宮本輝のレビュー一覧

  • 花の回廊―流転の海 第五部―(新潮文庫)

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    どん底の生活の中でも、家族がそれぞれを愛し、信頼しあっている。

    生きる勇気を教えてくれる本でした。

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    2012年11月19日
  • 青が散る(上)

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    大学生活の只中にいる自分が読むと、胸に迫るものがある。テニスというスポーツ自体をやっている身からしても、テニスの描写は面白い。上手いのと強いのは違うんだよね、うん。

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    2012年11月07日
  • 幻の光

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    短編集は、あまり読まないが、
    気楽に読んで、また新しい発見をしたようにも思える。

    あんたが突然線路のうえを歩いているうちに、
    列車にひかれてしまった。
    自殺だった。
    あんたがなぜ死んだのかよくわからない。
    まだ子供も小さいのに。
    そのことを引きずって生きてきた。
    奥能登の曽々木というところに再婚にいった。
    海の描写がうまくできている。

    (再読)
    幻の光

    奥能登の海で 海を見ながら
    自殺した 前夫のことを思い出している。
    25歳という 若さで 自死を選んだ夫。
    なぜ 死んだのだろう という問いかけが 巻き起こってくる。
    海は きらきらと輝いているときもあり、
    うねりのある くらい海にも変身

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    2018年03月10日
  • にぎやかな天地(上)

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    はじめは、酵母や糠味噌の話しを延々読んでて飽きてしまうかもと思いました。しかし、「待つ」ということを大切にしている人々、時の流れを”発酵”として的確に表現していて、とても面白く読めました。

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    2012年10月17日
  • 彗星物語

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    ハンガリーからやってきた留学生を交えた大家族のお話
    ちょっと、コミカルで。。ちょっと切なくて。。

    おじいちゃんとお母さんのやり取りが
    私は一番大好き!!

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    2012年09月24日
  • 青が散る(上)

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    ネタバレ

    これこそ小説!
    読んですぐ物語に入り込めた。

    合宿中の燎平達4人が夜空を見ながら語り合うシーン、失恋した金子たちと善良亭でやけ食いするシーン、いずれも微笑ましく。なつかしくもある。

    大学関係者としては、
    「一生に二度とない、四年間もの休暇や(P228)」
    「・・・俺たちは人生の基礎を、この大学生活で作ってるんや(P307)」
    などの台詞が印象的。

    あぁすぐに下巻読もう!
    そして、昔の仲間とテニスしたくなった・・・。

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    2012年09月09日
  • 骸骨ビルの庭(上)

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    余計な言葉はひとつもない うつくしくないものはたくさんある それでもうつくしい それから ごはんがとてもおいしそう

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    2012年09月07日
  • 骸骨ビルの庭(下)

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    骸骨ビルを中心に各人の思い出が淡々と語られていた。話としては起伏に乏しかったが、語られるエピソードは心暖まるものだった。クライマックスの茂木のシーンはもう少し詳しく知りたかった。

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    2012年09月05日
  • 骸骨ビルの庭(上)

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    ネタバレ

    母からの課題図書。
    私にとっては、初「宮本輝」である。文章や組み立て、とてもうまくて引き込まれ読んだ。
    舞台は阪急十三界隈で、たぶん今は無き北予備の付近と、阪急沿線出身者にとっては馴染みのある雰囲気が懐かしい。北予備には夏期講習とかでお世話になったなぁ…
    話は、骸骨ビルを買った会社からそこに住み着く住人/孤児たちを退去させる役目をおった主人公がなぜ彼らがそこにいつづけるのかを調べる過程で、戦争で孤児となった子供を引き取り育てたパパちゃんこと阿部と茂木と孤児達の関わりを知っていくことになり…
    パパちゃんの戦場での不思議な体験と「光」には、宗教的なというより、すべての人の心の奥底にある「善なるもの

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    2012年09月04日
  • ドナウの旅人(上)

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    上下巻。 宮本文学は、人生の節目で、さて行くか!と気合入れたい時に読み返します。コレは二度目かな。人生の指針になる言葉がたくさん入ってるので…。七ヶ国に渡るドナウ川に沿った四人組の旅の話、ラストは少し悲しいけど良い

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    2012年08月31日
  • 幻の光

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    生きていることと死ぬこと、幸せと不幸せ。現在と過去。
    相反するものを、巧く微妙に織り込みながら書かれていて、全体的には何かすごく哀しげやのに、その中にもほのかな明るさを感じる。

