阿部暁子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ先にSide宝咲を読み「なぜ百花はここまで宝咲を支えてくれるのだろう」と疑問に思っていました。長い友人とはいえ、宝咲の百花への態度はキツすぎないか、、、と。
Side 百花はそうした私のモヤモヤの答え合わせをしてくれるかのように、二人の出会いや宝咲が車椅子テニスを始めたきっかけが描かれていました。
「なんでだよ」と悔しさを感じる境遇がザクザク刺さりながらも、それでもともう一度命を吹き返す宝咲の姿とそれを見守る暖かい想いにもらい泣きしました。
私も入社してもうすぐ一年の新米ですが、「なぜここにいるのか」という初心と誰かを思いやりたい素直な心を大切にしようと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ文句なしで本当に面白かった!!!。
宝良の少し不器用で、でもテニスに対してはものすごいストイックなところがとても愛おしく感じた、そして前回の主人公である百花との友情がとても素晴らしかった。
2巻通して感じたこととしては、今回の登場人物の多くが根から悪い人間がいないというところだと感じた。人生を生きる上で、どうしても悪い人間に出くわしたりそれによって自分の気分が害されたりすることが多々ある。ましてや勝負の世界ともなればそのような事は日常茶飯事だろう。しかし、今回の登場人物は口こそ悪いものの自分の信念を全うし(不器用なところは多々あれど)、戦い抜いているというところがこの二つの小説のキャラクター達にはある。そんなところがこの小説をより面白くする仕掛けなのかもしれない。
最後にもし彼女たちの物語に続きがあるならば是非読んでみたいと感じた。
最後にこの小説をアニメ化したときの声優陣を自分なりにキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください。
山路百花:安野希世乃
君島宝良:小松未可子
小田切夏樹:細谷佳正
雪代和章:関俊彦
志摩:榎木淳弥
藤沢由利子:園崎未恵
君島紗栄子:椎名へきる
七條玲:上坂すみれ
ローラ・ギーベル:村川梨衣
最上涼子:遠藤綾
三國智司:杉田智和
佐山みちる:小原好美
佐山佳代子:平野文 -
Posted by ブクログ
ネタバレとても面白かった。
スポーツを題材にした作品という事もあってか、試合の描写やその時の動きなどの場面がとても躍動感があってとても楽しめた。
また、会社に勤める百花の視点というところからもお仕事エンタメという部分としてとても楽しめて面白かった。
この後の、宝良sideも読んでいきたい。
最後にこの小説をアニメ化したときの声優陣を自分なりにキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください。
山路百花:安野希世乃
君島宝良:小松未可子
小田切夏樹:細谷佳正
藤沢由利子:園崎未恵
君島紗栄子:椎名へきる
雪代和章:関俊彦
志摩:榎木淳弥
七條玲:上坂すみれ
三國智司:杉田智和
佐山みちる:小原好美
佐山佳代子:平野文 -
Posted by ブクログ
最終巻を読み終わったあと、しばらく余韻に浸っていました。
もっともっとこの2人の、そしてほかのみんなの物語を読みたいと思うほど、登場人物や世界観が大好きでした。優しくて、ほんわかした文章と雰囲気に、いつの間にか夢中になっていました。登場人物みんなが魅力的で、愛おしくなりました。早く先が読みたいと思うと同時に、物語の終盤に近づくにつれて終わってほしくないと思う矛盾した気持ちも芽生えてきました。本は完結してしまったけれど、もう少し、その先もずっと続く彼らの物語に思いを馳せようと思います。
表紙に描かれている二人の距離も内容とあっていて、それに気づいた時はもうずっと見つめていました。少しずつ近づいて、一度離れてしまって、でも最後は手を繋いで…もう、愛おしい…
今までお香のことを何も知らなかったけれど、この本を読んでからお店でお香を見つけると立ち止まるようになりました。そして、そのときに必ず思い出すのは、この本のこと。それほど、私にとって大きな存在になっていたということなのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
読み始め 2021.8.7
読み終わり 2021.8.21
パラ•スター(Side 百花)の続きで読んだ。宝良の視点メインで描かれている。高2の時に事故で下半身不随となった宝良が東京五輪に出場するまでの、軌跡を書いたスポーツ小説。テニスの試合の描写が事細かに書かれていて、リアルだったし、幼馴染2人の会話や宝良とコーチとのやり取りは感動する場面もあった。お気に入りのシーンは、雪代コーチと宝良がコンビを解消する場面。雪代コーチの病気をきっかけに雪代から志摩コーチに代わるところ。宝良は幼い頃から雪代の元で教わってきたから、すごく辛い別れだったのだと思う。しかし、雪代とは別の視点から教えてくれる志摩を信頼して、練習して、物語終盤のジャパンカップでは七條との熱戦を繰り広げており、すごかった。
とにかくたくさんの感動をもらった1冊だった。
-
Posted by ブクログ
読み始め 2021.7.21
読み終わり 2021.8.5
この本、めちゃ面白くてあっという間に読んでしまった。車椅子メーカーである藤沢製作所で働く百花と宝良(中学生の時に事故で脚が動かなくなった)の車椅子テニスを題材にした青春小説。百花は小学校の時から、スポーツ万能で強気な女の子宝良に憧れを抱いていた。テニスは先輩たちからも恨まれるくらいの実力者。ある日自動車事故に遭い、下半身不随となってしまったが、百花と観戦に出かけた国際大会をきっかけに車椅子テニスに打ち込むようになった。一方、百花はそんなに宝良を応援、サポートしようと専門学校卒業後、車椅子メーカーである藤沢製作所に入社。
指導社員でもある営業設計の小田切との会話も熱い。今の時期はオリンピックで盛り上がってる時期だし、タイミング的にはぴったりの1冊。
心に残った言葉
藤沢製作所社長の藤沢由利子が仕事で落ち込む百花にかけた言葉。
「持ち前の容量の良さで得たものより、もがいて手に入れた物の方が強いと私は思ってます。」
努力して、手に入れたものはその過程も自信にもなると思った。