阿部暁子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ集英社オレンジ文庫創刊時から
「下鴨アンティーク」とともに
このシリーズも愛読してきました。
この2つのシリーズには
共通点があります。
古都を舞台にしていることと
ラブストーリーが主軸とはいえ
日本人があまり知らない伝統文化と
主人公の異能が大切な役割を果たす
ミステリーの要素が色濃いこと。
モチーフやストーリーなどは
かなりラノベ寄りかもしれません。
でも お香や着物への向き合い方が
真摯で素晴らしいと思います。
取材の綿密さとその扱い方は
どちらも作品の風格を醸しています。
鎌倉香房は 特に雪弥の人柄が
作られてきた背景が複雑で
その謎を追うだけで十分に面白い。
ただこれまで どうしてもその根っこが
見えてきませんでした。
最終巻は それがはっきりとわかります。
とても意外な形で しかもほんのりと
切なくあったかく。
微笑みたくなる締めくくりでした。
読み続けてきてよかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は、消えた雪弥がメインで、お香の話はほとんど出てきませんでした。感情の香りを聞くことのできる香乃の能力が話を進めている感じで、最初の頃とはかなり感じが変わったなーと。強気大王のはずの和馬の凹み方とみずきさんの相変わらずな調子も楽しかったですが、香乃が一方的に強くて、相変わらず救援を頼まれると神がかった洞察を見せて助けるくせに逃げる雪弥の気持ちがなんとなくかみあっていないように感じたので☆マイナス1です。大事な女の子を守りたくて身を引いちゃうあたりが、だいぶ様相は違うけど下鴨アンティークに似てるなあと途中から思いながら読んでました(笑)
香乃も家族の中の居場所を見つけ(いつの間にか蟠りがなくなっていて吃驚です)雪弥も歩み寄りができて大団円なのかな?春のお話も是非読みたいです。