阿部暁子のレビュー一覧

  • 金環日蝕

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    ネタバレ

    地元が舞台ということもあり、情景を鮮明に思い描きながら読めた。探偵パートではラノベみたいな大学生がどんどん出てきて、こんな作風なのか…?と思ったら詐欺パートからどんどん話が転がっていくので引き込まれた。二人の背景が重すぎる。
    人類で最初の仕事は詐欺師って、あながち間違ってなさそうでこわい。この時代でもどんどん手法を変えて永遠になくならない。

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    2026年04月10日
  • また君と出会う未来のために

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    「どこよりも遠い〜」の続編。前作の和希くんたちも出る。今回は小学生の時に未来に行ったことがあるという大学生の男の子が主人公。
    そりゃ和希くんは理解してあげれるし、大切な人に会いたいという気持ちが1番分かるよなぁ…と切なくなった。
    泣ける。
    タイムリープもの多いけど、この作品はキャラもいいからなんかその物語に入りやすいし好き。

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    2026年04月09日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

    購入済み

    推しの

    作家さん目当てで拝読
    気付かず推しが隠れていて得下気分

    読書が日常で読む本がなくて困ってる方に
    新たな推し探しに最適

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    2026年04月03日
  • カラフル

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    『私は車いすじゃなくて人間です』
    車いすユーザーの六花が伊澄に言った言葉。
    相手を気遣ったつもりの言動でも、受け手にとっては迷惑だったり、傷ついたりもする。

    障害者と特別扱いすると差別になるし、
    かといって手助けをしなければ無視になるし、
    手を貸すのもユーザーの気持ちを確認しなければいけない。…人付き合いは難しい。

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    物語は表紙のイメージ通りの青春物語。

    中学時代に挫折経験をした主人公二人が
    高校スタートで出会い、さまざまな問題にぶつかり成長していくストーリー。

    他の登場人物もそれぞれ個性的で、根っからの腹黒が1人もいないので綺麗にまとまっている。
    よくまとまり過ぎていて、これは大人が理想とする学園青春ドラマだよなと少し思ってしまった。

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    2026年04月02日
  • カラフル

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    ネタバレ

    短距離走の選手だったがある事情から走るのをやめて、無気力無感動で生きようと思っていた少年と、夢を持ちそのために努力してきたのに病気で下半身不随になった少女。
    少年は、少女に出会ったことで、世界がカラフルだと気づく。
    ボーイミーツガールであり、多様性に気づき認め合う柔軟な感性への希望が描かれた物語である。

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    2026年03月19日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    ちょうど今、冬季パラリンピックが開催されていた。
    画面越しに観る選手たちは、障害をものともせず、力強く、いきいきとして輝いている。しかし、その舞台に到達するまでには、どれほど想像を絶する努力と葛藤があったのか私達には計り知れない。

    もし、ある日突然、事故や病気で歩けなくなったら?宝良やみちるが直面した「なぜ自分が?」という呪いたくなるような現実は想像するだけで胸が締め付けられる。
    だけど支える側の家族や友人もつらい。支えたい、力になりたいと願うほど自分の無力さに絶望してしまう。
    みちるの「車椅子なんかいらない、それより足がほしい。ちゃんと歩ける足」が心に残る。
    この言葉は誰もが思う本音だよね。
    この言葉を聞いて自分だったら言葉が出ないだろうな。でも、やはり前を向いて人生を歩んでほしい……
    宝良とみちるの絶望感、百花や家族の大切な人を想う気持ちに目頭が何度も熱くなる。

    でも、読み進めるうちに「あれっ」と、
    そこにいるのは「車椅子の可哀想な女の子」ではない、一人の力強い人間として、対等に夢を追う二人の姿だ。無愛想な宝良の芯の強さが車椅子エンジニアとして悩む百花を救い、百花の親友への想いが、宝良を突き動かす。

    百花のひたむきな努力によって、止まっていた二人の人生がカラフルに色付いていく。
    一途に夢を追う彼女たちの姿は、あまりにも眩しく、どこか羨ましくさえある。

    藤沢製作所の社長や小田切さん最初から最後まで格好いいし社員も良い人ばかり。
    百花と宝良の夢が重なる日が待ち遠しい。
    頑張れ、百花!
    side-宝良も楽しみだ。\(^o^)/

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    2026年03月17日
  • カラフル

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    告白シーン 青春だなー
    でも、六花のお母さんの言う通り!
    大人というのは、歳をとった少年少女のこと。
    年齢を重ねても、
    カラフルな社会に敏感でいることが大切。

