阿部暁子のレビュー一覧

  • パラ・スター <Side 百花>

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    熱い登場人物ばかりでした。突然襲ってくる障がいを受け入れるのは、誰にとっても並大抵のことではない、その葛藤がリアルに伝わってきました。私の個人的な推しは、先輩エンジニアの小田切です。彼の目の前のクライアントの一台にかける熱量は、自分も見習いたいなと思いました。

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    2025年07月02日
  • 鎌倉香房メモリーズ

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    この和風で穏やかな感じいいなぁ。雪弥さんも香乃ちゃんもそれぞれ心に傷を抱えていて。そんな2人だから分かり合えることも多いんだろうなって。

    雪弥さんは香りで人の感情がわからないはずなのに、香乃ちゃんの感情はよく読み解いていて、こちらまで幸せになる。香乃ちゃんの考えはよく理解できるし、雪弥さんがかっこよすぎる.....。他の人には冷たいところがまたいい。感情移入しながら読んだ。

    この世界観素敵だなぁ。

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    2025年06月28日
  • カラフル

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    「青春だな〜」だけで収まらず、車椅子ユーザーの介助への不安だったり、差別の定義だったり高校生の言葉で議論されたり、教師が高校生に語りかける内容が分かりやすくて、凄く自然にストンと納得できた。素直に読んで良かったと思える本でした。

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    2025年06月21日
  • パラ・スター <Side 宝良>

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    かっこいいなぁたーちゃん!サイドももかの前編とは対照的で、でも彼女の方もやはりももかを意識して彼女のベストを尽くしてる、その2人の関係がとても素敵だと思った。テニスルールよくわかってない自分でも七条選手とも、その前のギーベル選手とも、手に汗握ってページを巡るのが止まらない圧巻のシーソー小説でした。

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    2025年06月18日
  • 鎌倉香房メモリーズ4

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    阿部暁子さんの鎌倉を舞台にした香りミステリーの第4弾!3巻の最後の事件で香乃の前から姿を消した雪弥……香乃が勇気を出して雪弥に思いを伝えてそこにミステリーも絡まって相変わらず泣かされました…

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    2025年06月17日
  • カラフル

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    世の中にはいろいろな考えを持った人がたくさんいる。ある物事に対して、自分と同じ考えの人。全く逆な人。そもそもその物事に興味を持つふりして、当事者じゃないふりをする人。そんな自分に気づいてもいない人。そもそも本当に興味ない人。
    そんな世の中がカラフルと感じるか、窮屈と感じるかは、考えた先のベクトルが自分に向いているか相手に向いているかで天と地との差がある事に気づかされた。
    自分以外の人の気持ちを100%理解するなんてできないけど、相手がどう思うかを考える事はできる。自分の身勝手な考えで誰かを制限するなんてあってはならないと気づかされた。

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    2025年06月09日
  • カラフル

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    「車椅子の女の子」じゃなくて「車椅子ユーザーの女の子」。
    この時点で、あぁ、確かに私はそう言ってしまって、相手がどう感じるかなんて考えた事もなかったな、と刺さりました。

    差別しないように、でも困っていたら手助け出来るようにって気持ちはあるけど、普段接する機会がないし、あった時は必要以上に親切にしすぎかもなぁ、とか、無意識の差別は障害あるなしに関わらずしてしまっているんじゃないかと自分の今までの行動を省みたり。

    伊澄くんはかたくなな印象だったけど元来の真っ直ぐさと素直さが素晴らしいし、
    六花ちゃんの凛としていて障害のある自分を何とか受け止めようと努力を惜しまない姿勢とか、早く大人になろうと必

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    2025年06月07日
  • カラフル

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    2025/05/25~05/26
    主人公の伊澄が、元から人を思いやることに長けた人間ではなく、むしろその逆で自分のこと・特に短距離走のこと以外に頭を働かせてこなかった人間であり、そんな彼だったからこそ彼の言動を素直に受け取ることができました。

    駅員の長谷川さんが本当に素敵

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    2025年05月27日
  • また君と出会う未来のために

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    大好きなタイムリープ物の恋愛小説です。
    一途な思いに心打たれました。

    和希の方の物語も別の小説にあるようですね、そちらも読んでみます!

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    2025年05月11日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    切なくて、微笑ましくて、登場人物の優しさを感じるお話でした。
    学生向きなのかもしれないけれど、最後はジーンとしました。読んで良かったです。
    後半の展開はそうなるのか、そうだったのかと次々にいろいろなことが分かっていき、つながって行きます。
    終盤の手紙には感動しました。どこよりも遠い場所、確かにそうだなと思いました。

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    2025年05月10日
  • カラフル

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    挫折を経験した伊澄が、車椅子の六花に出会うことで取り戻したカラフルな現実と
    様々な人、多様な意見を受け入れることで見えてくる人それぞれの「色」であり、その人達が織りなすものはカラフルな世界
    ここを結びつけるタイトルは絶妙でした

    障がいを個性と言われることに抵抗があると言うセリフは、印象深かった

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    2025年05月02日
  • 鎌倉香房メモリーズ

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    人の心の動きを香りとして感じとる力を持つ主人公の高校2年生の香乃と彼女のよき理解者、大学生の雪弥さんが活躍(?)するちょっぴり切なくほっこりするあったか香りミステリー!シリーズ第一弾……続きが気になる

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    2025年04月16日
  • カラフル

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    先日本屋大賞を受賞した「カフネ」も「金環日蝕」もなかなか読み応えのあった阿部暁子さん。
    こちらはYA向けなのかな?
    高校生の青春ラブストーリー。

