阿部暁子のレビュー一覧

  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    いちばん最初の一編も やっぱりステキで 持ってる人は持ってるんだなぁ、と改めて思った。原石にもなれそうもないから 読む側でいようって 今さらだけど。宮島未奈さんの「二位の君」から 「成瀬」につながるんだなぁ。「陸の魚」から「カフネ」へ〜。原石って最初から 光ってたんだなぁ。うらやましいなぁ〜。ほんとに。

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    2026年03月02日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    ネタバレ

    オレンジ文庫の短編の受賞者のアンソロジー。
    自分も描けそうと思いつつ、まとめるの難しいなと思いつつ。設定が良いものだけじゃなくて、そんな薄い設定でも書けるものなんだなって思えるものもあった。難しいなあ

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    2026年03月01日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    新人賞に通る作品って何だろうか。『はじめに』を書かれた三浦しをんさん(選考委員)の答えは「情熱の総量が決め手になることも多い」。「これが好きだ。これを書きたい」という気持ちが籠った作品のほうが、荒削りでちょっとわけがわからなくても、読むひとの胸を打つ。。。のだそう。個性的で「その人にしか書けない小説」。

    コバルトという、少女小説というくくりのため、ほとんど読んだことのない、中華ファンタジーとか、王国とかが出てくる話もあった。が、どれも読みやすくて、感情の動きもよくわかり、この短さで、十分伝わるほどの世界観を作り上げていた。ライト文芸と呼ばれるもののほうが、凝った設定、凝った文体で、書くのがよっぽど難しいような気がするのだが、どうだろう。そして、一般小説との違いは。本当に、最近はwebでも、無名の方による、ぐっと惹き込まれる小説があって、新人賞受賞が、並大抵の努力では敵わないものだと思い知らされ、どんどん憂鬱になってしまう。それでも自分の書くものを信じられる人だけが、栄光に辿り着けるのでしょうか。もう、ほんとしんどい。

    今大活躍中の、佐原ひかりさんも宮島未奈さんも、原点が垣間見れてよかったけど、心に残ったのは、「夕方の団地って大きな墓石みたいだ」で、始まる『みずいろサナギの伝説』(久賀理世さん)。団地の公園の、水色のおわん型の遊具が、まずよかったし、一つ年上の先輩のあだ名、レジェンドもよかった。

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    2026年02月14日
  • 鎌倉香房メモリーズ3

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    「鎌倉香房メモリーズ」の3冊目。

    高橋クンに届いた文香だけが入れられている封書の謎解きに始まって、学園祭でいたずらをするシーツお化けの正体を突き止めたり、いつもの通りの流れに、雪弥や香乃の家庭の事情が挟まる3つのお話。
    いつも通りと言いながら、なんとなく雪弥だけがいつもとちょっと違っていて、だけども、高橋クンを慮っての徹夜の影響とか叔父に対する屈折した思いとか何より香乃に対する感情の変化だと、違和感を抱きながらもまあそんなもんかと読み進む。
    第3話が終わる頃には、香乃と雪弥の距離がこれまでより縮まった感じで、お約束の面倒くささも次のステップかねと思っていたが……、残りも10頁くらいになって、それまでとはガラリとトーンが変わった展開と吊るされたままでの幕切れに、とても驚かされた。次の巻、気になる。

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    2025年11月29日
  • また君と出会う未来のために

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    ネタバレ

    阿部暁子さんの作品。

    仙台の大学に通う支倉 爽太は、人には言えない過去を抱えていました。小学校三年生のとき、溺れたことがきっかけとなり、なんと遠い未来――2070年の世界へ時間を超えて迷い込んでしまったのです。現代に戻った後も、その「未来で助けてくれた女性」のことを忘れられず、大学とアルバイトに明け暮れていました。

    あるとき、爽太はアルバイトを通じて知り合った青年の八宮 和希と親しくなります。和希はある日、爽太にこう言います――「おれは、過去から来た人に会ったことがある」。この言葉をきっかけに、爽太の“過去/未来”という時間を超えた記憶と、和希と結びつく“今”の出来事が交錯し始めます。

    前作の『どこよりと遠い場所にいる君へ』の続編となります。でもわたしは前作より好きかな。
    やっぱりタイムトラベルもののラブロマンスは、時空の旅の果ての後でふたりが結ばれる話が良いです。そして、この話のヒロインである五鈴の気持ちも痛いほど伝わってくるから。

    読み終わってからタイトルを味わうと感慨深いです。『また君と出会う未来のために』。

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    2025年10月20日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    ネタバレ

    車椅子メーカーの藤沢製作所に就職した百花が、親友で車椅子テニスプレイヤーである宝良との約束を果たすために奮闘する。
    障害を受け入れることの大変さ、難しさがよく伝わってきた。
    ただ展開に意外性が少なかった。また世界レベルの試合のシーンで「ものすごい」的な表現が多用されてて、逆に安っぽく感じてしまった。
    みちるが車椅子テニスでポイントをあげるシーンはちょっとグッときた。

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    2025年08月06日
  • 室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君

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    おてんば姫の冒険譚でした。何も知らない彼女が、義満や世阿弥と知り合うことで、世の中を知っていく過程が良かったです。義満の憎めないキャラクターも相まって、シリアスな展開の中にも笑いがあり、楽しむことが出来ました。

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    2025年07月08日
  • 鎌倉香房メモリーズ

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    本屋大賞も獲られて、最近気になる作者さん。
    フォローしている方のレビューに惹かれて、10年前に書かれたシリーズ物に行ってみる。

