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組織は様々な視点から捉えることができますが、本書は「組織の内部で働く個人の視点」から、組織のメカニズムを解説します。組織は、個人では実現できないプロジェクトを可能にします。組織を運営する際、モチベーション、リーダーシップ、組織文化など様々な課題に直面します。組織における個人の行動から、経営戦略との関係、組織変革まで、経営組織に関わる重要なトピックスを網羅的に取り上げました。
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Posted by ブクログ
著者は金井氏である。京都大学出身で、MIT、基本的には学術系である。
よって、リアルなビジネス現場の声からというよりも研究って感じ。
あまり役に立たないかもな・・・と一抹の不安(笑)
本書のポイントは冒頭に記載されている通り、個人の視点に焦点を当てている。
さらに、ダーバーシティを認め、安定的よりもイノベーション、ミドルの役割、
そう言った事に着眼している。であるから、組織形態の話とかはほとんど出てこない。
(実はちょっとだけ記述されているけど無いに等しい)
つまり、ネットワーク型組織、事業部制、カンパニー制、機能制とかそういった事を
期待すると痛い目を見る。これらを期待するなら、「組織のデザイン」という、
同じ日経文庫から出ている本が参考になるだろう。
しかし、ポイントさえ押さえておけば決して無駄になる知識ではなく。
特に人事・組織について初心者であるならば、ボリュームは十分だ。
そして、基本的には心理学系になるのでここらへんに興味が持てないと。。。
個人的には、心理学系は極めて好む学問なのでぐいぐいと読み進める事が出来た。
リーダーシップの部分も結構詳しく記述されているので、そこらへんが気になる人にも
お薦めは出来ると思う。もちろん、読んだからと言ってすぐ実行できるとは限らないが、
少なくとも示唆は得られると思う。個人的にも、このあたりが一番示唆を得られた。
リーダーってのは誰もがなれる分けではない。だからこそ貴重な存在である。
しかし、経営組織は奥が深い。
いや、人ってのは奥が深い。そして、そう思うたびに会社の上司の話を思いだす。
「最後は人だ。どれだけ信頼される事が出来るか。人間的魅力を出せるか。」
社内でもそうだし、社外・クライアントに対してもバリューを出して、信頼を勝ち得る。
そのためには、どうやら仕事の実力だけでなく、一見無駄にも思えるような事も
必要らしいかも。。。と考えてみる。
Posted by ブクログ
BBTで学んだ内容の復習に。経営組織は、形となる組織の議論ではなく、リーダーシップやモチベーション、人間科学や社会心理学など多岐にわたる研究を組織に応用したものだと思う。
組織の規則や手順の本質的機能は下位ユニット間でのコミュニケーションの必要性を減じるためのもの。つまり、「決まりだからさ」ということでやっているお約束の会議や、規則にのっとったルーティンは、実は次に何をしようかということを、下位ユニットに考えさせない工夫であるということだ。組織の中の、下位ユニットにいる限り、考える必要が無いということでもある。
もうひとつは、改革を求められる組織と、安定を求める組織ではリーダーの存在と役割が全く違う。組織の議論の中で、自分にとって大事なのはリーダーシップ論だろう。まさに、初めて上司という存在になったからこそ、どんな方法でどんな組織を作るか。ある意味、ちょっとだけ頭を働かせても良い環境になったということ。自分は改革を行うのか、とにかく楽しんで素敵な組織を作ってみよう。
Posted by ブクログ
経営組織・リーダーシップ論の研究者であり、神戸大学経営学部の看板教授である著者による、経営組織論。日系文庫ということもあり、基本的な内容をわかりやすく解説することに主眼が置かれている。ちょうど、人的資源管理論~組織行動学を学んでいるところなので、その復習にぴったり。主に後者が中心だが、組織の制度設計等、人的資源管理論に関する内容も扱われている。
肝心の内容というと、組織というものの定義が非常にふわっとしていて、捉えどころがない不定形であるという認識を前提として、その多様性をいかに外部・内部環境の状況に応じて考えていくか、という視点で描かれている。
具体的な内容で引っかかったのは以下のポイント。
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・集団圧力は、その意見が1人だけの場合には強く働くが、2人に増えた途端にその効果が大きく減少するという実験結果がある。
⇒ということは、少数派であっても1人でも味方をつけることで、集団圧力を弱めることが可能。
・ミドルマネジャーの業務時間が恐ろしく断片化していることは、中長期的な問題を考える思考時間を失わせているデメリットの要因とも捉えられるし、同時に、自分の属する集団内外の人々との交流を通じたネットワーク化による思考の進化というメリットの要因にもなり得る。
・組織を政治システムとして捉える観点は「社の内ポリティクス」という言葉に結びつくイメージにもあるようマイナスとも見られがちだが、組織変革を行う際にはこの政治システムへの対応力が大きな成功要因になっている場合が多い。変革を支えるミドル・マネジャーに求められる能力の1つ。
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ところで、日系文庫は各章の扉に、その章の内容を要約してビジュアル化した図が書かれていることが多く、これが非常にわかりやすい。これ、他の本も真似したらよいと思うんだけど。
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ビジネス・実用
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