あらすじ
今日も今日とて、ゆるり営業中の『花月香房』。だけど今日は……雪弥さんが、ちょっとおかしい。(自称)雪弥の親友・高橋あてに届けられた、文香だけが入った謎の手紙のせいなのか……。秋の空高く、想い交錯する季節。それぞれの、そして香乃自身の、止まっていた時が動き始める。香乃はどんな香りから、何を感じ進もうとするのか。季節は巡り、想い深まる「香り」ミステリー。やさしい絆の物語、第3弾が登場。
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阿部暁子さんの鎌倉を舞台にした「香り」ミステリーの第3弾!女子高生の香乃と大学生の雪弥の関係も前進して……この先が早く読みたくなりました!でも相変わらずこの作品には泣かされてしまいます…
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第1話 雪弥さんの様子がちょっとおかしい...
(高橋さんのために色々調べ物をして寝不足だったようです。)
暖かく愛情深い香りにあふれている高橋さんの家族。
末っ子の千波ちゃんが雪弥さんにベッタリ、それを間近で見ている香乃ちゃん。やきもちをヤカンで表現 かわいらしい^ ^。
高橋さんに届いた文香がひとつだけ入った封筒。
大好きな人どこへも行ってほしくない 不安。「ばあかだなぁ、どこにも行かないよ、行ったとしても帰ってくるよ。ここが俺の家で、おれの家族なんだよ」産みの母親の気持ちを知ることができた高橋さん。チャーミングな笑顔想像すると、どうしてもサバンナの高橋さんが出てきてしまう(^^;
第2話 香乃ちゃんの通う高校の文化祭での出来事。
私もどちらかというと学校行事が苦手で、ペアを組んでとか、グループを作ってという話になるとかなり緊張してました...
P191の若月さんの言葉
「あなたは自分が嫌だって思ってるよね。変わりたいって、だけど変われないって、毎日毎日苦しんでるよね。〜今一人ぼっちでも自分が恥ずかしくて死にそうでも、何ももっていなくていいの、それで。〜いつかちゃんと、あなたの力になって現れるから、いい未来なんて絶対来ないような気がしてもそうじゃなくて、そんなことなくて、一生懸命だったらそれで大丈夫たから」一生懸命だったら大丈夫 前を向いて進もう!
第3話 香乃の両親が登場!
香乃のおじいちゃんが作った「望月」
香乃のお父さんが作った「夕星」
どちらが老舗旅館星月亭にふさわしい香りなのか?
女将の由利江さん自分の逃げから「望月」にこだわっていたことに気づき、これからは「夕星」の力を借りながら励んでいくことを誓う。
香皿に秘められた母の想いが素敵
ホッとしてそろそろ終わりと思っていたら…凄い気になる終わりかた…続きが気になります。
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内容(ブックデータベースより)
秋の鎌倉――。今日も今日とて、ゆるり営業中の花月香房。だけど今日は……雪弥さんが、ちょっとおかしい!?
それぞれの想い深まる「香り」ミステリー。大ヒットシリーズ待望の第3弾が登場!!
令和6年8月25日~28日
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■季節は巡り――想い深まる「香り」ミステリー
今日も今日とて、ゆるり営業中の『花月香房』。だけど今日は……雪弥さんが、ちょっとおかしい。(自称)雪弥の親友・高橋あてに届けられた、文香だけが入った謎の手紙のせいなのか……。秋の空高く、想い交錯する季節。それぞれの、そして香乃自身の、止まっていた時が動き始める。香乃はどんな香りから、何を感じ進もうとするのか。やさしい絆の物語、第3弾が登場。
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家族のいい話のなかに、ちょいちょい漫才みたいな口論がはさまれ飽きない。二人の過去も明らかになってきて、いよいよ恋人同士に?と思いきやラストで驚きの事件が起きて次巻が気になる!
