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奥飛騨(おくひだ)の山荘へ、震災で家族を失った、かつての隣人の三姉妹を引き取った希美子(きみこ)。さらに姉妹を頼って来た七人の少女も受け入れることに。ある日、カナ江にまつわる衝撃的な噂を聞いた希美子は、山荘の森にある巨木〈大海〉の根元から不思議な水差しを見つけた。なかには、一通の封書と、小さな骨が……。希美子はカナ江の謎に満ちた生涯を追う。喪失した魂の復活をうたう大作。
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Posted by ブクログ
素晴らしい世界だった。阪神淡路大震災で家が倒壊、夫の不倫が発覚し子供を連れて離婚。 そんな所から始まった希美子の新しい森での暮らしは、思いがけない方向に拓けていく。 決して自暴自棄にはならず、かといって肩に力を入れすぎることもせず、自分のことも周りのことも大事にして前に進んでいく姿勢に引き込まれ...続きを読むた。静かな語り口で毎日が過ぎていく中で、数奇な運命に翻弄された陶芸家とも人生が交錯し、壮大なドラマを楽しめた。
阪神大震災キッカケの物語。 人生はどう変わるの分からない...何かを無くして何かを得られたと思った時、また何かを守るとなると、強く生き幸せを得られるのか…。豊かに生きることは物質的なものではない事を、この本を読んで思う。 戦争時代背景、結婚離婚、家庭問題など多岐にわたる事を考えさせられた良本。 この...続きを読む本を読むと、「豊かさ」や「幸せ」の定義をもっと拡げられるんじゃないかと考えさせられる。 そして、家族環境って人格を形成する上で、大きな影響を与えるものであろうと強く思う。いや本当に良い本を久しぶりに読んだ。
これは逸脱 様々な境遇にあっても 前を向いて徐々にすすむ そして信念を曲げない つらぬいて生きる姿 全てを受け入れて動じず 全てを包み込んで動じず 素敵
宮本輝さんの作品はいつもそうだと思いますが、すごく流れやリズムが良くて一度読み始めるとやめられず、一気に読んでしまいました。 下巻に出てくる「森は木を拒まず、海は川を拒まず」という言葉にとても惹かれました。 他にも素敵な言葉がたくさん詰まっていて、何回も読み返したくなる作品です。
最初とっつきにくかったけど、一気に引き込まれた。みんなの奮闘ぶりに、ドキドキハラハラ。「負けるな。頑張れ」と応援しつつ、ページをめくる手が止まらんかった。
宮本輝!って感じの味わい深い作品。 一人ひとりの人間にある歴史と、その人間の営みが絡み合って作り上げられる時代。 その人間の縁にも色々あって、親子/兄弟/男女・夫婦/師弟/上司と部下みたいに関係性が明確なものから、老人と若者 や偶然寄り集まったひとたちまで… 人間って愚かだしさもしいけど、愛しくも...続きを読む尊くもあって、それを俯瞰・達観できたら自分自身の人生もまた見え方・捉え方が変わる…かな? 具体的に何かにグッときた というより、全体の流れとか人間の変化に身を任せながら読み終えた。
上下共通レビュー さらさらした小説であっという間に読み終わりました。宮本輝さんの小説はいつもそんな感じ、スピード感があるというか、読みやすい文章というか、とにかくさらっと読めました。疲れているときにさらっとお茶漬けを食べたくなるように、たまに読みたくなります。世界中の恵まれない子どもたちがたくましく...続きを読む生きて欲しい、そしてそのために自分に出来ることがあればしたいと思いました。 阪神淡路地区を大地震が襲った日、36歳の女性の平穏な人生も崩壊を始めた。夫は地震の直後に愛人のもとへ行き、姑もその存在を認めていたのだった。離婚を決意した女性は、両親や妹たちに支えられ再出発をはかる。やがて、学生時代に知り合った老婦人から奥飛騨の広大な森と山荘を相続し、息子二人と移り住むことに。現代に希望の光を与える大作。 マロングラッセを知ったのはこの小説。
下巻は時代背景などの話もあり少し時間がかかってしまった。 だが、知らない間にページが進み時間が随分経っているという感覚だった。 落ち着いた良い時間を過ごすことができた。
いやはや、大作でした。 13人もの同居が始まり、どう収束するものかと思ったけれど、すっかり作品の世界観に入り込んでしまいました。 自然は偉大だなぁ。大きな力を目の前に人間の諍いが小さく感じる。
老婦人の過去が明らかになり、子どもとも再会を果たしたのに名乗らずお互いの生活を続ける。老婦人の結婚生活は旦那に愛人がいてほとんど家に帰って来ない幸せとはいえない人生で、離婚を機に独身を貫いて、娘とも絶縁状態で葬式もあげることなくその理由もわからないまま終わっている。 希美子はその人生で自分の息子に何...続きを読むを思ったのか?他人の子で手一杯なそんな風に取れていたけど、ラストに息子の成長を感じて感慨に耽っている。 再読したらまた違う捉え方ができるかな??
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