阿部暁子のレビュー一覧

  • 金環日蝕

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    一瞬たりとも目が離せない展開。
    全てに意味のある流れに、ずっと緊張感を持って読めた。目を離すことすら惜しいような、そんな読み心地になれる本はそうそう出会えない。(お昼になったのに気が付かなかった。良い意味で食欲も削がれてしまった)
    犯罪は犯罪。そこに落ちる人の闇は確かにあるけど、だから誰かを傷つけていいのか、と。どうかその闇を照らすのは犯罪ではない救いの光であってほしい。
    もっともっと読まれてほしい名作。すごいの一言。

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    2026年05月06日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    内容自体が強いわけではないが、どの作品にも文章に力があって読むのが楽しかった!
    数年後、目次を眺めるだけで自然と内容が浮かんでくるのではないかと思うほど、どの作品も印象に残っている。
    初めて出会った作家さんも多く、これから本屋に行く楽しみが増えてありがたい。

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    2026年05月05日
  • 金環日蝕

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    ネタバレ

    第1章では、偶然居合わせた強盗現場をきっかけに二人がバディを組み、事件解決へと乗り出す――一見オーソドックスな探偵ものかと思いきや、第2章では一転、少女が犯罪に加担する場面が差し込まれ、物語は不穏な混沌へと踏み込んでいく。
    現代社会で横行する詐欺犯罪がリアルに描かれ、人々の生活苦と絡み合うことで、物語に確かな深みと切実な共感が生まれている。
    次々と謎が解き明かされていく目まぐるしいテンポの中に、ミステリならではの醍醐味があった。

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    2026年05月05日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    感無量…なぜ、もっと読まれないのか…いやすでに読まれているのだろうけど、もっと読まれてもいいはずでしょ…
    読後の感想は、まさにそれだった。

    高校生時代にトッププレイヤーとして活躍してきた君島宝良は、突然の事故に見舞われ、車椅子生活を余儀なくされる。車椅子生活はテニス人生の終了。テニス人生の終了は、自分の人生の終了だと絶望する宝良。その最中、そんな絶望と共に立ち向かった人がいた。山路百花だ。性格が真反対な2人は、互いに衝突し、立ち直り、強固となる絆を手にする。そんな2人が各々の目指すべき道を進む物語。

    今回は、百花編。宝良編を読む前に読むのを推奨する。宝良の淡々とした性格の描写が、百花の天然さをより面白くした。

    宝良や百花、それを取り巻く人間もそれぞれが成長していく。人間は強い。立ち上がることができる。そして、支え合わなければ強くなれない。当たり前だけど、当たり前じゃない。そう深く感じさせてくれる小説だ。

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    2026年04月30日
  • パラ・スター <Side 宝良>

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    感無量…なぜ、もっと読まれないのか…いやすでに読まれているのだろうけど、もっと読まれてもいいはずでしょ…
    読後の感想は、まさにそれだった。

    高校生時代にトッププレイヤーとして活躍してきた君島宝良は、突然の事故に見舞われ、車椅子生活を余儀なくされる。車椅子生活はテニス人生の終了。テニス人生の終了は、自分の人生の終了だと絶望する宝良。その最中、そんな絶望と共に立ち向かった人がいた。山路百花だ。性格が真反対な2人は、互いに衝突し、立ち直り、強固となる絆を手にする。そんな2人が各々の目指すべき道を進む物語。

    今回は、宝良編。百花編を読んだ後に読むのを推奨する。宝良の淡々とした性格の描写が、百花の天然さをより面白くした。

    宝良や百花、それを取り巻く人間もそれぞれが成長していく。人間は強い。立ち上がることができる。そして、支え合わなければ強くなれない。当たり前だけど、当たり前じゃない。そう深く感じさせてくれる小説だ。

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    2026年04月30日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    過去に読んだ際、凄く面白いと感じた記憶があり、久しぶりにもう一度読んだ。今ある日常が、今どのように物事を感じられるのかのかが、人によってあまりにも差があり、事実は変えられなくとも向き合い方は一つじゃないー。あまりにも切なく涙が出てしまう事もあったが、読み応えは抜群でした。本当に大好きな作品です。

