阿部暁子のレビュー一覧

  • 小説版 アオハライド1

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    原作を読んでいませんが楽しめます。
    まだ1巻なのでこれからですが、複雑に絡み合って面白そうですね。
    活字苦手の人にもオススメです。

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    2015年05月23日
  • 小説版 ストロボ・エッジ1【イラストつき】

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    高校1年生仁菜子の初恋の話。
    さらっと読んだ。
    コバルトって・・・初めて。
    でも、胸がきゅんきゅんした。これ続くみたいね。

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    2010年12月08日
  • 戦国恋歌 眠れる覇王

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    信長と正室濃姫のお話です。
    時間軸としては結婚から弟信行の死まで。この話での信長は・・・天然というか、結構幼い感じの描写も結構見られました。まだ若年なので、けっこう悩んだりふてくされたりしてます。
    そんな信長に時にいらいらしながらも一生懸命支える帰蝶(濃姫)がかわいかった。

    みんな信長を通してしか自分を見ていない、信長を倒さなければ自分は自由になれない、という信行の言葉がとても印象的でしたよ。

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    2010年04月28日
  • カフネ

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    終わりの2行目
    薫子の髪に触れたー 
    ん?そっち?
    読み取れなかったのか?私は…

    見えている部分だけから理解するのでは、確かに見誤る。自分なりの解釈は、事実とは異なる、ということを常に心に留め置いて人と関わろう。

    さて、薫子にはようやくわかった。遺言書は決意表明だったのだ。春彦の決意表明が、春彦自身も予想だにしない形で薫子達に届いた。真相がわかり、年の離れた弟の意志が、「その時」の薫子には受け止められた。
    もしも生きて告げられたならば、同じようにわかってあげられただろうか…
    公隆との関係もそう

    今だから、うじゃうじゃあっての今だから、受け入れられる。受け止められるんだろうなぁと思う。

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    2026年08月02日
  • まだいない君に星の舟を

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    「どこよりも遠い場所にいる君へ」「また君と出会う未来のために」につながる物語。
    その二冊、1年半前に読んでいるので、だいぶ話の内容を忘れていたが、読んでいる内に少しずつ思い出してきた。

    表題作は、中学生の高津が入り江で2079年から来たと言う女性を助けたところから始まる2001年の話と、高津が入院した七緒から彫刻の制作を依頼された2015年前後の話、それらが交互に語られる。
    「どこきみ」で語られなかった隙間を埋める、「どこきみ」を読んでいた人への特典みたいなお話。高岡という町、ちょっと気になる。

    それ以外にも番外編4作。命が尽きる前の七緒、卒業前夜の和希、2030年にいた爽太、2069年の

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    2026年07月29日
  • 金環日蝕

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    「カフネ」がとてもよかったので、阿部暁子さんの他の作品も読んでみたいなと思い、こちらを手に取りました。
    犯罪が絡む物語で、序盤はなかなか読み進めづらい部分もありましたが、少しずつ事実が明らかになっていく構成は面白く、どのように収束していくのか最後まで想像がつきませんでした。
    そして、ラストはどう考えても怪しい人に顔を知られたままの状態で不安が残り、その終わり方でいいの…?と感じてしまいました。物語としての余韻を大切にしているのだと思う一方で、個人的にはもう少し現実味のある着地を見届けたかったです。

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    2026年07月27日
  • カフネ

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    ケアの物語。

    夫に去られ、弟も失った女性が、弟の元恋人の手料理によって少しずつ癒されていく。やがて彼女自身も家事代行の仕事を通して、助けを必要としている人々を支える側となり、その感謝の言葉によってさらに救われていく。与えることと与えられることがつながる、「ケアの循環」を描いた作品だと感じた。

    「食べることは生きること」という、生の根幹に関わる営みだからこそ、食を通じたケアには人を立ち直らせる力があるのだろう。近年、このテーマを扱う作品をよく目にするのは、その土台となる日々の暮らしを維持することさえ難しい人が増えている時代を映しているのかもしれない。

