阿部暁子のレビュー一覧
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ネタバレ主人公は中学時代に陸上部で短距離100m走の記録を出したが、今は陸上競技からは遠ざかっている荒谷伊澄と同じ学校に通う車いすユーザーの渡辺六花がお互い高校の初登校の日に電車通学の駅でひったくりの犯人を捕まえたところからこの小説が始まる。
陸上をあきらめた伊澄と車いすになって夢をあきらめた六花の出会いが高校生活の中同じクラス1年C組になったことでお互いの今を夢をその過程を知る事に成り、二人が成長していく物語。
淡い青春と恋愛と健常者と非健常者との壁や違いをどう二人が理解しあうのか!?
一方向から見るのではなくお互いが見つめあった青春は!? -
Posted by ブクログ
第22回本屋大賞受賞作。
最愛の弟を亡くした主人公の薫子は、弟の元恋人・せつなと繋がり、衝突しながらも彼女に誘われ家事代行サービス「カフネ」の活動を手伝うこととなる。
本作は「おいしい」が1つのテーマであり、食事が人の心を癒す力を持っていることを多くの場面で伝えている。
「人間は、こんなに打ちのめされている時でさえ、おいしいと感じてしまうのだ。そして、おいしいと感じた途端、身体中の細胞が息を吹き返していく。」
心が疲れきっていた薫子が、せつなの作った食事に心を癒される場面での言葉だ。
薫子だけでなく、作中では様々な事情で心が疲れてしまっている人達が登場し、おいしい食事に心を癒されていく。
読み進めるうちにどんどん心に温かい空気が流れ込み、おいしそうな食べ物の描写にお腹がすいてくる物語だった。本屋大賞に選ばれる理由がよくわかる、誰かに勧めたくなる温かい作品。
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Posted by ブクログ
ネタバレつい1週間前にはじめて本を読み切った読書嫌いが、1日100ページを目標に読むと決めていたのに、後半手が止まらなくなって190ページ程読み切ってしまいましたよ、夜中に…
難しい言葉や言い回しもなく中学生でもスラスラ読み進めることができました。
愛というものが時には人を縛り、時には人に生きる意味を与える、そんな言葉では表しきらないような重い愛を感じました。
でも正直、主人公の野宮薫子が実子に強い執着があるような描写が終始見られてグロさというか、怖さも感じた。
それにこの小説、終わり方がなんとも…読み切ったあとつい深く息を吸っちゃいました。