阿部暁子のレビュー一覧
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本屋大賞2025、どんな感じ?と読んでみたけど…
主人公の離婚があっさり描かれてるわりに、弟への愛情が強くて、なぜ?って、ずっとモヤモヤ。でも、ちゃんと答えは用意されている。
正確な伏線回収。
そして、不妊とか病気とか自分ではどうにもできない、もっともな理由で困ってる人たちがいっぱい出てくる。
作者のインタビュー記事を読むと、コロナ禍で書かれたようで、それで困ってる人みんな盛り込んじゃったのかも。
そして、みんな優しい。
ご飯を作ってもらった子供たちまで、感謝のメッセージ付きでフライパンを返したりする。お礼、大事だけど…
優しさのお手本のような感じが、今どきだなって、ちょっと疲れ -
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ネタバレ「カフネ」と「金環日蝕」が面白かったので読みました。
夏に公開されるアニメ映画化っぽい…と思いました(七緒のCVはきっと花澤香菜)。
七緒とたまきの対決シーンが印象的でした。
「そんなの、好きって言わない」はちょっと言葉が強いのでは、と思いましたが
「自分のしたことに好きって言葉をつけ足して、まるで仕方なかったことみたいに話すのはやめて」って台詞は正論すぎてぐうの音も出ない…。ハッとしました。
主義主張がはっきりしててカッコいいです。
良い教師になっただろうなあと思います。
序盤から登場していた十六代校長が七緒だったとは。ミステリ要素が入ってくるのが楽しい作家さんだなと思います。
最後は -
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「鎌倉香房メモリーズ」の3冊目。
高橋クンに届いた文香だけが入れられている封書の謎解きに始まって、学園祭でいたずらをするシーツお化けの正体を突き止めたり、いつもの通りの流れに、雪弥や香乃の家庭の事情が挟まる3つのお話。
いつも通りと言いながら、なんとなく雪弥だけがいつもとちょっと違っていて、だけども、高橋クンを慮っての徹夜の影響とか叔父に対する屈折した思いとか何より香乃に対する感情の変化だと、違和感を抱きながらもまあそんなもんかと読み進む。
第3話が終わる頃には、香乃と雪弥の距離がこれまでより縮まった感じで、お約束の面倒くささも次のステップかねと思っていたが……、残りも10頁くらいになって、 -
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ネタバレキャラが濃すぎてアニメチック。
登場人物がごちゃごちゃしてる。
というので、面白いかも〜!と、ちょっと私の好みでないかも、、の振り幅があり評価が難しい、、
ひったくり犯見つける、から詐欺?!にはワクワクしたけど、
お兄ちゃん大好きな男女の双子の中学生登場で、一気に現実味がなくなり。小学生ならわかるけども中学生って。お兄ちゃんの命令は絶対で、直立!と言われたらはい!となる双子とは。すごくアニメっぽい。
あとは加賀谷潤のふりをしたカガヤはかつて「良い子」と言われていた社員のはずなのに、
「謎めいた色男」というあだ名がつけられるという変貌ぶり。頭でうまく思い描けない。。
どんでん返しのためには色々 -
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ひったくり犯人を追うことで出会った
女子大生と高校生男子
ひょんな出会いの後ふたりが追う事件とは…
青春ミステリーもの?
と思いきや…
思ったより闇は深い
本来守られるべき対象、老人、女性、子供、に
当たり前のように牙を剥く輩が存在する
狙われたら最後、どうすることもできないのか
嫌悪感、いや、憤りを感じると同時に
息苦しさや悪寒さえ感じてしまう
圧倒的な力を前にしたら?
そして頼りにできる人間が周りにいなければ?
自分はどれだけ正しくいられるのか?
ちょっと考えさせられた
一方でメインキャラたちのやり取りは軽妙で
ワキキャラの双子たちも良いキャラ
この点が1番良かった一方で
悪キャラは -
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ネタバレ阿部暁子さんの作品。
仙台の大学に通う支倉 爽太は、人には言えない過去を抱えていました。小学校三年生のとき、溺れたことがきっかけとなり、なんと遠い未来――2070年の世界へ時間を超えて迷い込んでしまったのです。現代に戻った後も、その「未来で助けてくれた女性」のことを忘れられず、大学とアルバイトに明け暮れていました。
あるとき、爽太はアルバイトを通じて知り合った青年の八宮 和希と親しくなります。和希はある日、爽太にこう言います――「おれは、過去から来た人に会ったことがある」。この言葉をきっかけに、爽太の“過去/未来”という時間を超えた記憶と、和希と結びつく“今”の出来事が交錯し始めます。 -
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ネタバレ離島・采岐島高校に進学した和希。彼は知り合いがいない環境を選んでやって来たのには、自分にしか言えない事情がありました。高校生活を寮で始め、クラスメイトとの交流や島ならではの雰囲気に少しずつ慣れていきます。
初夏、島の“神隠しの入り江”と呼ばれる入り江のほとりで、和希は倒れている少女・七緒を発見します。黒髪の少女が波打ち際に倒れ、意識を取り戻すと「1974年」とつぶやきます。七緒は身元も記憶もはっきりせず、自分がなぜそこにいたのか、どうして倒れていたのかを語ることができません。和希は彼女を気にかけることになります。島での生活や寮生活、クラスメイトとのやりとりを通じて、七緒との距離を縮めていきま