阿部暁子のレビュー一覧

  • カフネ

    Posted by ブクログ

    2025年本屋大賞!突然亡くなった春彦を通して、その姉と元恋人が出会い、友だちでも恋人でもない関係が作られていく。まぁ既視感のある設定のほっこりする話だなぁと思いながら読んでいたら、予想の何周も先まで話が展開されていき、後半は驚きの連続だった。と同時に、生前の春彦を思って何度も何度も涙がこぼれた。結局はその人の苦しみだって希望だって、その人にしか分からない。どれだけ長く過ごしても近くにいても、相手に「こうあってほしい」というフィルターを通して見てしまうから。自分のことで精一杯で相手の気持ちを慮る余裕がないときもたくさんあるから。

    小さい春彦と姉の薫子が手をつないで歩くシーンはとても印象的だっ

    1
    2026年08月23日
  • カフネ

    ネタバレ 購入済み

    自分を大切にしようと思える本

    悲しさや優しさが入り混じる、温かい物語。
    強さ、生きるということ、助け合い。
    野宮薫子は夫の公隆から離婚を切り出され、弟の春彦を亡くし、荒んだ生活を送っていた。そもそも薫子はつらい幼少期を過ごし、真面目で生きにくいところがある。
    そんな折、春彦の遺した遺言書を通して春彦の元恋人だという小野寺せつなに会う。
    せつなが薫子に料理を作ってくれたり、カフネの家事代行サービスでやっている週一のボランティアに誘ってくれたりして、薫子を絶望の生活から救い出す。
    薫子はせつなとペアでいろんなお宅にボランティアに行くうち、生き生きと活力を取り戻す。

    せつなが料理をするシーン、人に正直に真っ直ぐに言葉を放つとこ

    #共感する #泣ける

    0
    2026年08月22日
  • カフネ

    Posted by ブクログ

    現代を生きる女性なら誰でも直面する結婚、子供を望むか望まないか恵まれるか恵まれないか、家族、仕事の悩みに、あらゆる困難を努力とガッツで幼少期から乗り切ってきた薫子が挫折しながらも、立ち向かっていく様子に共感したり、元気をもらえたりする作品。
    パフェ、プリン、おにぎり、卵味噌などの料理の描写が鮮やかに印象に残る作品で、たべものが人に与えてくれる力の大きさも感じました。
    春彦、公彦たちも含めて、それぞれの登場人物に自分の一部を感じて、とても読みやすく自分の中にすっと入ってくる物語でした。
    恋人とも、友人とも、家族とも違う薫子とせつなの関係性も愛おしく思えて、物語の結末も劇的でないけれど、未来に向か

    0
    2026年08月21日
  • カフネ

    Posted by ブクログ

    愛について考えたくて読んだ

    失望と諦めが、愛情を根こそぎ着し去ってくれたなら、いっそどんなに楽なのか。けれど、愛しさはしぶとい雑草のように胸に根付いて、乳られても、毟られても、ほんのわずかな雨さえ降れば、こうして息を吹き返す

    このセリフが心に残っている。
    主人公は何もかも上手く行かない、でも応援したくなるようなひと。
    でも、時々でてくる自虐とか、見える強さがリアルな年齢の女って感じがしてよかった。

    春彦の設定が神々しすぎて、あと死んだ理由もわからなくてうーんという感じ
    主人公が感じる愛の描写がこの小説では見どころだと思う。

    0
    2026年08月20日
  • また君と出会う未来のために

    Posted by ブクログ

    震災の描写や震災孤児になった爽太の心理描写なんかで何度か涙腺が緩んだ

    どうかいつまでも幸せであってほしい

    26.08.19-20

    0
    2026年08月20日
  • カフネ

    Posted by ブクログ

    本屋大賞、うなずけます。
    カフネの意味が全てを物語ってます。
    せつなくて優しい、お話しですが私は、 せつなのぶっきらぼうな優しさや、棘があるが的を得た物言いが刺さります。薫子さんに出会えたせつなが、いつか肩の力を抜き生きていけたらと願います。

