宮本輝のレビュー一覧

  • 焚火の終わり 下

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    平成28年10月

    宮本輝さんがよく書く「人生の目的」とは。を考えさせられる内容。

    そこには、常識、規則、当たり前を振り払い、自分が幸せと感じることをする大切さを教えてもらえる。
    人生は一度きりなんだからね。
    会社のため、仕事のため、お金のために生きるってね。
    それよりも自分の気持ちを大切にして、幸せを感じることをします!!

    そして、宮本さんには珍しくちょっとエッチネタが入っているから、ドキドキしちゃいました。
    このエッチなネタがないとこの話はやっぱりこの話にならない。

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    2016年10月13日
  • 星々の悲しみ

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    タイトルからしてセンスを感じる。読んだ時の言葉にできない感覚、それは普段の生活でときどき感じているもの、おそらくネガティブなものだが、そんなものを感じた。だからいい作品だと思う。

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    2016年10月04日
  • 海辺の扉(下)

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    ギリシャは、行ったことはないけれど、なんだか状況が浮かぶようです。挫折して、ギリシャに渡った主人公の再生のお話。

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    2016年09月14日
  • ここに地終わり 海始まる(上)

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    結核で18年もの闘病の末、ある絵葉書により病を回復した女性が初めて病院以外の普通社会で新たな人間関係を築いていく物語です。
    「結核」に限らず病気で社会と断絶した人間がぽんと社会に放り出された時の戸惑いと自分の無力感を表現した文章には大変共感を覚えました。
    登場人物もそれぞれ魅力があってストーリーのラストも不満なしです。
    主人公の志穂子のモテぶりには少々羨ましさを感じます。

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    2016年09月11日
  • 海岸列車(上)

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    相変わらず、作者の作品は読みやすいです。後半部分での主人公二人が、じれったいような気がします。下巻で、二人がどうなるのか、夏彦がどうなるのか興味津々です。

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    2016年08月30日
  • 青が散る(下)

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    人物一人一人に魂が宿っているよう。今も人物がどこかで生きているんじゃないかと思える。宮本輝の作品には、そういうのが多い。

    練習後いつもたまる喫茶店。
    「棄権や棄権。たかがテニスや。」金子の優しさ。
    安斎の死の悲しさ。
    あとから知った、祐子の思い。
    夏子と諒平の、恋のゆくえ。

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    2016年08月23日
  • 避暑地の猫

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    久しぶりの宮本作品。
    何とも恐ろしい物語でした。
    最初はプロローグがあって、ある無口な男性が入院することになったのですが、突然過去のことを医師に打ち明けるところから始まります。
    軽井沢の別荘とその番人家族の物語なのですが、何もかもが異常な世界で、人間てこんなにも冷酷になれるのかと衝撃でした。

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    2016年08月21日
  • 愉楽の園

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    ネタバレ

    しっかり読ませる小説。
    バンコクを舞台に様々なドラマが繰り広げられる。恵子、イアンサマーツ、テアン、マイ、野口・・・

    本当にこんなことあるのかと問われるとやや現実味はないかもしれないが、小舟に乗って家を行き来するシーンが何とも言えない情緒を醸し出している。
    結局のところ恵子は最後、帰るのだろう。それが野口との再会でないにしても。
    バンコクの気だるさが端々に漂う。文字通りプチトリップをさせてくれる本。

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    2016年08月17日
  • 優駿(上)

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    初めての著者で、昔の話だけど面白い!下巻に期待。
    にしても、専門性の高い内容なので、自分は全然大丈夫だけど一般の人はどうなんだろとふと思った。

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    2016年08月05日
  • 水のかたち 下

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    ネタバレ

    自分を自分以上のものに見せようとはせず、自分以下のものに見せようともしないシノコが主人公。水のように、素直に正直に周りに馴染み、溶け込み、自然に自分の思い描く通りに周りがなっていく。こころが穏やかになる一冊。

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    2016年06月25日
  • 約束の冬(下)

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    この作品に登場する人物は、作者が「このような人が自分の近くにいてくれればと思える人物だけをばらまいて…」とあとがきで書いているように、大人で、優しく、人生に対して真摯だ。そう、作者の意図するように、大人が幼稚化した現代において、若い人たちの規範となりうる大人の姿なのだ。そのため、平成の作品であるにも関わらず、まるで古き良き昭和の小説を読んでいるかのような錯覚に陥る。
    留美子をはじめ、上原さん、須藤潤介、新川秀道、芦原小巻、料亭の女将鮎子…登場人物が皆いい!中でも上原氏は本当に魅力的で、私が留美子だったら、ラブレターをくれた息子より父親である上原氏の方に惹かれると思う。
    難をいえば、留美子と俊国

