司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 功名が辻(一)

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    のちに土佐の太守となる山内一豊とその妻千代の物語。千代は賢妻の誉れ高く、戦前の教科書でも取り上げられていたらしい。ジェンダーが気遣われる現代では、時代錯誤の扱いを受けるかもしれないが、小説としては読みやすく、面白い。「竜馬がゆく」に近いテイスト。

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    2022年09月20日
  • 功名が辻(二)

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    天下統一、その後のパワーゲームをどう生き残っていくか・・・

    一巻と比べると、本作の面白さがわかるようになってくる時期だからなのか、

    引き込まれていくのがわかる。

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    2022年09月13日
  • 功名が辻(三)

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    いよいよ戦国時代も終わりに差し掛かる。

    戦国末期のパワーゲームに加え、普段あまり耳にしない武将まで詳しく書かれるとそれだけで楽しめる。

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    2022年09月13日
  • 城塞(下)

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    日本人(そしてこの作家)が「詩的」か否かでその人物の印象を決めるという指摘は間違いない気が。
    でも、そうであれば家康という人物はもっと興味深く捉えてよいのでは?と逆に思ってしまいますな。ただこの作家はストーリーテラーという訳ではないので、そういう描写を要求するのは酷かなとは思いますけれども。
    また、秀吉に明るさを感じるとかありえんと思いますけれども、当方からすると。
    詰まるところ、前から思ってましたけれども、この作家はやっぱり、昭和の、そして男の作家なんだろうと思います、良くも悪くも。

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    2022年09月09日
  • 竜馬がゆく(七)

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    いよいよ大詰め。
    自分が知る日本になる礎ができる直前。
    多くの人の命と思いをかけて。

    心を打たれながら本に入り込んでいたら、
    日課のPodcastでちょうど紀州藩と海援隊の話があった。
    本は竜馬寄りだけど、Podcastは歴史を今の視点で見て語られているから、
    より竜馬側は海賊的な悪どいやり方だと語られていた。
    情はない。
    そして、そもそも実は海援隊も竜馬も航海技術はあまりなかったとのこと。中途半端だったとも。

    なるほど。
    本に書かれたことが正しい話だと思い込み過ぎていた。
    他の角度から見ることも大切。
    人が変われば、時代が変われば、見方が違う。

    日頃の仕事や考え方にも取り入れなければと

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    2022年09月04日
  • 梟の城

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    ネタバレ

    葛籠重蔵と風間五平を対照的にすることで、正しい日本人としてのあり方を司馬遼太郎は教えたかったのだろう。
    最終的に重蔵が生き残り、五平が死んだ。すなわち、重蔵の生き方が司馬にとっては正しいのだろう。
    「忠義を全うするも自分なりの答えを出す」、そんな生き方は私にも格好良く映った。

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    2022年09月03日
  • 梟の城

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    ネタバレ

    昭和34年という高度成長期に差し掛かる頃に書かれた司馬遼太郎の直木賞受賞作。
    大衆文化が拡大した時代に提供されたエンタメにも関わらず、移ろいゆく知識人も惹きつけただろう文学的香りのする作品。

    本小説の世界は、信長から秀吉の時代の忍者の世界。梟はむろん忍者を指す。
    葛籠重蔵と風間五平(石川五右衛門)という伊賀忍者二人に木さると小萩というくノ一の男女が織りなす忍者の世界、独特の人間関係のスパイラルを描く。
    忍者の美学に殉じる重蔵が妙に魅力的に映る。伊賀を抜け、武士を志向した五平がよい対比になっている。と同時に、下忍の黒阿弥や敵の甲賀忍者洞玄など魅力的な脇役がよいバランスで描かれる。そしてそこかし

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    2022年08月31日
  • 故郷忘じがたく候

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    主人公である十四代沈寿官氏は、秀吉の朝鮮出兵で全羅道南原に攻め込んだ島津兵が撤退する際に、一緒に薩摩まで連れてこられた一族の末裔。
    島津家は移民たちが定住した苗代川を藩立工場にし、薩摩焼の希少性を保つために、白薩摩を島津家御用以外では焼くことを禁じ、黒薩摩も御前黒は一般に流通することを禁じた。御前黒は、黄金の梨地が沈んだような玄妙な黒もので一子相伝の口伝とされていた。十四代沈寿官氏が御前黒の釉薬を探す話に触れられているが、山奥の人を訪ねて何度も足を運び、老齢のその人を背負って山へ登り貴重なその土を掘り当てるという、金脈を掘り当てるようなロマン溢れるエピソードだった。

