宮本輝のレビュー一覧

  • 夢見通りの人々

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    あたたかい小説。実際の生活でそばにいたら嫌な人物でもどこかそれを感じさせず描写している。そこにこの小説の、というより宮本輝のあたたかさが出ているのだろう。

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    2011年11月22日
  • 森のなかの海(下)

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    ネタバレ

    宮本輝の小説は、読後が本当にすがすがしくなる。

    阪神大震災を被災した主人公が、夫の浮気が原因で離婚し、
    知人の独居老人から相続した飛騨の山荘での生活を開始する。
    そこには、被災した震災孤児の三姉妹や、その三姉妹を頼ってきた家出少女があつまり、それぞれが山荘で生活していく中で生きていく道を模索していく。。

    という話の中で、
    戦時下の政略で恋人との関係を引き裂かれ、その恋人との間に命を受けた子供との間も引き裂かれてしまった、悲しい親子の話も織り交ぜられていく。。

    読んでてストーリーに引き込まれ、ついつい電車の降りる駅をも忘れてしまうような、いい本でした。

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    2011年11月04日
  • 森のなかの海(上)

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    ネタバレ

    やっぱいいよぉー、宮本輝は。
    キレイな文章に、キレイな関西弁、飽きさせないストーリー展開に、なんといっても魅力的な登場人物。どれをとっても上質な大人の小説って感じするわ。


    舞台は多くの人が犠牲となった阪神大震災直後。
    震災から命からがら逃げ延びた主人公を待っていたのは、夫の浮気による離婚。それを機に大きく人生が変わろうとしている主人公が力強く生き、周囲の力を得ながら自分のなすべきことを見つけていく様子が描かれています。

    読んでて気持ちがよくなる小説で、この勢いで一気に下巻を読んでしまいます。

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    2011年11月02日
  • 五千回の生死

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    一昔前の風景が蘇ります。というか、それは、私が生まれるよりも確かに前のことなのに、なぜか懐かしく思い出されるような・・・。

    「眉墨」を読んで、私は私の母の顔を思い浮かべ、母は私の祖母の顔を思い浮かべて笑えてしまった。

    忘れられようとしている過去の風景が、今もつながっていることを気づかされるような話でした。

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    2011年10月22日
  • 我ら糖尿人、元気なのには理由がある。 現代病を治す糖質制限食

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    糖尿のメカニズムから始まる会話は、
    統合失調症などこころのメカニズムにも及ぶ。

    精神病院に来て、精神病になった人はない。

    病気になって飲み薬や注射を打つのは、
    感染症でなければ、
    自分が口にいれた精製糖質が原因、かもしれない。

    落語にもある。
    まんじゅうこわい。

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    2011年09月27日
  • 我ら糖尿人、元気なのには理由がある。 現代病を治す糖質制限食

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    糖尿人のボクには目から鱗の本だった。
    あまりひどくないので軽い薬と運動療法で酒とビールは飲むけど食事は少なめにすればいいとおもっていた。
    カロリーよりも「糖質制限」が大事らしく、ごはん、パン、麺類そして大好きなビールはダメらしい。
    一日3食は無理だけど少しやってみようかな~

    この対談でも言っているように日本の医者はOECD平均で17万人も足りないそうだ。
    1983年に当時の厚生省が「医療費亡国論」を唱えて以後、国を挙げて医療費削減政策が実施されたそうだ。
    特に小泉首相が医療制度を改悪して急速に医療崩壊が進んだらしい。
    財政再建のための医療費削減は弱者切捨てだ!!

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    2011年09月16日
  • 道頓堀川

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    初めての宮本輝作品。
    こんな人達になりたい、こんな人生を送りたい、といった秀でた登場人物は出てこなかったのに、もう一度読みたいと思った。

    純文学の面白さに気づかされたかもしれない。

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    2011年09月11日
  • 愉楽の園

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    匂いまでしてくるような、やけに生々しくバンコクの街が思い起こされた。

    辟易として嫌悪感すら感じ、それでいて私を魅了してやまないバンコクがここにはあった。

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    2011年09月02日
  • 避暑地の猫

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    う~~~ん、好き嫌いのはっきりわかれる”内容”だと思う。僕は好きじゃない。けど、次へ次へと読み進んだ。。。。。やっぱり“宮本ワールド”に浸かってるからかな。

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    2011年08月09日
  • 幻の光

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    記憶の中の出来事は、どれほど臨場感があっても幻影の現実でしかない。
    当時の感情と現在の感情が交じり合い、広い視野を得ながら結局なにも変わらずに過ぎていく時。

