阿部暁子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文庫創設の趣旨とは違うのかもしれませんが
この作品の装丁は、もう少し品格のあるもの
がよいと思います。
表紙の漫画のキャラクターチックな主人公
おふたりは、どう譲っても作品の中の実際には
似ても似つきません。
舞台設定も小道具も、そこに暮らす人たちも、
とても高い品性と知性を感じます。
人の心の機微を、抑制の効いた筆運びで
丁寧に解きほぐしてゆく作者の力量に
やはり心惹かれてしまいます。
主人公のおふたりは本当に人として魅力的で
このストーリーには軽薄な恋愛は似つかわしく
ないのです。
古風なふたりには、それにふさわしい装丁を。
そう願わずにはいられません。
同じ文庫の「下鴨アンティーク」のように。 -
Posted by ブクログ
入り江で水に浸りながら倒れている1974年から来たという謎の少女と秘密を抱え島に引っ越してきた主人公和希が出会う。
謎に包まれているストーリーだが、読み進めていくうちに主人公和希の過去。和希の友人幹也のずっと言えなかった秘密。高津の過去・人間関係。入り江の少女七緒の秘密。が明かされていく。
後半で、シマ高にて和希の過去が広まり収集がつかなくなるシーンがあるが、あの黒幕がまさかすぎて悲しかった。でも、その1件があったからこそ。ってのも頷ける。
最後の七緒の手紙は泣けるな( ; ; )まさかのね....
でも、和希にとっては悲しいかもしれないけど、この手紙で和希も心が救われてたらな、、と思う。
最終的にそれぞれがそれぞれの道を生きようとするエンドよかった。
私はこれからも、方舟に大切な人を乗せて尚且つ、自分も乗ってしっかり助かろう。生きる価値がある。と堂々といえる人生を送っていきたいと思った。
映画化されてるみたいだから、原作知ってるからこそ観たいなと思った!