    入学式の朝に運命の出会いがあって、しかも相手は車いすユーザー。

    私自身、医療福祉現場て働いているので車いすの扱いを慣れたものと思い込んでいたけれど、若くして車いすユーザーとなった少女の気持ちは想像したことがなかった。
    読み進む度に、いかに自分が車いすユーザーに対して無神経な言動をしていたか…と反省しきり。

    高校生達の本音の話し合い場面を読んで、少し前まで高校生だった息子の気持ちも全然理解不能だったな…とまたまた反省したり…

    高校生達がカースト

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    2025年04月12日
  • カラフル

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    高校の入学式当日、元陸上部の伊澄が、車椅子ユーザーの同級生六花を駅で助けるところから物語がスタートする。
    伊澄は、中学の陸上部時代に速く走ることを徹底的に追い求めた結果、部員と諍いになった挙句、元通り走るのは難しいくらいの怪我を負うことになる。
    それから何かに熱中したり、他人に深く関わることが怖くなり、高校生活も長距離走の後のジョグ(クールダウン)のように無難に過ごそうと考えていた。

    しかし車椅子生活を送る前はミュージカル俳優を夢見ていた六花の、「神様はある扉が閉じてしまったら、別の扉を用意してくれる」から、日々自分と向き合い、別の可能性に向かって全力を傾ける姿に刺激を受け、もう一度自分が本

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    2025年04月10日
  • カラフル

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    「カフネ」が面白かったので、阿部暁子さんの書いている本を探して読んでみました。

    高校生のラブストーリー。
    「ストロベリームーン」より、こっちの方が感情移入できた。
    この人の本は2冊目ですが、物事を多面的に捉えてストーリーが進行し、読んでいて共感できます。表現もわかりやすく、ボリュームも適度。
    オススメです。

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    2025年04月06日
  • また君と出会う未来のために

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    ネタバレ

    支倉爽太
    クラブ「アルファルド」でバイトを始める。ヴァイオリンを弾く。小学三年生の時、行方不明になった。両親は津波にのまれて亡くなった。


    尾崎幹也
    支倉の一歳年上。クラブ「アルファルド」では二番目に若い。東北で一番有名な難関国立大学に通っている。法学部。

    八宮和希
    クラブ「アルファルド」のピアニストが退職したため、代わりにピアノを弾いた。幹也の同居人。

    西城まどか
    爽太の八歳年上。仙台市内のIT系企業で働いている。

    日野原圭
    爽太と同じ大学。美術室の石膏像みたいな男。チェロを弾く。

    早坂千晴
    爽太と同じ大学。ヴィオラを弾く。

    高泉
    室内楽サークルの代表。


    圭、千晴と四重奏の

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    2025年03月18日
  • 鎌倉香房メモリーズ3

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    今回のお話は、雪弥さんの親友?の高橋くんの出生の秘密。香乃ちゃんの学校の学園祭。北鎌倉老舗の旅館の若女将のお話と、香乃ちゃん家族のお話。

    どんぐりさん仰るように、収録されているお話が3話になり、それぞれのお話が濃くなってきました。
    雪弥さんと香乃ちゃんの家族のことが少しずつ明らかにされてきます。


    今回自分に刺さったのは学園祭ですかね。

    コミュ障まではいかないけれど、実は私も学園祭が苦痛で仕方なかったですσ^_^;

    兎に角クラスのメンバーと居ると肩が凝り、1人になりたく、別行動してたなぁ〜とか、当時高校の生徒会をやっていることを良いことに、生徒会の仕事があるとか言って、クラスの出し物あ

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    2025年03月16日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    ネタバレ

    月ヶ瀬和希
    校則の厳しい私立中学に通っていたが、知り合いのいない環境を求めて離島の采岐島高校に進学。クラスで王子」と呼ばれている。出入りが禁止される入り江で倒れた七緒を発見。

    尾崎幹也
    和希のルームメイト。和希の世話をやき、「乳母」と呼ばれる。飄々として世渡りがうまい。和希とは横浜のK大付属に通っていた。

    相葉修治
    和希のルームメイト。温厚で少し恥ずかしがり。平和を愛してやさしい。

    高津椿
    和希と共に七緒の救助を行った。七緒を生き別れの妹として保護。

    顕光
    和希のルームメイト。常にきっぱりはっきり潔い。

    秋鹿七緒
    入り江で倒れていた少女。今を一九七四年だと思っていた。

    耕平
    和希の

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    2025年03月14日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    どこよりも遠い場所とはどこなのか。

    最後に全ての伏線が回収され話が繋がっていくにつれ、とても切なくなった。

    青春の友達同士のストーリー、島の風景、古くからの言い伝えなど
    世界観がとても好きで
    風景も登場人物も頭に浮かび
    彼らは別世界に存在し、生きていて、私は時々それを覗きにいくようなそんな感覚だった。
    今も続いてるんだろうなと思う。

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    2025年03月04日
  • 鎌倉香房メモリーズ

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    負けずにお取り寄せさー

    というわけで阿部暁子さんです

    尊い!

    王道ですよ、王道!
    これを王道と言わずして何を王道と言うのか

    奥手男女ですよ!
    奥手男女の恋物語ですよ!
    やっぱり若い子は奥手でなければいけませんよ
    それが人の道ってものですよ
    ダメです、出会ってすぐにラインIDとか交換しちゃ
    許しませんよ!

    19歳の男子大学生と17歳の女子高生、出会ったのは9歳のときで、その時から互いに大切な存在だけど、別に付き合ってはいなくて、でも大好きで…って奥手過ぎるわ!( ゚д゚ )クワッ!!(急に)

    なんだ?あれか?そんなにキュンキュンさせたいのか?キュンキュン狙いか?

    だとしたら大成功だ

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    2025年03月02日