宮本輝のレビュー一覧

  • 優駿(下)

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    オラシオンとセントホウヤ、砂田厩舎と増矢厩舎、そしてトカイファームと社だ……吉永ファームの、ライバル関係が出来上がっていく過程に説得力があり、プロットが巧い。いけ好かない登場人物の中でキラリと光るツンデレおじさま、砂田のテキが本作最大の萌えどころだと思う。ただ皐月賞が読ませるだけに、最後のダービーの描写は尻すぼみ感が否めない。

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    2019年03月05日
  • 優駿(上)

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    雑誌の方の優駿を愛読していながら、こちらは長らく積読にしていた。時代背景もあるだろうがとにかく鼻持ちならねぇ登場人物が多く、上巻に関しては若干イラつきながら読み進めたが、奈良という騎手のパートに入ってからグッと面白くなってくる。

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    2019年03月04日
  • 花の降る午後

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    平成31年1月
    読み終わってから、だいぶ経って、感想文を書こうとしております。
    面白かった。と記憶しているのですが。。。

    未亡人が旦那の経営していたフランスレストランの後を継ぎ経営し、そこに飾られている絵。
    その絵を描いた画家と出会い、、、女としての生き方を考えさせられる一冊。
    女としての幸せ、子供を産む、旦那かたの親との付き合い、仕事・・・
    んで、そのレストランを巡って、争いが起こる。
    マヒィア登場~~

    で、結局、そーなるね。ふむふむ。

    自分なら、愛する人と一緒にいることを望む。「

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    2019年02月26日
  • 約束の冬(上)

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    家族から重要なピースが欠けてしまったことで幾許かの喪失感を抱えながら健気にそして懸命に生きる登場人物達の人生が交錯し、人間模様が織りなされていく。物語は、青年と、青年が10年前に若気の至りで突発的にラブレターを手渡してしまった女性との間で静かに進行する恋愛を軸に描かれる。

     「うまくできるようになってから、人前に出て仕事をしようと思うのは間違いなんじゃないかなァ。失敗したら恥ずかしいとか、間違えたら安く見られるとか考えて、それが礼儀だとか、おくゆかしいなんて自分に言い聞かせる人は、つまりは見栄っぱりで、勇気がないから、せっかく才があってもそれが育たない・・・。」

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    2018年12月22日
  • 田園発 港行き自転車 上

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    えらくゆっくりと進む物語なので最初はどうかと思いましたが、物語の関連性が見え隠れするうちにいつのまにかはまってきました。

    人の人生、原因と結果の連続です。
    その、原因と結果を作っているのは、
    タイミングや偶然であって、
    それを積み重ねると何かしらの物語に
    なるのはとても素敵なことだと思います。

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    2018年12月22日
  • 森のなかの海(下)

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    いやはや、大作でした。

    13人もの同居が始まり、どう収束するものかと思ったけれど、すっかり作品の世界観に入り込んでしまいました。

    自然は偉大だなぁ。大きな力を目の前に人間の諍いが小さく感じる。

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    2018年12月20日
  • 春の夢

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    釘で刺されてしまった蜥蜴は、哲之自身だったのではないだろうか。
    身動きが取れなくなった蜥蜴が、哲之の黒い青春の象徴だったのだろう。
    そして、生きていく希望でもあったのかもしれない。
    青春とは、春の夢のように短い幻のようなものなのか。

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    2018年12月11日
  • 森のなかの海(下)

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    老婦人の過去が明らかになり、子どもとも再会を果たしたのに名乗らずお互いの生活を続ける。老婦人の結婚生活は旦那に愛人がいてほとんど家に帰って来ない幸せとはいえない人生で、離婚を機に独身を貫いて、娘とも絶縁状態で葬式もあげることなくその理由もわからないまま終わっている。
    希美子はその人生で自分の息子に何を思ったのか?他人の子で手一杯なそんな風に取れていたけど、ラストに息子の成長を感じて感慨に耽っている。
    再読したらまた違う捉え方ができるかな??

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    2018年12月09日
  • 三千枚の金貨(下)

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    和歌山県の山のふもとにある桜の木の根元に、三千枚の金貨を埋めた。見つけたらあんたにあげるよ。
    病院で見知らぬ男にこう言われた主人公と仲間が宝探しをする物語。
    こう言えば単なる宝探しのお話のようだが、そこはストーリーテーラーの宮本輝。
    金貨を埋めた男は、壮絶な幼児虐待を受けながら、親友には底知れない友情を示し、一方では闇金融でしたたかに生きている。
    また、主人公が旅したシルクロードのエピソード、友人たちとのゴルフ談義が通奏低音のように物語の元を流れる。
    謎を追い求めながらも、人間としてどう生きるのかを描いた物語。
    面白かった。

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    2018年12月08日
  • 三千枚の金貨(上)

