阿部暁子のレビュー一覧

  • 金環日蝕

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    ネタバレ

    第1章では、偶然居合わせた強盗現場をきっかけに二人がバディを組み、事件解決へと乗り出す――一見オーソドックスな探偵ものかと思いきや、第2章では一転、少女が犯罪に加担する場面が差し込まれ、物語は不穏な混沌へと踏み込んでいく。
    現代社会で横行する詐欺犯罪がリアルに描かれ、人々の生活苦と絡み合うことで、物語に確かな深みと切実な共感が生まれている。
    次々と謎が解き明かされていく目まぐるしいテンポの中に、ミステリならではの醍醐味があった。

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    2026年05月05日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    感無量…なぜ、もっと読まれないのか…いやすでに読まれているのだろうけど、もっと読まれてもいいはずでしょ…
    読後の感想は、まさにそれだった。

    高校生時代にトッププレイヤーとして活躍してきた君島宝良は、突然の事故に見舞われ、車椅子生活を余儀なくされる。車椅子生活はテニス人生の終了。テニス人生の終了は、自分の人生の終了だと絶望する宝良。その最中、そんな絶望と共に立ち向かった人がいた。山路百花だ。性格が真反対な2人は、互いに衝突し、立ち直り、強固となる絆を手にする。そんな2人が各々の目指すべき道を進む物語。

    今回は、百花編。宝良編を読む前に読むのを推奨する。宝良の淡々とした性格の描写が、百花の天然

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    2026年04月30日
  • パラ・スター <Side 宝良>

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    感無量…なぜ、もっと読まれないのか…いやすでに読まれているのだろうけど、もっと読まれてもいいはずでしょ…
    読後の感想は、まさにそれだった。

    高校生時代にトッププレイヤーとして活躍してきた君島宝良は、突然の事故に見舞われ、車椅子生活を余儀なくされる。車椅子生活はテニス人生の終了。テニス人生の終了は、自分の人生の終了だと絶望する宝良。その最中、そんな絶望と共に立ち向かった人がいた。山路百花だ。性格が真反対な2人は、互いに衝突し、立ち直り、強固となる絆を手にする。そんな2人が各々の目指すべき道を進む物語。

    今回は、宝良編。百花編を読んだ後に読むのを推奨する。宝良の淡々とした性格の描写が、百花の天

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    2026年04月30日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    過去に読んだ際、凄く面白いと感じた記憶があり、久しぶりにもう一度読んだ。今ある日常が、今どのように物事を感じられるのかのかが、人によってあまりにも差があり、事実は変えられなくとも向き合い方は一つじゃないー。あまりにも切なく涙が出てしまう事もあったが、読み応えは抜群でした。本当に大好きな作品です。

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    2026年04月29日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    アニメ映画化されるだけあってとてもいい作品だった。ボーイ・ミーツ・ガールとあるけどそれだけにとどまらなく、色んな要素が含まれていて面白かった!爽やかな青春ものかと思えば重い秘密や人の黒い部分もたくさん描かれ読み応えがあって、青春ものは苦手なのにいつの間にか夢中になって読んでいた。七緒とはこれっきりなのか…と悲しくなったところに意外な贈り物があってこれには泣けた。切ないけど優しい思い。和希のために奔走した七緒が格好いいしガラが悪くても何だかんだいい人な高津が魅力的だった。わたしなら、方舟に誰を乗せるだろう。

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    2026年04月22日
  • 金環日蝕

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    叙述トリックが効いていて、あ、そうきたらか、と感じさせられるミステリ要素もあり。
    悪いことだとわかっていることを、それが得意かもしれないし、なんなら快すら感じかねないと自覚したあと、どう生きていくか。
    自律する気持ちと、闇に引きずり込まれないように繋いでいてくれる手があると信じられたのなら、そんな自分でも強く生きていけるかもしれない。


    変に恋愛要素がなくてよかった。

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    2026年04月12日
  • 金環日蝕

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    ネタバレ

    正直ひったくりからここまで面白い展開になるとは思わなかった。前半は海外小説のAI翻訳かと思うくらい臭いセリフのオンパレードでフェードアウトしようかと本気で思ったが、加賀谷と里緒の登場でガラッと雰囲気が変わる。登場人物全員、根が善人で真の悪人が登場しない点に少し物足りなさは感じたが。春風の強い覚悟と深い愛情を感じさせる三章最後「大丈夫。そんな顔を、しないで。」は珍しく震えた。句読点って大事な表現方法だね。

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    2026年04月10日
  • 金環日蝕

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    本屋大賞受賞作のカフネよりこっちの方が好き

    読み始めたときは、ひったくり犯とそれを追う無鉄砲な女子大生とはしっこい高校生男子のシンプルなお話かと思ってたけど、徐々に様相が、変わっていき

    良い意味でだいぶ思っていたお話とは違う
    え?そうなの?あれ?とラストあたりでなり、上手い作家さんだなと

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    2026年04月07日
  • カラフル

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    とても読みやすくて面白かったです。
    今まで深く考えてこなかった車椅子ユーザーの気持ちを理解しようとするきっかけになると思います。
    伊澄が六花と出会って気持ちが変化していくところ、二人が打ち解けていくところが良かった。

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    2026年04月04日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    とても面白かった。
    正直、ドラマ仕立て、映画チックなストーリーでしたが
    いろいろ伏線がはられてなかなか読み応えがありました。
    良かったです。