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今回のお話は、雪弥さんの親友?の高橋くんの出生の秘密。香乃ちゃんの学校の学園祭。北鎌倉老舗の旅館の若女将のお話と、香乃ちゃん家族のお話。
どんぐりさん仰るように、収録されているお話が3話になり、それぞれのお話が濃くなってきました。
雪弥さんと香乃ちゃんの家族のことが少しずつ明らかにされてきます。
今回自分に刺さったのは学園祭ですかね。
コミュ障まではいかないけれど、実は私も学園祭が苦痛で仕方なかったですσ^_^;
兎に角クラスのメンバーと居ると肩が凝り、1人になりたく、別行動してたなぁ〜とか、当時高校の生徒会をやっていることを良いことに、生徒会の仕事があるとか言って、クラスの出し物あまり手伝わなかったなぁ。。。とか。
私は浜松商業出身で、毎年割と大規模にOB、OG会が開催されるのですが、今年は私たちの学年が幹事です。
去年の夏くらいから、色々な人からLINEが来て、手伝って欲しいと。クラスLINEも、部活LINEも鳴りっぱなし。
それなのに、何も手伝えない自分が居ます(-。-;
そういうところに出ていくのがとてもしんどいのです(-。-;
仕事手伝わなくていいから飲みに行こうよ!と半日LINEで説得されたり(^^;;
それなのに出ていかれない私。。。
そんな私にはちょっとわかるなぁというお話でした。
そして、最後の急展開ですね!
次はちょっと別の本に行こうかなぁ?なんてちょっとだけ思っていましたが、そのままこの本の続きを読むしか無さそうです♪
2人はどうなるのかなぁ?
キュンキュンワクワクするなぁ(*´꒳`*)
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優しくて切なくなる素敵な物語。
登場するすべての香りを嗅いでみたくなりました!
シリーズもので3でしたが、実は1と2は未読のまま3を読み始めたのですがすぐに設定は分かりましたし、世界観にも入って行きやすかったです。
オレンジ文庫らしい、読みやすくて安心感のある小説。
疲れた時などに読むと癒される一冊だと思います。
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シリーズ第3弾。今回は家族や親子関係に関わること。今まであまり触れなかった香乃の家族の話や雪弥の父親のことなどが描かれていた。1話目の雪弥の友人の高橋くんと家族の話がとても心温まる話で良かった。
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あーーーもう、あまりに幸せタイムだからあやしいと思ったんだよ!早く幸せになっちゃってくれー。香乃ちゃんのおかあさんは予想以上に香乃ちゃん似だった。
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雪弥の自称親友に実母から届いた文香だけの手紙、香乃の高校の文化祭の優しいシーツおばけ、老舗旅館での香乃と両親の溝。両親への反発に見られるただの良い子でない香乃の人間らしさと、もつれても根っ子が真っ直ぐで捻くれない所が魅力的で引き寄せられる。全編の一つ一つ丁寧にしたためるような香乃目線の描写も良い。
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高橋さんの話が本当に良かった!いつもにこにこ笑っているけどその裏にはいろんな事情を抱えていて、でも周りの家族や友達がいたから笑ってられるんだと思いました。それと同時に雪弥さんが高橋さんのことを誤解というか、こういう人だと知らず知らずのうちに決めつけてしまっていたことで受けるショックも大きかったんだろうなと思います。それでも雪弥さんが高橋さんの友人でいたことは大きかったと思います。いつも笑っていられる人は強い人。
それと文化祭の染師の方の話がぐっときました。花はまだ咲かなくても茎にはその色が詰まっていることは初めて知ったし、希望ある言葉だと思います。
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シリーズ3作目。香りにまつわる温かな物語。2話目が好き。かつての自分のように、文化祭で身の置き場のない気持ちを抱えている子たちに手を差し伸べる。素敵な話。同じ経験や思いを抱いた過去があるからこそ、かけてあげられる言葉もある。若月さんが審良ちゃんにかけた言葉が素敵で印象的。今の自分を否定せず受け入れるということは、やはり大切なのかもしれない。今の自分を肯定してくれる、背中を押してくれるような素敵な話。3話目では、香乃ちゃんと両親とのわだかまりも解けてよかった。次回が気になる終わり方。
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続きがとても気になる終わり方です。
両親のことを理解した香乃にほっとしました。
また、不器用な人たちが多くてがとてもかわいらしくも思えました。
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シリーズ3作目。
高橋くんのお話、とてもよかった。
心の育つ大切な時に
父母に出会って、
彼らに育てられてよかったなぁと思います。
彼の明るさはただ明るいだけじゃない。
香乃ちゃん家族も近すぎて言えないこと
思い過ぎて勘違いさせてしまうこと、
家族だからこその
面倒で複雑で実は大切にしたいという
シンプルな思いがよく伝わりました。
次回に向けてとても楽しみです。
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いつも胸が痛むような話から心が暖まる展開になるこのシリーズ(*´-`)ひそかにアメムチシリーズ(^^;)と思って読んでいたけれど、今回は衝撃的な終わり方だった(;´д`)あの明るい高橋くんがっ( ̄□ ̄;)!!雪弥の父親って!!(゜ロ゜ノ)ノと驚く事もたくさんあった(--;)しかし香乃と両親が和解出来て本当に良かった!(^o^)
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シリーズ3作目で、進展してきました。いろいろと過去の謎が解けてくるけど、まだまだ解決してないこともあるし、最後には大きな出来事もあったし、さてどう展開させる?
