阿部暁子のレビュー一覧

  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    アニメ映画化されるだけあってとてもいい作品だった。ボーイ・ミーツ・ガールとあるけどそれだけにとどまらなく、色んな要素が含まれていて面白かった!爽やかな青春ものかと思えば重い秘密や人の黒い部分もたくさん描かれ読み応えがあって、青春ものは苦手なのにいつの間にか夢中になって読んでいた。七緒とはこれっきりなのか…と悲しくなったところに意外な贈り物があってこれには泣けた。切ないけど優しい思い。和希のために奔走した七緒が格好いいしガラが悪くても何だかんだいい人な高津が魅力的だった。わたしなら、方舟に誰を乗せるだろう。

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    2026年04月22日
  • 金環日蝕

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    叙述トリックが効いていて、あ、そうきたらか、と感じさせられるミステリ要素もあり。
    悪いことだとわかっていることを、それが得意かもしれないし、なんなら快すら感じかねないと自覚したあと、どう生きていくか。
    自律する気持ちと、闇に引きずり込まれないように繋いでいてくれる手があると信じられたのなら、そんな自分でも強く生きていけるかもしれない。


    変に恋愛要素がなくてよかった。

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    2026年04月12日
  • 金環日蝕

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    ネタバレ

    正直ひったくりからここまで面白い展開になるとは思わなかった。前半は海外小説のAI翻訳かと思うくらい臭いセリフのオンパレードでフェードアウトしようかと本気で思ったが、加賀谷と里緒の登場でガラッと雰囲気が変わる。登場人物全員、根が善人で真の悪人が登場しない点に少し物足りなさは感じたが。春風の強い覚悟と深い愛情を感じさせる三章最後「大丈夫。そんな顔を、しないで。」は珍しく震えた。句読点って大事な表現方法だね。

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    2026年04月10日
  • カラフル

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    とても読みやすくて面白かったです。
    今まで深く考えてこなかった車椅子ユーザーの気持ちを理解しようとするきっかけになると思います。
    伊澄が六花と出会って気持ちが変化していくところ、二人が打ち解けていくところが良かった。

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    2026年04月04日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    とても面白かった。
    正直、ドラマ仕立て、映画チックなストーリーでしたが
    いろいろ伏線がはられてなかなか読み応えがありました。
    良かったです。

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    2026年04月01日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    ネタバレ

    感動した。このひとことに尽きる。
    個人的に修治のくまさん感がすごく良かった。本当に社長の息子だったのはびっくり笑

    心に残った言葉は
    P213“本当に笑えるかどうかではなく、思いやりを向けてくれる人にそうやって思う応えたかった。”
    P315
    “大好きでした。
    ありがとう。
    どうか世界一しあわせになって。
    あなたが笑っていてくれたら、もう、ほかに望むものはない。”

    本当に遠い場所は過去。どれほど手を伸ばしても届くことはない。伝えたい言葉があっても届けることができない。それを強く感じていた和希に残してくれた七緒言葉はどれほどのものだっただろう。

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    2026年03月30日
  • カラフル

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    車椅子ユーザーの六花、クラスメイトの伊澄の会話がとても切なかった。ハンディがある六花の苦労、2人が出会ったことで伊澄が理解できたその気持ち。

    そんな前向きな六花に惹かれた伊澄、2人の未来はカラフルなものになるんだろうな。

    青春の高校生活のはじまり。読み始めたら、とまらなくなりました。

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    2026年03月25日
  • カラフル

    匿名

    購入済み

    車椅子ユーザーの高校1年女子。まだ子供なのにしっかりとした自分の意思があり周りに流されない強い気持ちを持っていて、とても魅力的な女の子。人には色んな考えがあって、悪意はなくても人を傷つけている事もある。私も良い人間でありたいけれど周りに流され自分を守る為に思ってもない事を口にしたりしてしまう。真っ直ぐな心でいるのは難しいけれど、思いやりの気持ちは持っていたい。

