宮本輝のレビュー一覧

  • 満月の道―流転の海 第七部―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    房江がけっこう良さげに想い語ってるやん て思ってたらあとがきで次巻は最悪になるって知らされて…盛り上げどころになるのは分かるけど今回幸せそうになってきてよかったやん て思ってたのに。まぁ熊吾はでっかい人やからこそちっこい綻びあったっていいやん。伸は15,6なのに良い子過ぎやわ〜このまま成長できるのか気になる。毎回 読んで学んでるのは失敗しても凹み過ぎず素直に反省しポジティブにも考えられる、心持ち スケールでかくしていたいって事かなぁ。

    0
    2018年10月24日
  • 田園発 港行き自転車 上

    Posted by ブクログ

    久々の宮本作品。
    行った事のない富山を舞台に東京、京都と各章でストーリーが変わる。
    各章の登場人物は1つの線で繋がっており、これから各々がどう出会っていくのかが楽しみ。

    富山の湧き水を飲んでみたい。京都の穴子棒寿司も美味しそう。

    0
    2018年10月13日
  • 青が散る(上)

    Posted by ブクログ

    テニスに明け暮れるというイメージで読み始めた所、主人公が父親の仕事の経営から大学への入学をどうするべきだろうと悩み立ちすくんでいた。似たように赤いレインコートを着た一輪の花の様に立っている女性と出会い、話は始まる。

    登場する人物は誰も印象的でムダが無く、そして離れ別れる者もいれば、嫌いだと思っていても腐れ縁の様に付き合う者もいる。濃厚な学生の青春と呼べる物語だと思った。

    0
    2018年10月11日
  • 長流の畔―流転の海 第八部―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    相変わらず2-3日で読んでしまう。そしていつも、男とはどうあるべきか、ということを教えてくれるし思い出させてくれる。早く次を読みたい。最終巻となる第9巻は新刊で出ているけど...文庫版で揃えたシリーズ、また文庫化を待とう...
    ほんとに面白い。

    0
    2018年10月04日
  • 田園発 港行き自転車 下

    Posted by ブクログ

    登場人物たちが次から次へとつながり、複雑さを増すにつれ、人物相関図を思わず作りたくなってしまう。
    章ごとに主役は変わるが、その他登場する人物誰もが魅力あふれるキャラクターの持ち主となっている。
    読後もなお、彼ら彼女たちを見守っていたい、そんな気持ちにさせられるのが、著者の作品の魅力だろうか。
    さらにこの小説では、富山の風景が豊かに美しく描かれ、旅心を誘う。
    この作品で重要な役割を果たす、ゴッホの「星月夜」に似た風景が見える愛本橋。
    主人公たちが歩いた旧北陸街道。
    夕日に染まる黒部川扇状地。
    黒部川の堤から田園を通って入善漁港へ到るサイクリングコース。
    郷愁と安らぎが感じられる富山は、何かの調査

    0
    2018年09月14日
  • 田園発 港行き自転車 上

    Posted by ブクログ

    主役が章ごとに代わって行く。
    第一章で脇役だった人物が、第二章では主役となり、第二章で脇役だった人物が第三章では主役となる。さらに、第四章でもそれは続く。
    連作短編とは違い、チェーンストーリーというものだろうか。それぞれの人物が微妙に関連を持ち、繋がり合っている。
    書中の言葉を借りれば「人間の世界には、こんな奇跡に似たことがあちこちでしょっちゅう起こっているのかもしれない」そうだ。
    人と人とのつながりが壮大な広がりを見せ、それだけで気持ちが豊かになりそうで、しかも富山や京都の描写の美しさを読むほどに、小説世界に耽溺さえしてしまう。
    それぞれの人物が、今後どのような運命をたどり、どんな出会いに遭

    0
    2018年09月11日
  • 星々の悲しみ

    Posted by ブクログ

    表題作の「星々の悲しみ」は個人的に特別な作品で、高校生の頃、小説というものを本格的に読み始めるキッカケになった物語の一つで、それから数年が経ち文庫本で改めて読むことにした。

    読み終わって思った事は、やはり自分の中では「星々の悲しみ」が個人的に衝撃だった作品という事を再確認出来た事だった。他にも収録順に「西瓜トラック」「北病棟」「火」「小旗」「蝶」「不良馬場」とあり、どれもアイテムや印象となる姿がタイトルとなっている。しかし、どれを取ってもタイトルから物語を思い出せるくらいのもので、逆に衝撃的読書だった「星々の悲しみ」は冒頭からこうなり、途中でこうなって、最後にこうだからこうなのだ――と揚々な

    0
    2018年08月12日
  • 田園発 港行き自転車 下

    Posted by ブクログ

    宮本輝さんらしい人々の不思議(必然的な?)な繋がりが面白い。富山をツーリング、また京都の細い小径にも迷い込んでみたくなるが、なにより何年か後の姉弟の対面が楽しみな終わり方。

    0
    2018年07月25日
  • 田園発 港行き自転車 下

    Posted by ブクログ

    人の運命というものを考えさせられる。生き方が美しい人がたくさん出てきて、人生捨てたもんじゃないと思える、かも。

    0
    2018年05月21日
  • 夢見通りの人々

    Posted by ブクログ

    宮本輝さんもこんな話を書くんだ、という感想。
    感受性が高いが詩が「幼稚園児」と言われてしまう春太、元ヤクザの肉屋の兄弟、息子が盗癖のある時計屋、ホモのカメラ屋…
    絶対に「良い人々との心温まるお話」ではなく、孕ませただの刺青があるだの強烈な劣等感があるだの、喧嘩の連続でモヤモヤした割り切れなさを持ちつつも、どうにか一日が終わる、そんな感じ。振り回される春太にほっこりする。あと誰にも理解してもらえない、元ヤクザの黒牛こと竜一が印象に残る。
    読後感は良かった。

