金井壽宏のレビュー一覧

  • どうやって社員が会社を変えたのか

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    柴田昌治さんの本は、「なぜ会社は変われないのか」に始まり、多数読ませていただきました。当時、組織における様々な問題は、個々人の能力アップによって解決できるものだと思っていた自分にとって、人間同士の関係性、組織風土にフォーカスした作品に、衝撃を受けた記憶があります。それだけインパクトがありました。

    一方、金井教授は、キャリア論・組織論を中心に、こちらも多数の本を読みました。

    このお二人による作品読まないわけにはいきません。

    この著書は「なぜ会社は変われないのか」で語られているストーリーを、実際のモデルとなった人物の証言を交え、実態に迫るという、興味深いものでした。現実は、以前の著書で書かれ

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    2013年04月16日
  • 経営組織

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    組織を多様な視点で捉えつつ、研究と実務がバランス良く書かれている。制度的な観点よりは、心理やダイナミック性の観点での記述が多い。

    また、マネージャーとリーダーについて大きく区別、というか、ほとんど対立的に記述されている。この2つは一般的には混同されていると思う。
    ただ、「変革リーダーシップの特徴」という研究テーマの一覧が出ているが、結論、共通点はないんじゃないの、という気がする。

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    2013年04月06日
  • 組織変革のビジョン

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    『リーダーシップの旅』などで味のある金井さん。好き嫌いがありそうだが、自分は割と嫌いではない。学者なのでたくさんの過去の研究を参照しはするが、型にはめようとはしているわけではない。

    「この本は、変革の本であるが、なによりも希望の本として受け止めてほしい」(P.3)とあるが、何を言わんとする本かは目次を見るのがよかろう。

    プロローグ. うちの会社も、どこの会社も
    第1章. 個人にとって組織とは何か
    第2章. なぜ組織変革が必要なのか
    第3章. 変革を動機づける
    第4章. 組織変革を阻むもの
    第5章. 組織変革のリーダーシップ
    第6章. 組織変革のビジョン
    あとがき

    組織には(個人にも)変革

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    2013年03月24日
  • どうやって社員が会社を変えたのか

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    いすゞの改革に携わった重要人物3名の回顧録。トップダウン型ではなく、社員が当事者となり、改革を進めて行く姿が描けれている。改革の途中には、軋轢や混乱が必ず生まれるが、それに動じないトップの胆力が現場社員をやる気にさせ、壁を乗り越える原動力になる、考えさせられる一冊となった。

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    2013年03月22日
  • サーバントリーダーシップ

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    私にとって大切な本の著者である「七つの習慣」のコーヴィー博士や「学習する組織」のゼンゲ博士が推薦しているので読みました。が、正直に言うと、消化しきれなかった、というところです。おそらくいまの自分が、この本の内容を消化できるレベルにない、と感じました。10年後に再度読んでみたい。

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    2013年03月20日
  • リーダーは自然体~無理せず、飾らず、ありのまま~

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    尊敬する金井氏と増田氏によるリーダーシップについて言及した本。

    前半は半生においてリーダーシップを発揮してきた増田氏にインタビューを行い、実生活でどんな意識をもち、どんな行動をとってきたかについてが書かれている。

    後半はそれを踏まえ、両著者の考えるリーダーシップについて紐解いていく。

    増田氏は知らなかったが、理論、言動に非常に共感し、感銘を受けた。差別ではなく女性の著者でこれほどに憧れる人は初めてだったように思う。

    個人的に、リーダーシップとは人として生きていく基軸であるように思う。私はリーダーになりたいわけではなく、この理論で大事とされているものを理解し、実践できる人物でありたい。

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    2013年03月14日
  • 仕事で「一皮むける」~関経連「一皮むけた経験」に学ぶ~

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    ネタバレ

    何回読んでも金井先生の本は元気がでる。
    今回は、昨年異動してよりミドルな年齢になったこともあり、

    「適応は適応能力を阻害する」(p146)
    「四十すぎたらジェネラティビティ(世代性)」が必要(p194)

    などの言葉が響いた。
    今まさに、節目だなぁ。

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    2013年02月22日
  • 組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト

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    組織行動(Organization Behavior)を概観。人と組織が学び、成長していくこと、その動機付けとデザインについて考える。

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    2013年02月13日
  • 仕事で「一皮むける」~関経連「一皮むけた経験」に学ぶ~

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    昔の上司に薦められた。
    キャリア・ミストに入ったときに読む本。
    キャリアは「履歴」や「経歴」ではない。
    仕事を通して自己成長していく。

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    2013年02月12日
  • リーダーシップ入門

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    理論だけを学んでも身につかない。実践してこそ理論の理解も深まり身につく。リーダーシップ論をいろんな研究者の考えを紹介しつつ、エクササイズを用いている本。
    大小はあれど誰しもが持っているリーダーシップ。どのようなタイプでどこを目指すのか。ここでも軸をもつことが重要。俺のTPOVは?再読すべき本。

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    2013年01月30日
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~

