阿部暁子のレビュー一覧

  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    登場人物の会話がアニメっぽいというか、現実世界ではこんな会話しないし、不自然で自分には合わなかったなぁ。
    小説を読んでるのにアニメを見させられてる気分だった。

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    2026年03月25日
  • 金環日蝕

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    最初のひったくり犯を追う展開から、最後まで何度も反転され、何度も驚かされ、あっという間。
    わかっていながらお金が欲しいからと詐欺の片棒を担ぐ若者たち。
    こういうのが特殊詐欺がなくならない要因なのかなとか色々と考えさせられる。
    自分もいつどんな犯罪に巻き込まれるかわからないから、一層と身を引き締めて生きていこうと思った。

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    2026年03月25日
  • 鎌倉香房メモリーズ4

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    「鎌倉香房メモリーズ」の4冊目。
    前巻の残り10頁くらいになってからの急展開にとても驚かされ、『次の巻、気になる』と書いてから3カ月、やっと手にする。

    いやあ、どうなることかと思っていたが、雪弥と連絡が取れずにイジイジイライラする香乃の話が続き、あの急展開から再びまったりとした通常運転の展開に、思っていたのと違いちょっと肩透かしを喰らう。
    並行して、同級生の殿岡くんの母で学校の茶道部を指導してくれているふみ先生のちょっとした変調や殿岡家であるお寺で催されるクリスマス会の様子が描かれては、こちらも、まあいつもの調子。
    雪弥と香乃の関係は前巻の距離の縮まり方から振出しに戻った感じで、再びどうにも

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    2026年03月05日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    いちばん最初の一編も やっぱりステキで 持ってる人は持ってるんだなぁ、と改めて思った。原石にもなれそうもないから 読む側でいようって 今さらだけど。宮島未奈さんの「二位の君」から 「成瀬」につながるんだなぁ。「陸の魚」から「カフネ」へ〜。原石って最初から 光ってたんだなぁ。うらやましいなぁ〜。ほんとに。

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    2026年03月02日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    ネタバレ

    オレンジ文庫の短編の受賞者のアンソロジー。
    自分も描けそうと思いつつ、まとめるの難しいなと思いつつ。設定が良いものだけじゃなくて、そんな薄い設定でも書けるものなんだなって思えるものもあった。難しいなあ

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    2026年03月01日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    新人賞に通る作品って何だろうか。『はじめに』を書かれた三浦しをんさん(選考委員)の答えは「情熱の総量が決め手になることも多い」。「これが好きだ。これを書きたい」という気持ちが籠った作品のほうが、荒削りでちょっとわけがわからなくても、読むひとの胸を打つ。。。のだそう。個性的で「その人にしか書けない小説」。

    コバルトという、少女小説というくくりのため、ほとんど読んだことのない、中華ファンタジーとか、王国とかが出てくる話もあった。が、どれも読みやすくて、感情の動きもよくわかり、この短さで、十分伝わるほどの世界観を作り上げていた。ライト文芸と呼ばれるもののほうが、凝った設定、凝った文体で、書くのがよ

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    2026年02月14日
  • 金環日蝕

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    ジャンルは何になるのかな?嫌いじゃないなって感じです。サスペンスのような人間ドラマのような。悪くないです。主人公の女の子の負けたくないって、必死に強くあろうとするところが良かった。

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    2026年01月29日
  • 金環日蝕

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    今まで読んだ物語とは違う、新しいタイプ。ミステリー?推理?どっちもと言えるし、どっちでもないとも言える。
    柔道経験者でやけに強気な女子大生と、いわく付きの親を持つ男子高校生が、老婦人を襲ったひったくりを捕まえようとするところから話は始まる。
    誰が頑張って推理してる感じでもない。謎解きというより、ジグソーパズルに近い。元々完成していた素敵な物語を、時間軸やシーンをバラバラにすることで何が何だか分からないようにしておいて、全部読み終えるとパズルが組み上がり全体像がハッキリする。ついでにスッキリする。そんな感じ。
    全編通してほんのりとした色恋感や青春色みたいなのが漂っていて、純粋なミステリー好きには

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    2026年01月22日
  • 金環日蝕

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    伏線回収があっばれで話の展開スピードも気持ち良く一気に読むことができた。
    ハルカとレンのパートはあまり感情移入できず、本当にこんなにうまくいくか?と思うような描写もあった。
    詐欺を働く人の内情を知ると見え方が違うと思った。

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    2026年01月14日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    ネタバレ

    「カフネ」と「金環日蝕」が面白かったので読みました。
    夏に公開されるアニメ映画化っぽい…と思いました(七緒のCVはきっと花澤香菜)。

    七緒とたまきの対決シーンが印象的でした。
    「そんなの、好きって言わない」はちょっと言葉が強いのでは、と思いましたが
    「自分のしたことに好きって言葉をつけ足して、まるで仕方なかったことみたいに話すのはやめて」って台詞は正論すぎてぐうの音も出ない…。ハッとしました。
    主義主張がはっきりしててカッコいいです。
    良い教師になっただろうなあと思います。

    序盤から登場していた十六代校長が七緒だったとは。ミステリ要素が入ってくるのが楽しい作家さんだなと思います。

    最後は

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    2025年12月13日
  • 鎌倉香房メモリーズ3

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    「鎌倉香房メモリーズ」の3冊目。

    高橋クンに届いた文香だけが入れられている封書の謎解きに始まって、学園祭でいたずらをするシーツお化けの正体を突き止めたり、いつもの通りの流れに、雪弥や香乃の家庭の事情が挟まる3つのお話。
    いつも通りと言いながら、なんとなく雪弥だけがいつもとちょっと違っていて、だけども、高橋クンを慮っての徹夜の影響とか叔父に対する屈折した思いとか何より香乃に対する感情の変化だと、違和感を抱きながらもまあそんなもんかと読み進む。
    第3話が終わる頃には、香乃と雪弥の距離がこれまでより縮まった感じで、お約束の面倒くささも次のステップかねと思っていたが……、残りも10頁くらいになって、