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    2016年06月24日
  • 森のなかの海(下)

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    大震災、不倫-離婚など大物のラインに加え、時代的な恋と家同志の結婚など大柄な話題を進めつつ、震災孤児を預かったり、お屋敷を受け継いだり、伏線としてはこれまたしっかりとしたラインを組み合わせて進む物語。物語を通じて、時代背景から大震災時に発揮される国家観、教育観、男女の仲や若者の将来や家族のあり方など多方面に渡るテーマを丁寧に語らせている。中でも希美子の父の考え方がおおらかかつしっかりとしていて共感が持てる。こうやるには財政面や社会的な立場もあるとは思うが。
    また忘れてはならないのが、森のあり方や描写である。様々な樹木や植物に加え、森のあり方について羨ましい環境が描写されている。

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    2016年06月20日
  • 幻の光

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    艶と哀愁が漂ってい情景が鮮やかに見える。暗いストーリーに反して登場人物が煌めいていて、心が震えた。「幻の光」と「夜桜」がお気に入り。

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    2016年05月30日
  • 流転の海―第一部―(新潮文庫)

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    ハチャメチャな男の物語 
    昭和を生きる明治男 面目躍如
    はた迷惑な男だが なぜか憎めない 猪突猛進
    この宮本輝、偏った宗教家的思想の持主? 右翼?極右?

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    2016年05月20日
  • 星々の悲しみ

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    暗く重たい雰囲気の中で、活力ある若者達の躍動を感じた。血の通った作品。

    お気に入りは「星々のかなしみ」と「蝶」

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    2016年05月14日
  • 骸骨ビルの庭(上)

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    日記形式。
    骸骨ビルの管理人として過ごした数カ月間。

    そこに住む人たち、そこで育った人たちと関わりながら、退居させることが求められている私。

    さてさて、どうなるものか。

    元々ことビルを所有していたオヤジが子供(戦災孤児)に伝えた言葉、人間は何のために生まれてきたのかの質問に、自分と縁する人達に歓びや幸福をもたらすために生まれてきたのだ。
    こういう質問に、明確に答えることができる人間になる。

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    2016年05月03日
  • 水のかたち 下

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    ネタバレ

    下巻は勢いで読む。
    主人公の周りには、善き人たちが集まってくる。
    それは主人公が、心根の正しい善き人間だからなのだろう。
    上巻に比べると、心に沁みる場面は少なかったと思う。

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    2016年05月03日
  • 水のかたち 下

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    下巻に入っても、川の流れに乗るかのように、志乃子の前にある扉が次々と開いていく。若干うまくいき過ぎな感もあるけど、この本のテーマに「幸福の連鎖」も含まれるのだから、これでいいのだと思えます。50代の知識も経験もそれなりに積んだ女性が、新たな人脈を得て才能が花開いたのなら素晴らしいことですしね。コツコツとまっとうに生きていけば、そのうち運や道が開けてくるかもしれないと、ほっこりとできました。作品中に織り込まれている敗戦後に38度線を越える話は実話がベースになっている知り、胸が痛んだ。

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    2016年04月29日
  • 水のかたち 上

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    閉店する喫茶店の女主人から骨董品を貰ってから、50歳の平凡な主婦である志乃子に新たな転機が訪れる。いつもの宮本作品らしく美味しそうな料理がたくさん出てきて、通勤中に読むと誘惑が多いのが困りもの。ジャズやクラシック、落語といった私の好きな分野の話が多い点でも楽しめました。手に入れた骨董品が縁で新たな出会いがあり、姉の美乃も居酒屋を開業したことで、緩やかな川の流れのように人と人が繋がっていきます。下巻で、この流れがどこに行きつくのか楽しみです。

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    2016年04月28日
  • 青が散る(下)

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    テニスに大学時代の大半を捧げた遼平
    その中で、4年間片想いを続けた恋の行方
    友達の自殺
    など、息つく暇なく、自分に対する漠とした不安
    を抱えたまま、時間が流れる

    関西弁が何か良かった。1982年の作品とは思えないほど、テンポ良く読めた

    自分が大学生の時に読んでいれば、今とはもっと違う感想を抱く気がした。

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    2016年04月12日