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    覚えておきたいこと。

    ドゥエックの「固定的知能感」と「拡張的知能感」(やれば出来るの研究 草思社)。

    「固定的知能感」の持ち主:人間の能力は固定的であり変わらないと信じている。努力を無駄とみなし、他者からの評価ばかりを気にして、新しいことを学ぼうとしない。→大人は学びの終着駅。

    「拡張的知能感」の持ち主:自分の能力は拡張的であり、変わりうると信じている。能力は努力次第で伸ばすことができると思っていて、たとえ難しい課題であっても学ぼうと挑戦する。→大人は学びの終着駅ではない。

    思い出すのは、お姉さんの娘に対する言葉。「人間学生時代が一番頭良いんだからね」。「そんなバカな」と思ったが、それ

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    2013年01月13日
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~

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    教育という世界が限りなく広い世界であり、
    この本はその一つである「学校教育後」の世界を対象としている。

    「企業」での人材育成に必要な考え方などが
    たくさん紹介されているので、人事部に配属された方や、
    これから就職しようとしている学生などにもオススメ。

    学校教育にすこし飽きてきた方とかにもオススメです。

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    2013年01月03日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントリーダーシップは、自らの信じるビジョン、ミッションがあり、その目標感に共感してくれる人に尽くす。というよりも、自分のビジョンやミッションにひたすらに尽くす。
    池田守男さんも金井としひろさんも、使命感の大切さを何度も説いている。「命を使ってでも尽くしたいこと」を周囲に言葉で、行動で示し続けてこそ、サーバントとして尽くすことが人を動かす。
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    働くことは「人に向けて動く」ことだと定義する。
    その感覚ととても近しい。
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    2012年10月20日
  • 仕事で「一皮むける」~関経連「一皮むけた経験」に学ぶ~

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    宝くじに当たるためには宝くじを買うことから。当たり前だが普段の自己啓発では忘れてはいけない教訓。「夢なんか実現しないという人もいるが,実は夢しか実現しない」。節目で逃げない。「自分を探そう,探し続けよう,いくつになっても学習だよ」エドガーシャイン(MITキャリア研究の第一人者)。自分を貫くテーマを発見する(キャリアドメイン)。語るべき物語,物語を語る事で持論めいたものが生まれる。ウェルチの四つのE[Energy/Energize/Edge(尖って切れる)/Execution(とことんやり抜く)]

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    2012年10月13日
  • リフレクティブ・マネジャー~一流はつねに内省する~

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    人々が教育についてやたらと雄弁になる(なれる)理由は「誰もが教育を受けた経験をもっているから」であり、またそれが「『評価』の難しい営みであるから」という中原氏の指摘はもっともであると思う(P228)。しかし僕は、ある意味、だからこそこれまでこの分野にはそれほど関心が持てなかった。
    人にものを教えたり教わったり、「学び」それ自体はとても好きなのだけれど、それは例えば「収益」といった形で定量的に分析・評価されるものでもなければ、そうするべきものでもないものと勝手に思っていたし、仕事との関連で言えば、本当に意味のあるのか疑わしい退屈な研修などを想起させるから、やはり関心のわかない分野であった。「人材

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    2012年09月24日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    サーバントリーダーシップはまさに顧客中心、職員中心、ステークホルダー中心の組織作りをさしている。従来型のヒエラルキー型ピラミッドを逆さまにした構造。ビジョナリーカンパニー、ソーシャルカンパニーの理想型だと思う。

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    2012年09月08日
  • リーダーシップ入門

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    まさに入門という感じの良書だと思います。
    めずらしくじっくり読みました。
    リーダーシップは、家庭・仕事・地域社会などあらゆる側面で必要。
    人生通じての勉強ですね。

    ・自分の持論を持つこと・作っていくこと
    ・シンプルな2軸(課題関連行動・人間関連行動)のものさしを持つこと
    ・次世代の育成が使命

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    2012年09月01日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    教員として読んだ。
    サーバントであること、つまり、奉仕者として振舞うことと、リーダーとして振舞うことがどう両立するのか知りたかったからだ。
    結論は、まず、リーダーとして、どんなビジョンをもち、信念をもつかが大切。その実行のために、フォロアーには、説明、説得、様々な支援を惜しみなく与える。
    傾聴、共感、癒し、気づき、概念化、先見性、コミュニティづくりなどサーバントリーダーの持ち味が書かれてある。
    自分はついてこい!型ではないから、サーバントリーダーの方が向いてると感じた。
    子どもに、学校をクラスを、そして人としてどうしていきたいかビジョンを語ろうと思った。

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    2012年07月27日
  • 引っ張るリーダーから支えるリーダーへ サーバント・リーダーシップ入門

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    総論→具体例→対談→まとめ と 非常に良くまとまっている。サーバントリーダーシップに対する疑問をことごとく解消してくれた本。

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    2012年07月23日
  • 完全なる経営

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    んー、これは手ごわい。
    人間心理学の見地から経営を望むアプローチ。
    マズロー以外の言葉も多いが、解釈の一つとみれば、理解を深める手助けになる。

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    2012年06月27日