阿部暁子のレビュー一覧
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日常の中で見落としてしまうような些細なことだけど大事なことを思い出させてくれた。
ご飯を食べること、掃除をすること、毎日たり前にやらなきゃいけないことだけどそれができなくなってしまう人もいて、それが悪いこととかそういうんじゃなくて、他人のそういう状況や自分自身がその状況になった時に気づけるかが大事なんだなって思った。
人と人が分かりあうことは不可能に近くて、愛し合ってる恋人、どんなに仲の良い友人、一緒に住んでる家族でもきっと知らないことの方が多い。
食べることは生きること。
"誰かのために”の前にまずは、『自分のために」生きる選択ができるようになりたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ感動した。このひとことに尽きる。
個人的に修治のくまさん感がすごく良かった。本当に社長の息子だったのはびっくり笑
心に残った言葉は
P213“本当に笑えるかどうかではなく、思いやりを向けてくれる人にそうやって思う応えたかった。”
P315
“大好きでした。
ありがとう。
どうか世界一しあわせになって。
あなたが笑っていてくれたら、もう、ほかに望むものはない。”
本当に遠い場所は過去。どれほど手を伸ばしても届くことはない。伝えたい言葉があっても届けることができない。それを強く感じていた和希に残してくれた七緒言葉はどれほどのものだっただろう。 -
Posted by ブクログ
話題になっていたので手に取りましたが、納得です。
春風と錬コンビの第一章から一転、第二章は色んな事情で詐欺に加担してしまう理緒の話に。春風と錬の話が明るい探偵小説のような雰囲気もあってか、理緒サイドになるととても辛くて苦しい…。ミステリーなので、きっとどこかで繋がるんだろうなぁとは思っていましたが、予想外の展開に最後まで驚かされっぱなしでした!
誰しも皆、何かしらの事情があり、明るい部分もあれば暗い部分も併せ持っている。いつだって闇に堕ちることは簡単にできてしまう。だからこそ、自分を戒めながらも前を向いて歩き続ける。勇気づけてもらえる素敵な作品に出会えました。