あらすじ
30年以上世界中で読まれてきた上司のための教科書が、生まれ変わった。短期間で目覚ましい成果を上げる「新1分間マネジャー」はどんな手法を使っているのか。「1分間目標」「1分間称賛」「1分間修正」の3つの秘訣で、部下のやる気を高め、自発的に動ける社員に変える。寓話形式だから、短時間で簡単にわかる。
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Posted by ブクログ
人のやる気を引き出し、人の能力を伸ばし、組織の成果を上げるための仕組みを、「1分間〇〇」という超短時間の、しかしタイムリーかつ繰り返すことによる効果的な手法で編み出す。
文量が少ないものの、ストーリー形式でサクッと読めるので、万人にオススメ。
タイトルにマネジャーとあるが、部下を持つ人のみならず、チームで何かを成そうとする人にも、育児に悩む人にも手にとって欲しいと思った。
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同じ目標を達成するための仲間として相手(部下)に敬意を示すことが根本にないといけない。その上での目標管理やフィードバック方法だが、テクニックとしてこの秘訣を使おうとしてもうまくいかない。あらゆるタイプの相手がいて、よく観察をし、敬意を持って向き合い、導いていく。最後の方に出てくる「人生はすべてそうですがうまくいくときといかないときがある。人と向き合うときは正直が一番です。」が真理だと感じた。偽りや見せかけではなく、マネージャー自身が自分と向き合い、自分の思いを自分で言葉にし、自分が相手(相手の人格や行動)に対してどう感じているかを伝えていくことが大切だと感じた。
目標を達成するために必要な行動を整理し、その上で関わる人の能力を最大限発揮してもらうにはどうしたらいいかということ。別々ではなく、人という資源が根本である。
当たり前といえば当たり前にも感じるが、実際には立場が変わったり、自分とは違うタイプの部下に遭遇することて見失いがちなことなのかもしれない。また、目標という遠い視点と関わる人物の日々の行動や言動という近くを見ること、数字という目に見えるものと人の気持ちという目に見えないものが、どちらかに偏りがちになってしまう原因なのかもしれない。
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人に寄り添い結果を出すマネジメント手法が理解できる。
1分間目標で目指すところを明確に伝え、1分間承認で正しいやり方を理解してもらい、1分間修正で問題を解決してもらう方法はすぐにでも活用できる。
部下の力を発揮するために実践する。
Posted by ブクログ
振り返りの考えをマネージメントに昇華したような本。一分間目標、一分間修正、一分間称賛。1on1を常日頃からやる感じ。内容は真新しい考えというわけではないので星4つだが、本書自体のコンパクトさ、読みやすさから星5つ。実践してみようと思わせる。
Posted by ブクログ
★5つです!! 文句なしの★5つです。今の自分に最もしみわたるわたるというタイミングもあろうけれど、「物事をシンプルにして他人が理解しやすいようにする」という手法の極みとでもいいたくなるぐらい、すごい本。たった140ページもない、実際に読みだしてしまったら一日どころか一時間でも読めてしまう内容に、本当に伝えたいポイント3点のみに絞り込んだ、とにかくすごい本。
自分はビジネスマンとして20年やってきてマネジャーになりきれていないステータスの人間ですが、会社で技術顧問として参画いただいている方からの推薦本を紹介いただき、なるほどさすがだ、と感銘しました。読んでよかったです。確かにこの内容であれば多くの方にお勧めしたい。世界1500万部の大ベストセラーとの帯があるが、自分がこれまでこの本を読めていなかったことに恥ずかしく思うぐらいです。
非常にシンプルに「部下を成長させる3つの秘訣」として3つのプロセスを解説いただいている。若者が成長していきたいと新1分間マネジャーと出会い、自らを革新させていく、対話調で、自らが「若者」になったような感覚ですっと読み進めらます。あっという間に読み切ってしまいます。
私的な話ではあるが、自分はラグビースクールのコーチをしていて、それなりに自分として考えて実践してきたことが書籍として表現されていたことに驚いたことがあります。(教えないスキル) 自分が実際にコーチングでも大事にしている「プレイヤーセンタードコーチング」の概念をこの本では表現されていたように感じました。 コーチは選手たちが自ら成長できる場を提供し、選手たちに尋ね、導き、極力素早く真摯にフィードバックする。 自分なりに築き上げてきたコーチングスタイルを、この本では、体系化されてシンプル化されてビジネスに当てはめておられた。 なんだか自分としても、それこそこの新1分間マネジャーに応援された気がしてきました。 がんばれそうな気がしてきました。