    0
    2018年05月06日
  • 田園発 港行き自転車 上

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    滑川駅で父が突然亡くなった。駅前には一台の自転車が取り残されていた。父は、宮崎へ出張に行ったはずなのに、なぜ―。十五年後、絵本作家になった娘・真帆は父の足跡を辿り富山へと向かった。一方、東京で桃いていた千春は、都会での生活に疲れ故郷へと戻る。そこで年下の従弟・佑樹と入善の町に広がる田園風景に癒されていく。富山・京都・東京、三都市の家族の運命が静かに交差する物語。

    【感想】

    0
    2018年04月12日
  • いのちの姿 完全版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    宮本輝の初期の小説にはいるも”死”の影があったのはこういう訳だったのかとちょっと納得した。
    なにせ幼い頃から事件の末の死、災害による死、トンネル長屋での死、著者の父が”お前には行くところ行く所で厄介ごとに遭遇するちゅう星まわりみたいなのがあるのかもしれん”と言わしめたように。
    でも、それは言い換えれば作家になるべく星まわりとも言えよう。
    さまざまな経験、体験(家庭環境、結核、パニック障害、阪神大震災、シルクロードの旅、)をその繊細な感受性でとらえ骨太の純文学へと昇華させていったんだなとこのエッセイを読んで改めて感じた。
    父親違いの兄がいてひと目顔だけでも見たいと思ってその家のまわりを何度も行き

    0
    2018年03月20日
  • 新装版 命の器

    Posted by ブクログ

    宮本輝 「 命の器 」 著者の死生観がわかるエッセイ。父、富山、競馬、小説、貧乏、病気など 著者の人生の岐路の出来事を綴っている

    出会いとは 〜偶然ではない〜どんな人と出会うかは その人の命の器次第

    長生きしなければ、結局は負け〜どんなに長生きしても いかに生きたかが重要

    いつでも死んでみせるという覚悟を持って、うんと長生きする

    0
    2018年03月11日
  • 夢見通りの人々

    Posted by ブクログ

    登場人物は皆それぞれ重荷を背負っていて、皆がもがきながらも一生懸命生きているストーリーが詰まっている。暖かい気持ちで読めた。

    0
    2018年03月07日
  • 田園発 港行き自転車 下

    Posted by ブクログ

    一気に読ませる構成がはっきりしている。予定調和的と言ってしまえそうだが、でもそれでやっと落ちつける。きっとこの話の続編が予定されているんだろうなと期待できる。

    0
    2018年02月25日
  • いのちの姿 完全版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     未収録だった五篇を収録した完全版。京都の料亭・和久傳発行「桑兪」というエッセイ誌に10年にわたり連載されたもの。
     かつての仕事の出会いが縁で小説「水のかたち」に挿入されるきっかけとなった経緯。人との出会いの大切さを感じた。
     小学校四年生、トンネル長屋と呼ばれる長屋で一年間過ごしたエピソードなどは、まさに事実は小説より奇なり。
     また、映画監督・行定勲氏の巻末に寄せられた解説も素晴らしい!

    0
    2017年11月01日
  • 私たちが好きだったこと

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ宮本輝。良かったです。
    柔らかく、自然な文体で、物語に引き込んでいきます。読み終えてしばらくすれば”そんな馬鹿な”と思う展開なのですが、読んでる最中には何の疑念も無く、物語の中に没頭できます。
    やや軽め、テレビドラマにしたらちょうど合いそうな雰囲気は、宮本作品の特徴でしょう。この作品も映画化されたようです(流行らなかったみたいですが)。

    0
    2017年10月30日
  • 森のなかの海(上)

    Posted by ブクログ

    ドンドンと読み進めてしまわせる作者の筆力は相変わらずだと思います。ただ、登場人物が多すぎて、ボヤけた感じがします。それと、震災以降、少し説教臭さが鼻につきます。下巻にどのように続いていくのか楽しみです。

    0
    2017年10月07日
  • 花の降る午後

    Posted by ブクログ

    おそらく25年ぶりくらいに読み返している。
    談話室の質問で店を持っている女性がレストランに絵の代わりにカレンダーを飾っているというところで、コレが頭に浮かんだ。

    時代がかなり昔のもので、携帯どころか、公衆電話や電話の切り替えやらが出てきて、当然インターネットなんてないし、そんなところも新鮮に驚きつつ、これを買った時はどういう理由だったのかなぁなんてことも思ったりして。(消費税さえついていない)

    33歳でマダムになっていたり、42歳のシェフの貫禄といい、現代のお子ちゃまぶりにまたまた衝撃を受けたりして。
    主人公の周りの人がいい人でありがたい。いろんな修羅場もくぐり抜け、だけど、愛を見殺しにし

    0
    2017年10月01日
  • 胸の香り

    Posted by ブクログ

    若干、起承転結が崩れている箇所もあったけれど独特の物寂しさが全体に染み渡っていてとても良かった。やるせなさに襲われるがそれがまたいい。

    0
    2017年09月24日