司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 街道をゆく 40

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    時は蒋経国が亡くなって数年がたったばかりのこと。台湾は着々と民主化が進み、大陸は大陸で勃興する気配はまだない。今となってはちょっと昔の話だけれど面白い。これだけ日本語を話す人がいる頃に旅をしてみたかった。

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    2016年03月20日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    ネタバレ

    貧農の家に生まれながら関白となり、位人臣を極めた豊臣秀吉の奇蹟の栄達は、その一族、縁者たちを異常な運命に巻き込んだ。平凡な彼らに与えられた非凡な栄誉と境遇は、ときに豊臣凋落の予兆となる悲劇をもたらす。甥・秀次、正室・北ノ政所、弟・秀長、妹・朝日、養子とした皇族や武将、そして大坂城に散った淀殿と秀頼。彼らの運命を描きながら、豊臣の栄華と衰亡の軌跡をたどる司馬文学の傑作。

    秀吉は
    1)卑賤から身を起こし
    2)二十年で天下人となったが
    3)政権は一代しか続かず
    4)晩年まで実子にめぐまれず
    5)嫡男はその生母とともに自殺し
    6)血統は絶やされた
    という、特異ないきさつを持っています。

    「秀吉は、

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    2016年02月28日
  • 街道をゆく 6

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    沖縄旅行の帰り、機内用で買った。
    沖縄の文化や人、またそれらの影響について、司馬遼太郎の視点で書かれています。
    こういうエッセイって最近もあるのかもしれないけれど、すっかり見られなくなったなぁと感じます。司馬遼太郎の知識の懐の深さを感じることができました。

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    2016年02月28日
  • 人斬り以蔵

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    短篇集。
    以蔵や、大村益次郎、壇団衛門などの、あまりなの知られていない人たちの話。
    司馬遼太郎の本は読みにくいのに、しばらくすると買ってしまう不思議

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    2016年02月13日
  • 風神の門(下)

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    霧隠才蔵がモテすぎです。美女、しかも若い女に逆プロポーズされすぎ(笑)
    忍者が主人公なので、歴史の中心にはいないわけで、 話の盛り上がりにはやや欠けます。でも戦闘シーンは色々な忍術が出てきて面白い。

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    2016年02月12日
  • 世に棲む日日(四)

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    ネタバレ

    温和でごく自然な人情のゆきとどいたこの家の家風は、晋作の祖父のころからすでにそうであった。こういう家庭から、なぜ晋作のような、武士ぐるいの好きな一人息子がうまれたのであろう。
    「松本村の寅次郎が、こうしたのだ」と、小忠太は梁のきしむような砲声のなかで言ったことがある。松陰のことである。いま諸隊を扇動してさわぎまわっている連中は、みな寅次郎の門人ばかりであった。
     が、お雅はそうは思わない。教育というものがそれほど力のあるものであろうか。夫の晋作を見ていると、高杉家の、いかにも良吏の家といったおだやかな家風から、あのような武士ぐるいの好きな男が出てくるというのは、なんともつじつまがあわない。晋作

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    2016年04月15日
  • 世に棲む日日(二)

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    吉田松陰が死に狂気の後継者として高杉晋作が動き出す。革命とは、第一に理想を掲げる者がいて、第二に驚異的な行動力でその理想を実行するものが出てきて、第三に現実的にそれをならす者が出てくる。そして往々にして第一、第二の人物は非業の死を遂げるという話しになるほどなと思う。吉田松陰の狂気の思想を狂気の行動で動かしていこうとする高杉晋作。第3巻でどこまでイカれてくるのか、すごく楽しみである。

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    2016年01月09日
  • この国のかたち(六)

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    後半からちょっとずつ説教くさく…(笑)

    全巻楽しく読みました。
    時折わが身を振り返り、胸が痛く…頭も痛く(笑)
    本を読むということは、客観的な自省が可能になるという点で、とてもいいことです。

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    2016年01月02日
  • 義経(上)

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    司馬遼太郎の義経、上下巻読み終えた。

    源平合戦がどのような戦いであったか、平家側の心理状況もよく分かり、戦いの描写も臨場感を感じながら読むことができた。

    なぜ義経が頼朝に追われ、そして殺されなければならなかったのか、意外と理解していなかったのだが、義経の人物像からそれが十分伝わってきた。

    どれだけ才能があったとしても、組織の中で動く以上、政治がわからないといけない。組織で働く方にとっても示唆に富んだ内容だったと思う。

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    2015年12月31日
  • 義経(上)

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    頼朝、義経の出会いのシーンが感動的であったために、兄に従順な義経に胸が痛む…
    頼朝、義仲視点で進む章も面白く、各所に挟まれる補足説明も勉強になります

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    2015年12月30日
  • 幕末

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    桜田門外の変から始まる幕末暗殺録。
    なます斬りにされて生き延びたのにも関わらず奸物みたいな人生と評される井上馨は強い!