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    久しぶりの宮本輝ワールド、すぐに引き込まれた。
    三千枚の金貨の謎の手がかりが語り始められ、続きがどうなるのか楽しみで仕方ない。

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    2018年12月01日
  • 田園発 港行き自転車 上

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    富山に、必ず行こうと思いました。
    情景の美しさ、人との出会いの不思議や、人生への愛情を感じて、こころが打たれます。
    とにかく、自転車に乗って走りたい気分です。

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    2018年11月29日
  • 田園発 港行き自転車 下

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    人物の広がりが増し、下巻のほうが一気に読んだ。
    私も富山でツーリングをしたくなった。
    とりあえず、自転車好きの友人にこの本を薦めようと思う。

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    2018年11月12日
  • 田園発 港行き自転車 上

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    いつもの宮本輝らしく、些細な場面から始まり、ゆるくて、でも読みたくなる本だった。
    友人が住んでいる富山が舞台で、目に浮かぶ景色がとてもよかった。

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    2018年11月12日
  • 田園発 港行き自転車 下

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    何気に結構ハードな内容だと思うんです。世の中、こんな素敵な人ばかりじゃないし。こんな人たちに囲まれて生きていけたら幸せだなと思う。

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    2018年11月06日
  • 満月の道―流転の海 第七部―(新潮文庫)

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    房江がけっこう良さげに想い語ってるやん て思ってたらあとがきで次巻は最悪になるって知らされて…盛り上げどころになるのは分かるけど今回幸せそうになってきてよかったやん て思ってたのに。まぁ熊吾はでっかい人やからこそちっこい綻びあったっていいやん。伸は15,6なのに良い子過ぎやわ〜このまま成長できるのか気になる。毎回 読んで学んでるのは失敗しても凹み過ぎず素直に反省しポジティブにも考えられる、心持ち スケールでかくしていたいって事かなぁ。

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    2018年10月24日
  • 田園発 港行き自転車 上

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    久々の宮本作品。
    行った事のない富山を舞台に東京、京都と各章でストーリーが変わる。
    各章の登場人物は1つの線で繋がっており、これから各々がどう出会っていくのかが楽しみ。

    富山の湧き水を飲んでみたい。京都の穴子棒寿司も美味しそう。

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    2018年10月13日
  • 青が散る(上)

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    テニスに明け暮れるというイメージで読み始めた所、主人公が父親の仕事の経営から大学への入学をどうするべきだろうと悩み立ちすくんでいた。似たように赤いレインコートを着た一輪の花の様に立っている女性と出会い、話は始まる。

    登場する人物は誰も印象的でムダが無く、そして離れ別れる者もいれば、嫌いだと思っていても腐れ縁の様に付き合う者もいる。濃厚な学生の青春と呼べる物語だと思った。

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    2018年10月11日
  • 長流の畔―流転の海 第八部―(新潮文庫)

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    相変わらず2-3日で読んでしまう。そしていつも、男とはどうあるべきか、ということを教えてくれるし思い出させてくれる。早く次を読みたい。最終巻となる第9巻は新刊で出ているけど...文庫版で揃えたシリーズ、また文庫化を待とう...
    ほんとに面白い。

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    2018年10月04日
  • 田園発 港行き自転車 下

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    登場人物たちが次から次へとつながり、複雑さを増すにつれ、人物相関図を思わず作りたくなってしまう。
    章ごとに主役は変わるが、その他登場する人物誰もが魅力あふれるキャラクターの持ち主となっている。
    読後もなお、彼ら彼女たちを見守っていたい、そんな気持ちにさせられるのが、著者の作品の魅力だろうか。
    さらにこの小説では、富山の風景が豊かに美しく描かれ、旅心を誘う。
    この作品で重要な役割を果たす、ゴッホの「星月夜」に似た風景が見える愛本橋。
    主人公たちが歩いた旧北陸街道。
    夕日に染まる黒部川扇状地。
    黒部川の堤から田園を通って入善漁港へ到るサイクリングコース。
    郷愁と安らぎが感じられる富山は、何かの調査

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    2018年09月14日
  • 田園発 港行き自転車 上

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    主役が章ごとに代わって行く。
    第一章で脇役だった人物が、第二章では主役となり、第二章で脇役だった人物が第三章では主役となる。さらに、第四章でもそれは続く。
    連作短編とは違い、チェーンストーリーというものだろうか。それぞれの人物が微妙に関連を持ち、繋がり合っている。
    書中の言葉を借りれば「人間の世界には、こんな奇跡に似たことがあちこちでしょっちゅう起こっているのかもしれない」そうだ。
    人と人とのつながりが壮大な広がりを見せ、それだけで気持ちが豊かになりそうで、しかも富山や京都の描写の美しさを読むほどに、小説世界に耽溺さえしてしまう。
    それぞれの人物が、今後どのような運命をたどり、どんな出会いに遭

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    2018年09月11日