    なんかわかったようなわからないような事いいたくなっちゃう短編集。

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    2011年08月30日
  • 海辺の扉(下)

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    うちの好きな文章じゃなかったけどおもしろかったー。ただおもしろかっただけじゃなくて、読んで良かったと思った本初めてかもー。今の自分にぴったりというか、今読んで良かった。

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    2011年05月12日
  • 花の降る午後

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    ネタバレ

    典子の恋の結末は、読者にゆだねる形で終わっている。
    そこが不完全燃焼なような、余韻を残すかのよな、不思議な感じ。
    アヴィニョンを守る彼女の戦いをもっと見たかったかな?
    恋がメインになってて、その部分は物足りなかった。
    ただ、揺れる彼女の心の葛藤は十分理解できた。

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    2011年05月03日
  • 花の降る午後

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    初めての宮本輝作品。心地よい幸福な作品。

    坂の上のフランス料理店アヴィニョンを経営するマダム
    最愛の夫に先立たれた未亡人典子37歳の物語

    隣人リード、陰の支援者黄氏、アヴィニョンの凄腕シェフ…
    典子の人望に惹かれた周辺人物の働きと、
    その中心で若手画家との悦びに身を委ねる典子の対比

    人生の選択をテーマとしつつもその決断ができず
    今の悦びを大切に生きる
    周囲で起こる陰謀は周辺人物の働きで終息
    トラブルの当時者にはならずともトラブルは解決

    店=これまでの人生or男=女としての幸せ
    主軸となる重たい選択については先送りに…する辺りが妙にリアル。人生なんてこんなもんでしょ、時にはキッチリ決めら

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    2011年04月09日
  • 五千回の生死

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    ネタバレ

    「トマトの話」「眉墨」「力」「五千回の生死」「アルコール兄弟」「復讐」「バケツの底」「紫頭巾」「昆明・円通寺通り」
    宮本輝ははじめて。うーん、土の匂いがするぞ。
    「トマトの話」がなんて不完全燃焼な…でも、劇的でないからこそのリアル。届かなかった手紙のほうが世界には多いんだろう。
    「五千回の生死」一日に何べんでも死にたくなったり生きたくなったりする男との出会いの話。表題作だけに一番よかった。ちょっと怖いけど、この男に会ってみたくなる。

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    2011年03月26日
  • 避暑地の猫

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    初、宮本輝。
    薦められて読んだ一冊。ほかの作品も読んでみたい。

    幸せだったはずの2つの家族の中で、主人公の人格が構成されてゆく物語。
    少年から青年へと変わっていく主人公の人格が、時折狂気に満ちたものに変化する。その部分と、途中から僅かにみせる恋心。

    物語なのに、妙にリアルで衝撃的な作品だった。

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    2011年02月27日
  • ドナウの旅人(上)

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    ステレオタイプな出だしですが、だんだん惹かれてくる作品。宮本輝はあまり好きじゃないけど、この作品は面白い。

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    2011年02月22日
  • ドナウの旅人(下)

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    ステレオタイプな出だしですが、だんだん惹かれてくる作品。宮本輝はあまり好きじゃないけど、この作品は面白い。

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    2011年02月22日
  • 五千回の生死

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    宮本輝の短編集。

    同じ体験はしていないのに、
    どの作品も同じような気持ちになったとこがある気がして
    心に刺さる。

    一番好きなのは「トマトの話」

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    2011年01月22日
  • 春の夢

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    最初は読み進めるのがなかなかきつかった。
    しかし、10ページも読めば、淡々と、沸々と、低い音で、青い炎がみえるよな、恐ろしく抽象的だが、なんかそんな感じの魅力にやられる。

    くらい、つらい、だけどなんだか強くて、単純にいえば、かっこいい。


    蜥蜴のキンに対する気持ちも何だか、わかってくる。
    やっぱり宮本輝ってうまいよなー。
    小説家だよなー。
    と思う。

    単純じゃない、奇妙な状況が、よりうまく心情を伝える。
    良い道具になる。

    あー小説家ってすげぇ。

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    2011年01月14日
  • ドナウの旅人(下)

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    2011.1 再読
    最初に読んだときは、絹子が嫌で嫌でたまらなかった。置いていけばいいのに。放っておけばいいのに。何度もそう思ったっけ。再読では、それほどに感じなかった。マサコの印象がちょっとかわったかな。

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    2011年01月08日