阿部暁子のレビュー一覧

  • 鎌倉香房メモリーズ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    「香り」で謎解き。思い出は切なくて、やさしい…。人の心の動きを香りとして感じとる力を持つ、高校二年生の香乃は祖母が営む香り専門店『花月香房』に暮らしている。香乃のよき理解者、大学生の雪弥さんと共に『花月香房』は今日もゆるり営業中。そんなある日、店を訪れた老婦人の“消えた手紙”を一緒に探すことになって!? 鎌倉を舞台に、あの日の匂いと、想いも……よみがえる。ほっこり、あったか香りミステリー。

    【感想】
    自分が知っている場所が舞台になってるという理由で手に取った本だった。でも、それよりも何よりも内容にすごく惹き込まれ、一気読みした。すごくあたたかな人間関係を感じて、優しい気持ちにな

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    2017年07月30日
  • 鎌倉香房メモリーズ2

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    ふうわりと香るような文章が心地よい。
    お香のことは全くわからないけど、読んでいて薫りが漂ってくるような気がする。今回は登場人物の歩んできた人生の重さを感じる良いお話だった。
    尊いことだなーと実感。

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    2015年10月14日
  • 鎌倉香房メモリーズ2

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    今回は結構「人の生きざま」が際だっていたなあ、と思いました。三春おばあちゃんにあんな過去があるとは思ってなかったなあ。そして三春おばあちゃんの弟も、雪弥さんの叔父さんも個性的な人でしたwww ラストの章は自分自身のことも重なってしまい、泣いてしまいました……口にはしないけれど、それを言ってしまったら私は「生まれてこなければよかった」ってなってしまうからね。

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    2015年10月13日
  • 鎌倉香房メモリーズ2

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    ほんのり香るようなふわりとした優しい文章。
    1巻で当たりだ!と感じたので二巻も購入。
    今回は人の死や雪弥の過去など人の後暗いところがテーマになっているのか切ない。
    でもそんなに抉くない、すっと読める。
    香乃は綺麗事ばかり言わない、自分の主張を押し付けない。
    本当にこの子は色んなことを乗り越えてこんないい子に育ったんだな。

    最後の章は泣いてしまった。

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    2015年09月19日
  • 鎌倉香房メモリーズ2

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    1巻がとても良かったので、2巻も迷わず購入。
    今回もお香と周りの人たちの交流が丁寧に描かれていて、すごく面白かったです。

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    2015年09月05日
  • 小説版 アオハライド5

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    とにかく胸きゅんです。
    批判的な人もいますけど、漫画原作でここまでよく書かれているのも珍しいと思います。
    原作を呼んだことの有無に関わらず読んでほしい。

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    2015年06月04日
  • 小説版 アオハライド3

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    みんなそれぞれ何が間違っているのかなんて分からない。
    自分の気持ちに正直になることが正しいのかどうかも分からない。
    洸を想う双葉の気持ち、双葉を想い始めた冬馬の気持ち、洸の双葉への気持ちを知っているからこそ心配する親友 小湊。そんな小湊の姿を見る修子…
    洸が気にかける博多時代の友人の出現で揺れるそれぞれの内面が描かれます。

    後書きの小説版の作者さんの苦労話に笑いつつ(応援してまス!)
    二人の切ない距離感と心理描写にキュンキュン転
    コミックの愛読者の揺れる乙女達にも、小説版おすすめです!

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    2013年04月28日
  • 小説版 ストロボ・エッジ1【イラストつき】

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    ・仁菜子という女の子が校内で人気の男の子に恋をする話。連・安藤・仁菜子の三角関係。最初は他人の二人が最後には・・・。読んでいるとドキドキ、ワクワクします。
    ・この本には恋をしたことがない高1の仁菜子。ある日ひょんなことで女子に人気の高い連という人に出会いそれが初恋になります仁菜子の初恋がどうなるかが読む前にとても気になりました。

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    2013年01月09日
  • 戦国恋歌 眠れる覇王

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    少女小説らしい信長さまでした。そして意地っ張りなのに泣き虫な濃姫がいいです。どちらもツンデレな二人ですね

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    2010年04月03日
  • カフネ

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    食が人を繋ぐをという所から、自分に対する生き方まで振り返るきっかけとなった作品。登場人物である春彦と自分を重ねてしまう部分が多々あった。それは自分が春彦と同じような考えで生きていることが主な理由である。この本の中で自分自身が一番心に響いた言葉は、薫子や公隆、せつなでもなく家事代行サービスを行った老夫婦の言葉である。自分の人生は自分だけが使い道を決めれる。という言葉だ。幾ら他人に迷惑をかけずに育った、自分の意見を消してまで他人に合わせてきた人でも最後は自分で自分の人生の使い方を決めなければならない。当たり前のことではあるが、他人と共存している中では人生の決定が当たり前にできないことも当たり前であ

