宮本輝のレビュー一覧

  • 幻の光

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    己の喪失感と向き合う短編集。
    『幻の光』は寂れた漁村の閉塞性×官能シーンの湿っぽさが苦手だった。
    『寝台列車』が一番さっぱりしていて好み。
    ある時を境に自分の人生から離れてしまい、知らぬ間にこの世から消えてしまう人っているよね。

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    2026年03月01日
  • よき時を思う

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    四合院造りに住む三沢兵馬
    あるいは
    90歳の金井徳子が開いた晩餐会
    どちらかの話だけで良かった気もする

    三沢兵馬と息子克哉の話ももっと読みたかった

    これで終わり?と
    読み終わった時、声に出た
    でもこれがタイトル「よき時を思う」なのかもしれない

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    2026年02月10日
  • 錦繍

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    難しかったけど、長い人生の中の一瞬をのぞかせてもらったような感じで、濃い読書体験だった、、

    人の人生を一言で表せないように、
    この本の感想を言葉にしてしまうと一気に薄くなってしまうようで、
    それくらい人の人生を見た感じだった

    読書体験の可能性に驚いた

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    2026年02月01日
  • 灯台からの響き

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    誰にも今まで過ごしてきた人生があり、みんな過去をすべてさらけ出して生きているわけでない。
    亡き妻の過去を灯台に求めるという面白い話。
    もちろん、それだけではなく、そこには諸々の人間ドラマがあってこそ。
    初めての著者さんでしたが、楽しめました!

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    2026年01月25日
  • 灯台からの響き

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    期待が大きかったからか、ちょっと物足りなかった。
    なんだろう。結末に納得いかなかったのかな。
    最近刺激的な作品が多いからねえ。

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    2026年01月01日
  • 灯台からの響き

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    30年前に、亡き妻宛に届いた謎の葉書。妻の死から立ち直れずにいる中、友の死、そして友の隠し子の存在。
    少し前に進む為に灯台巡りを、そして葉書の真相を解く為に妻の生い立ちを巡ることに…

    爽やか風と房総、青森、出雲などの風景を思い浮かべながら読むとより旅気分も味わえます。そして時間軸も年末12月26日と27日とタイミングもよく感情移入出来優しい気分になれる一冊

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    2025年12月27日
  • 星々の悲しみ

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    ネタバレではないと思うけどどうだろう
    高校3年の夏、読書会の課題図書のひとつが「星々の悲しみ」だった。自分ではきっと手に取らない本だったけど、短編集を買って1度は通しで読んでたと思う。15年くらいぶりに読んでみたけどあの時と感じ方はどう変わったかな
    現国の教科書に載ってそうな、小劇場で観る芝居みたいな短編集。
    短編のどれも、死にまつわる話が多かったと思う。解説読んでなるほどと思ったけど、主人公はどれも大人になる手前の人物で「成熟するまでの過程」が描かれていた。派手さはないけど、匂いがするようなリアルな生活の描写の中に生と死(「まだ死んでない」と「死」)が描かれてると思った。

    星々の悲しみ

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    2025年12月25日
  • 灯台からの響き

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    死者の声が灯台を通じて生者に届くようにリアルでありながらも幻想的。故人心情を慮る描写に胸を打たれた。起伏は無いながらも読後に静かな余韻が残る。

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    2025年12月08日
  • 錦繍

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    人生ってほんと思う様にいかないし、伝えたいように伝えられないし、上手くいかないもんだ思った。愛しあっていたはずの夫婦が離婚して、手紙のやり取りをするようになる中、伝えられなかったものを伝え合い少し分かりあってそれぞれに歩みを進めていく。手紙のやり取りだけでお話が進んでいって面白かった。

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    2025年12月06日
  • 三十光年の星たち(上)

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    正直者が馬鹿を見る世の中は嫌だ。誰かが理想を語ってくれなければ私たちは生きていけない。輝さん、これからもお願いしますね。

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    2025年11月23日
  • 錦繍

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    初めは女性も男性も好きになれなかったが、現在の話になっていくと、今の彼女も含め応援したい気持ちになっていた。だって男がひどい。礼子さんと亜希さんの気持ちが寄り添いあってて前向きになってちょっと嬉しい。全体的には好きではない恋愛背景だったけど。

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    2025年11月21日
  • 潮音 第四巻

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    明治の時代が本格化。版籍奉還、廃藩置県、岩倉具視を代表とする使節団派遣、征韓論の勃発・・・
    不平士族が溢れ、新貨幣への交換、太陽暦への移行、郵便制度、鉄道敷設、駕籠から人力車へ、庶民の生活も大きく変化する。
    北前船が寿命を迎え、主人公・川上弥一を取り巻く環境も変わる。
    弥一は新しい時代に対応しようと、売薬仲間組から「カンパニー」創設を目指す。
    東京、大阪に支社を作り、琉球経由での清国貿易を止めた薩摩藩の動向を見極め、「松場屋」という廻船問屋を使い、独自に清国との交易に乗り出す。
    干し昆布を積んだ船・昇光丸に、清国語をた才児が乗り込み、危険承知で、中国・福州の現地商人・朱祖善との交渉に向かう。

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    2025年11月18日
  • いのちの姿 完全版

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    文章が好き ぶっきらぼうなようで優しさや美しさを感じる宮本輝さんの作品が好きです。川三部作、田園発港行き自転車、森の中の海、大阪や富山という馴染みの場所が舞台なのも好きな理由の一つかも知れません。エッセイも楽しめました。

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    2025年12月03日
  • 潮音 第四巻

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    壮大な歴史小説を読み終えた満足感がある。歴史で学んだ明治維新のいろいろな改革は文字だけで理解したつもりだったが、生活者の視点で語られると一つ一つが大変な事であったと思った。富山の薬売りのビジネスモデルは現代でも通用するもので長い年月をかけて構築してきた事の強さを感じた。

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    2025年10月29日
  • 潮音 第一巻

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    淡々と、読みやすい。
    弥一の語り口。

    蝦夷地の干し昆布
    と、清国との密貿易…

    繋ぐ
    越中富山の薬売り
    薩摩藩

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    2025年10月14日
  • 潮音 第一巻

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    壮大な大河ドラマの始まりを感じさせる。川上弥一が昔話を語る形で続いていく。富山の薬売りと薩摩の関係は知らなかった世界で興味深かった。幕末の歴史的な出来事や人物が町人達の視点で語られていくのが新鮮。2巻以降も楽しみだが、読み進めるのは時間がかかりそう。

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    2025年09月30日
  • ここに地終わり 海始まる(上)

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    ネタバレ

    本のタイトルは、ポルトガルの有名な詩の一部だそう
    主人公の父親がとんかつ屋さんで娘に説明していました。

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    2025年09月27日
  • 青が散る(下)

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    ネタバレ

    青春の真っ只中で懸命に毎日を生きる姿に元気をもらいました。

    主人公と夏子のこの先が気になりました。

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    2025年09月20日
  • 三十光年の星たち(下)

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    人の想いが継承されていく物語のように感じました。

    スピードや成果や効率重視の現代に生きる中で、衰退していきつつあるものが大切に書かれているように思いました。

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    2025年09月20日
  • 草花たちの静かな誓い

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    ネタバレ

    あらすじを読んだ時に想像していたより、重いテーマが隠れていて、親子とは、夫婦とは、という大きなテーマについて考えさせられる作品。アメリカが舞台でありながらも中心人物は日本人というところも不思議な雰囲気を醸し出していた。

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    2025年09月10日