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    2025年11月29日
  • また君と出会う未来のために

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    ネタバレ

    阿部暁子さんの作品。

    仙台の大学に通う支倉 爽太は、人には言えない過去を抱えていました。小学校三年生のとき、溺れたことがきっかけとなり、なんと遠い未来――2070年の世界へ時間を超えて迷い込んでしまったのです。現代に戻った後も、その「未来で助けてくれた女性」のことを忘れられず、大学とアルバイトに明け暮れていました。

    あるとき、爽太はアルバイトを通じて知り合った青年の八宮 和希と親しくなります。和希はある日、爽太にこう言います――「おれは、過去から来た人に会ったことがある」。この言葉をきっかけに、爽太の“過去/未来”という時間を超えた記憶と、和希と結びつく“今”の出来事が交錯し始めます。

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    2025年10月20日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    ネタバレ

    離島・采岐島高校に進学した和希。彼は知り合いがいない環境を選んでやって来たのには、自分にしか言えない事情がありました。高校生活を寮で始め、クラスメイトとの交流や島ならではの雰囲気に少しずつ慣れていきます。

    初夏、島の“神隠しの入り江”と呼ばれる入り江のほとりで、和希は倒れている少女・七緒を発見します。黒髪の少女が波打ち際に倒れ、意識を取り戻すと「1974年」とつぶやきます。七緒は身元も記憶もはっきりせず、自分がなぜそこにいたのか、どうして倒れていたのかを語ることができません。和希は彼女を気にかけることになります。島での生活や寮生活、クラスメイトとのやりとりを通じて、七緒との距離を縮めていきま

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    2025年10月20日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    ネタバレ

    そこまでここが動かされる作品ではありませんでした。
    シマ高を再建した校長とナナオが同一人物というのがポイントかなと思いましたが、そこのタイムトラベルが上手くストーリーに組み込まれていたかというとそうでもなく、主人公と寮の仲間たちのストーリーと主人公とナナオたちのストーリー、主人公自身のストーリーがそこまで交差しているわけではないので、別々の物語を並行して眺めているような気分になりました。
    ただ全体的に綺麗な作品だと思いました。

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    2025年09月02日
  • カラフル

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    高校入学式の朝の駅で荒谷伊澄は車椅子ユーザーの六花と偶然出会う
    そして偶然にも同じ高校、同じクラス
    六花は低めのアルトの声ではっきりと自分の意見を伝える事のできる人
    伊澄は高校生活を何も期待せず当たり障りなくやり過ごすつもりだった
    そんな伊澄の高校生活が六花と関わる事で色を帯び始める

    この本で起こる事は入学式からGW明けの5月初旬の間の事なのだが、実に濃い

    六花が車椅子ユーザーとゆう事で、今まで自分たちの周りにはいなかった人、起こらなかった事、どう関わればいいのか、不安だなわからないな、これは差別なのか、差別とは?
    クラスの皆んなが色んな方向からの意見を言う時間がとてもよかった
    どう関われ

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    2025年08月15日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    ネタバレ

    車椅子メーカーの藤沢製作所に就職した百花が、親友で車椅子テニスプレイヤーである宝良との約束を果たすために奮闘する。
    障害を受け入れることの大変さ、難しさがよく伝わってきた。
    ただ展開に意外性が少なかった。また世界レベルの試合のシーンで「ものすごい」的な表現が多用されてて、逆に安っぽく感じてしまった。
    みちるが車椅子テニスでポイントをあげるシーンはちょっとグッときた。

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    2025年08月06日
  • 室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君

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    おてんば姫の冒険譚でした。何も知らない彼女が、義満や世阿弥と知り合うことで、世の中を知っていく過程が良かったです。義満の憎めないキャラクターも相まって、シリアスな展開の中にも笑いがあり、楽しむことが出来ました。

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    2025年07月08日
  • 鎌倉香房メモリーズ

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    本屋大賞も獲られて、最近気になる作者さん。
    フォローしている方のレビューに惹かれて、10年前に書かれたシリーズ物に行ってみる。

    人の心の動きを香りとして感じとることができる香乃(高2)は、祖母が営む香り専門店「花月香房」で暮らしている。ゆるりと営業する日常の中、そこで起きる謎というかトラブルめいた出来事にアルバイトの雪弥(大学生)と一緒に対処していくといった設定。
    店を訪れた老婦人の“消えた手紙”のゆくえ、訳あり家族の相続にまつわる過去の記憶、大学のゼミ室でなくなったメガネのありか…。
    匂い袋、香木、練り香水など店で扱う香りに、香乃が感じる人の動きの香りを絡ませて進む話は、まずまずうまく出来

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    2025年06月13日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    お話の先はきっとうまくいくはずと見えているのだけど、車椅子の種類や構造、テニスのルールも主人公モモと一緒に学んでいけるかのように細かにわかりやすく描かれていてスルスルとページが進む。実際に試合を見てみたくなった。こんな風に運命的にやりたいことに巡り会えて羨ましい。かっこよいたーちゃん側の後編も楽しみだ。

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    2025年06月12日
  • カフネ

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    開幕不幸、身内の死、子供の孤独、病気。お涙頂戴をふんだんに盛り込んだいかにも映像されるんだろうなといった内容。
    後ろからJ-POPが流れてきそう。
    状況と表情の描写に違和感がある(油を熱してから具材を入れるまでが早すぎるとか)。
    どうでもいいけどそんなことばかり気になってしまった。

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    2026年04月06日