    0
    2026年08月20日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

    Posted by ブクログ

    人間の汚さも描きつつも全体を通してすっと沁みるような綺麗さに心動かされる

    先に「まだいない君に星の舟を」を読んだから高津と七緒のことは“あ〜、そういうことか”ってなったし、“和希はそういう登場人物だったのね”ってなれた

    26.08.15-18

    0
    2026年08月18日
  • カフネ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    せつなは、薫子の前からいなくなろうとしている。薫子は卵味噌おにぎりを作る。以前、せつなが作った卵味噌おにぎりの味だ。プリンも、ある。泣きながらおにぎりを食べるせつなと、私は同じ部屋にいた。ふいに部屋がほどけ、ページが戻る。本の外の読み手に戻って、号泣していた。

    弟の晴彦を突然失った野宮薫子は、晴彦の元恋人で、家事代行で働く小野寺せつなと会う。二人を向かい合わせたのは、遺産相続というあまりに事務的な用件だった。せつなは無愛想で、どうにも仲良くなれそうにない。

    言葉だけでは縮まらない二人のあいだを、食べ物が行き交う。倒れた薫子へ作られた温かい素麺。潰れたケーキは捨てられず、パフェになる。元の形

    0
    2026年08月18日
  • カフネ

    Posted by ブクログ

    自分の興味がある内容が詰め込まれていて、とても面白かったです。読んでよかった。
    ヒットする読者層は一部な気がしますが、自分には刺さりまくりました。

    0
    2026年08月18日
  • カフネ

    Posted by ブクログ

    切なさと、暖かさを感じる作品。
    人は誰でも孤独を感じる時がある。そんな時に誰にどんな風に寄り添って欲しいかも人それぞれ。
    誰かの為になりたいと思う気持ちを押し付けるのではなく、お料理を通して少しずつ心を開いていく。
    せつなの人物像にも惹きつけられました。

    0
    2026年08月17日
  • まだいない君に星の舟を

    Posted by ブクログ

    シリーズものの作品の一番最後に出た本と知りながらこの物語から読んだから、“誰?誰の話しだ?”って所々なっちゃったけど
    理解力と想像力で補完して全然読めたし、他の物語を早く読みたい気持ちが高まった

    高津とみかげ、いい組み合わせだった

    26.08.13-14

    0
    2026年08月15日
  • カフネ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後、せつなの目が赤くなって顔をゆがめてたところ、めっちゃ良かった。最後の最後まで素直じゃないせつなが見せる素直な部分の描写、涙腺緩んだ

    てっきり春彦の死に皆が納得する理由があるのかと思ってたけど、そうじゃない展開は驚いたし少し残念でもあった。薫子やせつなが少しでも晴れやかな気持ちになれる材料が減ってしまったと思って。

    けどそれは、この作品がミステリー要素とかを含まず、「温かさド直球」で構成されていることを示す何よりの証明
    美しい作品でした

    0
    2026年08月13日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

    Posted by ブクログ

    少しオカルト要素のある青春ストーリーでしょうか、前半は物語の世界観に引き込まれ終盤に駆けて伏線回収やどんでん返しもあり読み応えがありました、続編?やスピンオフ?も出版されている様なので楽しみです⋯⋯映画も見ようかなぁ〜

    0
    2026年08月11日
  • まだいない君に星の舟を

    Posted by ブクログ

    夏になると読みたくなる一冊。
    このシリーズが好きで、一作目の『どこよりも遠い場所にいる君へ』がアニメ映画化されると知って喜んでいたら、三作目が出ていたので即買いしました。

    リアルではお近づきになれないと思いますが、口悪くて見た目も怖いのに、優しい高津さんが好きです。
    高津さんが主人公で、高津さんの大河ドラマですか…!?(歓喜)という感じでした。
    一作目、二作目のキャラクターも出てきて久しぶりに再開出来たような気分になりました。
    頭の中で人物と年表を照らし合わせて読んでました。

