阿部暁子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
妊活に疲れ果てた後に離婚で荒んでるさなかに最愛の弟を無くした薫子と、その弟の元恋人であるせつなが家事代行を通し人の心を助けながら、様々な事が紐解かれていく物語。単純思考の私には最後は想像できなかった。。
生活環境、取り巻く世間の環境によって心身ともに疲れてる人達の心を救ってくれた、数々のお料理を私も食べたくなりました。
ほぼワンオペで3人の子供を育てて疲れてたけど、それを微塵も見せてはいけないと頑張っていた遠い昔をちょろっと思い出し、その時に助けてもらえた色々な事を思い出しました。
場面は違えど、人の心に少しでも寄り添って行きたいと考えさせられました。 -
Posted by ブクログ
最初は2人の喧嘩?のようなとこから始まり、なんだこれはこんな仲悪いの?とびっくりしたけど、読み進めていくうちにせつなさんの優しさとか気遣い、薫子さんの真面目さ優しさなどを感じることができて心がじーんとしました。
2人のやり取りも面白くていいコンビだなと思いました。
私は料理を作るのが正直あまり好きじゃないし得意でもないけど、誰かのために料理を作るということはその人を幸せにすることが出来ると当たり前だけど忘れていたことを思い出しました。それでもやっぱり料理は好きじゃないけども笑
カフネという言葉の意味を初めて知りましたが、とても素敵な言葉ですね。 -
Posted by ブクログ
家族との関係が他人から見たら普通に見えても実は問題があるという設定はいろんな小説にあるけど、カフネはその設定の塩梅とか家族のセリフの違和感・不快感がすごくリアルだったと思った。
家族と根本の考え方の少しのズレや違いが、家庭に大きな歪みを生むところがありありと描写されていた。
上記のような描写ばかりだと読むことがしんどくなってたと思うが、人との関係のおかげで、心が軽くなる描写がしっかりあったため読みやすかった。人と関わることで傷つくけど、料理やそこから伝わる人の思いやりが人を癒すシーンがとても好きだ。
あと言葉選びがとても綺麗で素敵だと思った。 -
Posted by ブクログ
他人から見えているのは輪郭だけで
中心は闇かもしれない。
その闇に呑み込まれないように
みんな必死に前向きに生きている。
自分で自分を諦めない限り
その闇から抜け出し
また立ち上がれると勇気をもらえた作品。
北海道が舞台で
北海道大学,旧北海道庁、北三条広場、札幌テレビ塔などの景色が沢山出て来て旅のお供にしたい。
フジサキ視点から突然の春風登場に始まり
衝撃の展開が続き、夢中になって読み進め
ミステリーとしても読み応え抜群。
・印象に残った部分
人は孤独でそばに誰がいようと
誰にも頼れないことはたくさんある。
むしろそんなことばかりだ。
けれどそれでも、彼には忘れないでほしいのだ。