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    2026年03月14日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    『脱サラ』『バブル崩壊』
    甘いおやつがストレスを発散させるという特徴ゆえ、全体的に社会からの離脱、人生の転換、というテーマが多いですね。それに著者ごとの癖、表現、展開がある。
    癒しを求めた上で小説家さんを探すにはうってつけの本でした。

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    2026年03月10日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ 1

    無料版購入済み

    不思議な女の子が気になります

    島外の留学生を多数、受け入れている高校が舞台で、離島ですが名門のようです。
    級友の紹介などの他、冒頭に浜辺で倒れている制服姿の少女が気になります。
    級友の女の子がまれびとの話をしていたのが示唆的でした。
    主人公も何か過去があるようです。

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    2026年03月04日
  • 鎌倉香房メモリーズ5

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    鎌倉の四季、情景が感じられて楽しめました。
    香りって…奥深いんだなと。
    和の香り、試してみたくなりました。
    こんなお店が近くにあったらいいのにな。

    自分に自信がない、人を信じられなくて悩んでる
    そんな若い世代に読んでもらいたいシリーズ。

    子供の時って親って絶対だと、間違わないと勝手に
    思い込んでしまうけど。
    そんなことない。
    実は親世代も必死に今を生きてて。
    後悔もしたりするんだよ。

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    2026年02月20日
  • カラフル

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    車いすユーザーの立花と、同じ電車で同じ高校に通う荒谷くんの青春小説。中学生を経て、高校1年生になった生徒たちだからこそできる、話し合いや考え合いが素晴らしかった。矢地先生が、素敵な先生だった。差別とは何か。考える事をやめること。世の中にはいろんな人がいること。全員とは分かち合えないという当たり前のこと。世界はカラフルであること。登場人物全員、考えていることが、15歳そのもので、恋の始まりのような、もどかしさもあって、読んでいて感動もするし、ほっこりもするし。立花や荒谷くんのような、ちゃんと自分の意見が言える、夢がある、若者が育てば、世界は平和なんだろうなあ、と思う。

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    2026年02月19日
  • カラフル

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    最高の青春小説。
    登場人物同士の互いに思う心が素晴らしく本当に誠実…
    綺麗ごとではないことも、この若さで体験して前向きに捉える心の清らかさ。

    マイノリティの人たちの心の心情をテンプレ的な感情ではなく、本当に上手に表現できる素晴らしい著者。
    きっとこの著者の方は根底にどんな人に対しても、尊敬する気持ちがベースにあるんだと思う。

    日々人をジャッジしたり文句を言ったり小さなことに腹を立てたりお恥ずかしい限りに心が汚れてしまう事が多々ある。阿部暁子さんの本を読んでると、登場人物の懸命生きる素晴らしさ、人に対しての誠実さに背筋が伸びる気がする。

    最後の告白シーンが今まで読んできた小説の中で、最高で完璧な告白で感動した。

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    2026年02月15日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    マナーはいらない を読んでいるうちに気になってしまったので購入。
    今をときめくあの作家さんの投稿作が読めます。

    多分デビュー前の作品だと思うけど、読んだことのある作家さんは「ぽいわー」と、感じる何かがあった。(阿部暁子さん、白川紺子さん)言語化できないけど。
    また、読んだことは無いけれど、本屋大賞をとられてるし名前だけは知っていた宮島未奈さんの作品も、キャラクターがめっちゃ好き。河原泉さんの漫画に出てきそう。シュッとしてなくて気持ちポンコツ風味なところとか(褒めてます) 今度長編も読んでみたいと思った。
    さすがにディープなSFや歴史小説はなかったけれど、色んな切り口があって面白かった。
    「これ、面白いでしょ⁉︎」の、圧を感じて、またそれが良き。

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    2026年02月12日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    ネタバレ

    集英社オレンジ文庫「短編小説新人賞アンソロジー」は、単なる新人作家の寄せ集めではなく、物語が生まれる瞬間の熱量そのものを封じ込めた一冊だと感じた。短編という制約の中で、それぞれの作品は無駄な装飾を削ぎ落とし、感情や主題の核へと一直線に踏み込んでくる。その潔さが、読み手の想像力を強く刺激する。

    収録作には粗さも確かに残っている。しかしそれは欠点というより、書きたい衝動が理性より先に走った痕跡のように映る。登場人物の感情がときに不器用で、ときに過剰なほどまっすぐなのは、新人賞作品ならではの真剣さゆえだろう。その必死さが、むしろ物語に嘘のない重みを与えている。

