えも分かったような気がしていた。

    で、改めてご本人による「リーダーシップ入門」である。

    簡単にまとめると、リーダーシップは、「鑑賞」するようには学べない

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    2017年05月02日
  • サーバントリーダーシップ

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    版されたときに買ったのだが、なんだか難しくて、途中で挫折していた。が、ちょっとまた気になって、読んでみた。やはり難しい。リーダーシップ論というより、なんかコーポレートガバナンス論とか、CSR論みたいな印象かな。本文より、コビィーやセンゲの文章のほうが分かりやすく、よかったかな。まだまだ、この本の良さがわかるには、修行がたりないということか。

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    2017年04月30日
  • 源泉――知を創造するリーダーシップ

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    U理論といえば、オットー・シャーマーというイメージだけど、もともとは、ジャウォスキーが、シャーマーと一緒に始めたインタビューのプロジェクトから始まったもの。それもとくに複雑系の研究者ブライアン・アーサーのインタビューの影響が強い。という意味では、この3人がU理論の生みの親ですね。
    で、ジャウォスキーは、その後、Uの底にあるものを探究していた。その報告というか、ストーリーがこの本です。

    前作の「シンクロニシティ」や「出現する未来」での発言もそうだけど、かなり神秘主義に行っちゃてますね〜。でも、それは量子力学の世界観、というかボームの世界観の延長にあるもので、今回も、その辺、物理学者たちとの対話

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    2017年04月30日
  • 新1分間マネジャー

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    チームメンバーに対するマネジメントの方法が、わかりやすくストーリーに沿って語られています。

    “1分間”というのは、その手法の実践に要する時間を指していて、部下との目標設定や褒めること、軌道修正の指示などを1分間でするよう求めています。
    1分にこだわる必要性は必ずしもないかと思いますが、短時間で実践できることが明らかにされています。

    “新”や“1分間”というワードからくるうさんくさいイメージがなんとももったいないですね。薄い本だということもあって、最近に刊行されたキャッチーだけど内容のない本、という印象を与えかねません。もちろんそんなことはなくて、長い間読み継がれてきた古典ともいえる名著の加

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    2017年04月08日
  • クリエイティブ人事~個人を伸ばす、チームを活かす~

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    以前ケーススタディーでサイバーエージェントをやった時に藤田社長の本と一緒に買ってそのまま積読になっていた本。人事本部長の本として読むよりも、マネージャーの心得として読むといいのかも。

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    2017年03月23日
  • 完全なる経営

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    教科書的な断片の知識として知ったつもりになっていたマズローの考えに触れられる良書。
    小宮先生おすすめシリーズ。
    あとがきを読んで初めて知ったが、この方の著書は箇条書き的な書き方が多いようです。
    たしかに読んでいて、箇条書き的なイメージを覚えました。
    でも、随所に考えさせられたり、納得の出来るところがあり、いつか再読してみたいと思いました。
    ピラミッドを書いて分った気にならずに済みそうです。

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    2016年06月30日