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それぞれが家族と向き合った1冊。
じんわり優しい文章は相変わらず。
でも、最後が。
最後どうなるのよ…。
3度目って前にもあったってことなの!?
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シリーズ3作目。
今作も色々な香りとともに、ほろ苦かったり、ほっこりしたり、ドキドキしたり、色々な感情が揺れ動いた。
いつも明るい高橋の生い立ちにまつわる話「拝啓 忘れえぬ人」が一番印象強かった。でも、それを覆すほど最後がとても気になる終わり方。この先どうなってしまうのか… 心配。。
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作者の美的感覚とセリフのキレのよさ
教養と伝統文化への思いの深さにに
いつも感心してしまう。
今回は高橋の生い立ちにまつわる
エピソードが秀逸。
雪弥と和馬の言葉の応酬にも くすっ。
主人公二人の恋にも急展開があったのに
さらなる嵐の到来を思わせて。
まだまだシリーズは面白くなりそう。
新刊お待ちしています。
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「鎌倉香房メモリーズ」の3冊目。
高橋クンに届いた文香だけが入れられている封書の謎解きに始まって、学園祭でいたずらをするシーツお化けの正体を突き止めたり、いつもの通りの流れに、雪弥や香乃の家庭の事情が挟まる3つのお話。
いつも通りと言いながら、なんとなく雪弥だけがいつもとちょっと違っていて、だけども、高橋クンを慮っての徹夜の影響とか叔父に対する屈折した思いとか何より香乃に対する感情の変化だと、違和感を抱きながらもまあそんなもんかと読み進む。
第3話が終わる頃には、香乃と雪弥の距離がこれまでより縮まった感じで、お約束の面倒くささも次のステップかねと思っていたが……、残りも10頁くらいになって、それまでとはガラリとトーンが変わった展開と吊るされたままでの幕切れに、とても驚かされた。次の巻、気になる。
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このようなことを言ってはなんですけど、2巻は中休みだったんじゃないですか?と思うくらい良かった3巻。一話目の高橋ファミリーもよかったけど、学祭の話もよくて、更に最後の話はメンバー全員の優しさに溢れていました。次が楽しみです。
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前の巻までは続きモノというよりは短編の連作という感じだったけど、ここに来てようやく話が動いてきた感じ。うちもギスギスしてるからかなー、キッカケが欲しい気持ちはよくわかる。
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1高橋さんにそんな事情があったとは。養子に行った先の家がいい家族でよかった。2香乃の文化祭にて。これまでも雪弥さんのヤキモチはチョコチョコ見られましたが、今回はおばあちゃんにはめられたな。一年生のあきらさんこれからいい方向に変わっていってくれるといいな。3星月亭の若女将の話を通して両親とも分かり合えた香乃。でも終盤で事件に遭遇した香乃と雪弥。和馬の発した「三度目」て?雪弥はまたいなくなってしまうのか。
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シリーズ第3巻。
鎌倉の花月香房を舞台に展開される人間ドラマ。
今回は文香だけ入った中身のない手紙の意味を考える話から始まる。
そして、香乃自身のことも話が進む。
文化祭の話、懐かしく、こういうこともあるよねと思い、余計に感情移入してしまう。
この作者は、いじめたこともいじめられたこともあるのかな。
もしくは、何か社会的弱者になるようなことでもあったんだろうか。
割とその辺の話が得意みたいで、そういう話に弱い私はいつも泣きながら読んでしまう。