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    2022年08月28日
  • 酔って候

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    ネタバレ

    audibleで視聴
    伊達の黒船
     これホント⁇と思うウソのような話。
     見たこともない黒船を作れと言われた、長屋に住む、誰からもバカにされている貧乏な男。
     ひとりプロジェクトで、上司も周りも誰も手伝わず、嫌がらせを受けながらも、なんとか黒船のエンジンを作っちゃう。
     格が低すぎて発注者の殿様にも直接会うこともできずじまい…時代とはいえせつない
     ストーリーは面白い

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    2022年08月26日
  • 新選組血風録 新装版

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    燃えよ剣、よりこっちの方が好きやな。
    とにかく、斬る。
    斬る話のオンパレード。
    斬られる側にドラマがあって、面白い。

    結果斬られるんだけど。

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    2022年08月20日
  • 坂の上の雲(二)

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    日清戦争から義和団事件まで。
    教科書の行間に埋もれた詳細な情景や外国視点での情報が豊富で文も読みやすい。

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    2022年08月18日
  • 竜馬がゆく(四)

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    あらすじ ついに夢だった軍艦を手に入れる竜馬。追放される長州藩を傍ら、さらに倒幕への道を歩んでいく。

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    2026年01月12日
  • 竜馬がゆく(七)

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    最も華々しく活躍した時期にあたる巻だと思います。この巻を読むと、竜馬も「時代の一人物」であることを納得できました。中岡慎太郎も大活躍しており、まさに土佐の巻です。

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    2022年08月16日
  • 新装版 播磨灘物語(4)

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    ついに完結。全編を通して司馬遼太郎さんの官兵衛に対する好感が滲み出ていた。
    あとがきの最後の一文「友人にもつなら、こういう男を持ちたい。」は最高の賛辞ではなかろうか。

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    2022年08月15日
  • 竜馬がゆく(六)

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    竜馬の視点を借りながら、幕末の動乱を見ている感じがしました。確かに竜馬もめまぐるしく活躍するのですが、時の中心となる大物達や大事件がどんどん出て来て、竜馬が霞んでいく印象です。

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    2022年08月15日
  • 峠(中)

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     河合継之助は越後長岡藩の老中となり、幕府が倒れようとする幕末に何とか自分たちが存続できるように考えを巡らせる。この間では徳川慶喜や大政奉還のことなどが描かれるが、今までよくわかっていなかった大政奉還のことが、ようやく少しわかったような気がする。そして薩摩長州のしたたかさと幕末から明治維新のかけての複雑さがちょっとわかった。今までは竜馬がゆくなどの、明治維新を起こした側からの物語しか見たことがなかったからなのだと思う。新しい視点で見ることができた。

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    2022年08月14日
  • 竜馬がゆく(五)

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    臥薪嘗胆の時を知り、腹を据えて時を待つ竜馬が、頼もしく大人びて感じられました。彼が時勢をどう読んでいたのか、無理なく描かれています。

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    2022年08月14日
  • 功名が辻(四)

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    歴史長編小説。
    四巻やっと読めました。

    律儀だけが利点の旦那(この言い回しは何度も出てくるが、作者が結構歴史人物をディスっていて最初驚いた)
    を一国の主へと上手に導いていく千代の賢さが面白かった。
    これは、会社の上司に対しても使えるかも、などと勉強になりました。

    これから先どうなっやって出世していくのだろう、とワクワクしながら読んだ一巻が1番面白かった。


    以前NHK大河ドラマにもなったそうですが見たかったなぁ。

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    2022年08月13日
  • 竜馬がゆく(四)

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    叙述の見事さに惹き付けられます。酒を呑みながら朝日を迎える場面が心に残りました。時の運を待つ雌伏の巻。次巻が楽しみです。

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    2022年08月12日
  • 義経(下)

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    戦での歴戦の雄でも思い浮かべられないような戦略と決断の早さ。一方で政治面の無知さや純粋さ幼さ。昔の英雄ならあたり前ではあっただろう好色さ。やはり切ない。追討の院宣が出て以降の最期は意外にシンプルに書かれているのが、多くのファンがいる義経への敬意なのかなと勝手に納得しました。

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    2022年08月09日