阿部暁子のレビュー一覧
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2025年本屋大賞!突然亡くなった春彦を通して、その姉と元恋人が出会い、友だちでも恋人でもない関係が作られていく。まぁ既視感のある設定のほっこりする話だなぁと思いながら読んでいたら、予想の何周も先まで話が展開されていき、後半は驚きの連続だった。と同時に、生前の春彦を思って何度も何度も涙がこぼれた。結局はその人の苦しみだって希望だって、その人にしか分からない。どれだけ長く過ごしても近くにいても、相手に「こうあってほしい」というフィルターを通して見てしまうから。自分のことで精一杯で相手の気持ちを慮る余裕がないときもたくさんあるから。
小さい春彦と姉の薫子が手をつないで歩くシーンはとても印象的だっ -
ネタバレ 購入済み
自分を大切にしようと思える本
悲しさや優しさが入り混じる、温かい物語。
強さ、生きるということ、助け合い。
野宮薫子は夫の公隆から離婚を切り出され、弟の春彦を亡くし、荒んだ生活を送っていた。そもそも薫子はつらい幼少期を過ごし、真面目で生きにくいところがある。
そんな折、春彦の遺した遺言書を通して春彦の元恋人だという小野寺せつなに会う。
せつなが薫子に料理を作ってくれたり、カフネの家事代行サービスでやっている週一のボランティアに誘ってくれたりして、薫子を絶望の生活から救い出す。
薫子はせつなとペアでいろんなお宅にボランティアに行くうち、生き生きと活力を取り戻す。
せつなが料理をするシーン、人に正直に真っ直ぐに言葉を放つとこ -
Posted by ブクログ
現代を生きる女性なら誰でも直面する結婚、子供を望むか望まないか恵まれるか恵まれないか、家族、仕事の悩みに、あらゆる困難を努力とガッツで幼少期から乗り切ってきた薫子が挫折しながらも、立ち向かっていく様子に共感したり、元気をもらえたりする作品。
パフェ、プリン、おにぎり、卵味噌などの料理の描写が鮮やかに印象に残る作品で、たべものが人に与えてくれる力の大きさも感じました。
春彦、公彦たちも含めて、それぞれの登場人物に自分の一部を感じて、とても読みやすく自分の中にすっと入ってくる物語でした。
恋人とも、友人とも、家族とも違う薫子とせつなの関係性も愛おしく思えて、物語の結末も劇的でないけれど、未来に向か -
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ネタバレせつなは、薫子の前からいなくなろうとしている。薫子は卵味噌おにぎりを作る。以前、せつなが作った卵味噌おにぎりの味だ。プリンも、ある。泣きながらおにぎりを食べるせつなと、私は同じ部屋にいた。ふいに部屋がほどけ、ページが戻る。本の外の読み手に戻って、号泣していた。
弟の晴彦を突然失った野宮薫子は、晴彦の元恋人で、家事代行で働く小野寺せつなと会う。二人を向かい合わせたのは、遺産相続というあまりに事務的な用件だった。せつなは無愛想で、どうにも仲良くなれそうにない。
言葉だけでは縮まらない二人のあいだを、食べ物が行き交う。倒れた薫子へ作られた温かい素麺。潰れたケーキは捨てられず、パフェになる。元の形 -
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ネタバレ単純にストーリーの設定や内容が自分の心に刺さりました。青春ヒューマンドラマとしては今年読んだなかで一番かもしれません。ストーリーの構成も印象に残るものばかりでした。
主人公は高校新一年生の女子高生で時期は入学式当日、ここからストーリーが始まります。主人公は車椅子ユーザーです。入学式当日に高校に行く途中の電車の駅でひったくり事件が起き、とある男子高校生が犯人を捕まえようとし、そこで主人公は犯人の足を止めて犯人は無事捕まります。
舞台の高校はバリアフリーが進んでいる学校で、エレベーターが設置されており、事前の面談で学校側がスロープを用意してくれたりで、車椅子ユーザーにとってはありがたい配慮で -
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いや〜やっぱねタイムリープですよ
譲れないっすそこは
だいたいまぁ戻っちゃうのよ
未来から来ようが、過去から来ようがだいたい元いた時代戻っちゃうの
タイムリープものってそうなの
つまりね物語の結末は「いなくなる」なのよ
これはもう間違いないの
だからもうタイムリープものって分かった瞬間もう悲しいのよ。゚(゚´Д`゚)゚。
ズルいわ〜
しかも本作はシリーズですからね
もう手に取った瞬間悲しいのよ
ズルいわ〜
そしてもうなんかぐるんぐるんするのも
タイムリープよね
しかも本シリーズはあっちでタイムリープ、こっちでタイムリープとタイムリープの多重奏
おお!なんかいい表現やない?
是非この -
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はい、ドラマ化します
NHKのドラマ10でやります
ごはんシーンはもう美味しそうに仕上がりますし、特に子役の演技が光る感じになりますね
春彦の子供時代もかわいいですが、せつなの子供時代がもうそりゃ可愛い
あー、見たいなー
俳優さんはお任せします、よろしくお願いします!
人間って、本当に多面的で、その人がどんな人かなんて家族でもやっぱり分からない
もしかしたら、自分のことも分かっていないのかも
それでも全編を通して、人との関わっていくことの大切さ
人の善良性を感じることのできるお話でした
良い話でした、ありがとうございました
特に薫子と同世代で似たようなところもあり、感情移入してしまっ -
Posted by ブクログ
他人から見えているのは輪郭だけで
中心は闇かもしれない。
その闇に呑み込まれないように
みんな必死に前向きに生きている。
自分で自分を諦めない限り
その闇から抜け出し
また立ち上がれると勇気をもらえた作品。
北海道が舞台で
北海道大学,旧北海道庁、北三条広場、札幌テレビ塔などの景色が沢山出て来て旅のお供にしたい。
フジサキ視点から突然の春風登場に始まり
衝撃の展開が続き、夢中になって読み進め
ミステリーとしても読み応え抜群。
・印象に残った部分
人は孤独でそばに誰がいようと
誰にも頼れないことはたくさんある。
むしろそんなことばかりだ。
けれどそれでも、彼には忘れないでほしいのだ。