さて、引用なんですが、サマリ部分もネタバレで投稿してしまいますが、原著の引用ページもきちんと載せているので私的利用ということでご容赦ください。
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P26 自分自身に満足している人は 満足できる結果を生み出す。
P38
「個々の目標は1分もあれば読めるので、折にふれて読み返して現状と照らし合わせ、当初の目標からずれていないか確かめるよう奨励されます。もし軌道をはずれていたら方向を調整します。だから早く成功を達成できるのです」
若者が論点を整理した。「つまり現状が期待どおりのものになっているか、マネジャーに指摘される前に“自分”が点検するのですね」
「そうです」
「ある意味、自分が自分のマネジャーなのですね」
「そのとおりです」テリーザはうなずいた。
P46 1分間目標の効果的な活用法
①部下と協力して目標を立て、その目標を簡潔かつ明瞭に記述する。すぐれたパフォーマンスとはどのようなものか、部下に示してみせる。
②部下の目標を、目標ごとに1ページずつ、期限も含めて書き出させる。
③重要な目標については毎日見直しをさせる。これには数分しかかからない。
④1分間で現在の進捗状況をチェックし、自分の行動が目標と一致しているか確認するよう促す。
⑤行動が目標からずれていたら、現在の活動を見直すよう促し、いち早く目標が実現できるようにする。
P50
「私の仕事ぶりに対して一点の曇りもないフィードバックを返していけば、よい仕事をするのがもっと容易になるはず。と彼は言ったのです。そうすれば私は成功できるし、私には才能があるから、ずっと組織にとどまってもらいたい、仕事を楽しんでもらいたいし、大いに組織に貢献してもらいたいとも言いました。
そのために、よい仕事をしたときも、しなかったときも、極力“具体的な言葉”で指摘するつもりだ、だから最初のうちは、お互い気まずいこともあるかもしれないと言われました」
P59 1分間称賛の効果的な活用法
[最初の30秒]
①できるだけ早く称賛する。
②どこが正しかったのかを具体的に伝える。
③部下が正しいやり方をしたことがどれほどうれしく、役立っているかを伝える。
[小休止]
④少し間をおいて、自分の行動に対する満足感を味わわせる。
[後半の30秒]
⑤同じことをさらに続けるよう激励する。
⑥部下を信頼していること、その成功を援助することをはっきり伝える。
P74 1分間修正の効果的な活用法
[最初の30秒]
①1分間修正はなるべく早く行う。
②事実を確認したうえで、一緒にミスを振り返る。検証は具体的に。
③部下のミスと、それが結果に及ぼす影響について、自分がどう“感じて”いるかを伝える。
[小休止]
④少しの間沈黙して、自分のミスと向き合わせる。
[後半の30秒]
⑤ミスは取り返せること、人間として評価していることを伝える。
⑥信頼していること、部下の成功を応援していることを伝える。
⑦1分間修正が終わればそこで完結し、いつまでも引きずらないようにする。
P95
1分間かけて目標を見直そう。
次に、現状を振り返ろう。
そして両者が一致しているか確かめよう。
P105
「そうです。目指すべきは部下に自信をつけさせることであって、自信を打ち砕くことではありません。人は自己概念を否定されると、自己や自分の行動を弁護しようとして、事実をねじ曲げることさえあります。防衛的になると人は学ばなくなるのです。だから行動と、人間としての価値は別々に扱わないといけません。ミスを指摘したあとに相手の人間性を肯定すれば、行動のほうに焦点があたって、個人攻撃に陥らずにすみます。」
P108
「チームで最も優秀な選手が、大事な試合でひどいプレーをしました。すぐに修正しなければチームは負けそうです。そこで監督はこの選手をベンチに下げたのです」
「“いちばん優秀な”選手をですか?」 若者は問い返した。「大事な試合で、どうして優秀な選手をメンバーから外したのでしょう」
「というより、外さざるをえなかったのです。この選手が最高のプレーをしないかぎり、試合には勝てないし、優勝を争うこともできません。そこで監督は、ベンチに下がった選手にどこが悪かったかを指摘しました。『きみは簡単なシュートを外した。リバウンドをとれなかった。ディフェンスでも手をぬいた。やる気が感じられず、私は腹立たしく思っている』と。 そして少し間を置いた後、『きみならもっとやれるはずだ。本来の力を出し切る気持ちの準備ができるまで、ベンチで控えていなさい』 どれほど時間が経ったでしょうか。選手はようやく立ち上がり、監督のもとへ行って『気持ちの準備ができました』と告げたのです。