    生活の基盤を立て直すことは、生きる力を

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    2026年07月26日
  • カラフル

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    阿部暁子さんの『カラフル』を読んだ。差別とは何かとか大切な問いも織り込みつつストレートに届くのは鮮やかに輝く若さのきらめき。そしてメチャクチャ刺さった一節があった。「大人というのは…」。いつか娘に呆れられた時に言おう。「いいかい、どこかの小説で読んだのだけれど、大人というのは…」

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    2026年07月12日
  • カラフル

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    ネタバレ

    病気で車いすユーザーになった少女と怪我でスプリンターを挫折した少年の爽やかボーイミーツガールな話
    高校でのイベントを中心に、”障害”についての周囲の生々しい言葉や当人から発せられる言葉にハッとさせられる場面が多い
    ある時から障碍者であることを受け入れるしかなかった少女と、娘の辛い思いを一身に受け止め続けて壊れてしまった母親との修復不可能に思われた関係も、物語終盤では少し改善に向けて前進してホッとした
    障碍者に対応する際の”正解”があるわけではなく(健常者と同じように)、各個人に寄り添って接していく必要があるのだと、当たり前のことに気付かされた

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    2026年07月10日
  • 金環日蝕

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    カフネを描いた阿部暁子さんによる小説.ひょんなことから,青年と知り合った春香が謎を追っていくたびにだんだんと全貌が明らかになっていくミステリー小説.カフネと同様に,少しずつ謎が解明されていく感じはサクサクと次が気になる構造になっており,最後まで飽きなく楽しむことができる.人が死なないミステリーであり,人とのつながりを大事にしようと思える形式は阿部さんの得意ジャンルなのかもしれない.ほのぼのとしたミステリーを読みたい人にとっておすすめです.

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    2026年06月01日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    阿部曉子さんは『カフネ』で知ったので、こういうYA向けの作品も書いているのは知らなかった。終盤にいろいろ明らかに。

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    2026年05月25日
  • 鎌倉香房メモリーズ5

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    「鎌倉香房メモリーズ」の5冊目、にして最終巻。
    前巻でなんとか雪弥が工房に戻ってきたこともあってからまたゆるゆると日常の謎を絡めながら香乃の顔の困った機能が発動されるお約束の展開に。

    第1話は贈り物の香木を題材に進むお話。
    語られる茶事の段取りは面白く、香木に無傷で健康だった木はないというのも興味深い。

    第2話は行方不明の仏像を発端に深められたチヨちゃんとその兄・理久、曽祖父・伊助さんのちょっといい関係。
    2巻に“戦時中だけでなく戦争が終わった後も続く悲劇”の話があったが、今回も伊助さんがシベリアで抑留されていた際の辛い話が出てきて、この作者さんの反戦に対する強い思いを改めて知る。

    第3

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    2026年05月15日
  • 金環日蝕

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    ネタバレ

    どんな事情があれ、犯罪は犯罪だと思う。
    たしかに、自分自身が同じ境遇にあれば、同様の行動をしてしまうかもしれない。他人の幸不幸を考えられず、生きるために、家族を救うために行動してしまうと思う。ただ、理緒は認められたいために犯罪に加担していた。これはいかがなものかと思う。最後までお咎めなしで終わった。確実に被害にあった人はいたはず。なんか、モヤモヤは溜まった。

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    2026年05月04日
  • また君と出会う未来のために

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     「どこよりも遠い場所にいる君へ」の続編。続編というより2冊でひとつの作品といっても良いのでは?