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    2026年04月29日
  • どこよりも遠い場所にいる君へ

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    アニメ映画化されるだけあってとてもいい作品だった。ボーイ・ミーツ・ガールとあるけどそれだけにとどまらなく、色んな要素が含まれていて面白かった!爽やかな青春ものかと思えば重い秘密や人の黒い部分もたくさん描かれ読み応えがあって、青春ものは苦手なのにいつの間にか夢中になって読んでいた。七緒とはこれっきりなのか…と悲しくなったところに意外な贈り物があってこれには泣けた。切ないけど優しい思い。和希のために奔走した七緒が格好いいしガラが悪くても何だかんだいい人な高津が魅力的だった。わたしなら、方舟に誰を乗せるだろう。

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    2026年04月22日
  • 金環日蝕

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    叙述トリックが効いていて、あ、そうきたらか、と感じさせられるミステリ要素もあり。
    悪いことだとわかっていることを、それが得意かもしれないし、なんなら快すら感じかねないと自覚したあと、どう生きていくか。
    自律する気持ちと、闇に引きずり込まれないように繋いでいてくれる手があると信じられたのなら、そんな自分でも強く生きていけるかもしれない。


    変に恋愛要素がなくてよかった。

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    2026年04月12日
  • 金環日蝕

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    ネタバレ

    正直ひったくりからここまで面白い展開になるとは思わなかった。前半は海外小説のAI翻訳かと思うくらい臭いセリフのオンパレードでフェードアウトしようかと本気で思ったが、加賀谷と里緒の登場でガラッと雰囲気が変わる。登場人物全員、根が善人で真の悪人が登場しない点に少し物足りなさは感じたが。春風の強い覚悟と深い愛情を感じさせる三章最後「大丈夫。そんな顔を、しないで。」は珍しく震えた。句読点って大事な表現方法だね。

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    2026年04月10日
  • カラフル

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    とても読みやすくて面白かったです。
    今まで深く考えてこなかった車椅子ユーザーの気持ちを理解しようとするきっかけになると思います。
    伊澄が六花と出会って気持ちが変化していくところ、二人が打ち解けていくところが良かった。

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    2026年04月04日
  • カラフル

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    車椅子ユーザーの六花、クラスメイトの伊澄の会話がとても切なかった。ハンディがある六花の苦労、2人が出会ったことで伊澄が理解できたその気持ち。

    そんな前向きな六花に惹かれた伊澄、2人の未来はカラフルなものになるんだろうな。

    青春の高校生活のはじまり。読み始めたら、とまらなくなりました。

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    2026年03月25日
  • カラフル

    匿名

    購入済み

    車椅子ユーザーの高校1年女子。まだ子供なのにしっかりとした自分の意思があり周りに流されない強い気持ちを持っていて、とても魅力的な女の子。人には色んな考えがあって、悪意はなくても人を傷つけている事もある。私も良い人間でありたいけれど周りに流され自分を守る為に思ってもない事を口にしたりしてしまう。真っ直ぐな心でいるのは難しいけれど、思いやりの気持ちは持っていたい。

    #泣ける #タメになる #ドキドキハラハラ

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    2026年03月08日
  • カラフル

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    読み終わって学生時代を思い出した。
    主役2人の想いや、やりとりの一つ一つが
    過去に思いを馳せるキッカケになった。
    とても素晴らしく、読みやすく、面白い内容だった

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    2026年02月28日
  • カラフル

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    良き作品なのです!
    自分が知らなかったことが知れて、世界が、視野が、考えが広がることを カラフル と表現することが素敵なのです!