監督は答えました。『それならコートに戻り、実力を見せてほしい』と。
プレーを再開した選手はコートを縦横に走り回り、こぼれ球に飛びつき、リバウンドを奪い、シュートも正確さを取り戻しました。そのがんばりを見てチームメートも奮起し、試合に勝利したのです」
「その監督は、ジョン・レヴィ―が教えてくれた3つの行動をとっていますね」若者が言った。「どこが悪かったのか指摘する。それについてどう感じているか伝える。そしてもっとやれるはずだと励ます。要するに、悪いのはパフォーマンスであって、“人間そのもの”ではないということです」
P137
本書のように、その内容が実践にかかわるテーマである場合には、入門したいと願う人、さらには、すでに入門しているが自信をもちたい、磨きをかけたいと願う人にとって、地道な実践への橋渡しになる。それは、読むだけでなく、1分単位の自分の行動を変える橋渡しになる。
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以上
Posted by ブクログ
4年前の2月に読んでるけど、再読。
すっかり忘れていたけど、目標1枚シート、やってみたなあと、思い出す。
今回、新任マネジャー候補に、この本をプレゼントすることにした。なので、久しぶりに読み返す。明日からやっていこう。これをチームの常識にしたいので。
Posted by ブクログ
アカツキ社にて、マネジメント入門書として読まれていると知り購入。ストーリー仕立てで取っ付きやすくしながらも、エッセンスが過不足なく詰め込まれている様に思いました。問題や目的の言語化を促し、行動にフィードバックを返しながら、心を通わせること。とにかくこれに尽きるということがすっとインプット出来ますね。
Posted by ブクログ
34年も前に発行されたベストセラーという広告を目にして手に取りました。
本著に登場するダメなマネージャーと似たような行動を取っていたこともあり、読みながら反省した。
家庭や子育てでも効果がある方法と紹介されているので、身近なことから実践していこう。
Posted by ブクログ
最も優先することを明確にして注力する。
意識化,共有,資質・能力に応じたフィードバック。
個人が資質能力を最大限発揮できる環境作り(誘導)
ほったらかしてバッサリは不毛
1分間目標
1分間賞賛
1分間修正
Posted by ブクログ
マネジメントの本。ヒントは多い、書かれている事はシンプル。でも、なかなか実践は難しいそう。やり方を指示するのではなく、質問する。担当が、決められることは担当に決めさせる。安易にマネージャーが巻き取らない。
結果に対するフィードバックが働く人の動機になる。フィードバックは早く、また、多くを一度にフィードバックしない。そして、厳しく、優しいの順でする。
ちゃんと終わった作業にスポットライトを当ててみたら。問題ではなくできている事に着目する。
まずはできている事に着目してフィードバックすることをやってみよう
Posted by ブクログ
目標設定、称賛、修正をそれぞれ1分間という短い時間を軸にして部下をマネジメントしていく方法を記した本。
1分間修正は今の自分が覚えたいと思う内容であり、なるべく早く行い、最初に行動に対して指摘し、自分が感じることをつたえ、後半は人間として評価していることを伝えること。部下を成長させるための1分間修正ができるように実践していきたい内容。
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シンプルかつ端的にリーダーに必要な行動を示している良書である。完璧を求めるよりも回数を増やすほうが効果が高いということを「1分間でできること」と置いたところに妙がある。
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1分間がさすものとは、こまめにフィードバックを与えるということである。行為に対して、間髪入れずに、個別に具体的にフィードバックをすることである。賞賛も指摘もわけ隔たりなく瞬時に行う。
そうすることでいいことが褒められ、改善点が指摘を受ける、当たり前の習慣を身につけさせることができるのだ。
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チームメンバーに対するマネジメントの方法が、わかりやすくストーリーに沿って語られています。
“1分間”というのは、その手法の実践に要する時間を指していて、部下との目標設定や褒めること、軌道修正の指示などを1分間でするよう求めています。
1分にこだわる必要性は必ずしもないかと思いますが、短時間で実践できることが明らかにされています。