     今回は、9歳の時に震災に遭い両親を亡くし未来へ迷い込んだ経験を持つ支倉爽太を中心に物語が展開していく。
     前作の和希や幹也も成長して登場し、爽太を支えていく姿が温かかった。
     泣き虫爽太が五鈴に会うため情熱を注ぐシーンは少しハラハラもした。
     ぶっきらぼうだけど頼りになる高津さんも前作に続き、いい存在感だった。

     和希の「もう会うことはできないなら、おれたちができるのは、今ここで生きることだと思う。今ここに自分がいることで何ができるのかって、一生懸命考えることだと思うよ」の言葉が心に残った。

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    2026年04月29日
  • カラフル

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    ネタバレ

    出だしから、この二人は恋仲になるんだろうな、と思わせてそのままでした。10代とかには面白い話なのかもしれない。

    おまえ車だから酒のむなよ、と言われて、自分は人間で車ではありません、とか答えたら、ちょっと頭がずれている人と一般的な日本人は思うのだけど…

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    2026年04月25日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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     過疎化に悩む島の高校に入学した和哉が出会った、過去からきたという七緒。
     時空を超えた恋物語かと思っていたら、もっと深くて熱い話だった。
     
    島に昔から言い伝えられてきた「神隠し」「マレビト」。
     辛い過去を背負った和哉と幹也の心情に胸が苦しくなったが、
    クラスメイトたち、高津や仁科先生の温かさが良かった。
     ラストの華やかな文化祭の光景はとても眩しく、タイムカプセルの手紙でじ〜んとしてしまった。

     ファンタジー系ではあるものの、人と人との繋がりを大切に思える作品だった。

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    2026年04月17日
  • 金環日蝕

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    大学での人探し編、レンの家にお邪魔編では記号的なキャラクターが賑々しく、おまけにレンが品行方正でイケメンで人望い人格者と持ち上げられ過ぎており、作者の偏愛と寵愛を感じるようで、更にオーディブルの効果も相まって、キャラクター小説が読みたかったわけじゃないんだけどな、正直失敗したかなと思った。リオ編との温度差にも風邪引くわとも思った。
    たが目的が変わってからレンへの印象が変わった。捻くれた生意気さも年相応の危うさもちゃんと持ち合わせていた。しっかり手綱を握ってくれたハルカが頼もしくて好感が持てた。
    ストーリーはトクリュウを思わせる電話詐欺を軸に指令役に迫る運びになっており、この指令役の冷徹になりき

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    2026年04月08日
  • 鎌倉香房メモリーズ

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    「内気で思うことを伝えられない女の子」の少々オタク気味なモノローグと友達とのトークにちょっと抵抗感があったけれども、まあまあ面白かった。
    「カフネ」がすごく良かったので期待値も高かったかな。
    まだシリーズ一作目なので、次の作品も読んでみたい。

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    2026年04月05日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    いわゆるジャケ買い。作品の舞台や雰囲気感は好みだけど、内容は瑞々しい中学生や高校生向けという感じで自分にはちょっと合わなかったかな…。
    読者を裏切るための「まさか…!?」を狙った展開が後半にあるんですが、そんな素振りをおくびにも出していなかったので驚きというより困惑が勝ってしまったのと、ネタバレを避けつつも感想として吐き出しておきたいのは最後に出てくる小道具。この手の展開は自分も大好きなんですが、伝えたい想いがたくさんあるからこそ、大事な言葉は短ければ短いほどグッとくるシーンになると思ってます。募る想いをある程度文字にして伝えようとすること自体はいいとしても、後半の大事なところ、作品を通じて届

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    2026年04月04日
  • 金環日蝕

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    老人が家から出てきてすぐ、若者に手にした荷物を引ったくられ突き倒された。
    たまたまその瞬間を目にした、近所の大学生がすかさずその男の後を追いかける。
    そんなありふれたひったくり事件から始まる。
    2025年本屋大賞受賞作「カフネ」の作者が物した犯罪小説。

    カフネの優しい雰囲気とは全く異なる、現実の特殊詐欺の姿をリアルに描く。犯罪小説ではあるが、犯罪は本書の主題ではない。
    全ての登場人物の背景を克明に描き、なぜそのストーリーが書かれ、紡がれていくかという理由が明確に綴られていく。

    いくつかに別れて描かれていくストーリーが、織りこまれ、結末に向かって伏線が丹念に回収されていく。
    カフネとは全く違

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    2026年04月03日