    0
    2026年04月01日
  • 金環日蝕

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    あらすじを読む限りではあまり面白そうに感じなかったけど、実際に読んでみたら凄く面白かった。春風と理緒の物語はどう関係してるんだろうと思いながら読み進めていたら、繋がった瞬間から面白さが加速度的にアップしてそこからは一気に読んでしまった。
    小説としての面白さはもちろんのこと、特殊詐欺の一例も物語には出てくるので、啓蒙の意味も含めていろんな人に読んでみてもらいたい。

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    2026年03月31日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    ネタバレ

    感動した。このひとことに尽きる。
    個人的に修治のくまさん感がすごく良かった。本当に社長の息子だったのはびっくり笑

    心に残った言葉は
    P213“本当に笑えるかどうかではなく、思いやりを向けてくれる人にそうやって思う応えたかった。”
    P315
    “大好きでした。
    ありがとう。
    どうか世界一しあわせになって。
    あなたが笑っていてくれたら、もう、ほかに望むものはない。”

    本当に遠い場所は過去。どれほど手を伸ばしても届くことはない。伝えたい言葉があっても届けることができない。それを強く感じていた和希に残してくれた七緒言葉はどれほどのものだっただろう。

    0
    2026年03月30日
  • カラフル

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    車椅子ユーザーの六花、クラスメイトの伊澄の会話がとても切なかった。ハンディがある六花の苦労、2人が出会ったことで伊澄が理解できたその気持ち。

    そんな前向きな六花に惹かれた伊澄、2人の未来はカラフルなものになるんだろうな。

    青春の高校生活のはじまり。読み始めたら、とまらなくなりました。

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    2026年03月25日
  • 金環日蝕

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    話題になっていたので手に取りましたが、納得です。
    春風と錬コンビの第一章から一転、第二章は色んな事情で詐欺に加担してしまう理緒の話に。春風と錬の話が明るい探偵小説のような雰囲気もあってか、理緒サイドになるととても辛くて苦しい…。ミステリーなので、きっとどこかで繋がるんだろうなぁとは思っていましたが、予想外の展開に最後まで驚かされっぱなしでした!
    誰しも皆、何かしらの事情があり、明るい部分もあれば暗い部分も併せ持っている。いつだって闇に堕ちることは簡単にできてしまう。だからこそ、自分を戒めながらも前を向いて歩き続ける。勇気づけてもらえる素敵な作品に出会えました。

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    2026年03月17日
  • カラフル

    匿名

    購入済み

    車椅子ユーザーの高校1年女子。まだ子供なのにしっかりとした自分の意思があり周りに流されない強い気持ちを持っていて、とても魅力的な女の子。人には色んな考えがあって、悪意はなくても人を傷つけている事もある。私も良い人間でありたいけれど周りに流され自分を守る為に思ってもない事を口にしたりしてしまう。真っ直ぐな心でいるのは難しいけれど、思いやりの気持ちは持っていたい。

    #ドキドキハラハラ #タメになる #泣ける

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    2026年03月08日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    私が小説に本格的にハマったきっかけの作品。初めて読んだ時、余りの綺麗さに感動して涙が止まりませんでした。描写の綺麗さは勿論、人間の醜さや脆さ、美しさが丁寧に書かれていて本当に大好きな一冊です。

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    2026年03月06日
  • 金環日蝕

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    阿部暁子さんのお話しは『カフネ』しか読んでいませんでした。
    全然予備知識無しで読み始めてしまったのでミステリだと思ってなくてビックリ!

    でもグイグイ引き込まれて一気読みでした。
    中盤あたりから
    『え?そうなの?そういうこと?』
    の連続で、もうやめられなかったです。

    『詐欺』になんて絶対ひっかからないぞ!
    と、思っていたのに急に不安に…。情けない。汗





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    2026年03月04日
  • 金環日蝕

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    ネタバレ

    なんで、こんなにリアルなの。
    理緒が最初はムカつくやつなんだけど、次第に惹き込まれていきます。犯罪に巻き込まれていく様がリアルでした。
    犯罪の一端に加担する感じ…紙一重のところにいるかもしれない自分。

    『カフネ』に続いて泣かされました。
    主人公はいい子ちゃんなので、私のイチオシは理緒ちゃん(と錬くん)。ドラマ化など、ぜひ!

    以下はお気に入りの文の引用です。
    「彼らは、励ますことはしても、実際に手をのばして何かしてくれることはないのだ。たぶん、世の中は、そういうものなのだ。」
    「口を。閉じて。三分間。」
    「事件とは無関係の可能性も同等にある。身近な人間の信頼を損なわせるようなことはできない。

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    2026年03月03日
  • 金環日蝕

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    2人の関係から目が離せない!と思っていたら、別の女の子の話が出てきて、どうやってつながっていくんだろうと最後まで目が離せない展開だった。
    とにかく面白い。
    レンは潔癖と言えるほどのまっすぐさと器用に何でもこなせてしまうところ、不安定さを持ち合わせていて、とにかく魅力的な人物だった。
    でもハルカも後半負けないくらいキャラが濃くて、大好きな2人になった。
    最初はハルカと母のやり取りに苦しさを感じたりもしたけど、後半は見え方が違ってくる。
    カフカと同じく葛藤がある中にも希望もある感じの世界観がとても良かった。

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    2026年03月02日
  • カラフル

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    読み終わって学生時代を思い出した。
    主役2人の想いや、やりとりの一つ一つが
    過去に思いを馳せるキッカケになった。
    とても素晴らしく、読みやすく、面白い内容だった

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    2026年02月28日