    0
    2026年08月09日
  • カフネ

    購入済み

    本屋大賞も納得の面白さ

    弟を亡くした姉と、弟の元恋人。

    弟の死をきっかけに、本来なら交わることのなかった二人の人生が静かに交差していく。
    喪失と向き合いながら、それでも前を向こうとする姿が胸を打つ、切なくも温かな再生の物語です。

    本屋大賞受賞も納得の一冊でした。

    #エモい #切ない #深い

    0
    2026年08月05日
  • カラフル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     単純にストーリーの設定や内容が自分の心に刺さりました。青春ヒューマンドラマとしては今年読んだなかで一番かもしれません。ストーリーの構成も印象に残るものばかりでした。
     主人公は高校新一年生の女子高生で時期は入学式当日、ここからストーリーが始まります。主人公は車椅子ユーザーです。入学式当日に高校に行く途中の電車の駅でひったくり事件が起き、とある男子高校生が犯人を捕まえようとし、そこで主人公は犯人の足を止めて犯人は無事捕まります。
     舞台の高校はバリアフリーが進んでいる学校で、エレベーターが設置されており、事前の面談で学校側がスロープを用意してくれたりで、車椅子ユーザーにとってはありがたい配慮で

    0
    2026年08月04日
  • まだいない君に星の舟を

    Posted by ブクログ

    いや〜やっぱねタイムリープですよ

    譲れないっすそこは

    だいたいまぁ戻っちゃうのよ
    未来から来ようが、過去から来ようがだいたい元いた時代戻っちゃうの
    タイムリープものってそうなの
    つまりね物語の結末は「いなくなる」なのよ
    これはもう間違いないの

    だからもうタイムリープものって分かった瞬間もう悲しいのよ。゚(゚´Д`゚)゚。
    ズルいわ〜

    しかも本作はシリーズですからね
    もう手に取った瞬間悲しいのよ
    ズルいわ〜

    そしてもうなんかぐるんぐるんするのも
    タイムリープよね
    しかも本シリーズはあっちでタイムリープ、こっちでタイムリープとタイムリープの多重奏
    おお!なんかいい表現やない?

    是非この

    0
    2026年07月31日
  • カフネ

    Posted by ブクログ

    はい、ドラマ化します
    NHKのドラマ10でやります

    ごはんシーンはもう美味しそうに仕上がりますし、特に子役の演技が光る感じになりますね
    春彦の子供時代もかわいいですが、せつなの子供時代がもうそりゃ可愛い

    あー、見たいなー
    俳優さんはお任せします、よろしくお願いします!

    人間って、本当に多面的で、その人がどんな人かなんて家族でもやっぱり分からない
    もしかしたら、自分のことも分かっていないのかも
    それでも全編を通して、人との関わっていくことの大切さ
    人の善良性を感じることのできるお話でした
    良い話でした、ありがとうございました


    特に薫子と同世代で似たようなところもあり、感情移入してしまっ

    0
    2026年08月16日
  • まだいない君に星の舟を

    Posted by ブクログ

    一作目の「どこよりも遠い場所にいる君へ」から始まったこのシリーズ。10月のアニメ映画公開が待ち遠しい。
    今回は高津が中学生の頃の話。あと何作かスピンオフが収録されてます。カバー表紙が綺麗で気に入ってます。気になってた人たちの大人になったその後が知れてよかった。

    0
    2026年07月19日
  • 金環日蝕

    Posted by ブクログ

    他人から見えているのは輪郭だけで
    中心は闇かもしれない。
    その闇に呑み込まれないように
    みんな必死に前向きに生きている。

    自分で自分を諦めない限り
    その闇から抜け出し
    また立ち上がれると勇気をもらえた作品。

    北海道が舞台で
    北海道大学,旧北海道庁、北三条広場、札幌テレビ塔などの景色が沢山出て来て旅のお供にしたい。

    フジサキ視点から突然の春風登場に始まり
    衝撃の展開が続き、夢中になって読み進め
    ミステリーとしても読み応え抜群。

    ・印象に残った部分
    人は孤独でそばに誰がいようと
    誰にも頼れないことはたくさんある。
    むしろそんなことばかりだ。
    けれどそれでも、彼には忘れないでほしいのだ。

    0
    2026年07月06日