“新”や“1分間”というワードからくるうさんくさいイメージがなんとももったいないですね。薄い本だということもあって、最近に刊行されたキャッチーだけど内容のない本、という印象を与えかねません。もちろんそんなことはなくて、長い間読み継がれてきた古典ともいえる名著の加筆・修正・新訳版です。
個人的な経験則に基づいて書かれたものではなく、普遍性のある研究成果から編まれたものです。
世にあふれる「リーダーシップ」に焦点を当てた本ではなく、どちらかというと「マネジメント」に関して詳述されている点も、他書と一線を画すものだと思います。
Posted by ブクログ
ストーリー仕立てで30分かからずさらっと読めるが、マネジメントの基礎的な要素が入っている。古典的な内容なのもわかる。マネジメント的な経験をした後に読んだ方が納得性は高いかもしれない。(いしの)
Posted by ブクログ
目標設定、称賛、叱責をそれぞれ一分間で実行する。超シンプルな内容だが相手をしっかり観察してこそ出来る内容。頭で理解していても実行が難しいのだと思う。
Posted by ブクログ
物語形式だしページ数も少ないので、めちゃくちゃ読みやすかった。2時間かからずに読めた。
内容は
「部下と一緒にシンプルに目標をたて、こまめに部下を評価し褒めてモチベーション上げる。叱責する時は行動を否定するが人間は否定しない。」
みたいな感じ。
そりゃそうじゃんみたいな内容だったけど、わかりやすく且つ端的且つ具体例を混ぜて説明していたので、結講しっくり来た。
他の新1分間シリーズも読んでもいいかもしれない。
Posted by ブクログ
ベストセラー作家のケン・ブランチャード博士と、「チーズはどこへ消えた?」の著者、スペンサー・ジョンソン氏によるベストセラー本。
マネージャーがとるべき秘策として、1分間目標、1分間称賛、1分間修正の3つを提言する。マネージャーの最終目的は、部下自身が自分のマネージャーとなり、そのことに喜びを覚えて、マネージャーがいなくても成功できるようにすることと説く。
終盤に「新1分間マネージャーのゲームプラン」としてマネージャーがとるべき上記の秘策が簡潔にまとめられている。本書のエッセンスを忘れかけたときに見返して、日常のマネジメントに役立てることができそう。
リーダーと、若い利き手の対話形式で書かれているのでか読みやすい点も特徴である。
リーダーの大切な心得として、「悪いのはパフォーマンスであって、人間そのものではない」、というように、部下の「行動」と「人間としての価値」を別のものとして扱うことを肝に銘じるべき、という記述が印象に残った。
たいていの組織では、この2つが一緒に扱われて、部下がミスをして注意されると、上司に人間性そのものを批判された気になってしまい、上司に対する怒りがこみあげてしまうというのが一般的ではなかろうか。
Posted by ブクログ
1分間リーダーシップに続いて読みました。
こちらも1人の若者が新1分間マネージャーとその部下に出会い学んでいくストーリー形式で話が進みます。
1分間「目標」「称賛」「修正」の3つの秘訣が解説されています。
内容自体は基本的なことが多い印象でした。
読みやすいので後輩を持つようになった若手にお勧めしたい1冊です。
Posted by ブクログ
目標を立てること、できていた行動はすぐ褒めること、間違った行動はすぐ指摘すること、行動と人格は別であること。
ストーリー仕立てで読みやすいがその分却って具体的なことが分かりづらく感じた。
Posted by ブクログ
自分の仕事のやり方に疑問が出てきた時、最初に読んだら良さそうな本。今は、ツールもいろいろ使えるので、ちょっと古い印象にはなってしまうけど。例えば、やること書いてマネージャと共有ってあるけど、うちは部署のチャットでマネージャだけじゃなくみんなで毎日共有して、困りごとを助け合いやすいように、頑張ってガラス張りにしてるけど、そこまでは書いてない。とはいえ、最低、これぐらいはといったところの本ではある。
Posted by ブクログ
1分間目標の効果的な活用法
①部下と協力して目標を立て、その目標を簡潔かつ明瞭に記述する。すぐれたパフォーマンスはどようなものか、部下に示してみせる。
②部下の目標を、目標ごとに1ページずつ、期限も決めて書き出させる。
③重要な目標については毎日見直しをさせる。数分しかかからない。
④1分間で現在の進捗状況をチャックし、自分の行動が目標と一致しているか確認を促す。
⑤行動が目標とづれていたら、現在の活動を見直すように促し、いち早く目標が実現できるようにする。
1分間賞賛の効果的な活用法
最初の30秒
①出来るだけ早く賞賛する
②どこが正しかったか具体的に伝える。
③部下が正しいやり方をした事がどれほどうれしく、役立っているか伝える。
小休止
④少し間をおいて、自分の行動に対する満足感を味あわせる。
最後の30秒
⑤同じ事をさらに続けるように激励する。
⑥部下を信頼していること、その成功を援助する事をはっきり伝える。