    人の心の動きを香りとして感じとることができる香乃(高2)は、祖母が営む香り専門店「花月香房」で暮らしている。ゆるりと営業する日常の中、そこで起きる謎というかトラブルめいた出来事にアルバイトの雪弥(大学生)と一緒に対処していくといった設定。
    店を訪れた老婦人の“消えた手紙”のゆくえ、訳あり家族の相続にまつわる過去の記憶、大学のゼミ室でなくなったメガネのありか…。
    匂い袋、香木、練り香水など店で扱う香りに、香乃が感じる人の動きの香りを絡ませて進む話は、まずまずうまく出来ていてサクサクと読める。鎌倉を舞台にして少しレトロでゆるくて可愛らしい雰囲気もいい感じ。
    他人と違うという香乃自身の悩み、それを理由とする香乃と家族の関係、幼い頃から続く香乃と雪弥の関係なども縷々語られるが、こちらは今後の展開の種まきもあるのだろうがちょっと面倒くさかったかも。

    最近シリーズ物に行っては2,3冊読んで後が続かずが増えているが、これはどうかな。取り敢えず、次へは行ってみる。

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    2025年06月13日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    お話の先はきっとうまくいくはずと見えているのだけど、車椅子の種類や構造、テニスのルールも主人公モモと一緒に学んでいけるかのように細かにわかりやすく描かれていてスルスルとページが進む。実際に試合を見てみたくなった。こんな風に運命的にやりたいことに巡り会えて羨ましい。かっこよいたーちゃん側の後編も楽しみだ。

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    2025年06月12日
  • パラ・スター <Side 宝良>

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    百花を読み終え、百花と同様、宝良の強さをに期待した。気持ちが入り過ぎて、お願い勝って、立ち上がってって期待しまくった。
    涙も。湧き出て来た。
    テニス、車椅子でのテニスに釘付けになりました。街で見る車椅子もジロジロ見てしまいます。
    優しい気持ちで早く読み終えました。

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    2025年03月18日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    本を読み慣れてない自分に、最初はなかなか進まなかった。
    後半あっという間に読み終えた2冊でした。
    百花の、強さは計り知れないと思った。
    自分の人生を考えるにあたり、真っ直ぐに突き進む気持ちと行動力には脱帽。
    そこまで思えてしまえる強さ。
    素晴らしい人でした。

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    2025年03月18日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    たい焼きの話が結構好き。
    また、ホテル猫番館のホテルになる前の話が収録されており、読者としては楽しめた。

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    2025年02月28日
  • 室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君

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    悔しいので変化球を٩(๑`^´๑)۶

    最近ハマっている阿部暁子さんのなんと時代小説です
    舞台は室町時代、三代将軍義満のときでまだ南北朝に別れていたときですな
    観阿弥、世阿弥の親子も登場

    いやーこんなんも書いてたんですなーっていうね
    中身は普通に少女漫画の世界でした

    ただこのタイプ苦手なのよ
    なんで読んだんだろ?w
    いわゆる古い時代を舞台にした男の子と女の子のアッチッチの物語ね(アッチッチて!)

    いやちゃんと極太のテーマもあんのよ?
    正義とは?みたいなね
    争乱を断ち切るためになすべきこととはみたいなふっといのが

    でも苦手なものは苦手なのよ
    しゃーない

    面白いところもたくさんあったし、時代考証とかめちゃくちゃしっかりした上で崩してるのもわかったんだけどね
    分かったのでかろうじて★3にとどまったって感じかな〜

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    2025年01月13日
  • また君と出会う未来のために

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    「どこよりも遠い場所にいる君へ」の続編なのかな。
    和樹の辛さはわかる。けどソウタはなんでそんなに未来の女性のことを忘れられないのかが、よくわからなかった。
    和樹の空気感とても好きだけど、心配になるな。友人と支え合って生きていて欲しい。

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    2024年03月13日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    「たぬきときつねと恋のたい焼き」阿部暁子 なかなか面白かった。少女マンガ単行本1冊くらいのプロットがテンポよく中編にまとめられている。

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    2023年11月12日
  • 小説版 ストロボ・エッジ4 つながる思い【イラストつき】

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    有名な漫画のノベライズ。高校生の恋愛。三角関係あり、ベタベタな展開ありの甘酸っぱいストーリー。ヒロインはいい子で素直、ヒーローは真面目でクール。
    こんな大人な考え方の高校生いるかなあと思いつつ、少女の理想が詰め込まれてた恋愛模様でした。ある意味ファンタジーだなと…。

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    2023年08月23日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    それぞれの作者によって書かれた短編作品なので、色んな視点と手法で新鮮な気持ちで読むことが出来る。歴史的解釈はそれぞれなので、大河ドラマ鎌倉殿の13人とセットで見るための付録的な立ち位置で読むと面白い。

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    2023年07月12日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    先日読んだ「金環日食」が素晴らしかったので。手にとった3年前の作品。
    車椅子メーカーに勤める百花と言う女性の、友情と仕事に向き合う成長の物語。設定や百花の描き方はありふれた感がある。真面目一直線でもドジで泣き虫で、と言う設定。がスポーツ車椅子と言う未知の分野を垣間見せてくださったのは有難い。折しも国枝氏が車椅子テニスで感動を下さったばかり。読んで良かったと思えた。

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    2023年03月11日
  • また君と出会う未来のために

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    東日本大震災
    タイムスリップして恋愛が始まる
    だけど9年後に二人は死別する未来
    それでも主人公は二人で生きて運命を変えられる可能性を信じて前へと進む

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    2022年11月10日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    大河ドラマに合わせて書かれた短編小説
    ドラマも終盤になった今、逸話の違いが面白い。歴史上の事実だけは変えず、具体的な物語にするなら同じ逸話も印象が真逆な話にもなる。大河ドラマと小説とのコラボ、面白かったです

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    2022年10月19日