宮本輝のレビュー一覧
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若い男と出奔した母親を追いかけて、ドナウへ向かった娘とその恋人4人の旅を追ったお話し。色々な出会いを経て、ドナウの果てへとたどりつく。人物描写がとてもよくて、母親の絹子の変化が特に興味深かった。娘の麻沙子は若干こんな人いるかしら?な日本語を話してたけど、知的な美人ぷりを発揮していて、私も真似して思わず声に出してせりふを読んでみた・・・。
話の筋はわりと予想ができる感じだった。ドナウ川ってなんでか常に死のイメージがつきまとっている気がする。日本人はドナウを舞台にした小説が好きなのは気のせいかな。そんなこと言ってる私も一度は行ってみたい気がする。 -
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内容紹介(上巻)
生れる仔馬が牡馬でありますように。風の申し子のように速く、嵐みたいに烈しく、名馬の天命をたずさえて生れますように……。若者の祈りに応(こた)えて、北海道の小さな牧場に、一頭のサラブレッドが誕生した。オラシオン(祈り)と名づけられた仔馬は、緑と光の原野のなかで育ち、順調に競走馬への道を歩みはじめるが、それと共に、登場人物ひとりひとりの宿命的な劇(ドラマ)が、幕を開けた――。
内容紹介(下巻)
母の肉は子の肉、子の骨は母の骨なり……。いのちの哀しさ尊さに突き当りながらも、虚無と喧噪のなかで人間の業(ごう)から逃(のが)れられない男たち、女たち。だが、そういう彼らも、いつしかオラ -
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城田家。晋太郎、敦子夫妻の子供幸一、真由美、紀代美、恭太、そして晋太郎の父福造、愛犬(ビーグル)のフック、それに夫と離婚した晋太郎の妹めぐみとその四人の子供、春雄、夏雄、秋雄、美紀、この大家族・・・合計12人と一匹。
そこにハンガリーからの留学生ポラーニ・ボラージュがやってくる。そのボラージュが城田家の家族の一員として迎えられ、ともに生活をする3年間のリアリティある喜怒哀楽の物語。
彗星物語の「彗星」とは、人生が彗星のようにあっという間に過ぎ去ってしまうというようなメッセージを含んでいるが、その彗星のような人生の中に様々なドラマが生まれる。その人間模様や、心の動きを絶妙に表現するのがこの著 -
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月に浮かぶ
80歳近くの母親が、お腹がいっぱいとなって
それが 自分が妊娠したと思い込む。
それを看病する 妻。
そして、愛人が妊娠したと聞いて、何らかの覚悟を決めざるを得ない。
海に映る 満月が 母親のお腹に見える。
いろんなものを 失うことで、人は生きている。
船を焼く
海岸沿いの静かな宿。
夫婦が経営しているが、若くもあり、年上に見えたり。
そこに、泊まった 二人は 出口が見えないことで、
別れようと思っていた。そしたら、その宿も 閉めるという。
経営する二人は 22歳で、別れることにしたという。
珠恵の霧のような汗がすてきなんですね。どんな感じなのか?
さざなみ
リスボンで偶