    #タメになる #泣ける #ドキドキハラハラ

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    2026年03月08日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    私が小説に本格的にハマったきっかけの作品。初めて読んだ時、余りの綺麗さに感動して涙が止まりませんでした。描写の綺麗さは勿論、人間の醜さや脆さ、美しさが丁寧に書かれていて本当に大好きな一冊です。

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    2026年03月06日
  • カラフル

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    読み終わって学生時代を思い出した。
    主役2人の想いや、やりとりの一つ一つが
    過去に思いを馳せるキッカケになった。
    とても素晴らしく、読みやすく、面白い内容だった

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    2026年02月28日
  • カラフル

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    良き作品なのです!
    自分が知らなかったことが知れて、世界が、視野が、考えが広がることを カラフル と表現することが素敵なのです!

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    2026年02月24日
  • パラ・スター <Side 宝良>

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    ネタバレ

    ”Side百花”よりも更に泣いた
    車いすテニスプレイヤー宝良視点メインの後編
    スランプに陥る宝良・新コーチとの再始動・ジャパンオープンでの女王”玲”との決戦とこちらも盛り沢山
    ”みちる”が再登場するとは思わなんだ、学校の人間関係マジうざいわ、、、ただ、”みちる”をジャパンオープンへ招待することが、百花の応援と合わせて”宝良”にとっての起爆剤となりジャパンオープンでの快進撃に繋がったのは良い流れかな
    宝良と百花が互いを互いにリスペクトしているのがとても気持ちいい
    そしてここでも百花の突撃力がものをいう

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    2026年03月17日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    ネタバレ

    久しぶりによく泣いた
    車いすエンジニア見習い”百花”視点メインの前編
    宝良との出会いから穏やかな日々・突然の事故から拒絶の冬・運命のジャパンオープン観戦・それぞれの道へと邁進する二人…と、目まぐるしく移り行く物語の中でも、周囲含め丁寧に描いていて読みごたえもあり考えさせられることも多い
    色恋話がほぼ無しなのも読みやすいポイント
    それにしても百花の突撃力よ、、、

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    2026年03月17日
  • カラフル

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    登場人物みんないい!元気が出る小説!!
    彩花や小沢さん西本さんも悪い子じゃないしきっと主人公の二人ともちゃんと仲良くなれる素敵な子達。
    清彦、さくらは素直で良い子そう。2人がくっつかないかな〜とか長谷川さんみたいな感じで思って読んでた。
    やっぱり長谷川さんが一番好きだった、奥さん羨ましい
    作者さんの他の本も読んでみたい!!

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    2026年02月11日
  • カラフル

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    中学時代の故障で選手生命を絶った少年と病気で車椅子生活となった少女の物語です。

    これまで交じることのなかった“色”の二人がお互いを知るために努力し、考え、前に進んでいきます。
    甘酸っぱい青春真っ盛りの高校生活を舞台にしているのがまた惹き付けられました✨


    生きてると無意識に差別をしてしまったり、良かれと思ったことが相手を深く傷付けたり、きれい事では済まないことも沢山あります。生きるということは難しいことですが物語に出てきた矢地先生の、

    「もちろん人より自分のことを優先するのは当然です。自分の人生なのだから。それでも、自分のために生きながらも、誰かに少しだけ自分の力を貸すことを惜しまないでほしい。ほしい、としか言えないんです。良心も、思いやりも、強制することは絶対にできないんです。」

    という言葉が胸にグッと響きました。

    :

    この世界には沢山の“色”を持った人々がいます。一生混じることのできない色も、心地よい色を作れることもあります。
    【カラフル】は私たち人間の深い部分に語りかけるような作品でした☺️

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    2026年02月11日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    今していることが正しいかはわからない。けれど、その先を信じて行動していこうと心から思える作品でした。
    最後に一気に涙腺が崩壊しました。こんなに本に感情移入したことはありません。最高の世界と巡り合わせてくださりありがとうございました!