    一緒に収録されている夜桜もオススメ。
    最初から真ん中くらいまでは、何てことないけど最後の数文の巧さは、さすが宮本輝。
    満開の桜を上から見下ろす若い男女と、下からポロポロ散って行く様を眺める主人公の対比がまさに人生を描写しているよう。
    女に生まれてよかったとしみじみします。

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    2012年08月29日
  • 天の夜曲―流転の海 第四部―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ついに4部まで読んでしまいました・・・あ~もったいない。
    4部までに20年の月日がかかってるので、一気に読むのが申し訳ない気持ちです。

    自尊心より大切なものを持って生きないといけない、と言う熊吾。
    4部では転落の予感を感じつつも、またひとまわり器が大きくなった感じでかっこいいです。
    心根をしっかり持って乗り切って欲しい!

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    2012年12月11日
  • 血脈の火―流転の海 第三部―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    相変わらず力強い作品。
    流転の海シリーズの3巻です。

    伸仁が小学生になり、熊吾には今までと違う感じの優しさを感じました。
    子供を持つと親が成長するんだなあ、と丸くなった熊吾に感慨を覚えました。。

    観音寺のケンが気になります。
    また絡んでくるのかなあ。心配なような心強いような・・・

    あ!そうそう。
    心配していた麻衣子。
    田舎の大家族暮らし?が思いがけず彼女に安らぎを与え、幸せに生きていけそうな感じがうれしかったです!

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    2013年03月05日
  • 道頓堀川

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    短大生の時、好きな作家は?と聞かれると「宮本輝」と答えていました。
    それくらい好きだったのに最近は何故かご無沙汰。
    最近文学小説熱が再熱ぎみなので久しぶりに再読しました。。

    宮本輝の作品は、いつも重く暗いものを背負った人々の人間模様が描かれていますが、最後は前向きな、希望を感じさせながら終わらせてくれるところが好きです。(なーんて最近の作品は全く読んでいませんけど。)

    この作品も、人間がそれぞれ精一杯生きている感じがよいです。
    それと、昭和40年代を舞台にした作品だからこういう大阪って今はもう無いのでしょうけど、東京にはない泥臭さや力強さが迫ってくる感じなのに、儚くて物寂しい感じ

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    2014年01月22日
  • 幻の光

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    表題作は、自殺した夫に対して淡々と話しつづける女の話し。幼いころに突然姿を消した祖母。線路の上で自殺をした夫。人間の心の奥底にあるものを蝕むものとはいったい何なのだろうか。

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    2012年08月19日
  • 私たちが好きだったこと

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     多分勧められない限り読むことはなかっただろう作者
    なんと言うか、やるせなくなる
    トレンディードラマかよ

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    2012年08月17日
  • にぎやかな天地(上)

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    下巻を借りる。なので買う。
    目に見えない、ちいさなゆたかな世界について。
    時間とやさしさについて。

    ・記憶がないこと、話さないこと。

    ○仕事をするかぎりは、いっさい手抜きをせず、仕事とはかくあるべきだというものをなさなければならない(233頁)

    ・勇気は必死で自分の中から引きずり出すもの
    ・勇気は知恵と世界を思いやる心を連れてくる

    ○この世の中のいろんなことに思いやりを持って、右往左往せず大きく包み込む心(254頁)

    ○死ぬ前の五年間が幸福やったら、人生は勝ちや(399頁)

    ・(ええ仕事をする人に共通してるもの)
    ○自分の仕事に、うしろめたさがないんや。そやから、仕事に関しては、い

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    2015年07月18日
  • にぎやかな天地(下)

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    「いいものを造るためには時間がかかる」
    今、いちばん心にとめておきたい一言。
    手技を持つ職人さんを尊敬するとともに、これ以上、職人といわれる人たちがいなくならないといいなと思う。私も無添加粉末ではなくて、鰹節をちゃんと使おうかな。

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    2012年08月08日
  • 青が散る(上)

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    TV版を重ねながら読んだ。りょうへい、夏子、金子、祐子、ガリバー。
    みな懐かしかった。TV版の配役は小説に沿っていたと思う。

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    2012年08月06日
  • 天の夜曲―流転の海 第四部―(新潮文庫)

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    流転の海シリーズ 第四部。毎回熊吾の言葉、特に伸仁に対して語られる言葉に胸を打たれます。読むべき本。

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    2012年08月04日