金井壽宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[新版]組織行動の考え方
個人と組織と社会に元気を届ける実践知
著:金井 壽宏
著:高橋 潔
著:服部 泰宏
出版社:東洋経済新報社
良書、組織、人に関する百科事典のようなイメージです
組織行動(OB;organizational Behavior) とは組織のなかで起こる様々な人間の行動を、科学的に理解しようとする学問分野とあります。
経営学の大きな一分野である。しかも多岐にわたっている。
他、経営戦略、マーケティング、財務会計、管理会計、人材管理、IT、技術管理、オペレーション管理等
組織行動の対象分野
パーソナリティ、キャリア、モチベーション、組織コミットメント、組織の中の感 -
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2007年初版刊行。
ISLの創設者である野田氏と、組織心理学と経営学を専門とする神戸大学名誉教授の金井氏による共著。
本書では、リーダーシップを「旅」というメタファーを使い、著者らが考えるリーダーのあるべきスタンスを説明する。
実践と理論の両方に精通し、リーダーシップというものを考え尽くした著者らだからこそ、本書で語られる内容には重みがあり、個人的にとても納得できるものだった。
久々に繰り返し読みたい本に出会うことができた。
本書ではまず、「マネジメント」と「リーダーシップ」を区別する。
マネージャーは、既存の組織の成員に対して、権威と権限をもって働きかけ、コントロールしようとする人 -
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経歴含め取り組まれてきたことはとてもすごいと感じるが、自然体でそれを成し遂げているのがさらにすごいと感じた。
本にも書かれていますが 「doing」で示すリーダーではなく「being(在り方)」で示すリーダーなんだろうなと思った。
ロールモデルやリーダーシップの考え方についても根底にあるのは自分らしくというアイデンティティをしっかり持つことなんだろうなと感じた。グローバル企業で働いてきたからこその姿だなと思うし、自分も自分らしさとはなにか。を持っていたい。
私のやりたいことにも通じるものがあり、共感できるポイントが多かった
育成する=その人の可能性を最大限に引き出し、能力を最大化する -
Posted by ブクログ
組織変革の実践方法について実例を交えて解説。トップダウン方式・改革派とミドルの組み合わせなど、最終的には実践が物を言う世界。
〇ハイライト:
・組織変革は、最終的には、その組織にいる大半の個人の発想と行動パターンが変わらないと実現しない
・変化と変革の違い。変化は変わること(意図的に主体性を持つか不明確)。変革は意識的に変化をもたらす事
・旗を立て、みんなが元気が出るような旗(ビジョン)でなければ使える旗ではない。組織変革は実践が要諦である
・変革は難易度の高い挑戦である。成功する確率はそもそも低く、最後までやりぬいて成功するケースが少しある程度。その認識で取り組んだ方が良い。
上層部の支援 -
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リーダーシップは筋肉みたいなもので、適切にトレーニングすればどんどん大きくなっていく。つまり特定の誰かしか持っていない才能のようなものではなく、発揮できていない人は鍛えていないだけなのである。
会社や家庭、趣味を共有する人たちの中で、自分がその集団にいなければその集団は何を失うか、そして自分がその集団を去った後にもその集団に遺るものは何かというこの二つを念頭に置くことで、そこでやるべきことが見えてくる。
さらに、自分の周りの上司や同僚、部下、家族を自分のクライアントとして考えることで、相手が求めているものは何か?今必要なことは何か?ということを考えるようになるし、それが分かると、自分の能力の現 -
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同僚のおすすめ本として紹介があったので購入。
【ざっと内容】
次世代リーダー輩出に取り組み、至善館の理事長を務める野田氏と金井氏の対談形式でリーダーシップについて語られた一冊。リーダーシップとは何か?マネージャーと何が違うか?どのようにリーダーシップは育まれ、発揮されるか?等が語らえる。
【こんな人におすすめ】
・全会社員
・グループにおいて誰かを率いている方
・グループにおいて影響力を発揮したいと思っている方
【感想】
ここ最近で一番蛍光ペンを引いた一冊になった。30代になると、会社から管理職を意識した研修や昇格試験が求められる機会が増えてくると思うが、正直どれもピンと来ておらず、「会 -
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同じ目標を達成するための仲間として相手(部下)に敬意を示すことが根本にないといけない。その上での目標管理やフィードバック方法だが、テクニックとしてこの秘訣を使おうとしてもうまくいかない。あらゆるタイプの相手がいて、よく観察をし、敬意を持って向き合い、導いていく。最後の方に出てくる「人生はすべてそうですがうまくいくときといかないときがある。人と向き合うときは正直が一番です。」が真理だと感じた。偽りや見せかけではなく、マネージャー自身が自分と向き合い、自分の思いを自分で言葉にし、自分が相手(相手の人格や行動)に対してどう感じているかを伝えていくことが大切だと感じた。
目標を達成するために必要な行