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    2026年02月08日
  • パラ・スター <Side 宝良>

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    車いすテニスで世界を目指す「宝良」と、それに見合う最高の競技用車いすを製作したい「百花」の2人が中心となる物語。今回はside宝良。先にside百花も感動しいたが、こちらも勝るとも劣らない内容。

    side百花では宝良の強さが印象に残ったが、こちらではその裏にある苦悩、弱さにもスポットがあたり、宝良をますます応援したくなる。

    中盤からはパラオリンピックが舞台となるが、車いすテニスの激しさの描写がリアルで、本当に手に汗握る展開。対戦相手も人間らしさを然りと描いており、特に世界No.1の七條玲選手が非常に魅力的。彼女を通して車いすテニスの現状に切り込むことも忘れない。

    個人的に百花と宝良のプロ意識が随所に描かれるところが好きで、物語がぐっと引き締まるようにも感じた。

    side百花、side宝良、どちらも素晴らしい作品であった。大満足。

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    2026年01月30日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    佐原ひかりさんと宮島未奈さんのデビュー作目当てで購入したのだけれどもどの作品もめちゃめちゃ面白かったです。オススメです。

    『ままならないきみに』も『二位の君』もマイレボリューションなんだろうな。

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    2026年01月24日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    車いすテニスで世界を目指す「宝良」と、それに見合う最高の競技用車いすを製作したい「百花」の2人が中心となる物語。side百花ということで、百花視点から語られる本作。登場人物も分かりやすく、テンポも良くとても読みやすい。

    車いすテニスはTVで少し見たことある程度だったので、表面上だけでは分からない両者の心情等、かなり詳細まで記されており、障がいがあろうが、なかろうが、一つのことを追い求める姿というのは、こんなにも素晴らしいのかと思った。

    事故により車いす生活を余儀なくされ、絶望していた女の子への、百花の向き合い方は彼女らしさが出ていたと思う。先輩の小田切の存在も欠かせない。

    宝良とのテニス勝負には目頭が熱くなった。宝良が過去の自分を救うような、そんな風にも感じた。

    百花と宝良の友情、車いすテニスの実情、障がいをおった者とその家族。
    様々な視点から物語が成り立っており、素晴らしい一冊だった。side宝良にも期待大。

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    2026年01月19日
  • パラ・スター <Side 宝良>

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    ネタバレ

    side百花、side宝良両方読むと、ふたりは真逆のタイプなのにお互いが唯一無二で親友を超えた存在なのが伝わりました。
    宝良は普段はそっけないのに、百花が呼ぶなら世界のどこでも助けに行く。と言い切る愛が重めなところがすきです。

    準決勝の前夜に七條選手と宝良が話すシーンは、読みながらひとりの車いすテニス選手のことを思い出しました。
    その方はパラリンピックの試合の前日、SNSで「明日の試合はテレビ放送はないらしいです。何のためにメディアに出演してきたかわからなくなりそう。」と投稿されていました。
    確かに始まる前は特集が組まれ、注目選手がたくさん紹介されていたのに、実際始まるとやはりパラリンピックはオリンピックほど注目されていません。
    それでも世界に挑戦し続ける人、パラスポーツを広めるために尽力する人達のおかげでやっとここまで認知されたのだと思います。
    スポーツ選手として勝つことが大前提の世界で、その先にあるパラスポーツの未来を考えている人が実際にいるということ、そうせざるを得ない現状があることに考えさせられました。

    七條選手も宝良も、志摩さんも小田切さんも百花も、みんなが自分の今やるべきことを全うして仕事に誇りを持っている姿がかっこよかったです。
    登場人物みんな素敵でした!宝良の会社の失礼な部長以外は!笑

    次のパラリンピックが待ち遠しいです。

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    2025年12月30日