ドナウの旅人(下)
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ドナウの旅人(下)

935円 (税込)

4pt

絹子は娘・麻沙子の説得にも応じず、ドナウの終点、黒海まで行くと言い張る。絹子の若い愛人・長瀬の旅の目的に不安を感じた麻沙子とシギィは、二人に同行することにした。東西3000キロ、七ヶ国にまたがるドナウの流れに沿って二組の旅は続く。様々な人たちとの出逢い、そして別れ――。母と娘それぞれの、年齢を超えた愛と、国籍を超えた愛を、繊細な筆致で描き上げた人生のロマン。

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ドナウの旅人 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • ドナウの旅人(上)
    935円 (税込)
    夫を捨てて、突如出奔した母・絹子。「ドナウ河に沿って旅をしたい」という母からの手紙を受け取った麻沙子は、かつて五年の歳月を過ごした西ドイツへと飛ぶ。その思い出の地で、彼女は母が若い男と一緒であることを知った。再会したドイツの青年・シギィと共に、麻沙子は二人を追うのだが……。東西ヨーロッパを横切るドナウの流れに沿って、母と娘それぞれの愛と再生の旅が始まる。
  • ドナウの旅人(下)
    935円 (税込)
    絹子は娘・麻沙子の説得にも応じず、ドナウの終点、黒海まで行くと言い張る。絹子の若い愛人・長瀬の旅の目的に不安を感じた麻沙子とシギィは、二人に同行することにした。東西3000キロ、七ヶ国にまたがるドナウの流れに沿って二組の旅は続く。様々な人たちとの出逢い、そして別れ――。母と娘それぞれの、年齢を超えた愛と、国籍を超えた愛を、繊細な筆致で描き上げた人生のロマン。

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ドナウの旅人(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    東ヨーロッパの町々や素敵な人々との出会いの描写、登場人物4人の心情の変化と衝撃のラストに宮本輝の長編小説にしばらく夢中になりそうな予感がした。
    人の嫌なところは長年過ごすうちに一つの美徳になるというのは確かにそうだなぁーと共感した。

    0
    2021年07月24日

    Posted by ブクログ

    遂にドイツから始まったドナウの旅が終わった・・・という感じで、上巻から始まり、すごくはまりました!

    今では自由に往き来できるヨーロッパの国々も、この作品の時代は厳しい出入国審査があり、共産圏である東ヨーロッパでは自由に旅もできない。
    麻沙子とドイツ人の恋人シギィ、母親の絹子と愛人の長瀬、二組の旅人

    0
    2020年07月07日

    Posted by ブクログ

    私もドナウ河に沿って旅をしたことがあった。だから題名に惹かれてこの本を手に取ったのだけど、微妙な感情の機微の表現に圧倒されてしまった。題名以上にインパクトのある話だった。

    ずっと続く散文的な展開が、ドナウ河を思わせるよう。ドイツからルーマニアまで流れていきながら、ついには黒海に注ぐ水の流れ。なんと

    0
    2020年07月02日

    Posted by ブクログ

    前から気になっていたこの本をついに読み終わりました。
    冷戦終結前の時代に、ドナウの源流から終わりまでの長大な旅。現代とは比べものにならないくらい大変な旅だと思います。
    物語の最初のうちは、これはマサコの物語なのかなと思ったけれど、意外とすぐにシギィとの再会と婚約があり、そして長瀬目線の語りが入ってき

    0
    2016年06月25日

    Posted by ブクログ

    15年以上ぶりに再読。
    学生のときに読んだが、まったく記憶に残ってなかった。
    再読して納得。
    異国の地を踏んだこともない二十歳そこそこの自分には、この本は非現実過ぎて印象に残らなかったのだと思う。

    異国での生活も僅かながら経験し、歳も重ねた今再読して思うのは、なんと壮大な小説を若い時期(お

    0
    2011年01月11日

    Posted by ブクログ

    ドナウ河に沿った旅もいよいよ終着。
    道中様々な人と出会い別れる。
    そして突然の死。

    道雄は人生をやり直すことができるのか。
    麻沙子はシギイと国境を越えた愛を成就することはできるのか。
    黒海の港町で物語は終わり、その後の展開は読者に任せられる。
    でも、きっといいことに収まるのだろう。

    久しぶりに読

    0
    2020年02月11日

    Posted by ブクログ

    再生の物語。「悪いことが起こって当たり前。いいことがあったら不思議だと思って、大喜びするのだ」時代や風土や民族が違っても人間はみんな同じ。願わくは幸せになりたいという点において。見栄や自尊心にだまされずに、他人を愛する。長い長い旅の先に何が待ってるのか知りたくて夢中で読んだ。

    0
    2015年09月30日

    Posted by ブクログ

    ドナウの如く、読み応えのある小説でした。異国でも、とりわけ共産圏を主な舞台としているため下巻はその社会性に圧倒されながらのめり込むように読んでしまいました。

    0
    2015年09月23日

    Posted by ブクログ

    ドラマ観てから読んだので、ひたすら佐久間良子の呪縛から抜けられず。しかも高校生ぐらいだったから、正直良くわからなかった。面白かったのは覚えてるけど。要再読。

    0
    2015年01月10日

    Posted by ブクログ

    ドナウ河に沿って長い旅をしている過程で、様々な人と出会い経験を積むことによって成長し、変化していく様子が自然で引き込まれた。
    登場人物たちも個性溢れているし、ヨーロッパの情景が思い浮かぶような文章に浸れました。
    この作品や『深夜特急』のような作品を読むと、自分も長い旅をしたくなってくる。
    とても無理

    0
    2014年12月31日

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