阿部暁子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ごろごろ転がり落ちたあと、思いっきり腕引っ張られたから何とか立ち上がってまた転んでそれでもやっぱり立って前に進みながら、今度は周囲の人間をも巻き込んでいくようなお話。どこに焦点を置いて話せばいいか悩むけど、この主人公の言動は個人的には基本自己満足だと思う。その自己満足を使う相手にとって助けになるか傍迷惑になるかはその人次第であって、諸刃の剣のようなものだなと。あとは第一印象が殆ど、そのあとは徐々に表面を見て内側を垣間見るくらいしかできない人間関係って見る側も見られる側も理解するって難解だなって。
だからこそ行動に起こすのであれば、自分も相手も後悔しないように見極めて発揮せねば。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの物語の登場人物たちは、他人に自分の救いを求めている人が多いと思った。
他人に救いを求めたら、春彦のようにその重みを受け止める人が生まれる。それは苦しい。
過去の自分を救えるのは自分だと思う。
どれだけ仲のいい家族も血のつながっただけの他人。同僚も友人も恋人も同じく。
相手の100%全てを理解してあげることはできない。
それに気づきなさいよ。と思いながら読み進めた。
けど
人は全てでなくても相手のことを分かろうとすることはできると思う。
カフネのように立ち直ろうと、生活しようとする誰かのきっかけを作ることはできる。
おいしいご飯を作ってあげることができる。
ご飯を一緒に食べることができる -
Posted by ブクログ
著者阿部暁子さん。『カフネ』は、大切な存在を失った人々の「喪失と再生」を、食や住まいといった身近な営みを通して優しく描いた温かな物語でした。
弟「春彦」の急死をきっかけに出会った姉「薫子」と、弟の元恋人「せつな」。最初はすれ違う二人が、家事代行サービス「カフネ」の仕事を通じて関わりを深めていく姿が印象的でした。薫子が荒れた部屋を掃除する担当、温かい手料理を味わうのが「せつな」の担当として訪れた家庭に寄り添います。
そんな日々の整えが、深く傷ついた心を少しずつほぐしていく過程に胸が熱くなると同時に清々しくもなります。
著書の『カフネ』とは、ポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指を通すし -
Posted by ブクログ
2025年本屋大賞で、読みたいと思いながらもずっと後回しになっていた。
もっと早く読めばよかった~!
読んでいて苦しく感じることもあったけど、読み進めるうち、切なさや温かさ、さまざまな感情が揺さぶられた。
そして、「春彦はなぜ亡くなったのか」という謎が気になり、最後まで夢中で読んだ。
人は見た目では分からない悩みや悲しみを抱えながら生きている。
普段は普通に見える人でも、それぞれに苦しみや事情があり、それを表に出さずに生活しているのだ。
分かってはいたことだけど、周りの人に対して もっと思いやりを持って接したいと改めて思った。
読みながら、春彦を俳優の三浦春馬さんの姿と重ねていた。
周りから