阿部暁子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
阿部暁子さん、最近面白い作品によくあたります!!
もっと他も読みたくて、ひま師匠やまきさんが読まれてるのを見て手に取りました♪
side百花、side宝良の2冊からなっていて、まずはside百花から
百花は車椅子の会社に勤める新米エンジニア、宝良は高2のとき事故で車椅子生活になった友人でテニスプレイヤーです
車椅子のかっこよさに魅了され、日々奮闘してる百花ですが、どんどん先をいく宝良に焦ったり、失敗して自己嫌悪したりそんな日々が綴られています。
ちょっと百花の前のめりな感じにあわあわしちゃうところもありましたが、情熱や素直さが読んでいて眩しかったです
とても読みやすく、読後感もいい一冊でした(*^^*)
宝良側の思いが読めるのも楽しみだな〜(*^^*)
そして小田切さんかっこいー!!
好きになっちゃうー(〃ω〃)
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Posted by ブクログ
前作『どこ君』(若いふりして略語?)の続編です。こういう系の表紙‥まだ恥ずかしいですが、少し慣れました。寧ろきれいかも? ただ、「TikTokで話題の〜」という帯のデカ文字には慣れません‥。
前作の4年後の設定です。主人公も変わり、本作単独でも楽しめそうですが、可能な限り前作と続けて読んだ方が、物語の深みが伝わる気がします。
タイムリープもの、ピュアな恋愛ものは共通項として、前作は神隠しに遭った少女を受け入れる側の物語でしたが、本作は過去に神隠しに遭った側が主人公という設定です。この逆パターンが新鮮で、前作の登場人物も大事な役割を果たしています。
おじさんでもいいなと思ったのは、恋愛の胸キュンパートにだけページを割いているわけではなく、鬱屈した主人公の心情が、じんわりと氷解していく部分を重視する展開になっている点です。
さらに、主人公(前作とは別)が大学生でもあり、初々しさよりも切なさが漂います。前作と本作の主人公2人とも、浄化され前に進む展開に、人を想う心の純粋さがひしひしと感じられ胸に迫ります。
背負っているものを無理に忘れようとしたり、大切にしてきたものを手放したり、自分を諦めるのではなく、今いる場所で精一杯生き、今関わっている人を大切にすることが、関わった過去や未来を尊重するのだという気付きが、失われかけた絆が強固に再生され、清々しさと勇気を与えてくれます。
決して軽々しいYA作品ではありませんでした。人の心の優しさと夏の海のきらめきが、脳裏に印象深く残る作品でした。 -
Posted by ブクログ
『パラ・スター』<Side宝良>編です。車いすテニスプレイヤー・宝良の視点で、<Side百花>編では無愛想な宝良の内面が、丁寧に描かれていきます。前編との視点の違いだけでなく、百花との置かれた立場・状況の対比が際立ち、興味深いです。
百花にとって宝良は憧れ・ヒーローでも、宝良にも百花と同じように焦る気持ちや壁があるのでした。見た目の印象は、当然ながら決して本質を突いてはいないのですね。
支える側の上に立って支えてもらうのが選手で、目立ち脚光を浴びるけれど、選手はいろんなことを背負って戦う訳で、やはり関係者を含めたチームだと思わされます。
支える側、応援してくれる人、自分‥。全ての想いが重なり、大きなうねりになって高まっていく展開に引き込まれました。
課題改善の練習方法、相手の試合運びの分析、対応・戦術の練り上げ、さらにクライマックスの試合は臨場感あふれ、手に汗握る読み応えでした。
競技用車いすのメカニックへ興味が湧き、パリ・パラを別の側面から観る楽しみが増えたような気がします。何よりも、障がい者スポーツの理解・普及という点でも、本作の価値は高いと感じました。
少女向けとかライトノベルなどと侮ること勿れ! どうしてどうして、深みのある秀作でした。百花編→宝良編の順に、2冊とも読むべし! オリだけでなく、パラも応援し楽しむべし! -
Posted by ブクログ
パリ2024が近づいてきました。オリンピック(7/26〜8/11)、パラリンピック(8/28〜9/8)ともに、日本選手団の活躍を期待したいですね。
さて本作、阿部暁子さんの文庫書き下ろし『パラ・スター』は、<Side百花><Side宝良>の2部構成(2020発刊)で、車いすメーカー新米の百花と、親友で車いすテニス選手の宝良の物語です。
<Side百花>の本作は、選手を支えるエンジニア視点で描かれます。メーカーの確固たる理念、技術者の情熱を中心に据え、競技用車いすの知識・理解が深まる内容でもあり、新鮮でした。
百花を魅了する、アスリートの願いとエンジニアの技術が結晶した強靭で美しいマシンの描写、また、百花と宝良の出会い、宝良の事故、絶望や葛藤を乗り越えて2人の新たな夢をもつまでの揺れる心情や覚悟などが、繊細でリアルに描かれます。
宝良が着実にプレイヤーとして飛躍していくうれしさの反面、百花は自分の仕事のステップアップに焦りを感じるのでした。もっとも、モノづくり職人が簡単に一人前になるはずもなく‥。けど、百花の想いは十分過ぎるほど伝わります。ある意味、ちょいポンコツな面と熱い想いのギャップが魅力?
初めて担当したクライアント(バスケ少女)の対応を通じて、百花の芯が定まっていきます。愛想のない宝良だけど、2人の信頼関係バッチリで、百花は友人にも仕事にも恵まれているんだなと感じます。爽やかな読後感でした。
<Side宝良>に続きます。 -
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鎌倉三代将軍家の時代の13篇の短編アンソロジー。
タイトルは『旅する』だけど、旅自体を扱った作品はなかったような?(^_^;)各作品の冒頭に、作品にちなんだ名所の写真と説明がついています。
前半は頼朝と政子の逸話が多く、後ろになるにしたがって時代があとになります。
砂原浩太朗さんの「実朝の猫」が好きかも。鎌倉に行きたくなりました(^.^)