    また、短編という形式が際立たせるのは、作家ごとの「視線の違い」だ。何を切り取り、どこで物語を終わらせるのか。その選択一つひとつに、後の作風へとつながる萌芽が確かに感じられる。人気作家の初期作品として読むと、現在の洗練された筆致との対比が興味深く、作家という存在が時間をかけて育っていく過程を垣間見ることができる。

    本書は派手なカタルシスを約束する一冊ではない。だが、読み終えたあとには、静かに胸の奥に残る余韻がある。それは物語の完成度以上に、「書くこと」「語ること」への真摯な姿勢が伝わってくるからだろう。
    新人賞アンソロジーでありながら、文学の原石に触れる喜びと、物語の未来を想像する楽しさを同時に味わえる、確かな厚みを持った一冊である。

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    2026年02月05日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    人気作家さんたちの原点となった作品。どの短編も個性的で、とても楽しめた。
    短編を書くのってとても難しいのだろうなと、読んでいるだけの私も思う。限られたページの中で、物語を作る。この本の短編はそれぞれ、全く違う良さを持っている。書き方はそれぞれもちろん違うし、少し変わった設定があったり、どこか自分と似たような境遇が描かれていたりする。
    作家さんの数だけその色があって、短い物語に込められた熱意や感情がとても伝わってきた。
    今までよく読んでいた作家さんはもちろん、この本で初めて出会った作家さんがこの後、どのような本を書いているのだろうと気になり、読んでみたくなった。

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    2026年01月22日
  • カラフル

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    カフネがかなり刺さったので他の著も読んでみたくなり拝読。
    高校入学初日に出会った車椅子ユーザーの少女と、希望なし少年の出会いから始まる物語。
    こちらの作品も、とにかく色彩豊かな表現とスピード感が読んでいて心地が良かった。
    少し気になるのが漫画でも「ルリドラゴン」「正反対な君と僕」なんかを読んでいると、若干高校一年生がここまで聡いか?なんて鼻白らむ感じもあったり(自分の学生時代がアホすぎたのか)
    それでも感銘を受ける言葉もたくさん詰まった素敵な本、他の作品も読んでみます!

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    2026年01月21日
  • カラフル

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    未来を楽しみにしてね。それがちゃんと素敵なものになるように、私たちががんばりるから。

    長谷川さんよい人。

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    2026年01月16日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    秘密を抱えた少年・月ヶ瀬和希が、知り合いのいない離島の高校へ転校した夏、不思議な少女・七緒と出会う物語です。七緒は記憶を失い、倒れていた「神隠しの入り江」で「1974年」とつぶやき、時を超えてやってきた過去の少女であることが判明。和希自身の秘密と七緒の謎、そして「マレビト」の言い伝えが絡み合い、切なくも感動的なボーイ・ミーツ・ガールが展開されます

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    2026年01月14日
  • カラフル

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    スラスラと読める文章で、結末がある程度予想できたが、面白かった。
    後半の展開で主人公が不安になるなか、天使が伝えた、所詮ホームステイだ。というフレーズがおしゃれでいいなと思った。

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    2026年01月03日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    ネタバレ

    車いすエンジニアをフォーカスしたお話は珍しいと思い手に取りました。
    百花サイドのお話は、車いすを利用する人とその家族、エンジニアとしての百花の葛藤や成長が中心です。

    中途障がい者の方は特に車いすユーザーになることで当たり前の人生が変わってしまい、障がいを受け入れたいと思っても絶望と受容が繰り返し、本当に障害受容することは難しいと聞いたことがあります。
    それでも競技用車いすを、ユーザーがさらに自由に自分らしく生きるため、スポーツで世界を目指せるようにという想いで開発した藤沢社長は作中ずっとかっこいいです。

    「車いすなんかいらないから、歩ける自分の足がほしい」と吐露するみちるちゃんと、テニスでポイントを取ったみちるちゃんを見守っていたお母さんのシーンは、読みながら頭に映像が浮かぶくらい印象に残りました。
    宝良もみちるちゃんも負けず嫌いだけど諦めずに宝良に車いすテニスを勧め、一度失敗しても新しい案を小田切さんにプレゼンする百花も根性があって負けず嫌いなのでは…と応援したくなります。

    宝良sideもすぐ読みますが、個人的には小田切さんsideも読んでみたいです。

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    2025年12月27日