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    2026年02月24日
  • パラ・スター <Side 宝良>

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    ネタバレ

    ”Side百花”よりも更に泣いた
    車いすテニスプレイヤー宝良視点メインの後編
    スランプに陥る宝良・新コーチとの再始動・ジャパンオープンでの女王”玲”との決戦とこちらも盛り沢山
    ”みちる”が再登場するとは思わなんだ、学校の人間関係マジうざいわ、、、ただ、”みちる”をジャパンオープンへ招待することが、百花の応援と合わせて”宝良”にとっての起爆剤となりジャパンオープンでの快進撃に繋がったのは良い流れかな
    宝良と百花が互いを互いにリスペクトしているのがとても気持ちいい
    そしてここでも百花の突撃力がものをいう

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    2026年03月17日
  • パラ・スター <Side 百花>

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    ネタバレ

    久しぶりによく泣いた
    車いすエンジニア見習い”百花”視点メインの前編
    宝良との出会いから穏やかな日々・突然の事故から拒絶の冬・運命のジャパンオープン観戦・それぞれの道へと邁進する二人…と、目まぐるしく移り行く物語の中でも、周囲含め丁寧に描いていて読みごたえもあり考えさせられることも多い
    色恋話がほぼ無しなのも読みやすいポイント
    それにしても百花の突撃力よ、、、

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    2026年03月17日
  • カラフル

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    登場人物みんないい!元気が出る小説!!
    彩花や小沢さん西本さんも悪い子じゃないしきっと主人公の二人ともちゃんと仲良くなれる素敵な子達。
    清彦、さくらは素直で良い子そう。2人がくっつかないかな〜とか長谷川さんみたいな感じで思って読んでた。
    やっぱり長谷川さんが一番好きだった、奥さん羨ましい
    作者さんの他の本も読んでみたい!!

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    2026年02月11日
  • カラフル

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    中学時代の故障で選手生命を絶った少年と病気で車椅子生活となった少女の物語です。

    これまで交じることのなかった“色”の二人がお互いを知るために努力し、考え、前に進んでいきます。
    甘酸っぱい青春真っ盛りの高校生活を舞台にしているのがまた惹き付けられました✨


    生きてると無意識に差別をしてしまったり、良かれと思ったことが相手を深く傷付けたり、きれい事では済まないことも沢山あります。生きるということは難しいことですが物語に出てきた矢地先生の、

    「もちろん人より自分のことを優先するのは当然です。自分の人生なのだから。それでも、自分のために生きながらも、誰かに少しだけ自分の力を貸すことを惜しまないでほしい。ほしい、としか言えないんです。良心も、思いやりも、強制することは絶対にできないんです。」

    という言葉が胸にグッと響きました。

    :

    この世界には沢山の“色”を持った人々がいます。一生混じることのできない色も、心地よい色を作れることもあります。
    【カラフル】は私たち人間の深い部分に語りかけるような作品でした☺️

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    2026年02月11日
  • パラ・スター <Side 宝良>

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    車いすテニスで世界を目指す「宝良」と、それに見合う最高の競技用車いすを製作したい「百花」の2人が中心となる物語。今回はside宝良。先にside百花も感動しいたが、こちらも勝るとも劣らない内容。

    side百花では宝良の強さが印象に残ったが、こちらではその裏にある苦悩、弱さにもスポットがあたり、宝良をますます応援したくなる。

    中盤からはパラオリンピックが舞台となるが、車いすテニスの激しさの描写がリアルで、本当に手に汗握る展開。対戦相手も人間らしさを然りと描いており、特に世界No.1の七條玲選手が非常に魅力的。彼女を通して車いすテニスの現状に切り込むことも忘れない。

    個人的に百花と宝良のプロ意識が随所に描かれるところが好きで、物語がぐっと引き締まるようにも感じた。

    side百花、side宝良、どちらも素晴らしい作品であった。大満足。

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    2026年01月30日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    佐原ひかりさんと宮島未奈さんのデビュー作目当てで購入したのだけれどもどの作品もめちゃめちゃ面白かったです。オススメです。

    『ままならないきみに』も『二位の君』もマイレボリューションなんだろうな。

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    2026年01月24日