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    2025年12月07日
  • カフネ

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    遅ればせながら読みました
    押し付けがましくなく、淡々と進んで行く展開で、え?っていう出来事もあり、胸が熱くなる瞬間もありました

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    2025年12月07日
  • カフネ

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    ネタバレ

    2025年本屋大賞受賞作品ということで、楽しみに読みました。

    阿部暁子さんの本は初めて手に取りましたが、
    「色鉛筆の箱の中ほど多岐にわたる」
    「やさしい水色の空に粉砂糖を振りまいて、そっと刷毛で広げたような雲」
    など、素敵な表現が特に印象に残りました。

    小説に出てくる食べ物の描写が個人的には大好きで、この小説もありとあらゆる食べ物が非常に繊細に美味しそうに描かれていて好きでした。特に、薫子が誕生日に買い込んだスーパーの食材を活用したパフェは、まさに魔法のように作られていく様が描かれていて素敵でした。

    夫との離婚と、弟の死とで荒れていた主人公の薫子は、弟の遺書による相続の相談のため元恋人の

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    2025年12月07日
  • カフネ

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    オーディブルで視聴。
    なんか良かったが、印象には残りにくい内容。
    こういう、人との出会いって大事だな〜と感じる。

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    2025年12月06日
  • カフネ

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    2025年本屋大賞。
    薫子のせつなへの感情は何なのか?母性本能の向け先?依存先?愛情?でもこの不思議な感情は誰にでもあるような気がする。それを人は子どもに向けたり、ペットに向けたり。

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    2025年12月06日
  • カフネ

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    せつない…
    近くにいるのに… いつも一緒にいるのに…
    相手の思いは聞かなければ分からない
    話さなければわからない
    自分の思い込みだけで相手の人間像を形どっている
    実は真逆だったりもするだね
    苦しくもなるけど心温まりボロボロ涙しました。
    両親の思いのままに育った春彦
    そんな春彦を羨ましく自分をみてくれない両親
    やっと自分を解放できて進む道がわかったのに…


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    2025年12月06日
  • カフネ

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    これは、一気に読めるライトさもあり、内容は重厚で、ラストは心地よさもあり、満たされた午後でした。ありがとうございました。本屋大賞おめでとうございます。

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    2025年12月04日
  • 金環日蝕

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    中盤頃から展開が気になり、ページを捲る手が止まりませんでした。
    金環日蝕の意味や、登場人物の心情がとてもよく描かれていたと思いました。
    カフネ同様、素晴らしい作品です。

    誰もが裏の顔を持っていて、嘘をついている。
    この世の中、詐欺はなくならないね、とほんとそう思いました。

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    2025年12月03日
  • カフネ

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    本屋大賞やっと読めた。さすが、とても良かった。おしゃれなタイトルとは打って変わって、めちゃ重たい内容やったけど、ナチュラルな伏線回収も気持ちよくてきれいなストーリーやった。親子って難しい。子どもを産むことについての考え方、何回も考えたことある。薫子の真面目で損する気持ち、めちゃわかる。せつな節も後半は心地良い感じになってた。せつな会ってみたい。最後の終わり方素敵。

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    2025年12月03日
  • カフネ

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    さすが本屋大賞!
    同性愛 片親 共働き 離婚 不妊治療 親子関係 貧困 現代の社会問題がすべてつまっている
    親子や家族関係がなくても人の温もりを感じられる系の物語が流行っているのかな 

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    2025年12月03日
  • カフネ

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    ネタバレ

    最近読む本にはよくLGBTQを盛りこんであるので、何となくそんな気がしていた。
    ただ、よくある理解して貰えないと自ら死を選ぶ話かと思いきや、そうではなかったところに希望が見えてくる。
    きちんと暮らしを整えることで、人生を見直し、構築し直し、歩き始める人々に、断捨離に燃えていたあの頃を思い出した。
    ダイエットと断捨離のマイブームが終わり、すっかりリバウンドして物が溢れてきたが、1度成功したもんだから、またいつかやれば出来ると自分を甘やかしてもう何年になるだろう、、、
    そろそろ始めなきゃ、人生はそんなに長くない。
    せめて、家事が得意だったら良かったのになーとカフネに勤める人たちを羨ましく思う。

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    2025年12月03日