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    2015年12月09日
  • 世に棲む日日(二)

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    日本は、この列島の地理的環境という、ただひとつの原因のために、ヨーロッパにはない、きわめて特異な政治的緊張が起こる。外交問題がそのまま内政問題に変化し、それがために国内に火の出るような争乱が起こり、廟堂(政府)と在野とが対立する。廟堂とは体制のことであり、外交を現実主義的に処理しようとする。野はつねに外交について現実的ではない。現実的であることを蔑視し、きわめて抽象的な思念で危機世界を作り上げ、狂気の運動をくりひろげる。幕末は維新のぎりぎりまで型に終始した。この他国にとってふしぎな型を理解するには、日本の地理的環境にかぎをもとめる以外になぞの解きようがない。

     幕威のこの急速なおとろえは、嘉

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    2017年09月22日
  • 花神(中)

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    蔵六だけにとどまらず、木戸孝允などの人間の描写がとてもきめ細かく、生き生きと伝わってくる。自分の性格にあった人物像を見つけられるのも、この本の醍醐味かもしれない。

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    2015年12月03日
  • 夏草の賦(上)

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    長宗我部元親、小心者でちょっと虚弱!でも大物! よくわからんようなわかるような人物やわ~
    奥方も面白い!

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    2015年11月30日
  • 功名が辻(二)

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    ネタバレ

    普通に面白い小説でした。
    山内一豊の出世を描く、千代の内助の功の話。

    伊右衛門は、木下藤吉郎(豊臣秀吉)の手についたが、出世は遅々として進まない。
    そして、ついに時代に転機が訪れる。
    信長が、本能寺で自害することとなったのである。
    その信長の後継者を巡って対立することになる諸将の中で、いち早く飛び出したのは秀吉であった。
    秀吉は、パフォーマンスと話術とで、あっという間に筆頭へと上りつめることになる。
    秀吉についた伊右衛門にも、ようやく運が向いてきた。
    伊右衛門は、四十歳を目前にして、ようやく大名になったのであった。
    ただし、たった二万石の……であったが。

    けれど、秀吉の天下も長くは続かなか

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    2015年11月09日
  • 大盗禅師

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    曰く、全集未収録の幻の作品。
    主題は謀反??
    主題に沿って、中国史が絡んでいき、鄭成功が登場する。
    台湾では英雄人物として祭り上げられているので、想像しながら楽しく読めた。
    が、メインテーマは鄭成功ではなく、なんとなく登場してみたという話の筋の支離滅裂さ。
    この流れが韃靼疾風録につながっていくのだと思えばご愛嬌か。

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    2015年10月31日
  • 翔ぶが如く(十)

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    つまらない戦争だった。西南戦争は薄っぺらい正義の戦争だったから。それでも事実だ。それを省みなかったから、太平洋戦争が…


     こんなふうに昭和の太平洋戦争が頭にチラつくのを禁じ得なかった。司馬遼太郎の作品だしね。


     10巻に及ぶ超大作は、面白くなかった。

     だから読みごたえはすごかった。また読み返したいとは思わなかったけれど、他の幕末シリーズ「世に棲む日々」を読もうと思った。

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    2015年10月28日
  • 十一番目の志士(下)

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    司馬遼太郎の作品にありがちなのだが、作品のプロットが途中で変わってきてしまっている。
    小栗上野介の暗殺の件はどうなったんだ?晋助を仇と狙う菊絵はどこへいったんだ?という感じ。
    最後も尻切れとんぼで終わってしまい、なんだか腑に落ちなかった。

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    2015年10月21日
  • 歴史と視点―私の雑記帖―

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    太平洋戦争には戦略というものはなかった。横井庄一氏のような兵隊を汽船に乗せ、地図にあるかぎりの島々にくばてまわり、配るについては海軍がその護衛をし、まるで棄民のように島々に捨て去りにしたあとは、東条英機という集団的政治発狂組合の事務局長のような人が、東京の大本営で「戦陣訓」というお題目をひたすら唱えつづけただけの戦争であった。20

    太平洋戦争というのは、それだけの戦争である。この戦争からひきだせる教訓などなにもない。

    「日本は地理的に対外戦争などできる国ではありませんね」というふうに言ってもらうほうがよく、いわゆる、十五年戦争に

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    2015年10月18日
  • 新装版 軍師二人

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    休日も育児で自分の時間を持つことも出来ないが、本日は一家で風邪。ダルいが、自室にこもり好きな本を飽きるまで読んでいられると言う状況は少し嬉しい。寝すぎて背中が痛いので、枕を3重にして頭の位置を高くして「軍師二人」を読む。

    黒田勘兵衛の話を読んだばかりで、軍師とは黒田勘兵衛と竹中半兵衛の話かと思いきゃ、さにあらず。関ヶ原の戦い前後の短編集。最初は著者が取材の中で集め、長編に入れられなかったマニアックな話で読みづらいなとも思ったが、読んでいくとはやり面白く、私の知識にある歴史とも繋がる部分があり興味深く読む。

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    2015年10月16日